セスタオ・リーベル戦プレシーズンマッチ
アスレティック・ビルバオは、プレシーズン第3戦となるセスタオ・リーベルとの親善試合をラス・ジャナスで行い、0-2で勝利を収めました。観客4,090人が詰めかけたこの試合で、エディン・テルジッチ監督率いるチームはCDデリオ戦の0-3、SDレイオア戦の0-11に続くプレシーズン3連勝を飾り、ここまでの合計で16得点無失点という圧倒的な成績を残しています⚽️
試合開始わずか2分、右サイドからのアダマのコーナーキックにゴルカ・グルセタがニアサイドで相手ディフェンスの意表を突いて頭で合わせ、先制ゴールをマークしました。これが彼にとってプレシーズン4点目となります。スコットランド代表からレサマに加わった新任のセットプレー専門コーチ、アンドリュー・ヒューズの指導が早くも結果に結びついています。その後もアルバロ・ジャロ、アレックス・ベレンゲル、セルトンらがチャンスを作りましたが、前半は追加点を奪えませんでした。
テルジッチ監督はこれまでの試合と同様に出場可能な選手にプレー時間を振り分け、4-2-3-1のシステムを採用しました。GKはパディージャが務め、ディフェンスラインは右からウゴ・リンコン、イェライ、パレデス、アダマ。中盤は前回のレイオア戦で招集外だったルイス・デ・ガラレタとプラドスがダブルボランチを組みました。右サイドにジャロ、左サイドにベレンゲル、トップ下にセルトン、そしてワントップにグルセタという布陣でした。
後半開始時に監督は複数の選手を交代させました。GKにミケル・サントス、フィールドプレーヤーとしてアレソ、ホハネコ、ゲレ、ペイオ・カナレス、ロベルト・ナバーロ、オイアン・サンセトがピッチに入りました。さらに60分過ぎには、センターバックとしてウナイ・エゴイツ・レゴが投入され、モンレアル、ギフト、アシエル・イエロも出場しました。戦術面では、ピッチを傾けるテルジッチ監督の狙いにより、右サイドのアレソが中央寄りにポジションを取って3バック気味になり、左サイド全体を1人で任されたホハネコが激しいアップダウンを見せてアピールしました。
引いて守りながらも反撃を狙うセスタオ・リーベルは、セットプレーなどからビルバオにダメージを与える場面を作りましたが、GKミケル・サントスが足での好セーブを2度見せて無失点を維持しました。そして試合終了間際の90分(91分)、ロベルト・ナバーロの素晴らしいアシストからサンセトがゴールネットを揺らし、0-2で試合を決定づけました。今後のプレシーズンマッチは、7月25日にサムディオでエイバルと、29日にラレドで1部昇格組のラシン・サンタンデールと対戦する予定です。(via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Mundo Deportivo) (via AS)
エディン・テルジッチ監督の試合後コメント
試合後、エディン・テルジッチ監督はFCバルセロナがアイメリク・ラポルテを狙っているという噂について質問され、『名前が違うだけで、新しい話ではないですね』と笑顔でチクリと刺し、昨夏のニコ・ウィリアムズを巡る騒動を引き合いに出して牽制しました。
また、ワールドカップで優勝を果たしたウナイ・シモン、ラポルテ、ニコ・ウィリアムズのスペイン代表3選手については、『3人のワールドチャンピオンがロッカールームにいることは非常に特別で、クラブの誇りであり、歴史の一部です。彼らを迎え入れ、彼らを頼りに一緒に戦えることを楽しみにしています』と最大限の賛辞を送りました。現在3人は3週間の休暇中ですが、監督は定期的に連絡を取っていると明かし、『たとえ遠く離れていても彼らとのつながりを確立することが非常に重要だと信じています。彼らが8月に戻ってきて、初めて私の声を聞くようなことになってはいけませんからね。今はただ、彼らにその瞬間を楽しんでほしいと思っています。彼らにとっても、彼らの家族にとっても、そしてコーチやチームとしての我々にとっても非常に特別な瞬間です』と語りました。(via SPORT) (via AS)
テルジッチ監督が語る戦術と若手起用
