グナゴロ・ブアレのラージョ完全移籍が公式決定!決裂した契約延長交渉とスタンド送りの罰則の全裏側
レアル・ベティスは木曜日の朝、カンテラ出身のミッドフィールダーであるグナゴロ・ブアレがラージョ・バジェカーノへと完全移籍することを公式発表しました。公式声明では『レアル・ベティス・バロンピエとラージョ・バジェカーノは、ミッドフィールダーのグナゴロ・ブアレのマドリードのクラブへの移籍について合意に達しました。クラブはグナゴロのこれまでの貢献に感謝し、今後の幸運を祈ります』と、これまでの貢献への謝意と新天地での活躍へのエールが送られています。
この移籍劇は、一見すると円満な合意に見えますが、その舞台裏には非常に泥沼化した契約交渉の歴史がありました。
今回の移籍自体は移籍金なしの「コストゼロ」で成立していますが、ベティス側は将来的な他クラブへの移籍時に発生する売却額の50パーセントの権利をしっかりと確保しています。買い戻しオプションは契約に含まれていないものの、同額のオファーがあれば優先的に買い戻せる優先交渉権も手にしました。さらにベティスには、6月にラージョがノーベル・メンディの買い取りオプションを行使した際、優先交渉権を得るためにラージョから支払われた50万ユーロがすでに金庫に入っているため、実質的にはこの資金を確保した形になります。
ブアレとベティスの本来の契約は2027年まで残っていました。プレシーズン中にその実力をペジェグリーニ監督に見初められたことで、ベティス側は彼に3年間の契約延長をオファーしました。しかし、ブアレはこの提示された金額や、トップチームとBチームを行き来するというクラブ内での自らの役割に納得できず、最初の提示を拒否します。ベティスはその後、経済的な条件を改善したものの、ブアレの頑なな姿勢は崩れませんでした。
交渉が完全にデッドロックに乗り上げると、ベティスは最終手段として『もしこのまま契約延長に応じないならば、今シーズンは試合用のユニフォームを一切着させず、1年間丸ごとスタンドで過ごしてもらう』という過酷なペナルティ、事実上の干し上げの脅しを伝えて強硬な姿勢を示しました。
結局、この厳しい圧力を受ける形でブアレはラージョとの交渉を急速に前進させ、ベティスが提示した額よりも好条件の給与と、明確なファーストチーム(トップチーム)での登録枠を勝ち取りました。最終的にラージョと2031年までの5年契約を結び、ベティスの下部組織から旅立つこととなりました。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
クラブ・アメリカがデ・オッサ獲得に執念!ベティスへの値下げ要求と本人の残留意思の最新攻防
ベティスの移籍市場終盤の資金調達の鍵とされていたコロンビア人MFネルソン・デ・オッサを巡り、メキシコの強豪クラブ・アメリカが非常に熱心な動きを見せています。
クラブ・アメリカはデ・オッサをどうしても獲得したいと考えており、すでにベティス側との間で公式な交渉の場が持たれました。ベティス側も資金を調達してダニ・セバジョスやアムラバトといった意中のターゲットを獲得したいため、交渉自体には当初から前向きな姿勢を示しています。
しかし、交渉の最大のボトルネックとなっているのが移籍金です。ベティスが設定した価格は1500万ドル(約1300万ユーロ)。これに対してクラブ・アメリカ側は『アメリカを含め、いかなるメキシコのクラブであってもその金額を支払うことはない。もしそれだけの資金があるならば、1人ではなく2つの異なるポジションを補強するために投資するべきだ』と主張し、ベティスに対して大幅な値下げを行うよう強く圧力をかけています。
ベティス側は支払いを先延ばしにできる買い取り義務付きのレンタルという解決策も提案しましたが、アメリカ側はこれも一蹴。ベティスが歩み寄りを見せない限り、これ以上のアプローチはせず、他の候補へとシフトする姿勢を匂わせています。
そして、クラブ間のマネーゲーム以上に複雑なのがデ・オッサ本人の意向です。本人は当初、移籍を考慮していましたが、直近のバレンシア戦で先発起用され、ペジェグリーニ監督からの信頼を再び勝ち取ったと感じたことで態度を180度急変させました。現在はベティスでの自分の立ち位置に非常に満足しており、チームへの残留を強く希望しています。本人が移籍を拒んでいるこの状況は、ベティスが計画していた資金確保のシナリオを大きく狂わせる要因となっています。 (via Estadio Deportivo)
