中盤の逸材マヌエル・アンヘルがフルハムへ完全移籍

移籍市場の最終日に、レアル・マドリードはミッドフィルダーのマヌエル・アンヘル(22歳)がプレミアリーグのフルハムへ完全移籍することを発表しました。移籍金は約400万ユーロで、レアル・マドリードは将来の売却時に備えて50%の権利を保持します。契約期間は2029年6月までの3シーズンで、さらに1年間の延長オプションが付帯しています。交渉の初期段階や一部メディアでは、移籍金600万ユーロや権利の70%売却といった条件も取り沙汰されていましたが、最終的には400万ユーロおよび50%の権利保有で決着しました。

マヌエル・アンヘルは、今夏フルハムの監督に就任したアルバロ・アルベロアのプロジェクトに加わることになります。フルハムにはすでに今夏、レアル・マドリードからゴンサロ・ガルシア(移籍金4000万ユーロ)とセサル・パラシオス(移籍金1000万ユーロ)が移籍しており、マヌエル・アンヘルは今夏にレアル・マドリードからフルハムに渡った3人目のカンテラーノとなりました。

移籍決定に際し、マヌエル・アンヘルは喜びをこのように熱く語っています。

『ロンドン最古のクラブであり、これほど伝説的なフルハムというクラブに加入できたことは、本当に信じられないほどの気持ちです。そして、すべてのサッカー選手がキャリアの中で一度はプレーを夢見るプレミアリーグという舞台で戦えることを楽しみにしています』

マヌエル・アンヘルは2018年にセビージャの下部組織から14歳でレアル・マドリードの「ラ・ファブリカ」に加入しました。その後、順調にステップアップを遂げ、ユース時代にはキャプテンとしてチームを牽引し、アルベロア監督から絶大な信頼を寄せられるリーダーとなりました。昨シーズンはコパ・デル・レイのアルバセテ戦(この試合でチームはコパ敗退)でトップチームデビューを果たし、ラ・リーガの数試合や、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・シティ戦など、トップチームで通算7試合に出場しました。

今夏のプレシーズンではジョゼ・モウリーニョ監督のもとで出場機会がなく、カスティージャ(Bチーム)の構想からも外されるなど非常に厳しい時期を過ごしていましたが、最終日にプレミアリーグへの移籍という形で苦境を乗り越えました。

なお、アルベロア監督は当初、レアル・マドリードの若手有望株であるティアゴ・ピタルチの獲得を望んでいました。しかし、モウリーニョ監督がピタルチのポテンシャルを高く評価し、レアル・マドリードに残留して今季のチームで役割を担うべきだとアドバイスしたため、クラブが放出交渉を拒否。これによりフルハムはピタルチの獲得を断念し、かつてアルベロア監督が信頼を置いていたマヌエル・アンヘルの獲得へと舵を切った経緯があります。

ちなみにフルハムは、移籍市場の最終盤にアイントラハト・フランクフルトからスウェーデン代表MFウーゴ・ラーションを、特定の条件達成で義務となる買取オプション付きのレンタル移籍で獲得したことも併せて発表しています。(via Mundo Deportivo, Estadio Deportivo, MARCA, SPORT)

ロドリゴが右膝の重傷からついにピッチ復帰へ!バルデベバスでランニングを再開

レアル・マドリードのブラジル代表アタッカー、ロドリゴ・ゴエスに非常に喜ばしい進展がありました。膝の大怪我から回復に向けて大きな一歩を踏み出し、リハビリの一環として初めて練習場「シウダ・デポルティバ・バルデベバス」の芝生の上に立ち、軽いジョギング(トロット)を開始しました。

ロドリゴは自身のSNSで、回復担当スタッフらとともにピッチを走る写真や動画を公開し、次のようにコメントしています。

『またグラウンドを走れるなんて本当に素晴らしい感覚です!ここからも全力で進み続けます!』

ロドリゴは2026年3月3日に行われたラ・リーガ第27節のヘタフェ戦(サンティアゴ・ベルナベウ)で、途中出場からピッチに入ってわずか数分後に右膝の前十字靭帯および外側半月板を断裂するという大怪我を負いました。その激しい痛みにもかかわらず、試合終了のホイッスルまでプレーを続けたものの、試合後の精密検査で最悪の診断結果が確認されました。その後、3月10日に高名なマヌエル・レイエス医師の執刀のもとで手術を受け、それ以来、長く過酷なリハビリを続けてきました。

