レアル・ベティス

中盤の補強としてダニ・セバジョスの復帰が取り沙汰されている中、チームメイトのイスコが自身の獲得要請に関する噂をSNSで『嘘だ』と完全否定した。また、来季を見据えた補強として、ラシン・サンタンデールの躍進を支えたグスタボ・プエルタに関心を寄せている。ただ、同選手はコロンビア代表としてW杯に出場するため、大会後の市場価値高騰が懸念されていることに加え、外国人枠が埋まっていることが障壁だ。現在、枠はナタン、アントニー、そして売却候補のデオッサが占めている。そのナタンについては、バルセロナやニューカッスル、ユヴェントスから関心が寄せられているが、クラブは移籍金4500万ユーロを要求しており、選手自身もスペイン国籍取得に向けて動いている。左SBにはクルゼイロのカイキ・ブルーノがリストアップされているが、1400万ユーロという移籍金と外国人枠が課題となっている (via Estadio Deportivo)。

一方で、エズ・アブデにはニューカッスルが強い関心を寄せており、クラブは契約解除金である6000万ユーロを要求している。ニューカッスルは代替案としてオサスナのビクトル・ムニョスに3500万ユーロ+ボーナス500万ユーロを提示する動きも見せている。また、カンテラのダニ・ペレスはレアル・バジャドリードへの完全移籍で合意した。移籍金は発生しないが、将来の売却益20%と、バジャドリードの所属ディビジョンに応じた買戻しオプション(1部なら800万、2部なら400万ユーロ)が付随する (via Estadio Deportivo)。

GK陣については、アルバロ・バジェスが今季33試合中11試合でクリーンシートを達成し、21世紀のクラブ記録5位という見事な成績を収めた。アドリアン・サン・ミゲルの引退に伴い、カンテラのマヌ・ゴンサレスが第3GKに昇格することが決定している (via Estadio Deportivo)。

ウルグアイ人FWのゴンサロ・プティはミランデスとグラナダへのローンを経てプレシーズンはトップチームに帯同するが、外国人枠の都合で再ローンの可能性が高い。元ミランデス監督のヘスス・ガルバンは『彼は空中戦に強く、非常に賢い。2、3年後にはベティスの立派なストライカーになるだろう』と太鼓判を押している (via Mundo Deportivo)。

なお、ベティス・デポルティーボは降格圏でシーズンを終えたが、FCカルタヘナが給与未払い(44件の告発、50万ユーロの負債)により行政降格処分を受ける可能性があり、奇跡の残留の望みが残されている (via Estadio Deportivo)。

セルタ・デ・ビーゴ

スペイン代表のW杯に向けたイラクとの親善試合で、ハビ・ロドリゲスが後半からペドロ・ポロに代わって右SBに入り、見事A代表デビューを飾った。また、ボルハ・イグレシアスもスタメン出場し、フェラン・トーレスの先制ゴールをアシストする絶妙なスルーを披露し、存在感を示した (via SPORT)。

バレンシアCF

スペイン代表としてイラク戦でA代表デビューを果たしたハビ・ゲラの去就について、彼の父親がラジオで『現在の契約があり、移籍の意思は全くない。彼はバレンシアに満足しており、新メスタージャでもプレーしたいと思っている』と語り、国内外からの関心を一蹴した。また、アル・アハリからの加入が内定しているアリウ・ディエングは、移籍騒動でクラブでは干されていたものの、マリ代表のキャプテンとしてイラン戦にスタメン出場し、実戦感覚を取り戻している。さらに、リーズのラルジー・ラマザニの獲得に向けてロン・グーレイ氏が渡欧し、300万〜400万ユーロでの交渉を進めている。選手自身はバレンシア残留を強く希望している。中盤の補強としては、コルドバのイスマ・ルイスに正式オファーを提示。グイド・ロドリゲスの去就が不透明な中で、ダブルボランチの一角として期待されている。守護神のストーレ・ディミトリエフスキは、2028年6月までの2年間の契約延長オプションを行使し、『バレンシアのようなビッグクラブでプレーし続けることができて幸せだ』と語った。クラブはフレン・アギレサバラのローン終了に伴い、彼と競合する新たなGKを探している (via ElDesmarque)。

セビージャFC

クラブの危機的な経営状況に対し、ビリス・ノルテや株主連合などのサポーターグループが、デル・ニド・ベナベンテら現経営陣に対する大規模な抗議デモを計画しており、6月18日が有力な候補日となっている。セルヒオ・ラモスと投資ファンドのクラブ買収交渉は、土壇場で条件面での折り合いがつかず破談となった。ファンドのCEOであるマーティン・インク氏は『我々はまだ合意から降りていない』と主張しているが、クラブ側はすでに別の投資ファンドとの交渉を加速させている。

