アトレティコ・マドリード

フリアン・アルバレスは現在アルゼンチン代表としてW杯に向けた調整を行っているが、4月29日のCLアーセナル戦で負傷した足首の靭帯に不安を抱えており、母国メディアでもその状態が懸念されている。本人はFCバルセロナへの移籍のみを望んでおり、アトレティコ経営陣がバルセロナからの1億ユーロのオファーに対して無関心な態度をとっていることに強い不満を抱いている (via Mundo Deportivo)。

一方、クラブの公式X(旧Twitter)アカウントでは、バルセロナのアルバレスへの関心に対し、ラミネ・ヤマルやペドリへの架空のオファーを提示したり「ネグレイラ事件」を皮肉る投稿を連投して物議を醸した (via SPORT, ElDesmarque)。

補強面では、左サイドバックとしてチェルシーのマルク・ククレジャを注視しつつ、約1000万ユーロと安価で獲得可能なバイエル・レバークーゼンのアレハンドロ・グリマルドに関心を寄せている。グリマルド本人もスペイン復帰を望んでおり、アトレティコ行きを歓迎している (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。

中盤の強化にはパリ・サンジェルマンで出場機会を失っているイ・ガンインをリストアップ。移籍金は2500万〜3000万ユーロ程度と見込まれており、サウジアラビアなどからのオファーもある中、本人はアトレティコへの移籍を最優先としている (via ElDesmarque)。

さらに、ポルトに所属する18歳のブラジル人ウインガー、ウィリアム・ゴメスにも強い関心を示しているが、ポルトは最低6500万ユーロを要求しており、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどとの争奪戦になっている (via Mundo Deportivo)。

守備陣では、リーベル・プレートの22歳左利きCBラウタロ・リベロの獲得に向けてオファーを提示。移籍金は700万〜1000万ユーロとなる見込みで、ディエゴ・シメオネ監督も高く評価している (via ElDesmarque)。

レアル・ソシエダ

ペジェグリーノ・マタラッツォ監督率いるチームは7月4日にスビエタでのプレシーズンを始動する。ワールドカップに出場する久保建英、ミケル・オヤルサバル、ルカ・スチッチ、ゴンサロ・ゲデスらは大会の進行状況に応じて合流が遅れる予定である。特に久保建英は現在移籍市場で高い需要があり、他クラブからの関心を集めているため、プレシーズン期間中の動向が非常に注目されている (via Estadio Deportivo)。

チームはレンタルバック組を含めて27人の選手を抱えており、早急な人員整理が必要となっている。アイエン・ムニョス、ハビ・ロペス、カルロス・フェルナンデス、ミケル・ゴティ、ジョン・カリカブルらが構想外となる見込みで、ブライス・メンデスや久保建英の去就もチーム編成に大きな影響を与える (via Estadio Deportivo)。

最大の課題は右サイドバックの補強である。アリツ・エルストンドが退団し、アルバロ・オドリオソラが昨季終盤の重傷で秋まで復帰できないため、頼れるのはジョン・ミケル・アランブルのみとなっている。エリック・ブレトスSDは夏の移籍市場での右SB獲得を急務としている (via Estadio Deportivo)。

CBの補強としては、リーベル・プレートのラウタロ・リベロに関心を示しており、ジョン・マルティンの相棒として迎え入れることを検討している (via ElDesmarque)。

また、GKの補強候補としてアラベスのアントニオ・シベラの獲得を模索し、ジョン・パチェコとのトレード案も検討されたが、現時点では実現には至っていない (via Estadio Deportivo)。

代表戦では、ルカ・スチッチがクロアチア代表として出場を狙い、ジョン・ミケル・アランブルはベネズエラ代表として親善試合で躍動している (via Mundo Deportivo)。

レアル・ベティス

エズ・アブデの市場価値が急騰している。今季43試合で15ゴール13アシストの驚異的な成績を残し、市場価値は3000万ユーロから4000万ユーロへと上昇した。クラブは6000万〜8000万ユーロの契約解除金を満額要求する構えだが、巨額のオファーがあれば検討する方針である (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)。

