アスレティック・ビルバオ
移籍市場の最終盤において、アダマ・ボイロはエディン・テルジッチ監督の構想外となり、放出リストに名を連ねています。クラブは2029年まで契約が残る彼をローン移籍させる方針で交渉を進めていますが、2部のクラブはアスレティックが求める経済条件を満たしておらず、移籍市場閉幕まで時間の余裕がある海外クラブからのオファーを待っている状態です。
一方で、イニャキ・ウィリアムズはテルジッチ監督のもとで本来の「9番」に復帰。プレシーズン中に各選手が得意なポジションを話し合う機会があり、ウィリアムズは『監督の近さと信頼が嬉しい。エディンはとても身近で、ベストバージョンを取り戻すのを助けてくれている。昨年は第一子の誕生で父親としての役割もあり大変なシーズンだったが、彼の信頼とサポートに満足している。システムではスペースに飛び出すという私の強みを活かせる』と感謝を述べています。なお、今季3戦すべてにスタメン出場しているのはウナイ・シモン、イニャキ・ウィリアムズ、オイアン・サンセの3人のみです。さらに、ヘレナバレーナが中盤を掌握してオンセ・パニーニ(理想イレブン)に選出されました。(via AS) (via Mundo Deportivo)
エルチェCF
エルチェは右サイドバックのルーベン・サンチェスに続き、左サイドバックの補強を完了しました。マッカビ・テルアビブからイスラエル代表ロイ・レヴィヴォ(23)を約280万ユーロ(保有権の80%)で獲得しました。4年契約(2030年6月まで)で、元セルタの伝説的ストライカーであるハイム・レヴィヴォを父に持ちます。エルチェは8月初旬に200万ユーロでオファーを拒否されていましたが、選手自身の強い希望と最終盤の増額提示で合意に至りました。
マルティン・アンセルミ監督も絶賛する攻撃的な左サイドバックであり、昨季は52試合で15アシストを記録。即戦力として期待されます。一方、守備の要であるダヴィド・アフェングルーバーに対しては、アルベロア率いるフルハムやサウサンプトン、クリスタル・パレスなどが熱視線を送っています。(via SPORT) (via MARCA)
レアル・ベティス
ダニ・セバジョスがベティス復帰に迫っています。レアル・マドリードとの契約を2か月前に解除した彼は、ベティスのみを待ち続け、本日午前にはSNSに教会での写真とともに『神様、あなたを信じています』と投稿。2029年までの3年契約で合意しています。
登録枠と限界給与を確保するため、イケル・ロサダやアルバロ・フィダルゴ、ネルソン・デオッサ、パブロ・ガルシアらの整理を急いでいます。ゴンサロ・プティのカディスへのローン移籍は正式に合意。ロサダにはジローナ、アルメリア、AZ、ヤギエロニア、ラージョが関心。フィダルゴにはヘタフェ、ラシン、ラージョが関心。デオッサにはスパルタク・モスクワから1200万ユーロのオファーが届いています。
また、パブロ・ガルシアにはハル・シティが500万ユーロ、オリンピアコスが900万ユーロで獲得を打診中。エズ・アブデにはクリスタル・パレスなどが関心を持ちますが、ベティスは契約解除金6000万ユーロを譲らない姿勢です。練習ではジュニア・フィルポが復帰しましたが、エンヘル・オルティスは脇腹の痛みで離脱しています。(via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)
バレンシアCF
中盤のアンドレ・アルメイダのラシン・サンタンデールへの期限付き移籍が合意に達しました。ローン料として50万ユーロが支払われ、買い取りオプションは設定されていません。アルメイダの放出によって背番号10と17が空き、リヴァプールから電撃加入したハーヴェイ・エリオットの登録が可能となりました。エリオットはすでにメディカルチェックを通過し、『体調は万全。プレシーズンでも試合に出場している。バルセロナ戦でプレーする準備はできており、あとは監督次第だ』と意気込みを語りました。
一方、キャプテンのジョゼ・ルイス・ガヤが、怪我がないにもかかわらず2試合連続でベンチを温めるという異例の事態に直面しています。カルロス・コルベラン監督はヘスス・バスケスの好調さを最優先しており、ガヤの代理人はクラブからの減額延長オファーに難色を示しています。監督は『ガヤはバレンシアの選手。彼がいるバレンシアしか想像できない』と述べています。(via ElDesmarque) (via SPORT) (via Superdeporte) (via AS) (via Estadio Deportivo)