現場ではルイス・ガルシア・プラサ新監督の下での人員整理が進んでおり、ジョアン・ジョルダン、タンギ・ニアンズ、フェデリコ・ガットーニ、ファビオ・カルドソの4選手が完全に構想外となった。一方で、アレクシス・サンチェスについては、50万ユーロという低年俸の維持とスーパーサブとしての役割を受け入れることを条件に、契約延長の可能性が残されている。アドナン・ヤヌザイは代理人を変更し、ラ・リーガ内で移籍先を模索中だが、高額な年俸がネックとなっている。GK陣はニーランの退団やヴラホディモスのローン終了により人員不足に陥っており、カンテラ出身のアルベルト・フローレスが第2GKに昇格する可能性が浮上している。さらに、中盤の補強としてスパルタク・モスクワのネイル・ウミャロフをリストアップしており、選手側もスペインでのプレーに前向きな姿勢を見せている (via Estadio Deportivo)。

アトレティコ・マドリード

マテウ・アレマニーSDの主導の下、パリ・サンジェルマンのイ・ガンイン獲得に向けて本腰を入れている。選手自身もシメオネ監督の下でのプレーを熱望しており、移籍が実現すればクラブが計画している韓国ツアーの目玉になる可能性がある。また、ストライカーの入れ替えとして、アレクサンダー・セルロートとユヴェントスのドゥシャン・ヴラホヴィッチのトレードに向けた両クラブ間の接触が報じられている。さらに、フリアン・アルバレスの獲得を巡ってPSGやバルセロナと熾烈な争奪戦を繰り広げているが、アルバレス本人はバルセロナ行きを希望しているとされる。一方で悲しいニュースもあり、70年代後半にリーグ優勝に貢献したクラブのレジェンド、レイヴィーニャ氏が76歳でこの世を去った (via MARCA)。

レアル・ソシエダ

カンテラ出身のDFジョン・マルティンが、スペインA代表のイラク戦でスタメンフル出場を果たし、堂々のデビューを飾った。パス成功率96%を記録するなど持ち味を発揮したが、唯一の失点シーンでは対応しきれず課題も残した。クラブは彼との契約を2031年まで延長し、契約解除金を6000万ユーロに設定して引き抜きを防止している。

また、日本人選手の北和也(Kazunari Kita、20歳)について、ローン元の京都サンガから移籍金1500万ユーロを支払い、完全移籍で獲得する方針を固めた。クラブとペジェグリーノ・マタラッツォ監督は彼に大きな期待を寄せており、基本はBチーム(サンセ)に所属させながら、トップチームのトレーニングにも定期的に参加させる計画だ。2030年までの長期契約を結ぶ見込みとなっている。

FW陣では、ドルトムントなどが関心を寄せていたオーリ・オスカルソンの来季残留が決定。クラブは彼をミケル・オヤルサバルのサポート役として高く評価している。中盤の補強としては、ウディネーゼからクレモネーゼにローンされていたマルティン・パジェロを注視しているものの、現在のチームにはゴロチャテギ、トゥリエンテス、ソレール、エレーラと人材が豊富に揃っているため、優先度はそれほど高くないと見られている。なお、そのベニャト・トゥリエンテスもイラク戦でA代表デビューを果たした (via ElDesmarque)。

RCDマジョルカ

GKレオ・ロマンがスペインA代表のイラク戦で後半から出場し、見事デビューを飾った。マジョルカの選手がスペインA代表でプレーするのは、クラブ史上11人目の快挙となる (via SPORT)。

ラージョ・バジェカーノ

クラブの歴史的なシーズンと欧州大会の決勝進出という快挙を称え、メインスポンサーであるMahou(マオウ)が、ラージョのエンブレムやチームカラーをあしらった特別デザインのビールを発売した。ラベルには『ヨーロッパ最大の地区』というスローガンが誇らしげに刻まれている (via AS)。

RCDエスパニョール

モンチSDが来季の構想について言及し、現在のチームには『フィジカルと高さが不足している』と指摘した。カルロス・ロメロのビジャレアル移籍に伴い、左サイドバックの補強が急務となっている。また、ミランデスへローン移籍していたハビ・エルナンデスが復帰し、彼を来季のトップチームの重要な戦力としてカウントしていることを明らかにした。守備の要であるレアンドロ・カブレラとは2027年までの契約延長で合意。一方で、ローンで加入しているンゴンゲ、ピッケル、テラッツらについては、プレシーズンでのアピール次第で去就を判断する方針だ (via Mundo Deportivo)。

