バジェカス・スタジアム閉鎖問題と行政による安全確保への厳格な要求

🏛️ ラージョ・バジェカーノのホームスタジアムであるバジェカス・スタジアムの将来的な使用と安全確保を巡り、緊迫した行政手続きと不確実な状況が続いています。

マドリード自治州の文化・観光・スポーツ担当責任者を務めるマリアーノ・デ・パコ氏は、スタジアムの現状と今後の見通しについて、ラージョの役員会および選手会の代表者たちと極めてシビアな直接会談を行いました。

デ・パコ氏は会談後、自治州の唯一の目的はラージョが一日も早く愛するホームスタジアムに戻ることであることを強調しつつも、人々の安全が最優先であると毅然とした態度で以下のように明言しました。

『ラージョがバジェカスで再びプレーできるようになるのは、すべての行政手続きが正式に完了し、スタジアムが人々の安全を100%確保できるすべての条件を完璧にクリアした時だけである』

このスタジアムの閉鎖という極端な決定は、事前に実施された技術的なスタジアム監査において、極めて重大な安全性への不履行や欠陥が複数発見されるという悲惨な監査結果を受けて下されたものです。自治州側はクラブに対し、何週間にもわたり改善のための詳細な書類提出を繰り返し求めていたものの、クラブ側から一切の返答がなかったため、やむを得ず譲渡契約の終了手続きと施設の暫定的な使用停止に踏み切った経緯があります。

今回の決定的な会談により、ラージョ側は今後、技術者たちによるスタジアムの追加詳細検査のための立ち入りを即座に許可することに正式同意しました。これにより、これまでの膠着状態から、行政との協力関係がようやく新たな段階へと前進したことは大きなポジティブな一歩です。

しかし、行政手続きには超えなければならない多くのハードルと絶対的な時間が必要とされるため、スタジアムの正式な再開日程についてはデ・パコ氏も明言を避けました。

自治州側はこれまでに約600万ユーロという巨額の予算をスタジアムの改修や改善のために投資してきましたが、最終的な目標として、2028年までにラージョの熱狂的なサポーターや社会的規模に完璧に適合した、近代的で安全なスタジアムへの全面的な改修を計画通り実行したい考えです。

なお、リーグ開幕戦をマドリード自治州外の別のスタジアムでプレーする可能性について、デ・パコ責任者は、このような困難な状況下であっても、クラブは熱狂的なファンの移動負担や誇りを考慮し、マドリード州内の他のピッチでプレーすることを優先すべきだったと苦言を呈し、以下のように問題提起をしました。

『ラージョというクラブは、自分たちを愛してくれるサポーターのことを何よりも第一に考え、マドリード自治州内でなんとかプレーするためのあらゆる努力と汗をかく義務があったと私は確信している』(via MARCA)

【本日の総括】

ラージョ・バジェカーノは、ベニャット・サン・ホセ監督による新体制への移行と開幕スタメン構築、そしてペプ・チャバリアの2500万ユーロに及ぶチェルシーへのクラブ最高額売却の接近など、ピッチ上で大きな変化期を迎えています。しかし同時に、ホームのバジェカス・スタジアムが安全上の深刻な欠陥から行政に使用停止処分を受けるという、極めて大きなピッチ外の課題にも直面。自治州との協力関係回復に向けて一歩を踏み出したものの、2028年までの全面改修を見据えつつ、ファンの不利益を最小限に抑えるための敏速な対応がクラブ上層部には強く求められています。