ラシング・サンタンデール
ラシンはアンドレ・アルメイダをバレンシアから50万ユーロのローン料で獲得することに合意。また、ジェノアから左サイドバックのアーロン・マルティンを2027年までの契約(延長オプション付き)で獲得し、サリナスの移籍に備えます。さらに、アトレティコBから150万ユーロでイケル・ルケを2030年までの契約で獲得。アンドレス・マルティンが2ヶ月以上の離脱となった右ウイングの緊急補強に成功しました。
ハットトリックを記録したヤシル・ザビリが第3節のオンセ・パニーニ(理想イレブン)に選ばれました。なお、マッテオ・プラティの獲得も完了しています。アラナのラス・パルマス移籍は本人の残留希望により消滅する見通しです。(via SPORT) (via AS) (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
移籍市場の最終盤、デポルはブライト・エデとアダマ・トラオレの補強に続き、ベテランの左利きセンターバック獲得を狙っていました。しかし、ファン・ジェズスやブラシエが他チームを選び、ゼゼも獲得が極めて困難な状態。
放出面では、チャーリー・パティーノのボーフム完全移籍に加え、ペトシャロマン、ディエゴ・ゴメス、ボウルディニを売却済み。不要戦力とされるエリック・プエルト、ホセ・アンヘル、ダニ・バルシアの放出調整に追われています。アルナウ・コマスはアンデルレヒトからのアプローチを断り、デポルに残留して1部で戦う意向を示しました。また、Bチーム(ファブリル)にフェラン・セコを獲得しました。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)
アトレティコ・マドリード
ユヴェントスからカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッド(26)を買い取りオプション(2500万ユーロ)付きの期限付き移籍で獲得。給与の50%以上をアトレティコが負担する条件で合意し、メディカルチェックのためマドリードへ到着。
この動きはフリアン・アルバレスの移籍騒動と関係があります。アーセナルから1億5000万ユーロのオファーがありましたが、アルバレスはイングランド復帰を拒否。周囲は『アルバレス家は二度とイギリスには戻らないと家族で誓い合っている。フリアンの唯一の希望はバルサ。家族全員でイギリス生活を嫌がっていた』と語ります。バルサは今夏の獲得を断念しましたが、将来的に再び交渉を行うと約束。アルバレスの父親はアトレティコのギル・マリンCEOに謝罪電話を入れ、フリアンはサポーターの信頼回復に向けて取り組む意向です。
さらに左サイドバック補強として、解除金1600万ユーロのサリナス獲得を断念し、ウルヴスからウーゴ・ブエノ(23)のローン獲得へ動きます。マルコス・ジョレンテとアレックス・バエナが第3節の理想イレブンに選出。マルク・プビルの父親は『昔は不器用な子供だと思っていたが、初めて見た時に特別なものを感じた。チャンピオンになったのは永遠だ』と活躍を喜んでいます。ホセ・マリア・ヒメネスは出場機会の減少からセビージャへの移籍を模索中です。(via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo) (via AS) (via Estadio Deportivo)
レアル・ソシエダ
ジョキン・アペリバイ会長が、サールとエクトル・フォートの加入会見の席で、ミケル・オヤルサバルとアレックス・レミロの契約延長を進める考えを明言しました。オヤルサバルは2023年を最後に更新しておらず、残り2年の契約となっています。会長は『ミケルはここが自分の家だと分かっている。一生ここにいると思う。レミロについても同様に延長する。オヤルサバルへの巨額のオファーは即座に本人が拒否した』と語りました。
フォートは『ソシエダのプレーと哲学を知っており、完全に共感している。5年契約は当面のもの』と話し、木曜日のセルタ戦でデビューする準備は万全と宣言。ジョン・パチェコはデポルやラージョが関心を示しますが、アペリバイ会長は『パチェコもゴティもここに残る。長いシーズンだから』と放出を否定しています。(via Mundo Deportivo) (via AS) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)