一方、新戦力のロドリゴ・リケルメは1200万から400万ユーロに、アルバロ・フィダルゴは加入後3ヶ月で1000万から600万ユーロへと市場価値が急落。対照的に、GKアルバロ・バジェスは250万ユーロから700万ユーロへと価値を高めた (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)。

イスコは足首の度重なる負傷からの復活を目指し、オフ期間中もルイス・デル・ソル・スポーツシティに留まって黙々とリハビリを続けている。そのプロ意識の高さは「魔法使い(Mago)」としてファンから絶賛されている。チームメイトのアントニーもポッドキャストで、ベティスが21年ぶりにCL出場権を獲得した際のイスコの涙や、セビージャとの熱狂的なダービーマッチに深く感銘を受けたと語った (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。

ストライカーの補強では、MLSシンシナティで17試合13ゴールと大爆発しているトーゴ代表FWケビン・デンキー(25歳)を最優先ターゲットに設定。市場価値が1200万ユーロに低下しており、ファビオ・シウバら他候補よりも安価で獲得できる絶好のチャンスとなっている (via Estadio Deportivo)。

守備陣では、クルゼイロの23歳左SBカイキ・ブルーノの獲得を画策し、移籍金の一部とボーナスを含めたオファーを準備中。また、バルセロナから強い関心を集めているCBナタンについては、代理人がデコSDと会談を行っており、ナタン本人は移籍するならバルサのみを希望している。ベティス側は4000万ユーロの移籍金を要求している (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, ElDesmarque)。

若手FWゴンサロ・ペティについては、レンタル先で8ゴールを挙げた実績を評価し、プレシーズンはトップチームに帯同させるものの、出場機会を確保するためにさらなるレンタル移籍も視野に入れている (via Estadio Deportivo)。

スペインサッカー連盟(RFEF)が国内レンタル移籍の上限を6人に制限する新ルールを導入したことで、昨季10人を国内へレンタルしていたベティスは補強および放出計画の大幅な見直しを迫られている (via Estadio Deportivo)。

U-12チームはLaLiga FC Futuresで圧倒的な強さを見せ、セルタに6-0、マジョルカに2-0、エスパニョールに3-1、ジローナに3-0で勝利し、優勝候補の筆頭に躍り出た (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。

ビジャレアル

マルセリーノ前監督の後任として就任したイニゴ・ペレス新監督が、LaLiga FC Futuresの会場であるシウダ・デポルティーバ・パメサを訪れ、U-12チームの選手たちを激励した。監督の目の前で、10番のダビドがエルチェ戦で「フォリャ・セカ(落ちるシュート)」による圧巻のゴールを決めた (via Mundo Deportivo)。

U-12チームはグループステージでアトレティコ・マドリードに3-0で快勝するなど見事な戦いぶりを見せ、グループ1位で決勝トーナメントへ進出している (via SPORT)。

セビージャ

財政難に苦しむクラブにとって、カンテラーノ(下部組織出身選手)の躍進は朗報となっている。キケ・サラスの市場価値は600万ユーロから1400万ユーロへ、オソは20万から1000万ユーロへ、アンドレス・カストリンは25万から600万ユーロへと劇的に上昇した。ルシアン・アグメやアコル・アダムスも1500万ユーロの評価を得ている (via MARCA, Estadio Deportivo)。

一方で、フアンル・サンチェスの市場価値はルイス・ガルシア・プラサ監督の下で出番を減らした影響で1500万から1000万ユーロに下落したが、依然として今夏の有力な売却候補である。アレクシス・サンチェスやウラホディモスらの価値も軒並み低下している (via MARCA, Estadio Deportivo)。

クラブの売却交渉は、セルヒオ・ラモスが主導する投資グループとの間で決裂した。現在の経営陣は、ラ・リーガの厳しいファイナンシャルフェアプレー規定をクリアし、新体制でのチーム再建を図るため、新オーナーに対して8000万ユーロの資本増資を絶対条件として要求している。これにより、次期オーナーはクラブの95%〜99%の株式を掌握することになる (via Estadio Deportivo)。

