ギジェルモ・アルマダ監督の退任と会見コメント
レアル・オビエドはすでにセグンダへの降格が数学的に確定しているが、木曜日に行われた今季最終戦の事前会見にて、ギジェルモ・アルマダ監督が来季は指揮を執らないことを正式に発表した。
アルマダ監督は昨年12月中旬、レアル・バジャドリードに約40万ユーロを支払って引き抜かれる形でオビエドの監督に就任した。この人事は、過去にパチューカで共にタイトルを獲得した経験を持つ、パチューカ・グループの会長でありオビエドの筆頭株主であるヘスス・マルティネスの肝いりであった。ルイス・カリオン体制で降格圏に沈んでいたチームを引き継ぎ、チームの雰囲気は改善されたものの、勝利という結果が伴うまでに時間がかかり、最終的に降格の運命を避けることはできなかった。今季のオビエドは、ルイス・カリオン、ベリコ・パウノビッチ、そしてアルマダという3人の監督が指揮を執る波乱のシーズンとなった。
退任を発表した会見で、アルマダ監督は次のように語っている。
『これは私個人の決断です。まず第一に、このような名声あるクラブ、そして情熱的なファンを持つオビエドを代表できたことは大きな誇りです。クラブからは来季の続投オファーをいただき、深く感謝していますが、さまざまな事情を考慮して来季は続けないことを決めました。オファーをいただけたことを心から誇りに思い、嬉しく思っていますが、これはコーチングスタッフや家族と話し合って決めたことです。この決定は以前から下していたものであり、複合的な要因によるものです』
また、カルロス・タルティエレで行われた前節の試合で、一部のファンから辞任を求める声が上がったことについては、退任の理由ではないと明確に否定した。
『それはサッカー界ではよくあることであり、今回の決断には全く関係ありません。我々は常にファンからのサポートを感じていました。我々が苦しい時期にやって来たことは分かっていますし、監督という職業は常に結果で評価されるプロセスであることも理解しています。オビエドには大きな未来があり、1部リーグに復帰する可能性も十分にあります。この経験が来季への重要な学びとなるはずです。監督や選手は通り過ぎる存在ですが、残るのはクラブです。オビエドの家族の一員になれたことを誇りに思います』
(via ElDesmarque / SPORT)
サンティ・カソルラとの不仲説の真相と現役続行の可能性
アルマダ監督の退任の背景として、メディアではクラブの象徴でありキャプテンのサンティ・カソルラとの関係悪化が囁かれていたが、監督はこれを真っ向から否定した。
アルマダ監督は、カソルラとの対立は完全にメディアの捏造であると憤りを交えて説明している。
『完全にメディアの捏造です。サンティとは初日から最高の関係を築いてきました。彼はプレーするしないに関わらず、どのような立場からでも常に協力的な姿勢を見せてくれました。一番早く練習に来て、一番最後に帰る選手です。我々が練習量を管理しようとしても、彼は常にプレーを続けようとしていました。そのプロ意識とクラブへの献身のおかげで、彼のフィジカルとサッカーのパフォーマンスは向上しました。カソルラとの問題というジャーナリズムが作り上げた雲のような噂は事実ではありません。彼とは多くの対話を重ねてきましたし、彼は我々に対して常に紳士でした』
また、カソルラをスタメンではなく途中出場で起用することが多かった理由についても、戦術的な意図があったと明かしている。
『彼にプレー時間を与えなかった試合は数試合しかありません。彼のような才能を持つ選手を後半の残り30分から35分で起用したのは、相手が疲弊している状況で彼の能力がより際立つと考えたからです。彼がピッチに入ったことでチームはより競争力を持ち、状況を打破できた試合も多くありました。私が間違っていたこともあるかもしれませんが、彼が持つ才能を否定する人は誰もいません』
アルマダ監督が退任し、オビエドが来季セグンダでプレーすることが決まったことで、カソルラがクラブにもう1シーズン残留する可能性は飛躍的に高まっている。アルマダ監督の下では出場機会が限定的だったカソルラだが、新体制のもとでチームの1部復帰に力を貸す決断を下すのか、今後の数時間でその去就が明らかになる見込みである。