ジローナFC

降格という厳しい現実を受け、キケ・カルセルSDとペレ・グアルディオラ会長が会見を開いた。来季の予算は7500万ユーロから3700万ユーロへと半減する見通しだが、適切なオファーがない限り主力選手の売却は行わないと明言した。アヤックスへ引き抜かれたミチェル監督の後任として、トゥールーズのカルレス・マルティネスが最有力候補に挙がっていたものの、彼がバイエル・レバークーゼンと2028年までの契約を結んだため、新監督探しは再び振り出しに戻った。ベテランのクリスティアン・ストゥアーニの去就についても、新監督の意向次第としている (via Esport3)。

ビジャレアルCF

開幕が迫るW杯において、アレックス・フリーマン(米国)、ローガン・コスタ(カーボベルデ)、ニコラ・ペペ(コートジボワール)、レナト・ヴェイガ(ポルトガル)、トーマス・パーティ(ガーナ)、パプ・ゲイェ(セネガル)、タジョン・ブキャナン、タニ・オルワセイ(カナダ)の計8選手を各国の代表として輩出。この数字はラ・リーガ全体でも4番目に多く、クラブの国際的な競争力の高さを証明している (via SPORT)。

デポルティーボ・アラベス

今回のW杯に出場する代表選手を1人も輩出できなかった。一方で、レアル・サラゴサにローン移籍していたGKアドリアン・ロドリゲスがクラブに復帰した (via SPORT)。

ヘタフェCF

アラベスと同様にW杯代表選手を輩出できなかったが、ホセ・ボルダラス監督の手腕により代表選手不在でもリーグ戦で結果を残していることが、逆に指揮官の評価を高める結果となっている。一方で、反暴力委員会からオサスナ戦後の大規模なピッチ乱入に対する制裁として、コリセウムの1ヶ月間のスタジアム閉鎖と10万ユーロの罰金が提案されている (via SPORT)。

CAオサスナ

反暴力委員会が、エル・サダール・スタジアムに対して厳しい制裁を提案した。公開練習の際に発炎筒が使用されたことや、ウルトラスのシンボルが掲示されたことを重く見て、スタジアムの2ヶ月間閉鎖と20万ユーロの罰金を科すよう求めている (via ElDesmarque)。

レアル・サラゴサ

来季(2026-27シーズン)からの新監督として、イバイ・ゴメスの就任が正式に決定した。契約には2年間の延長オプションが含まれており、サポーターからは歓迎の声が上がっている。また、アラベスからローン加入していたGKアドリアン・ロドリゲスは退団の挨拶を行い、『このエンブレムのために全てを出し尽くした』と感謝の言葉を残した (via ElDesmarque)。

CDカステリョン / UDアルメリア

1部昇格を懸けたプレーオフで両者が激突。カステリョンのアダム・ヤコブセンは『自分のキャリアで最も重要な試合になる』と意気込みを語った。ただし、カステリョンはマビルとチペンガの2選手がW杯招集により欠場するため、戦力ダウンが懸念されている (via SPORT)。

マラガCF / UDラス・パルマス

昇格プレーオフで対戦する両チーム。マラガのサポーターは空港に集結し、決戦の地へ向かう選手たちを熱狂的に見送った。また、マラガの若手FWカルロス・ルイス・'チュペテ'が今季9回のドブレーテ(1試合2得点)を記録し、アーリング・ハーランドらを抑えて世界トップの記録を打ち立てたことが話題となっている (via SPORT)。

ラシン・サンタンデール

セグンダ・ディビシオンで優勝を果たし、1部復帰を決めた。フアン・カルロス・アラナやアシエル・ビジャリブレといった主力選手の残留が確実視される中、セビージャで出場機会に恵まれないジェラール・フェルナンデス(ペケ)の復帰の噂が過熱している。ペケの妻がSNSでサンタンデールへの帰還を匂わせる投稿に『いいね』をしたことで、サポーターの期待が高まっている (via Estadio Deportivo)。

CDテネリフェ

フェリペ・ミニャンブレス会長が、自身の現役時代に出場した1994年アメリカW杯の思い出を回想。『W杯のピッチに立ち、国歌を聴いた時の感動は今でも信じられない夢のようだった』と語り、大舞台の素晴らしさを振り返った (via SPORT)。

【本日の総括】

W杯を目前に控え、代表チームに多くの選手を送り出すクラブがある一方で、各クラブはすでに来季に向けた動きを加速させています。特にセビージャの買収騒動やジローナの予算半減など、ピッチ外での経営・人事面のニュースが目立ちました。また、若手カンテラーノたちのA代表デビューや、トップチーム昇格への期待が高まるなど、未来に向けた明るい話題も豊富です。移籍市場の本格化を前に、監督人事や契約延長、そして新戦力の発掘といった各クラブの戦略が徐々に輪郭を現してきています。