スイス代表としてW杯に向けた合宿に参加中のルベン・バルガスが、アメリカ・サンディエゴでの練習中に右脚の違和感を訴えて離脱した。クラブは彼を高値で売却することを計画していたため、負傷の程度に神経を尖らせている (via Estadio Deportivo)。

クラブOBのビセンテ・イボーラは現役引退後、セビージャ加入前のエピソードを披露し『レバンテからフリーでバレンシアに行くこともできたが、それは倫理的ではないと考えた。幸運にもセビージャが現れて違約金を支払ってくれた』と、クラブへの愛情と誠実さを語った (via ElDesmarque)。

バレンシア

MFハビ・ゲラが、W杯に向けたイラクとの親善試合で後半から33分間プレーし、見事にスペイン代表デビューを飾った。バレンシアの選手として歴代75人目のスペイン代表選手となった。ビッグクラブからの関心が絶えないが、本人と父親は共にメスタージャでのプレー継続を強く希望しており、クラブ側も売却の意思はない (via ElDesmarque)。

新スタジアム「ノウ・メスタージャ」への移転を2026年末に見据え、クラブはアメリカの企業Elevateと提携してネーミングライツの販売交渉を進めている。スポンサー名をつけるために、現在の名称から「ノウ(Nou)」を外し、アトレティコ・マドリードのメトロポリターノのように企業名と「メスタージャ」を組み合わせた名前に変更する計画である (via ElDesmarque)。

バルセロナとのリーグ戦前にメスタージャ周辺で発煙筒を焚き、警察官に向けて家具やガラス瓶を投げつけて暴動を引き起こした36歳のバレンシアファンが、公共秩序を乱した罪と公務執行妨害の容疑で逮捕された (via ElDesmarque)。

クラブが選出する今シーズンのベストゴールに、第13節のレバンテとのダービーマッチでFWウーゴ・ドゥロが鮮やかに決めたオーバーヘッドキックが選ばれた (via SPORT)。

U-12チームはLaLiga FC Futuresで躍動し、アルバロ・モンポがバルセロナ戦でピッチの半分を独走する「クラウディオ・ピオホ・ロペス」を彷彿とさせるスーパードリブルからゴールを奪い、1-0で勝利する快挙を成し遂げた (via SPORT)。

オサスナ

アレッシオ・リスチ監督の退任に伴い、新監督の選定が急ピッチで進められている。最大のターゲットは、ヘタフェとの契約延長交渉が事実上決裂しているホセ・ボルダラスである。すでに初期の接触が行われており、ボルダラス自身もエル・サダルでの指揮に前向きな姿勢を示している。その他の候補として、ルイス・ミゲル・ラミス、ルビ、ルイス・ガルシア・フェルナンデスの名前も挙がっている (via ElDesmarque, Estadio Deportivo)。

FWラウル・ガルシア・デ・アロとの契約を2031年6月30日までの5年間延長した。契約解除金は4000万ユーロに設定された。今季はラ・リーガとコパ・デル・レイでそれぞれ7ゴールずつ、計14ゴールを記録し、コパでは大会得点王に輝くなど、攻撃の核としてチームに不可欠な存在となっている (via Mundo Deportivo)。

マジョルカ

今季ラ・リーガで23ゴールを挙げ、得点王争いを演じたエースFWヴェダト・ムリキのフェネルバフチェ(トルコ)への移籍が基本合意に達した。移籍金は1800万ユーロとなるが、ラツィオがキャピタルゲインの45%を受け取る権利を持っているため、マジョルカには約1350万ユーロが入る見込みである。ただし、この移籍はフェネルバフチェの会長選挙でアジズ・ユルドゥルム候補が勝利することが発動条件となっている (via SPORT)。

また、FWサイル・ラリンがイングランド・チャンピオンシップのサウサンプトンへ完全移籍することが正式に発表された。移籍金は約300万ユーロとされており、マジョルカは攻撃陣の大幅な刷新を迫られている (via Mundo Deportivo)。

ヘタフェ

ホセ・ボルダラス監督の退任が決定的となっている。クラブ側から提示された減俸を伴う契約延長オファーに監督が不満を抱いており、交渉は暗礁に乗り上げた。後任にはクラブOBのファビオ・セレスティーニが有力な候補としてリストアップされている (via ElDesmarque, Estadio Deportivo)。