(via ElDesmarque / SPORT)
次期監督候補の5名とアルマダ監督の新天地
アルマダ監督の退任が確定したことで、レアル・オビエドのフロントはすでに来季のセグンダに向けた新監督探しに動き出しており、5名の指導者が候補としてリストアップされている。
1人目は、ADセウタのホセ・フアン・ロメロ監督。チームを昇格させ、今季もセグンダB相当のリーグで残留させた手腕が評価されており、アグスティン・ジェイダSDのお気に入りの一人とされている。ただし、2027年まで契約が残っており、引き抜きは容易ではない。
2人目は、コルドバCFのイバン・アニア監督。オビエドをよく知る人物だが、彼も来季まで契約を残している。
3人目は、フリアン・カレロ監督。昨年11月にレバンテUDを解任されて以来フリーとなっており、セグンダのカテゴリーを熟知している点が強みである。
4人目は、ハゴバ・アラサテ監督。2月にマジョルカを解任されて以来フリーとなっているが、1部から2部へのステップダウンを受け入れるかどうかが焦点となる。
そして5人目として急速に浮上しているのが、セルタ・フォルトゥナ(セルタBチーム)を率いるフレディ・アルバレス監督である。彼の勇敢で競争力のあるプロフィールがクラブ内で高く評価されている。セルタBチームは現在プリメーラRFEFで2位につけており、セグンダ昇格のプレーオフに進出する可能性があるが、もし昇格を逃した場合には、オビエドからのオファーを検討する可能性があるという。また、オビエドの親会社であるパチューカ・グループとセルタは良好な関係を築いていることも、この人事を後押しする要素となっている。
一方、オビエドを去るアルマダ監督の今後の去就についても動きがある。数年前にもアルマダ監督の招聘を試みたメキシコのクルス・アスルが、彼を新プロジェクトのリーダーとして再び真剣に評価しているという。アルマダ監督自身は自身の未来について次のように述べている。
『これまでの間にもいくつかオファーは受けていましたが、5月31日、あるいは月曜日に契約が切れるまではすべての扉を閉ざしていました。すべてが終わった後に、今後の自分たちに何が待ち受けているのかを慎重に分析するつもりです』
(via ElDesmarque)
次節マジョルカ戦への意気込み
レアル・オビエドは今週土曜日の21時に、アウェーのソン・モイシュでマジョルカとの今季最終戦に臨む。オビエドはすでに降格が決定しているが、対戦相手のマジョルカ(現在39ポイントで19位)にとっては、1部残留のために絶対に勝利が必要な「死の試合」である。マジョルカはオビエドに勝利した上で、ジローナ、ヘタフェ、ベティスの結果を待たなければならないという極限状態にある。
しかし、アルマダ監督は消化試合として臨むつもりは毛頭なく、記者会見で相手に強い警告を送った。
『この試合は我々にとって大きな責任を伴うものであり、チームは勝ちに行く』
オビエドは最後までプロフェッショナルとしてのプライドを懸けて戦う姿勢を崩していない。
(via SPORT / ElDesmarque)
来季のチーム再建と選手情報
セグンダへの降格に伴い、来季のレアル・オビエドは選手の大量放出が予想され、チームの大規模な再構築と重要な補強が急務となる。
そんな中、来季の新たなプロジェクトに加わる可能性が高い選手として、ハコボ・ゴンサレスの名前が挙がっている。また、ルーカス・アヒハドの残留も確実視されている。さらに、数名の下部組織の選手たちにもトップチームへ昇格するチャンスが与えられる見込みである。クラブは新監督のもとで、1部昇格を狙える競争力のあるチーム作りを早急に進める必要がある。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
ギジェルモ・アルマダ監督の退任が正式に発表され、レアル・オビエドは来季のセグンダでの戦いに向けて新たなスタートを切ります。サンティ・カソルラとの不仲説は完全に否定され、カソルラの現役続行の可能性が高まっています。すでに5名の新監督候補が浮上しており、チームの大規模な再建が始まる一方で、今週末のマジョルカとの最終戦には最後まで全力で勝利を目指す姿勢が示されています。



