新監督ベニャト・サン・ホセの補強優先事項

ラージョ・バジェカーノでは、新しく就任したベニャト・サン・ホセ監督のもとで新プロジェクトが始動しており、移籍市場での動きが活発化している。チームの戦力入れ替えが行われる中で、バスク出身の指揮官はすでに補強の優先順位を明確に定めている。ノーベル・メンディの買い取りオプション行使に続き、監督が今夏の補強ポイントとして最も注視しているのが左サイドバックのポジションである。イニゴ・ペレス前監督のもとで公式戦46試合に出場して重要な役割を果たしていたウルグアイ人DFのパチャ・エスピノがアルゼンチンのラシン・クラブに退団したことで、このポジションには大きな穴が空いてしまった。さらに、ペップ・チャバリアに対してもシャビ・アロンソ監督率いるチェルシーが強い関心を示しており、左サイドバックの選手がチームから完全にいなくなる危険性がある。ここ数シーズンはフラン・ガルシアやチャバリアといった質の高い選手が揃っていたため軽視されがちだったポジションであるが、現在は信頼できる実力者を市場で探し出すことが実質的な義務となっている。監督は今後の退団選手の動向次第では、自身の新プロジェクトに必要となる明確なターゲットを名指しでフロントに要求する構えを見せている。(via Estadio Deportivo)

ペップ・チャバリアのチェルシー移籍騒動

シャビ・アロンソ監督が率いるチェルシーは、マルク・ククレジャをレアル・マドリードへ放出した後、新たな左サイドバックとしてラージョのペップ・チャバリアを新プロジェクトのリストに加えた。チェルシーはすでに最初のオファーを提示したものの、ラージョ側はこれを拒否している。28歳のチャバリアはラージョで4シーズン目を終え、クラブとは2030年までの長期契約を結んでいるが、選手自身はチェルシーへの移籍に強い関心を持っており、すでに個人条件の面では合意に達しているとされている。しかし、ラージョはこの状況に対して強硬な態度をとっている。クラブの許可なく選手と接触したとして、チェルシーをFIFAに提訴することを検討している状況だ。ラージョの要求は明確であり、交渉に応じるつもりはなく、契約解除金に設定されている5000万ユーロの全額支払いを求めている。選手側の移籍への意志とクラブの強硬姿勢がぶつかり合っており、今後の行方はベニャト・サン・ホセ監督の意向にも大きく左右されるとみられている。(via SPORT)

ノーベル・メンディへの巨額オファー

ラージョ・バジェカーノは、セネガル人センターバックのノーベル・メンディの将来をクラブのプロジェクト内にしっかりと確保した。21歳のメンディは昨シーズン、約30試合に出場して見事な活躍を見せ、スポーツ部門と新監督のベニャト・サン・ホセからも来季以降の戦力として絶対的な信頼を勝ち取った。これを受けてクラブは数週間前に、設定されていた280万ユーロの買い取りオプションを行使し、保有権の80パーセントを獲得した。残りの20パーセントはレアル・ベティスが引き続き保有している。この活躍を受けて、スコットランドのセルティックやドイツのシュトゥットガルト、アイントラハト・フランクフルトなどが獲得に乗り出していた。特にアイントラハト・フランクフルトは正式な交渉を開始し、保有権の100パーセントに対して1500万ユーロという巨額のオファーを提示した。しかし、マルティン・プレサ会長はこの申し出を拒否した。ラージョのフロント陣はフロリアン・ルジューヌと並んで守備陣の不可欠な存在となったメンディを高く評価しており、彼を売却する意思がないことを明確に示している。(via SPORT)

パチャ・エスピノのアルゼンチン移籍

ウルグアイ人左サイドバックのアルフォンソ・パチャ・エスピノは、ラージョ・バジェカーノとの契約満了に伴い、アルゼンチンのラシン・クラブへフリーで移籍することが公式に発表された。34歳のエスピノは2年契約を結び、母国のナシオナルを離れてスペインへ渡り、カディスとラージョで9年間プレーして以来となる南米サッカー界への復帰を果たすことになった。2023/2024シーズンにラージョへ加入して以降、彼は着実な成長を遂げ、通算98試合に出場した。昨シーズンはチームをカンファレンスリーグの決勝に導く大きな原動力となり、ファンやクラブから惜しまれつつ最高の形でチームを去ることになった。エスピノはアルゼンチンでの新たなプロジェクトに非常に満足している様子を見せている。(via SPORT)

契約最終年を迎える8選手の去就問題

ペップ・チャバリアへのチェルシーからの関心などに直面しているラージョ・バジェカーノは、来年に契約切れとなる選手たちが無料で退団してしまうリスクを避けるため、彼らの将来の扱いに早急に取り組んでいる。現在、2025年で契約が満了する選手には、セルヒオ・カメージョ、オスカル・バレンティン、ダニ・カルデナス、パテ・シス、イバン・バジウ、ラウール・デ・トマス、エティエンヌ・エトー、サム・ベセラの8人が名を連ねている。クラブはこれらの選手がフリーエージェントになるのを防ぐため、今夏の移籍市場の期間中に契約更新の交渉を行うか、あるいは移籍金を得るための売却を進める決断を迫られている。(via Estadio Deportivo)

昨シーズンの成績と来季の状況

ラージョ・バジェカーノは昨シーズンのLaLiga EA Sportsにおいて、勝ち点50を獲得して8位という成績でシーズンを終えた。また、カンファレンスリーグでは決勝まで進出する快進撃を見せたものの、最後の舞台で敗れてしまった。この結果により、来シーズンの欧州カップ戦への出場権を逃すことになった。欧州の舞台には立てないものの、ベニャト・サン・ホセ新監督のもとで国内リーグでの躍進を目指す新たなシーズンが始まる。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ベニャト・サン・ホセ新監督のもと、ラージョ・バジェカーノは左サイドバックの補強を最優先に動いています。チャバリアの引き抜きを狙うチェルシーに対しては契約解除金5000万ユーロを要求して徹底抗戦の構えを見せ、メンディへの1500万ユーロのオファーも拒否するなど、主力流出の阻止に強硬な姿勢を示しています。一方で、エスピノの退団や来季契約満了を迎える8選手の去就問題など、今夏の移籍市場では編成面での重要な決断が数多く待ち受けています。