たった50万ユーロをケチった代償!右SB不足の中で手放したリサンコスがオサスナへ栄転
現在のバレンシアの最大の弱点は、壊滅的な状況にある右サイドバックの選手層です。ティエリ選手がヴェネツィアへ移籍し、ベテランのフルキエ選手は負傷離脱、さらにルボ・イランソ選手も問題を抱えているため、まともに起用できる右サイドバックがほぼ枯渇しているという惨状です。
しかし、この事態は防げたはずのフロントの完全な人災でした。実は2025年の夏、バレンシアは当時ルゴに所属し、3部リーグで最高峰の右サイドバックと評価されていたアレックス・リサンコス選手を、わずか50万ユーロ未満という安価で獲得できるチャンスを手にしていました。複数の2部クラブが争奪戦を繰り広げる中、バレンシアは有利な立場にありました。
それにもかかわらず、フロントは僅かな移籍金を出し渋り、「Bチームに所属させ、トップチームでの練習には参加させるが、他選手が放出されない限りトップチームの公式戦には登録しない」という消極的かつ一方的な条件を提示しました。この提示に呆れたルゴ側は、資金をしっかり用意したブルゴスへと彼を放出し、ブルゴスは大喜びで彼を迎え入れました。
そこから1年。ブルゴスで圧倒的な輝きを放ったリサンコス選手は、今夏、右サイドバックの負傷に頭を悩ませるオサスナへの移籍がほぼ確実となっています。オサスナの現監督は、昨季ブルゴスでリサンコス選手を指導し、その才能を誰よりも高く評価している人物です。たった50万ユーロをケチったバレンシアは、今や右サイドバックの穴を埋める術もなく立ち尽くし、ライバルチームが若き才能を手に入れるのを見届けるしかないという皮肉な結果となりました。(via Superdeporte)