さらにテルジッチ監督はセスタオ戦の収穫について、『身体的、戦術的な基盤を築くのに役立ちました。特にセットプレーやコーナーキック、攻撃的なスローインにおいてです。我々は非常にハードに働いており、とてもインテンシティの高い期間で、これらの試合をトレーニングの一部として捉えています。勝ち点を争い始めるまであと1ヶ月ありますし、シーズンのスタートに向けて準備を整えるため、この先の4週間を楽しみにしています』と手応えを口にしました。
一方で、怪我がないにもかかわらずプレシーズンの3試合で全く起用されず、移籍先を探しているとされるジュレン・アギレサバラとミケル・ベスガの状況についても言及。『我々がしていることは選手たちと話すことであり、最も重要なのは明確さを持つことです。今日も若手選手たちが出場するのを見ましたが、彼らにチャンスを与えたいなら、そうするためのスペースが必要です。各選手はクラブでの自分の状況を知っています。そして最も重要なのは、世間がそれを知ることではなく、選手たちがそれを知っているということです』と、若手登用のための人員整理であることを示唆しました。(via AS)
アイメリク・ラポルテの去就
ワールドカップでの素晴らしい活躍により、FCバルセロナのハンジ・フリック監督が守備の補強としてアイメリク・ラポルテに強い関心を示しています。しかし、ラポルテ本人はバルサの関心を知りつつも、交渉を行いたいのであればアスレティック・クラブのスポーツディレクターであるミケル・ゴンサレスと直接話すように伝えています。
アスレティック・クラブ側は非常に落ち着いた姿勢を保っています。昨年、ラポルテを復帰させるために多大な努力と投資を行っており、2028年6月まで契約を残す彼を放出する気は全くなく、オファーを聞くつもりもありません。テルジッチ監督にとっても彼は絶対的なスタメンであり、移籍を承認することはないとされています。また、契約解除金についても噂されている1500万ユーロという安価なものではなく、実際にはもっと高額に設定されており、バルセロナにとっては極めて困難なオペレーションになると見られています。(via ElDesmarque) (via AS)
ニコ・ウィリアムズの去就と苦悩の告白
ニコ・ウィリアムズはワールドカップ決勝での活躍などでプレミアリーグのクラブからも強い関心を集めていますが、現在は2035年まで契約を延長したアスレティック・クラブでのプレーに満足しています。彼の代理人であるフェリックス・タインタはラジオ番組に出演し、『ニコの将来? 落ち着いて、今は落ち着いて。我々は冷静でいなければなりません。彼には楽しんで、サッカーから離れてもらう。そして来るべきものが来るでしょう。落ち着いて、冷静に』と語り、断れないようなオファーが来ない限りは今夏の移籍はないことを示唆しました。
一方で、ニコ・ウィリアムズ本人は昨シーズンの知られざる苦悩について激白しました。公式戦32試合、2101分に出場し6ゴール7アシストを記録したものの、実際には恥骨炎に苦しめられる過酷な1年でした。『結局のところ、多くの人が、ただ批判したいからなのか、僕がニコ・ウィリアムズでアスレティック・クラブの最大の象徴だからなのか分からないけど、多くの場合、それを理解してくれないんだ。でも結局、今年はとても、とても難しい一年だった。トレーニングや試合に出るために何度も注射を打たなければならず、その後、僕の体はそのツケを払うことになった。つまり、家で吐いたり、熱を出したりしてね』と、満身創痍でピッチに立ち続けていた過酷な状況を打ち明けました。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
プレシーズンマッチで3連勝を飾り、セットプレーなどの新戦術が機能し始めているアスレティック・ビルバオ。テルジッチ新監督はチームの基盤作りに自信を見せつつ、ラポルテやニコ・ウィリアムズといった主力の引き留めにも強気の姿勢を貫いています。W杯王者たちの帰還を待ちながら、新シーズンに向けた準備は順調に進んでいます。