負傷から6ヶ月が経過し、これまではジムでの地道な筋力トレーニングを繰り返してきましたが、ついにピッチでのランニングメニューに移行することができました。復帰までにはまだ数ヶ月が必要となる見込みですが、現在の目標は2026/2027シーズンの終盤戦に向けて、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチームの戦力としてピッチに完全復帰することです。(via Mundo Deportivo)

カンテラーノの売却ラッシュとチェマ・アンドレスの移籍で2億ユーロ超の巨額利益を記録

今夏のレアル・マドリードは、フロレンティーノ・ペレス会長によるスター選手の獲得を進める一方で、下部組織出身カンテラーノたちの積極的な売却を行い、クラブの財務に極めて多大な利益をもたらしました。

今夏、レアル・マドリードの「ラ・ファブリカ」出身の選手たちの売却で得られた主な収入は以下の通りです。

・ニコ・パス:イタリアのコモへ6600万ユーロ

・ゴンサロ・ガルシア:フルハムへ4000万ユーロ

・セサル・パラシオス:フルハムへ1000万ユーロ

・ヤコボ・オルテガ:フランスのストラスブールへ1000万ユーロ

・マヌエル・アンヘル:フルハムへ400万ユーロ(50%の権利)

これに加え、さらに巨額の利益をもたらしたのが、元下部組織所属のチェマ・アンドレス(21歳)のプレミアリーグ移籍です。

チェマ・アンドレスはバレンシア出身、1.90メートルの大型守備的ミッドフィルダーで、2018年にレバンテからレアル・マドリードの育成組織に加入しました。マヌエル・アンヘルやゴンサロ・ガルシア、セサル・パラシオス、ヤコボ・ラモン(現イタリア)、ニコ・パス(現イタリア)らとともに、2023年にユース世代の「3冠」(リーグ、コパ・デル・レイ、コパ・デ・カンペオネス)を達成した黄金世代のひとりです。

昨夏にドイツのシュトゥットガルトへ600万ユーロで完全移籍しましたが、その際レアル・マドリードは「将来の移籍金の50%を受け取る権利」を保持していました。チェマ・アンドレスは昨季、シュトゥットガルトでのブンデスリーガデビューシーズンにおいて公式戦39試合(1939分)に出場し、4ゴール(うちリーグ戦3ゴール)2アシストを記録。セットプレーでの強さを発揮し、U-21スペイン代表にも選出される活躍を見せました。

この才能に注目したプレミアリーグのブライトン&ホーヴ・アルビオンが、移籍市場の最終盤に2300万ユーロで彼を獲得したため、レアル・マドリードは50%の権利分として約1150万ユーロを手に入れることとなりました。なお、シュトゥットガルトは将来的な売却時のパーセンテージを留保し、レアル・マドリードはチェマ・アンドレスに対する権利を完全に手放すことになります。

今夏のカンテラーノ売却によるレアル・マドリードの総収入は2億ユーロ以上に達しており、これらアカデミー出身選手の市場価値の高さを示す形となりました。ただ、このように多くの有望若手を一挙に手放す方針については、サポーターや関係者の間で将来を見据えた議論を呼んでいます。(via ElDesmarque, MARCA)

ライトバックの若手デビッド・ヒメネスがレアル・オビエドへ完全移籍

レアル・マドリードのライトバックを務めていた22歳のカンテラーノ、デビッド・ヒメネスが、セグンダ・ディビシオン(2部)のレアル・オビエドへ完全移籍することが正式に合意されました。

デビッド・ヒメネスは本日午前中、オビエドの指揮官ジュリアン・カレロのもとで早速初のチーム練習に参加し、チームメイトと同じ強度で全てのメニューを消化しました。

オビエドはイリアス・チャイラ、カルロス・フェルナンデス、クリス・ラモスといった主力を怪我で欠いており、直前のアルバセテ戦に勝利したものの、選手層の拡充が急務でした。デビッド・ヒメネスは早ければ今週末のエスタディオ・カルロス・タルティエレで行われるブルゴス戦で、早くも初の招集メンバー入りを果たす可能性があります。(via ElDesmarque)

「禅バージョン」へと変貌を遂げたモウリーニョ監督、開幕3連勝で首位スタート

ジョゼ・モウリーニョ監督がレアル・マドリードの指揮官に復帰して以来、チームを取り巻く雰囲気は懐疑論から大きな期待へと一気に変貌を遂げました。プレシーズンと公式戦を合わせた7試合で無敗を維持しており、見事なスタートダッシュを決めています。

