マリアーノ・ディアスの奇跡の復活劇と知られざる苦闘、元スカウトが代表クラスと絶賛する理由
誰もが予想していなかった復活を遂げ、今やその輝きは本物と目されています。
今シーズン開幕からわずか2試合で2ゴール2アシストという、4得点すべてに直接関与する驚異的な活躍を見せており、チームが獲得した勝ち点4に決定的な影響を与えています。
ピッチ上に立った時間はわずか1時間程度であり、15分に1回得点に関与している計算になります。
この劇的な変化に、キケ・サンチェス・フローレス監督もマリアーノの重要性を深く認識しており、移籍市場に頼る必要のない最大の補強だと見なしています。
キケ監督はマリアーノの復活について、
『マリアーノの素晴らしいバージョンというのは、現在の我々が移籍市場で手を伸ばせるような選択肢には入らないほど価値が高いものです。そんな彼がすでにチームにいるのですから、最大限の能力を引き出し、最高のパフォーマンスを発揮してもらえるようにしていきます』
と、彼のポテンシャルに絶大な信頼を寄せています。
この活躍は、かつてレアル・マドリードのスカウトとしてマリアーノの獲得に関わったマノーロ・ロメロ氏をも驚かせていません。ロメロ氏は、マリアーノが本来の力を発揮すれば到達できる高さについて、
『彼がピッチに集中し、フィジカルもメンタルも万全な状態にある時、それはまさにスペイン代表に招集されるべきレベルに達しています』
と熱く語り、その才能を保証しています。
これまでマリアーノのキャリアは怪我によって阻まれることが多かったですが、ロメロ氏によれば、ユース時代からマリアーノはジムでのトレーニングや肉体強化に膨大な時間を注ぎ込んでいたといいます。
また、レアル・マドリード時代にほとんど出場機会がないまま契約を満了したことで「現状に甘んじる貪欲さのない選手」という批判を浴びていたことについても、ロメロ氏は否定しています。当時、他クラブから移籍のオファーは届いていたものの、マリアーノ自身の強いレアル・マドリードへの愛着が残留を選択させたのが真相でした。
ロメロ氏は、彼がバダロナからレアル・マドリードへ移籍した際のスカウト秘話も明かしています。当初のオペレーションは同時獲得されたセルヒオ・コルテスに焦点を当てたものでしたが、ロメロ氏はマリアーノに他とは異なる特別な何かを感じ取っていました。泥臭くボールを追い、ディフェンダーと競り合い、空中戦を制し、最初の1分から全力で戦うプレースタイルに魅了されたといいます。その闘争心あふれるキャラクターは幼少期から変わらないものであり、それが現在のビトリアで蘇っています。
今シーズン見せた2つのゴールも彼の多彩な能力を示しています。
ヘタフェ戦ではペナルティエリア外からの見事なシュートをゴール隅に突き刺し、前節のレイヨ・バジェカーノ戦では相手の隙を突く抜け目ないプレーでこぼれ球を奪い同点ゴールを奪いました。
この復活劇がさらに劇的なのは、彼のこれまでの不遇な日々があるからです。
昨シーズンはエドゥアルド・コウデ監督体制下でトレーニング中にインシデント(トラブル)を起こし、チームのグループ練習から一時的に除外されるという極めて難しい時期を過ごしました。
その後、監督が交代してキケ・サンチェス・フローレス監督が就任してからもすぐには状況は好転せず、3月から5月にかけての出場時間はわずか6分間に留まりました。チーム内で最高給の選手でありながらピッチで貢献できない状況は、選手本人にとってもクラブにとっても非常に困難なものでした。
それでもクラブは契約解除や退団に向けた動きを見せず、彼を信じて辛抱強く待ちました。その信頼が今、最高の形で報われようとしています。
今夜のビジャレアル戦では、今シーズン初めて先発出場のチャンスが巡ってくる可能性があります。
また、ファンも過去の不遇を水に流し、チームに違いをもたらすことのできる彼を全力でサポートする決意を示しています。
(via Estadio Deportivo)
本日キックオフのビジャレアル戦、2020年以降負けなしの相性データとテレビ中継情報
ラ・リーガ・イーエースポーツ(LaLiga EA Sports)第3節、デポルティーボ・アラベス対ビジャレアルCFの一戦は、本日8月28日金曜日の21時30分から、アラベスのホームスタジアムであるメンディソローサで開催されます。