開幕2試合で1分も出番なし!アルヴァロ・フィダルゴが置かれた窮地とヨーロッパでのプレーにこだわる本音
今夏の移籍市場閉幕まであと5日となる中、ベティスのMFアルヴァロ・フィダルゴがチーム内で非常に苦しい立場に立たされています。
昨シーズンの冬にベティスに加入したフィダルゴですが、シーズン終盤には指揮官の信頼を失い、ベンチを温める時間が長くなっていました。だからこそ、初めてベティスで最初から参加できる今夏のプレシーズンにかける思いは強く、ワールドカップ後のバカンス期間を自ら短縮してチームに早期合流するという強い決意を示していました。
しかし、その努力もむなしく、開幕した今シーズンのリーグ戦(レアル・ソシエダ戦、バレンシア戦)では、いずれも招集メンバーに入りながらも、1分たりともピッチに立つことができませんでした。現在、負傷離脱中のロ・チェルソを除けば、開幕から全く出場機会を与えられていない唯一のミッドフィールダーとなっており、選手本人にとってもクラブにとっても非常に懸念すべき状況となっています。
現時点でフィダルゴと彼の代理人は、ベティスに残って状況を覆すことを第一希望としています。しかし、ペジェグリーニ監督の構想から外れている現実や、クラブが移籍市場の最後に選手売却を必要としている事情を鑑みれば、閉幕ギリギリでの電撃退団という噂が流れるのも当然です。
もしベティスを離れることになった場合、かつて長くプレーしたメキシコの地に戻るのではないかという憶測もありますが、フィダルゴ自身は『もしここを離れることになっても、すぐにメキシコやアメリカのサッカーに戻ることは考えていない。ヨーロッパでプレーを続け、ここで自分の確固たる地位を築きたい』という強い意志を周囲に明かしています。クラブから正式な売却の通告はまだ届いていませんが、本人のプライドと欧州へのこだわりが、今後の去就に大きな影響を与えそうです。 (via Estadio Deportivo)
レジェンドFWジョルジュ・モリーナが語るベティス黄金期!ルベン・カストロとの目線の蜜月から赤ちゃんのゲロ爆笑秘話まで
ベティスの歴史に名を刻む偉大なストライカー、ジョルジュ・モリーナが、自身のプロキャリアやベティスで過ごした忘れられない黄金期を振り返るロングインタビューに応じました。
モリーナがトップレベルのサッカー界に到達したのは比較的遅い年齢でした。そこには両親、特に父親の『勉強しなさい。お前は学んだことで生きていくんだ。サッカーで生きていくことはできない。父親のように毎日12時間も暗い工場に閉じ込められた生活を送りたいのか』という厳しい教えがありました。その言葉を忠実に守り、モリーナは大学で教育学とスポーツ科学の二つの学位を取得。この学問のバックグラウンドが、彼に謙虚さと努力の真の価値を教えたと言います。3部リーグのアルコヤーノと契約し、初めてサッカーで得た僅かな給料(当時はペセタ)を母親のエプロンに入れた瞬間は、今でも特別な思い出です。
ベティスへの移籍を決定づけたのは、当時のビクトル・フェルナンデス監督からの熱心な電話でした。しかし、加入したわずか1週間後にロペラ会長が株式を売却して退き、監督もペペ・メルに交代するという、クラブが大激変する渦中に巻き込まれました。
しかし、このペペ・メル監督との出会いが彼の運命を変えます。指揮官からトップ下でのプレーを提案され、これが稀代のエースであるルベン・カストロとの伝説的なコンビ結成へと繋がりました。ピッチ内での抜群の相性について、モリーナは『ピッチ上でルベンが私を見れば、彼が何を考えているのか一瞬で理解できた。外での親しい関係がそのままピッチに現れていた』と懐かしそうに語ります。二人はホテルの同部屋で6年間を過ごした大親友であり、ルベンが夜遅くまでヘッドホンをしながら、テレビドラマのアイダを夢中で見て笑っていたという微笑ましい私生活の姿も明かされました。
また、ジョアキン・サンチェスがベティスに復帰した際のエピソードも語っています。街中が熱狂に包まれる中、なんとジョアキンは腕にギプスをはめた状態で現れたそうです。モリーナは彼のことを『とにかく謙虚で、素晴らしい人間性を持った最高の働き者だった』と最敬礼。
