首位攻防戦の戦術分析!ロボ・カラスコが明かすアトレティコの前半鉄壁ガード破りと奪還速度の鍵
今節のラ・リーガは、レアル・マドリードがメスタリャでバレンシアを3-0で下して暫定首位タイに浮上する中、勝ち点差2で追うアトレティコ・マドリードと首位バルサが激突する大一番となります。
ハンジ・フリック監督とディエゴ・シメオネ監督の直接対決通算成績は6勝1分3敗でフリック監督がリードしていますが、昨季はコパ・デル・レイとチャンピオンズリーグの両大会でアトレティコに敗退させられました。過去の因縁についてフリック監督は『さあ、過去のことはどうでもいい。そんなものは無関係だ。重要なのは明日何が起きるかだ。我々は素晴らしいチームと戦うが、勝ちたいし勝たなければならない。代表ウィーク前に首位を維持する。自分たちの強みと品質を示す時だ』と強い意気込みを語りました。
シメオネ監督は今季のバルサの脅威として、今週2030年まで契約延長を果たし今季13試合19ゴールと爆発しているラフィーニャを指名し、『何が変わったかと言えば、昨季のロベルト・レヴァンドフスキはより位置固定の9番だった。その点、ラフィーニャはトップ下のように現れてゲームを構築できる。ロベルト・レヴァンドフスキという固定標的が消えたことで、相手守備としては捕まえにくく、より複雑になっている』と警戒感を露わにしています。また、夏に1億ユーロのオファーを出しながらアトレティコ側の5億ユーロ解約金要求により移籍が破談に終わったフリアン・アルバレスも、過去にバルサ相手に勝負強さを見せており注目の存在です。
数字の上では、今季リーグ最多46得点を誇るバルサ攻撃陣と、リーグ最少8失点のアトレティコ守備陣という究極の矛楯対決となります。特にアトレティコは今季リーグ11試合の中で前半にたった1失点(第5節エスパニョール戦の15〜30分の間)しか喫しておらず、前半の守備の堅固さは際立っています。対するバルサは全15公式戦中9試合で開始15分以内に先制ゴールを決めて勝利につなげており、立ち上がりの攻防が試合を左右します。バルサは前半だけで通算22得点を記録しています。
クラブの伝説的OBであるロボ・カラスコ氏の戦術分析によれば、シメオネ監督は中盤にコケを先発復帰させ、右サイドバックにマルコス・ジョレンテを配してマルク・プビルをセンターバックへ移動させる布陣を予想しています。アトレティコはジュリアーノ・シメオネやアレックス・バエナを中央に絞らせ、パウ・クバルシやデ・ヨング(ヘラルド・マルティン)の背後のスペースを俊足で突く狙いを持っています。
カラスコ氏は、バルサが勝利するためのカギとして『ボール保持だけでなく、ボールを失った瞬間のチーム全体の即時奪還警報のスピード』を挙げています。バイエルンがアトレティコを破った時のように、激しいデュエルと高い同調性で相手のカウンター発動を潰すことが不可欠です。また、デ・ヨングをセンターバックに下げてパウ・クバルシと組ませることで、ビルドアップの質を高めつつ相手のカウンターに対応する案や、ラフィーニャ、アレックス・バエナ、ラミン・ヤマル、アレハンドロ・グリマルド、フリアン・アルバレスらが狙う直接フリーキックの精度も勝敗の分かれ目になると指摘しています。(via SPORT / via Mundo Deportivo / via MARCA)