アラベスは現在、勝ち点4(1勝1分、得失点差+1)で好スタートを切っています。開幕戦でGetafeを下し、前節はアウェイのブタルケで行われたレイヨ・バジェカーノ戦で1-1と引き分けました。
一方のビジャレアルは、初戦でレーシング・サンタンデール、第2節でアトレティコ・マドリードとそれぞれ引き分けており、勝ち点2(2分)で今シーズン初勝利を狙って敵地ビトリアへと乗り込んできます。
この対戦において、アラベスにとって極めて心強い統計データが存在します。アラベスは2020年以降、ビジャレアルを相手に一度も敗れていません。この抜群の相性を味方に、ホームのサポーターの前で今シーズン2勝目を狙います。
なお、この試合の主審は現時点で未割り当てとなっています。
テレビ放送はDAZNで生中継される予定です。その他にもRadio MARCAによるラジオ実況中継や、MARCA.comでのリアルタイムテキスト速報が行われます。試合開始の2時間前からは事前プレビューやスタメン発表などの速報が始まり、試合後には詳細な戦評、監督や選手の試合後コメント、そしてベストプレーやゴールシーンをまとめたハイライト動画が配信される予定です。
(via MARCA) (via Mundo Deportivo)
ビジャレアル戦の最新チーム状況とスタメン争い、コスキの負傷懸念と対戦相手の警戒布陣
ビジャレアル戦に向けたチームの状況と最新のスタメン争いについてです。
守備陣における最大の懸念は、センターバックのヴィレ・コスキのコンディションです。コスキは前節のレイヨ・バジェカーノ戦で痛めて試合を終えており、本日先発できるかどうかは直前まで不透明です。もしコスキが間に合わない場合、新戦力のバレンティーニが先発に抜擢される見込みです。
現在、アラベスで唯一の確実な離脱者は、FIFAの制裁措置による出場停止が継続しているファクンド・ガルセスのみとなっています。
キケ・サンチェス・フローレス監督は、ホームのアドバンテージを活かして好調を維持するため、5-3-2のシステムを継続する方針です。
守護神のアントニオ・シベラが引き続きゴールマウスを守り、ディフェンスラインは右にアンヘル・ペレス、左にアブデ・レバシュ、中央はナウエル・テナグリア、ジョニー・オットー、そしてコスキかバレンティーニの3バックとなります。
中盤の底では、アントニオ・ブランコとパブロ・イバニェスが再びコンビを組んで舵を取り、その脇をミケル・ロドリゲスかデニス・スアレスのいずれかが固めます。
前線は、新加入のトニ・マルティネスが先発に固定される見通しです。その相棒となるもう1つのストライカー枠を巡っては、ルーカス・ボジェと、現在絶好調のマリアーノ・ディアスが激しいスタメン争いを繰り広げています。一部の予想では、ボジェとトニ・マルティネスが2トップを組み、マリアーノは後半からのジョーカーとしてベンチに控えるとも言われていますが、マリアーノの初先発への期待も高まっています。
対するビジャレアルは4-2-3-1の布陣で今シーズン初勝利を狙います。
守護神は新加入のグラーチを抑えてルイス・ジュニオールが先発する予定です。
最終ラインは右からサンティアゴ・マウリーニョ、ファン・フォイス、レナト・ヴェイガ、カルロス・ロメロが並びます。
ダブルボランチにはパプ・ゲイとサンティ・コメサーニャが入り、2列目は右にニコラス・ペペ、左にアルベルト・モレイロ、トップ下にはジェラール・モレノかアヨセ・ペレスのいずれかが先発します。
最前線にはジョルジュ・ミカウターゼが1トップとして君臨します。
ビジャレアル側の新戦力としては、カナダ代表に新たに加わったナタン・サリバがメンバー入りする可能性があり、さらに出場停止処分が明けたアラサン・ディアタが復帰します。一方で、コモにローン移籍したウィリー・カンブワラはチームを離れています。
(via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
開幕2試合で劇的な復活劇を見せるマリアーノ・ディアスの話題を中心に、本日行われるラ・リーガ第3節ビジャレアル戦のプレビューをお届けしました。負傷を抱えるコスキの状況や、相性抜群のビジャレアルとの一戦に向けたスタメンの行方に注目が集まります。ホームのメンディソローサで、今シーズン2勝目と無敗維持を目指す熱い戦いが間もなくキックオフを迎えます。
