アトレティコ・マドリード
移籍市場の最終盤に向け、アトレティコはフランス・リールに所属する21歳のベルギー代表FWマティアス・フェルナンデス=パルドの獲得に向けて3500万ユーロのオファーを提示しました。フェルナンデス=パルドは昨シーズン、リールで公式戦41試合に出場し8ゴール7アシストを記録。W杯のベルギー代表メンバーにも選出された1.88メートルのアタッカーで、ウイングとセンターフォワードの両ポジションに対応可能です。リール側は契約が2029年まで残っていることを盾に強気の姿勢を見せています。また、プレシーズンでは16歳の神童ジェレミー・ドミンゲスがマンチェスター・シティ戦(1-3敗北)で初ゴールを決め、試合後に『自分の初めてのゴールであり、この瞬間を絶対に忘れることはない』と大興奮で喜びを語りました。シメオネ監督も『彼がこの努力を続ければ、将来非常に重要な選手になる』と高い期待を寄せています。
一方で、エースのフリアン・アルバレス(通称 La Araña)を巡るバルセロナへの移籍騒動が緊迫化しています。アルバレスはバルサ移籍を熱望しており、10日にバカンスから合流した際、シメオネ監督やヒル・マリンCEOとの直接対談を望んでいました。しかし、彼らが休日のため不在(シメオネ監督はイビサ島へ旅行中)だったことにアルバレスは激怒。練習の場で『自分をあてにしないでくれ』と周囲に不満を漏らしたとされています。アルバレスはエージェントのフェルナンド・イダルゴ、セルヒオ・ディアスとマドリード市内で2時間半に及ぶ緊急会談を行いました。バルセロナ側は1億ユーロのオファーを提示していますが、ヒル・マリンCEOは『1億、1億5000万、2億ユーロでも売却しない。契約解除金の5億ユーロ満額のみ』と断固として交渉を拒否しています。また、RFEFはバルセロナに対し、アルバレスへの違法な事前接触の疑いで懲戒手続きを開始しました。
その他の移籍動向として、チアゴ・アルマダが2000万ユーロ超の移籍金で River Plate へ完全移籍(2030年末までの契約)。ナウエル・モリーナは1700万ユーロでASローマへの移籍が合意に達し、すでに現地でメディカルチェックを控えるのみとなっています。マテオ・ルッジェーリも2000万ユーロでアストン・ヴィラへの移籍が秒読み段階です。ルッジェーリの放出に伴い、アトレティコはラシング・サンタンデールの19歳の左サイドバック、ジョレ・サリナスの獲得(1600万ユーロの契約解除金、または若手のアルナウ・オルティスやオベド・バルガスのローン提供を含む条件)を目指して交渉を開始しています。さらにトッテナムのクティ・ロメロの獲得(4500万ユーロ程度)も進めています。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque / via Mundo Deportivo / via SPORT)
レアル・ベティス
レアル・ベティスは、マヌエル・ペジェグリーニ監督のもと、ラ・カルトゥハでのレアル・ソシエダとの開幕戦に向けて着実に準備を進めています。クラブにとっては21年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場が控えており、27日にはグループステージの抽選会が行われます。優先される補強ポイントは、クチョ・エルナンデスのバックアップとなるフォワードの確保です。中盤ではダニ・セバジョスの獲得を熱望していますが、フェネルバフチェに所属するソフィアン・アムラバトに関しては、年俸500万ユーロがクラブの財務上限を完全に超えるため、獲得を断念することを選手側に正式に伝えました。アムラバトはフェネルバフチェとの契約解除交渉を進めているものの、ベティス側は『現在はフォワードの獲得が最優先である』と説明しています。
怪我人情報として、膝のねんざで離脱していたエズ・アブデが全体練習の最初の15分間に合流し、その後は別メニューでの調整を開始しました。ペジェグリーニ監督は『アブデやイスコが開幕戦で100%のコンディションに達するのは難しい』と冷静に現状を語っています。イスコはアーセナル戦やボーンマス戦で45分ずつ出場し回復をアピール、アントニーも通常練習を消化しています。一方、コパ・アメリカ帰りのジオバニ・ロ・チェルソは9日にセビージャに戻り、10日から練習に合流したものの、11日の練習ではピッチに現れず、ゴンサロ・プティ(小さな筋肉系の怪我)とともにジムでの個別メニューに終始しました。さらに新加入のGKディエゴ・コンデが膝の負傷で2ヶ月の長期離脱となったため、ユースのヤン・ジュラフスキーが第3GKとして帯同しています。また、ブラジル人DFナタンを巡り、バルセロナが代理人のアンドレ・キュリーを通じてベティスに獲得の可能性を問い合わせました。ベティスは3500万ユーロ(昨夏ナポリから900万ユーロで完全移籍、市場価値2500万ユーロ)を要求しており、バルセロナは獲得の優先度を低く設定しています。(via Estadio Deportivo / via SPORT / via Mundo Deportivo)