マラガとの開幕戦を2-0で制し、白星発進!カン・イン・リーとアレックス・バエナのゴラッソで難敵を打破
アトレティコ・マドリードの新しいシーズンは、本拠地メトロポリターノで行われた開幕戦で、昇格組のマラガを2-0で下し、見事な白星発進を飾りました。
この夏はワールドカップの影響により、主力選手たちの合流が遅れてプレシーズンに大きな影響が出たため、シメオネ監督はカンテラや控え選手を多く起用した「アグレッシブな若手中心」の先発布陣を採用。アトレティコはプレシーズン中、ヘタフェ戦(4-1で勝利)やマルセイユ戦(2-1で勝利)での白星の一方で、マンチェスター・ユナイテッド戦(1-2で敗戦)、マンチェスター・シティ戦(1-3で敗戦)と、2勝2敗の成績で本番を迎えました。対するマラガはアル・アラビ戦(4-2で勝利)のほかにレイスター、アル・イテハド、フルハム(PK戦で勝利)と引き分け、セウタ(1-2で敗戦)というプレシーズンを過ごしていました。
試合は非常に拮抗した展開となり、前半のボールポゼッション率は49%対51%、シュート数も4本対2本(枠内シュート1対0)と、互角以上の戦いを強いるマラガの粘り強い守備に手を焼くことになりました。
しかし後半、シメオネ監督が投入したベンチの豪華な「主役たち」が試合を完全に変えました。後半57分にアルナウ・オルティス、ロドリゴ・メンドーサ、カルロス・マルティンを下げ、カン・イン・リー、アレックス・バエナ、ジュリアーノ・シメオーネを投入。
後半70分、ディフェンダーのダビド・ハンコからの正確なロングフィードを受けたカン・イン・リーが、右サイドから中央へと斜めにカットイン。細かなステップで相手守備陣を翻弄すると、エリア手前から得意の左足で目の覚めるようなミドルシュートを放ち、逆サイドのゴール右上隅の死角に突き刺しました。このゴールは、2017年にメトロポリターノが開場した際、同じマラガを相手にアントワーヌ・グリーズマンが記録した「スタジアム初ゴール」を彷彿とさせるもので、指揮官のシメオネ監督も歓喜とともに深く胸を撫で下ろしました。
さらにアトレティコは攻撃の手を緩めず、後半84分にエリア手前でバエナがファウルを受けて得た直接フリーキック。背番号10を背負うバエナ自身がキッカーを務めると、美しい軌道を描いたシュートがクロスバーの内側を叩いてゴールへと吸い込まれ、決定的な2点目を奪いました。試合はそのまま2-0で終了。2つの「至高のゴラッソ」が勝利を呼び込みました。(via Mundo Deportivo)
選手個別詳細評価:ハンコやカン・イン・リーが最高評価を獲得し、チームを牽引
初戦を終え、出場した選手たちの評価が明らかになりました。
ヤン・オブラク(評点6):無失点スタート。前半終了間際に驚異的な連続セーブを見せたものの、事前のオフサイド判定で幻に。全体的に安定した対応に終始。
ホルヘ・ドミンゲス(評点5):注目の16歳。デビュー戦のプレッシャーからかボールタッチに不安定さが見られ、37分にイエローカードを受けると、退場リスクからハーフタイムで交代。
ロビン・ル・ノルマン(評点7):マラガのフォワード、チュペと激しく競り合い、地上デュエルでは9回中6回に勝利し、空中戦はすべて勝利する無類の強さを披露。
ダビド・ハンコ(評点9/最優秀選手):試合全体で最も輝いたディフェンダー。前半16分に相手サイドバックのプガへのファウルで早い段階に警告を受けるも冷静さを失わず、守備の要として決定的なタックルを連発。ビルドアップでも大いに貢献し、先制点のアシストを記録したほか、セットプレーからヘディングシュートでクロスバーを叩く大活躍。
ダニ・マルティン(評点6):左サイドバック。試合開始当初はボールロストなど荒さが見られたものの、時間の経過とともに適応し、最終的に90分間をしっかりと戦い抜きました。
ロドリゴ・メンドーサ(評点4):ビルドアップへの関与が乏しく、攻撃でのプレゼンスを示せませんでした。前半と後半開始直後に決定的なシュートを放つも相手キーパーに阻まれ、56分に交代。
コケ(評点7):34歳になっても中盤の絶対的な羅針盤。プレーのテンポを巧みに操り、前半の苦しい時間を支えました。78分に交代。
パブロ・バリオス(評点6):豊富な運動量で攻守に貢献。ただし、前半はややプレーの継続性に欠ける場面がありました。
カルロス・マルティン(評点5):守備時はサイドバック、攻撃時はウイングを務める過酷な役割をこなし、よく走りましたが、決定的なチャンスでシュートを枠の上に外してしまいました。
アルナウ・オルティス(評点7):前半のアトレティコで最も輝いていました。左サイドからの鋭い仕掛けで再三チャンスを作り、素晴らしいヒールパスを見せるなど持ち味を発揮。後半57分に交代。
アデモラ・ルックマン(評点4):ワントップとして孤立。後半には多くのチャンスが訪れたものの、シュートの反応が遅れたり、相手守備にブロックされたりと決定力を欠きました。
マルコス・ジョレンテ(評点4):後半からドミンゲスに代わって出場。コンディションが整っておらず、本来のレベルとは程遠いパスミスや不必要なボールロストが目立ちました。
ジュリアーノ・シメオーネ(評点5):右サイドから良い仕掛けをいくつか見せたものの、徐々に相手ディフェンスに封じ込められました。
アレックス・バエナ(評点6):交代直後は簡単なロストなど不安定でしたが、終了間主に鮮やかな直接フリーキックを決めて勝負を決定づけました。
カン・イン・リー(評点9):登場直後から積極的にシュートを放つも、縦への高い推進力を見せました。後半70分の見事なゴールに加え、直後にもルックマンへの鋭いスルーパスを配給するなど攻撃を牽引。
モルテン・ユルマンド(評価対象外):後半78分にコケと代わって出場し、公式戦デビュー。守備を引き締めました。(via ElDesmarque)