セビリアという街とベティスへの愛は、家族にも深く刻まれています。彼の娘が幼い頃に色を覚える練習をしていた際、青を見て「青」、オレンジを見て「オレンジ」と言った後、緑色を見て『ベティス!』と元気よく叫んだ愛らしいビデオが今でもスマートフォンに残っているそうです。
そして、セビリアの春祭り(フェリア)での爆笑エピソードも披露してくれました。ある年、友人たちのテントを訪れた際、ファンから『赤ちゃんを抱っこして写真を撮ってほしい』と頼まれました。赤ちゃんを抱き上げた瞬間、モリーナは背中にじわっとした温かさを感じ、気がつくと赤ちゃんが彼の服にゲロを吐きかけていたそうです。その数年後、再び同じテントを訪れた際、友人から『おい、お前にゲロを吐いたあの赤ちゃんを覚えているか?あそこに立っているぞ』と、すっかり大きくなった子供を指さされ、大笑いした思い出を楽しそうに語ってくれました。 (via SPORT)
今夜18時に運命の瞬間!ベティスがポット2として21年ぶりに挑むCL抽選会の詳細と無料視聴方法
本日、2026年8月27日の18時(スペイン時間)から、モナコのフォーラム・グリマルディにて、UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ抽選会が開催されます。ベティスがこの欧州最高峰の舞台に帰ってくるのは、じつに21年ぶり2回目の歴史的快挙となります。
スペイン国内のファンにとって嬉しいことに、この運命の抽選会はMovistar Plusの無料プラン(プラン・グラトィト)に登録するだけで、テレビやオンラインで完全無料で生中継を視聴することができます。
ベティスが初めて出場した2005年の夏、チームは過酷な予選を戦い、モナコを破って本戦へと進みました。しかし、当時はヨーロッパでの実績が極めて乏しかったため、最も低いポット4に配置されました。その結果、チェルシー、リバプール、アンデルレヒトという死のグループに放り込まれ、アンデルレヒト戦の勝利(1対0)やチェルシー戦の金星(1対0)を挙げたものの、惜しくもグループステージ敗退となってしまいました。当時は3位になるとヨーロッパリーグに回る制度がありましたが、現在はその制度も廃止されています。
あれから21年。ペジェグリーニ監督のもとで毎年のようにヨーロッパの舞台で戦い、クラブの知名度と実績を積み重ねてきたベティスは、なんと今回、名だたるメガクラブと並んでポット2に配置されるという劇的な進化を遂げました。
今回の抽選会は、かつてのように紙のボールを手動で引き当てる方法ではありません。ブッフォン、クリスティアーノ・ロナウド、アドゥリスといったレジェンドたちがボールを引いた後、高度なスーパーコンピューターの自動割り当てシステム(バーチャルな紙切れ)によって、一瞬で対戦相手が割り当てられる新しいフォーマットが採用されています。
ベティスは同じスペインのクラブ(レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ、ビジャレアル)とは対戦しないというルールのもと、各ポットから2チームずつ(ホームで4試合、アウェイで4試合)の計8試合を戦います。
ポット1からは、バイエルン、PSG、リバプール、インテル、マンチェスター・シティ、アーセナルといった世界最高峰のクラブから2チームが相手に決定。
ポット2からは、ドルトムント、ローマ、ユナイテッド、アストン・ヴィラなどの強敵。
ポット3からは、ナポリ、ライプツィヒ、ガラタサライといった厄介な実力者を避けられるか。
ポット4からは、コモ、ランス、シュトゥットガルトといった難敵を引かずに済むか。
これらが、ベティスが上位24チームに残って決勝トーナメントに進出するための重要な鍵を握ることになります。今夜18時、ベティスの運命が決定します。 (via MARCA / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
移籍市場の終盤に差し掛かり、グナゴロ・ブアレの電撃的な移籍確定やデ・オッサの去就を巡る交渉など、ピッチ外の動きが非常に慌ただしくなっています。その一方で、今夜18時には、ベティスがポット2として21年ぶりに挑むチャンピオンズリーグの運命の抽選会が開催されます。ベティスの歴史に新たな1ページが刻まれるこの日、どのようなライバルたちが立ちはだかるのか、全世界のベティコがその瞬間を固唾をのんで見守っています。
