守護神シベラの忠誠心:2030年までの契約延長会見で語られたクラブへの深い愛情
デポルティーボ・アラベスとの契約を2030年まで正式に延長した守護神アントニオ・シベラが、契約延長発表の翌日に記者会見を行いました。会見にはスポーツ・ディレクターのセルヒオ・フェルナンデスも同席し、この長期契約が両者の強固な信頼関係を示すものであることをアピールしました。
シベラは会見で、移籍の噂を一蹴してアラベスへの絶対的な忠誠を誓いました。
『私の第一の選択肢は、常にこのクラブに残ることでした。交渉もすぐに決まりました。ここでの素晴らしい日々と年月を過ごし、これからもクラブの歴史と成長の一部であり続けたいと強く願っています』
また、同席したセルヒオ・フェルナンデスSDは、シベラがチーム内やロッカールームにおいて現在勝ち取っている高いステータスは、彼がこれまでに積み重ねてきたたゆまぬ努力と、クラブのユニフォームに対して示し続けてきた並外れた献身の成果であると強調し、守護神の功績を称えました。(via Estadio Deportivo)
恩人パチェコへの憧れ:控え時代を支えてくれたチームへの感謝の思い
今や絶対的な存在となったシベラですが、アラベスでのこれまでの歩みは決して平坦なものではありませんでした。かつてチームの象徴であり、ゴールマウスに君臨していた Fernando Pacheco(フェルナンデス・パチェコ)の控えとして、シベラは長い間苦しい雌伏のときを過ごした経験を持っています。
シベラは当時を振り返り、自らの成長と憧れの存在について次のように明かしました。
『長い時間が経ち、プロとしても一人の人間としても大きく成長することができました。かつてパチェコが正守護神を務めていた頃、いつか彼のようになりたい、自分もチームにとって重要な存在になりたいと夢見ていました。そのチャンスを信じて、日々地道な努力を重ねることが私の夢だったのです』
さらに、試合に出られない苦しい時期にも、クラブが常に自分の味方であり続け、守り抜いてくれたことに対して深い感謝を示しました。
『これほど居心地の良い場所を見つけるのは、簡単なことではありません。主役になれない日々が何年も続いたことも含めて、本当に多くの出来事がありました。それでもクラブは常に私のそばに寄り添い、守り、信頼を送り続けてくれました。こうした絆はお金で買えるものではありません』
また、シベラはクラブだけでなく、ビトリアの街と市民との間にも非常に強い帰属意識を感じています。
『私が持っている価値観の多くは、このクラブやビトリアの街から授かったものです。自分自身がビトリアという街の一部であると実感していますし、これから先も長くここにいられることを心から幸せに思っています』(via Estadio Deportivo)
ビトリアでの引退の夢:アラベスで現役を終えレジェンドになるための強い覚悟
2030年までの超長期契約により、シベラのアラベスでの在籍期間は最大で13年に達する可能性があります。これはクラブの歴史において最も長く所属した選手たちの系譜にその名を連ねることを意味します。
シベラは、現役生活の最後までアラベスのために戦い抜きたいという未来の青写真を語りました。
『できればここが、私の現役最後のクラブになってほしいと願っています。これほど自分に合う場所を見つけるのは容易ではありません。一箇所でこれほどの年月を過ごすことも簡単ではないでしょう。このアラベスという素晴らしいクラブで、レジェンドと呼ばれる存在に近づいていることは、私にとって非常に大きなモチベーションです。いつかここを去る時が来たら、胸を張って旅立ち、ファンの方々が誇りを持って私を思い出してくれるような存在でありたいです』
クラブの歴史にその名を刻む伝説的な存在になることが、これからの彼にとってさらなる飛躍の原動力となります。(via Estadio Deportivo)
堅実な残留目標と欧州への夢:チームの成長と守備改善への自信
シベラはアラベスでの輝かしいキャリアの中で、1部昇格を勝ち取った最高の日々を思い返す一方で、数々の困難なシーズンも経験してきました。将来的なクラブの可能性について問われた際、彼は夢を描くことの重要性を認めつつも、常に謙虚で地に足をつけた姿勢を崩しませんでした。
『私は常にしっかりと地に足をつけたいと考えています。もっと簡単に乗り切れる穏やかなシーズンになれば嬉しいですが、それでも大きな夢を描くことを否定しません。いつの日かサプライズを起こし、ヨーロッパの舞台に進出できたら本当に素晴らしいことだと思います』
しかし、壮大な夢を実現するためには、まず目の前の現実を確実に戦い抜く必要があります。チームがプレシーズンから取り組んできた準備や、守備面での改善を高く評価しつつ、シベラはチームが歩むべき堅実なロードマップを提示しました。
『まずは一歩一歩、目の前の試合に集中し、チームとして改善を続けていかなければなりません。私たちの最優先でナンバーワンの目標は、あくまでも1部残留です』(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
守護神シベラ選手の記者会見は、クラブ、ファン、そしてビトリアの街への愛とリスペクトに満ちた素晴らしいものとなりました。かつての絶対的な存在だったパチェコの背中を追いかけ、控えの苦悩を乗り越えて正守護神に上り詰めたシベラ。2030年までの長期契約は、彼がアラベスの未来を背負う真のレジェンドへの道を歩み始めたことの証明です。堅実な1部残留を最優先に掲げつつ、いつかは欧州の舞台へという野心を秘めるシベラとともに、アラベスはさらなる黄金期を目指して進み続けます。