セビージャFC
フランスのサン・テティエンヌからベルギー代表の21歳FWルーカス・スタシンを250万ユーロのローン(2500万ユーロの任意買い取りオプション付き、将来の売却益20%がサン・テティエンヌに)で獲得することで合意しました。スタシンはメディカルチェックへ向かいます。
ガルシア・プラザ監督はさらなるストライカーの獲得を要求。一方で、ルーベン・バルガスのオリンピアコス移籍交渉は冷え込み、残留が濃厚。中盤ではファビオ・カルドーゾの契約解除交渉が難航。アトレティコからホセ・マリア・ヒメネスのローンを狙いますが、高給のためアトレティコが80%を負担することを望んでいます。
さらにリールからフェリックス・コレイア(25)のローン獲得交渉を進めています。スウェーデン・シリウスのイサク・ビェルケボは『セビージャは本当に大きなクラブ。2年前は2部で最下位だった。移籍確率は50/50』と話し、元同僚ロビー・ウレにセビージャについて尋ねたことを明かしました。(via Mundo Deportivo) (via AS) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via MARCA)
ヘタフェCF
守護神ダビド・ソリアが、オサスナ戦に先発出場し、ラ・リーガ1部での連続先発出場記録「193試合」を達成。33年前にララニャガが樹立した192試合を塗り替えました。ソリアは『皆のサポートがなければこの数字には到達できなかった』と感謝。同時に、敗因となったPK判定には『誰が笛を吹くか、どのスタジアムかによって判定が変わる。いつもアウェーで受ける判定だ』と審判を痛烈に批判。
また、イヴァン・ネイウがギリシャのヴォロスへの期限付き移籍(ローン)に合意しました。ベティスのアルバロ・フィダルゴへの関心も続いています。(via SPORT) (via MARCA) (via ElDesmarque)
CAオサスナ
スタッド・ブレストからフランス人アタッカー、ロマン・デル・カスティージョを100万ユーロ(+最大45万ユーロの変数、売却益の15%はブレストへ)で獲得しました。2年契約で合意しています。
ヘタフェ戦(1-0)におけるVAR審判団の緊迫した音声が公開され、DjenéのKike Barjaへの掴みによるPKの判定を巡り、主審がベンチを座らせようとする緊迫した怒号や『おとなしくしてくれ。彼は確認している』といった音声が流出。また、元オサスナのカムニャスは2009年のバレンシア移籍破談とオサスナ移籍を回想し、『素晴らしい選択だった』と語りました。(via SPORT) (via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo) (via Superdeporte)
ラージョ・バジェカーノ
ルーマニア代表右サイドバックのアンドレイ・ラティウ(28)が、クラブ(プレサ会長)の理不尽な対応に深く落胆しています。フルハムへの移籍を希望していますが、クラブはノッティンガム・フォレストからの2500万ユーロのオファーを完全に無視。フルハムとの交渉も拒否し、プレサ会長はラティウからの電話を無視し続けています。バルサ戦のベンチでは悲痛な表情を浮かべ、1分も出場しませんでした。
また、中盤強化のためベティスのフィダルゴへの関心を強め、パチェコ獲得をめぐりデポルティーボと競合しています。(via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)
UDラス・パルマス
移籍最終日に向けてキーパーとフォワードの獲得を進めています。ラシンのフアン・カルロス・アラナにアプローチしましたが、選手自身がラシン残留を強く希望。キーパーについても、若手のアドリにチャンスを与える予定でしたが、カロのジローナ戦でのパフォーマンス低下により、急遽新たなキーパーを探しています。
一方で、若手3選手(バシンガ、アルベロ、アチモヴィッチ)のローン放出を検討。アチモヴィッチとバシンガは合意しましたが、アルベロは残留してポジションを争うと主張しています。(via MARCA)
レバンテUD
レバンテのカルロス・アルバレスがメキシコのクラブ・アメリカへ売却される見通しで、財政バランスの回復に寄与する見込み。また、ベティスを5-2で大破した試合での活躍を受け、デラとロヘル・ブルゲ(2ゴール)が第3節のオンセ・パニーニ(理想イレブン)に選ばれました。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