プレシーズンでは4試合を戦い、フィオレンティーナとの引き分け(2-2)のほか、フェレンツヴァーロシュ(1-2)、デポルティーボ(0-1)、シャルケ04(0-3)に全勝。

その後、ラ・リーガ開幕戦でのエスパニョール戦(1-2)、サンティアゴ・ベルナベウでのホーム開幕戦レアル・ソシエダ戦(4-1)、そしてマラガ戦(4-0)と開幕3連勝を飾り、3試合で10得点2失点の圧倒的な強さで宿敵バルセロナと並び首位に立っています。

しかし、最も大きな変化はピッチ上の結果ではなく、モウリーニョ監督自身のキャラクターにあります。かつての「好戦的で、メディアや関係者と衝突を繰り返す」姿は消え去り、現在のモウリーニョは「禅(zen)バージョン」と呼ばれるほど、穏やかで建設的な態度を貫いています。

ホームのレアル・ソシエダ戦の序盤、エムバペのゴールで先制したものの、わずか4分後に相手MFルカ・スチッチに同点ゴールを許し、簡単にエリア内への進入を許すチームの様子にベルナベウのファンからブーイング(ピトス)が飛んだ際も、モウリーニョは冷静さを保ちました。後半にエムバペがさらに2点、ヴィニシウスが1点を決めて4-1で大勝した後の記者会見で、モウリーニョは次のように語りました。

『サポーターからのブーイングも拍手も、そこには何かしらの正当性があるものです。困難な場面に直面した際、チームが慌てることなく冷静に対処できたことが非常に気に入りました』

63歳となったポルトガル人指揮官は、長年の経験を経て精神的に成熟し、深く思慮深い態度を見せています。開幕前にも『チームは感情的、精神的な面でさらに成長する必要がある』と語り、チームの精神面を重視するアプローチをとっています。

この「禅の境地」が本物なのか、それともチームが敗北を喫した際に再び昔の感情的な姿が戻るのかはメディアでも議論が分かれています。その真価を問うテストとなるのが、過密日程が待ち受ける9月です。9月は合計5試合が控えており、9月4日にベニート・ビジャマリンでのレアル・ベティス戦、9月8日にチャンピオンズリーグ開幕戦としてインテル・ミランをホームに迎える大一番、9月12日にラージョ・バジェカーノ戦、9月15日にアウェイでのエルチェ戦、そして9月20日にメトロポリターノでのアトレティコ・マドリードとのダービーマッチが予定されています。

なお、フロントは移籍市場の最終日において、中盤(ボランチ)や左利きセンターバックなどの補強に「極めて有利な機会」がない限り動かない方針をとっていました。プレミアリーグからカマヴィンガやチュアメニなどの守備的MFに対する最終盤の巨額オファーの噂もありましたが、これらの対応を含め、すべてはモウリーニョ監督と相談した上で決定する方針を徹底していました。(via SPORT)

モウリーニョ監督の長女マティルデ、ロンドンで独自のジュエリーブランドを展開中

サッカー界の世界的名将であるジョゼ・モウリーニョ監督ですが、プライベートでも家族が独自の活躍を見せています。

モウリーニョ監督の長女である30歳のマティルデ・モウリーニョは、高名な父親のネームバリューに頼ることなく、ジュエリー業界で確固たるキャリアを築いています。彼女は24歳だった2020年に、ロンドンの高級住宅街チェルシーに本拠を置く「マティルデ・ジュエリー(Matilde Jewellery)」という独自のジュエリーブランドを立ち上げました。

父親のサッカーキャリアに伴い、マティルデは母親や弟とともに、これまでポルトガル、イングランド、イタリア、スペインと世界中を転々とする生活を送ってきました。現在、父親のモウリーニョはマドリードに戻ってレアル・マドリードを指揮していますが、完全に自立したマティルデは現在も夫とともにロンドンのチェルシーで暮らし、自身のブランドビジネスを精力的に展開しています。(via Mundo Deportivo)

ドイツ代表の重鎮CBリュディガーが33歳で代表引退を決断!クラブでの活動に専念へ

レアル・マドリードの守備の絶対的柱であるアントニオ・リュディガーが、10年以上にわたって戦い続けたドイツ代表から完全に引退することを発表しました。

これは、2026年ワールドカップ終了後に代表からの引退を表明したアルゼンチンの伝説レオ・メッシに続く、大物選手の代表引退となります。メッシの引退は年齢やアメリカでのプレーを考慮して想定内のものでしたが、リュディガーは未だ33歳という若さであり、レアル・マドリードで世界最高峰のパフォーマンスを維持しているため、今回の発表は驚きを持って受け止められました。

