リーグトップの自前選手数を誇るカンテラの育成力
アスレティック・ビルバオの最大の特徴であり、クラブのアイデンティティであるカンテラ(下部組織)の育成力は、今シーズンも際立っている。トップチームにおける自前選手の所属数において、アスレティックはスペイン国内の他クラブを圧倒している。
現在、プレシーズンを開始したトップチームの陣容を見ると、アスレティックは17人のカンテラ出身選手を擁しており、Bチームからチャンスを与えられている若手を含めるとその数は20人にまで達する。この数字は、育成に定評のあるレアル・ソシエダ(14人)や、クラウディオ・ヒラルデス監督の影響が強いセルタ、さらにはFCバルセロナ、エスパニョール、オサスナといったクラブを抑えてリーグ単独トップとなっている。
近年、数シーズンで3部リーグから1部リーグへと驚異的なスピードで昇格を果たしたマラガCFが、17人のカンテラ出身選手を抱えてリーグのトップ3に食い込んで話題となっているが、それでもアスレティックが長年にわたって築き上げてきた自前選手を中心とするチーム作りの哲学とその実績は、他を寄せ付けない確固たるものとして評価されている。
(via MARCA)
【本日の総括】
プレシーズンマッチのエイバル戦で苦戦しながらも、ユーリの劇的な同点ゴールで無敗を維持したアスレティック・ビルバオ。テルジッチ新監督は、試合後の緻密な分析を通じてチーム戦術の浸透と若手の積極起用を図る一方で、ベスガやアギレサバラら4選手の構想外を明確にし、クラブは本格的な人員整理に着手しています。さらに、W杯での活躍によりバルセロナから関心を寄せられていたラポルテについては、クラブが断固として売却を拒否する姿勢を見せています。トップリーグで最多となるカンテラ出身選手を抱えるクラブの伝統は、新体制下でも力強く受け継がれています。