本拠地コリセウムの大規模な改修工事は順調に進んでいる。現在は南側上段スタンドの基礎構造が組み上がりつつあり、9月の新シーズン開幕に向けて急ピッチで作業が行われている。今週からは上段スタンドと屋根の解体作業が開始され、それに伴いロッカールームの配置変更やソシオ(会員)の座席移動などが行われる予定である (via MARCA)。

ラージョ・バジェカーノ

GKダニ・カルデナスが、正守護神のディミトリエフスキやアウグスト・バタージャの陰に隠れ、ベンチを温める日々が続いたことで深刻なうつ病に苦しんでいたことをラジオ番組で告白した。『ずっと一人で泣きたい気分だった』と語るカルデナスだが、妻の強い勧めで専門家の助けを借り、無事に精神的な危機を乗り越えることができた。今夏の去就については、クラブの会長と話し合って決定するとしている (via ElDesmarque)。

アラベス

守護神として素晴らしいパフォーマンスを見せているGKアントニオ・シベラに対し、バレンシアやレアル・ソシエダをはじめとする国内外の複数クラブから熱い視線が注がれている。現行契約は2027年まで残っているが、クラブは適切なオファーがあれば売却に応じる構えを見せている (via Estadio Deportivo)。

アスレティック・クラブ

エルネスト・バルベルデ監督の後任として、ボルシア・ドルトムントを率いていたエディン・テルジッチ氏の新監督就任が決定した。プレシーズンは7月6日からスタートする予定で、テルジッチ新監督はクラブの哲学を深く理解するため、海外遠征を行わず、本拠地レサマでのトレーニングに集中する方針を固めている (via Estadio Deportivo)。

今季ミランデスへレンタルされ15ゴール3アシストの好成績を残したFWウルコ・イセタの去就が注目されている。新監督の構想次第となるが、レアル・オビエドなどが獲得に向けて強い関心を示している (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。

ジローナ

残念ながらセグンダ(2部)への降格が決定したものの、シティ・フットボール・グループのカルドゥーン・アル・ムバラク会長は『ジローナは我々のグループにとって不可欠な存在である』と明言し、クラブを見捨てることはないと強調した。アカデミーやスタジアムなどインフラへの投資計画に変更はなく、1年でのプリメーラ(1部)復帰に向けて、今夏に必要なすべての補強とサポートを行うことをファンに約束した。なお、ミチェル監督の退任に伴う後任人事は現在進行中である (via SPORT, Mundo Deportivo)。

エスパニョール

新たにスポーツゼネラルマネージャー(SD)に就任したモンチ氏が、大胆なチーム改革に乗り出している。『エスパニョールは単なるエレベータークラブではない』と宣言し、マノロ・ゴンサレス監督の戦術に合わせたフィジカルとスピードに優れた選手の獲得を推進中。バーンリーのキリンチー・ハートマンらが補強候補に挙がっている (via Esport3)。

夏のプレシーズンマッチの日程が決定し、バーンリー、ミドルズブラ、そしてオロトとの対戦が組まれている (via Mundo Deportivo)。

選手動向では、今季出場機会に恵まれなかったアントニウ・ロカが今夏の退団を希望し、新たな移籍先を模索している (via Mundo Deportivo)。

【本日の総括】

各クラブはW杯イヤーという特殊なスケジュールの中、来季に向けた監督人事や移籍市場での駆け引きを活発化させています。アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスを巡るバルセロナとのSNSを通じた場外戦や、レアル・ソシエダにおける久保建英ら代表組の合流遅れへの対応、さらにセビージャのクラブ売却に向けた増資問題など、ピッチ外でも極めて重要な動きが相次いでいます。また、ベティスやビジャレアルの下部組織がLaLiga FC Futuresで輝きを放ち、ジローナは降格という逆境の中でもシティ・グループの強力なバックアップを受けて1年での1部復帰を誓うなど、来季に向けた希望と課題が明確に浮かび上がる1日となりました。