アルナウ・オルティスが出場停止となった「2年前の退場劇」その不運な全貌
もう一人の離脱者であるアルナウ・オルティスのケースには、非常に不条理で不運なエピソードが背景にあります。今季から晴れてアトレティコのトップチーム登録枠を勝ち取った若きウインガーですが、なんと2年も前にポーランドで受けた出場停止処分が、このアンフィールドでの一戦にまで引き継がれて牙をむいているのです。
2024年8月、当時シロンスク・ヴロツワフ(Slask Wroclaw)に所属していた彼は、カンファレンスリーグ予選のサンクト・ガレン戦に臨んでいました。スイスでの第1戦を0-2で落としていたポーランドのチームでしたが、第2戦では気迫を見せて3-1とリードし、試合は延長戦へと突入します。アルナウはこの緊迫した延長戦の最中に途中出場を果たしました。しかし、ピッチに足を踏み入れてからわずか数分後、審判からシミュレーションと判定されて1枚目のイエローカードを提示されます。さらにこの判定に対して強くプロテスト(抗議)したことで、即座に2枚目のイエローカードを提示され、無念の退場処分となってしまいました。この退場の時点で、チームはすでに他の2選手がレッドカードで退場しており、合計3人を欠く極限状態に陥っていました。その後、チームは奮闘したものの、最終的に試合終了間際にサンクト・ガレンに手痛いゴールを奪われて敗退が決定しました。この時に下された処分が、2年の時を経て、アトレティコ・マドリードでの夢のチャンピオンズリーグ開幕戦という最も華やかな舞台での出場資格を奪うという、あまりにも皮肉で過酷な現実を突きつけています。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
チャンピオンズリーグ開幕を告げるアンフィールドでのリヴァプール戦を前に、アトレティコ・マドリードはセルロートの筋肉拘縮による回復の遅れと、アルナウ・オルティスの2年前の出場停止処分という、予期せぬ形での2名の離脱が確定しました。シメオネ監督にとっては、限られたスクワッドの中でどのように強敵へ立ち向かうか、その手腕が試される厳しい初陣となります。