ビジャレアルCF
開幕3試合をプレシーズンのスタジアム改修のためにアウェーで戦ったビジャレアル(勝点2)が、ついにホーム「エスタディオ・デ・ラ・セラミカ」へ今週土曜日のデポル戦で帰還します。昨季はホームで15勝3敗1分、48得点19失点と圧倒的な「要塞」を築いており、サポーターの前でシーズン初勝利を狙います。その後にはチャンピオンズリーグのドルトムント戦も控えています。(via SPORT)
UDアルメリア
スポルティング・ブラガから左サイドバックのレオナルド・レロを買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得。スペイン最終日の最初の公式補強となりました。
一方、ベンフィカやアヤックスが狙うセルヒオ・アリバスは本日練習を欠席。ベンフィカが獲得に近づいており、アリバスの権利の50%を持つレアル・マドリードにも多額の移籍金が支払われる見込みです。(via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo)
マラガCF
マラガは移籍最終日に驚異の3選手獲得を発表しました。
1. アダム・アズヌ(20):エバートンからの期限付き移籍。バルサ下部組織出身。
2. イェンス・カユステ:ナポリから800万ユーロの任意買い取りオプション付きの期限付き移籍。スウェーデン代表。
3. フアン・ベロカル(27):ヘタフェから完全移籍。カルエとムリージョの両センターバックが負傷離脱しており、即戦力として期待されます。若手アリアサはエステポナへのローン移籍が濃厚です。(via SPORT)
RCセルタ
ウルグアイ代表のDFセバスティアン・カセレス(アメリカ)の獲得に近づいており、移籍金は400万〜500万ユーロの最終段階。中盤にはステファン・バイチェティッチがすでに合意。バレンシアのアンドレ・アルメイダの獲得はバレンシア側の経済的要求が重く破談となりました。
Celta Fortuna(Bチーム)は Castellónに1-2で敗れ、 Óscar Marcosが1ゴールを決めたものの、Somuahがバーを叩くなどミスに泣きました。(via Estadio Deportivo) (via SPORT)
デポルティーボ・アラベス
アラベスはこれ以上の補強を行わない方針で、現有戦力を維持します。守護神アントニオ・シヴェラが6セーブを記録する大活躍で第3節の理想イレブンに選出されました。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
レアル・サラゴサ
ラシン・サンタンデールを退団したベテランのマルコ・サンガッリ(34)の獲得が決定。今夏15人目の補強となります。さらに、シント=トロイデンへ移籍したサメド・バズダルがベルギーで2ゴールを挙げる大活躍。サラゴサはバズダルのゴール数(10ゴールで5万、18ゴールでさらに5万)やチームの欧州出場実績に応じて、最大25万ユーロのボーナスと20%の将来売却益を受け取る権利を持ちます。サイドゥのトルコ移籍は破談となり残留しました。(via SPORT)
RCDマジョルカ
バルサの La Masia から18歳のMFギジェ・フェルナンデスを獲得。移籍金は300万〜500万ユーロで、バルサは50%の将来売却益と2年目以降の買い戻しオプションを保持します。ギジェは2030年または2031年までの長期契約に合意し、本日メディカルチェックに臨む予定です。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
移籍市場の最終日(Deadline Day)ならではの、各クラブが選手登録枠とリーガの厳しい給与制限(Fair Play)に苦しみながら、駆け込みでの補強と放出調整を急ぐ姿が浮き彫りとなりました。
ベティスやセビージャといった名門クラブが最後の1秒まで戦力整理と大物獲得に奔走する中、バレンシアやマラガのように土壇場で実力者を揃えて補強に成功したクラブも目立ちます。アトレティコ内でのフリアン・アルバレスの複雑な去就騒動や、ソシエダ・アペリバイ会長の「生涯ソシエダ」を掲げた引き留め策など、最終日の激しい駆け引きがリーガの勢力図をさらにダイナミックに塗り替えようとしています。