リュディガーが代表引退を決意した主な要因は以下の通りです。

1. クラブチームへの専念:レアル・マドリードとの契約は2027年6月30日まで残っており、契約満了までマドリーでのプレーに全精力を注ぐことを優先するため。

2. フィジカルへの配慮:近年、深刻な負傷トラブルに見舞われてきました。2024/2025シーズン終盤の外側半月板断裂、2025年9月から12月までの太ももの筋肉損傷、そして2026年初頭にも膝の負傷で1ヶ月の離脱を余意なくされるなど、肉体への過度な負担が重なっていました。代表戦を戦わないことで肉体の負担を減らし、十分な休養とリカバリーを得て、クラブの試合に向けてコンディションを最適化することができます。

3. 世代交代の促進:ユルゲン・クロップ新監督が率いる新生ドイツ代表が、次のサイクルに向けて若手を中心とした新たなリーダーやチーム構築をゼロから行えるよう、自らが身を引いてスペースを作るため。

リュディガーは2014年の代表デビュー以来、通算86試合に出場し、最大の功績として2017年のコンフェデレーションズカップ優勝を成し遂げました。

レアル・マドリードでは、就任したジョゼ・モウリーニョ監督との間に「完全なシンクロ(sintonía total)」があり、リュディガー自身も自分がチームの非常に重要なピースであることを実感しています。モウリーニョ監督の勝利に対するあくなき要求や競争力に深く共感しており、代表活動を犠牲にしてクラブに全てを捧げるという彼の決断は、今季全てのタイトル獲得を目指すレアル・マドリードから非常に感謝され、歓迎されています。(via Estadio Deportivo, SPORT, MARCA)

今季最初のエル・クラシコは10月25日のカンプ・ノウでのナイトゲームに決定

ラ・リーガ第10節に行われる、世界で最も注目される直接対決、FCバルセロナ対レアル・マドリード「エル・クラシコ」の開催日時が正式に決定しました。

今シーズン最初のクラシコは、現地時間の10月25日(日)21:00にバルセロナのホームであるカンプ・ノウでキックオフを迎えます。これはハンジ・フリック率いるバルサとジョゼ・モウリーニョ率いるレアル・マドリードが激突する最初の大一番となります。現在、両チームは開幕から3戦全勝、勝ち点9で首位を並走しており、シーズン序盤のリーガの行方を大きく決定づける試合になることは間違いありません。

日程面を見ると、レアル・マドリードのクラシコ週のスケジュールはバルセロナに比べてやや有利です。

レアル・マドリードは、クラシコと同じ週のミッドウィークにチャンピオンズリーグでライプツィヒをホームに迎える予定で、その前の週末もセビージャとのホームゲームがあり、移動がありません。

一方で、クラシコを終えた後は、ラージング・サンタンデール戦、ギリシャでのAEKアテネ戦、そしてバレンシアCF戦と、アウェイ3連戦を戦う過酷な日程が待ち受けており、これらをこなした後に代表戦による中断期間(パロン)に入ることになります。(via ElDesmarque)

ネグレイラ事件でレアル・マドリードが求めた捜査期間の延長請求が却下される

FCバルセロナが元審判委員会(CTA)副会長のホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏とその息子に対し、2001年から2018年の間に総額730万ユーロを支払っていたとされる「ネグレイラ事件」について、新たな進展がありました。

この事件を調査しているバルセロナ第1指導裁判所の担当判事は、レアル・マドリード(およびそれに同意した検察側)が求めていた「事件の捜査期間をさらに6ヶ月間延長する」という請求を却下する決定を下しました。これにより、捜査期限は本日9月1日をもって終了となります。

判事は却下の理由として、11月に元バルサB監督のジェラール・ロペス氏や同チーム代表デリゲートのアントニオ・A氏の証人喚問が予定されているものの、これらの日程はこれまでの捜査期限(9月1日)以前にすでに確定していたものであり、捜査期限が切れた後でもこれらの証言手続きは問題なく行えるため、捜査期間自体の追加延長は不要であると判断しました。

さらに、レアル・マドリードが申請したものの判事に却下され、現在バルセロナ控訴裁判所で争われているいくつかの追加捜査手続きについても、もし将来的に控訴裁判所がマドリー側の主張を認めて手続きの実行を命令した場合でも、期限後に実行されるそれらの手続きは無効にはならないため、捜査全体の期間延長を認める理由にはならないと説明しています。

