フリアン・アルバレスを巡るメトロポリターノの激しい敵意:バルサ移籍希望に怒るサポーターからのブーイングとクラブが下した隔離保護措置の全貌

今夏、ワールドカップ期間中という極めてセンセーショナルな時期に、バルセロナへの移籍希望を公に発言して波紋を広げたフリアン・アルバレス選手が、ついにホームスタジアムであるエスタディオ・メトロポリターノのピッチに立ちました。しかし、サポーターたちから彼に送られたのは、極めて激しい拒絶の嵐でした。

試合前のウォーミングアップで彼の名前がスピーカーから告げられ、大型ビジョンに顔写真が映し出された瞬間から、スタジアム全体を揺るがす凄まじい大ブーイングと指笛が鳴り響きました。後半67分に彼がマーク・プビル選手に代わってピッチに足を踏み入れた際にも、ファンからの怒りの声は収まらず、特に南側ゴール裏のエリアからは『彼に出て行けと言え、とっとと出て行けと言え』という極めて辛辣なチャントが怒涛のように浴びせられました。

試合終了のホイッスルが鳴り響いた後、スタジアムはさらに異様な光景に包まれました。通常、アトレティコの選手たちは結果にかかわらず全員でピッチを一周し、サポーターに向けて感謝の拍をとるのが不文律となっています。しかし、フリアン・アルバレス選手だけは誰とも目を合わせることなく、チームの輪から完全に外れて一人寂しくロッカールームへと続くトンネルへと直行しました。

この彼の行動に対し、SNS上ではファンを無視した不遜な態度だとして非難の声が上がりましたが、実際にはこれは選手自身の判断ではなく、クラブ側のセキュリティと広報担当者の指示によるものでした。スタジアムの不穏な熱気や暴動を警戒したクラブは、試合直後に広報担当者がフリアン・アルバレス選手と短い会話を交わした上で、サポーターから物理的に引き離し、直接ロッカールームへ避難させるという異例の保護措置をとりました。

アトレティコ側は、彼が強く望んでいるバルセロナへの売却は絶対に認めない方針を貫いており、契約期間である2030年までの縛りと、4億9000万ユーロに設定された莫大な契約解除金を盾にして交渉を完全にフリーズさせています。一方で、この状況を注視しているアーセナルは獲得への機械を本格化させており、アトレティコ側もアーセナルからの1億5000万ユーロ規模の公式オファーであれば前向きに検討する構えを示しています。バルサへの道が閉ざされつつある今、フリアン・アルバレス選手もロンドンへの移籍を現実的な緊急避難先として前向きに考慮し始めています。(via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo)