トップチームの内紛とアルベロア前監督への痛烈な批判
今シーズン、シャビ・アロンソの後任として1月からトップチームの指揮を執り、28試合を戦ったアルバロ・アルベロア前監督に対し、元レアル・マドリードのイバン・エルゲラが痛烈な批判を浴びせた。チームは2年連続で主要タイトルを逃し、チュアメニとフェデ・バルベルデの喧嘩やエムバペの起用法を巡る不満など、ロッカールームは内紛状態にあった。
エルゲラはインタビューで、エムバペの騒動について『この状況をどう管理したかではなく、それ以前にチームをどう導いてきたかだ。何が原因でこうなったのか?ずっと前からうまく管理できていなかったということだ』と指摘。『私の見解では、明らかにアルベロアには非常に大きな責任がある。彼が監督として優秀なのか、ダメなのか、普通なのかは分からない。しかし、突然レアル・マドリードのようなチームを指揮することになった。うまく管理できなかったのはアルベロアだけではない。彼が間違っていたのは明らかだが、彼をそのポジションに置いた人々も間違っている』と、ペレス会長を含めたクラブ首脳陣の任命責任も追及した。
また、昔のロッカールーム(ラウル、フィーゴ、ジダン、ロナウド、ロベルト・カルロス、ベッカム等)と比べて今の管理が難しいわけではないとし、『エゴや振る舞い、選手の性格は全く同じだ。当時のレアル・マドリードのロッカールームも今と同じくらい難しかった。厳しい監督が必要なわけではない。私たちが抱えている偉大なチームを管理し、物事をうまく進める方法を知っている良い監督が必要だ』と語り、理想の監督としてユルゲン・クロップを挙げた。さらに『レアル・マドリードは常に紳士的なチームだった。バルセロナが勝ったからといって私たちは狂ってしまっている。何も問題はない。レアル・マドリードは常に復活する』とクラブのアイデンティティを取り戻す必要性を主張した。
アルベロアはスペイン人選手やカンテラーノ(下部組織出身選手)を冷遇したとも批判されている。ペレス会長がスター選手を支持しているため、スペイン人選手は組織的な重みを持っていなかった。特にダニ・カルバハルは、クラブが期待を寄せるトレント(アレクサンダー=アーノルド)の起用により予想以上にベンチに置かれ、最後のW杯出場の機会を失い、退団に追いやられる可能性が出ている。アセンシオや絶対的な控えに降格したセバージョスはアルベロアと直接対立し、フラン・ガルシアは継続的な出場機会を与えられなかった。カレラスもシーズン終盤に失速してW杯出場を逃し、フイセンもケガとパフォーマンス低下で代表落ちした。ゴンサロはエムバペやロドリゴが負傷し、エンドリッキがリヨンにレンタル中であるにもかかわらず、ブラヒムやマスタントゥオーノが優先され、最後の16試合で2試合しかスタメン出場できなかった。ルイス・デ・ラ・フエンテ代表監督がレアル・マドリードの選手を無視しているとマドリディスタは非難しているが、アルベロア自身も彼らを助けなかったことが露呈している。(via SPORT)