レアル・マドリードは7月14日に、治安警備隊(グアルディア・シビル)のこれまでの詳細な捜査結果から、「持続的なスポーツ汚職犯罪の実行を裏付ける、極めて確固たる直接的・間接的な証拠が多数積み上げられている」と主張し、より徹底した解明のために捜査期間の再延長を強く求めていました。(via Mundo Deportivo)

CL開幕インテル戦で中盤崩壊の危機!カマヴィンガ、ベルナルド・シウバ、ギュレルの3名が出場停止

チャンピオンズリーグの待望の開幕戦、サンティアゴ・ベルナベウでのインテル・ミラン戦を前に、レアル・マドリードの中盤が非常に深刻な人材不足に見舞われています。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、エドゥアルド・カマヴィンガ、ベルナルド・シウバ、アルダ・ギュレルの3名を欠いてインテル戦を戦うことを余儀なくされました。この離脱は怪我によるものではなく、3選手が「昨シーズンの欧州大会で受けた退場処分による出場停止」を今季の第1節で消化しなければならないことによるものです。

個別の出場停止の理由は以下の通りです。

・エドゥアルド・カマヴィンガ:昨季CL準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦の2ndレグ終盤に2枚目のイエローカードを受けて退場となったため。

・アルダ・ギュレル:同じバイエルン戦の終了直後、カマヴィンガの退場判定に対して主審に激しく抗議した結果、一発レッドカードを提示されたため。

・ベルナルド・シウバ:昨季、前所属クラブ(マンチェスター・シティ)での最後のCLマッチとなったレアル・マドリード戦において、ヴィニシウスのシュートがポストに跳ね返ったボールをゴールライン上で意図的に手で防いだ(ハンド)として一発レッドカードを受けたため。

今シーズンの開幕から、モウリーニョ監督はフェデ・バルベルデに加え、ベルナルド・シウバとアルダ・ギュレルを中盤のコアとして起用し始めており、前節のマラガ戦でもカマヴィンガが見事なパフォーマンスを披露していました。シティのMFロドリの獲得に失敗(選手側からの拒否)したものの、中盤の新しい組み合わせが機能し始めていた矢先、この3選手が同時に出場停止となるのは大打撃です。

インテル戦ではバルベルデの先発は確実ですが、もう一人の主力であるオーレリアン・チュアメニは、2026年ワールドカップ以来の慢性的なフィジカルの違和感(怪我)を抱えています。チーム練習にはすでに合流しているものの、モウリーニョ監督は無理をさせずに温存し続けてきました。このインテル戦にチュアメニが間に合うかどうかは現在も不透明であり、もし復帰が叶わない場合は中盤のスクランブル再建が極めて困難になります。

この危機的状況において、インテル戦ではブラヒム・ディアスが中盤のエリアを補強するために先発出場するなど、重要な役割を担う可能性が高まっています。(via SPORT)

W杯3位で大爆発したベリンガム、モウリーニョ監督の戦術下で完全復活へ

レアル・マドリードは、ここ2シーズンにわたってハンジ・フリック監督率いる宿敵バルセロナに圧倒され、一切のタイトルから遠ざかる厳しい状況を過ごしてきました。しかし今シーズン、23歳のイングランド代表MFジュード・ベリンガムが圧倒的なパフォーマンスを見せ、チームに強い野心を取り戻させています。

ベリンガムは今夏、イングランド代表として2026年ワールドカップに出場し、7ゴール1アシストをマークして代表を史上最高タイとなる3位に導く大活躍を見せました。その「終わらない夏」の好調ぶりをマドリーにも持ち込んでいます。

彼は直近のクラブと代表を合わせた公式戦11試合で、驚異の9ゴール3アシストを記録。今季のラ・リーガ開幕3試合でもすでに2ゴール2アシストと絶好調です。先日のマラガ戦(4-0)でも、見事な個人技からチームの先制ゴールをこじ開けただけでなく、エリア内でのヘディングシュートにより2点目の追加点を演出する大活躍を見せました。

この劇的な復活劇の背景には、モウリーニョ監督による起用法の変化があります。ベリンガムは加入1年目に23ゴール14アシストを記録してリーガとCLを制覇したものの、2年目は15ゴール14アシスト、昨季の3年目は8ゴール5アシストと、得点力が年々低下していました。そこでモウリーニョは、ベリンガムをよりゴールに近い危険なエリアに配置しました。

ベリンガム自身は現在の役割について次のように語っています。

『今はより自由を与えられており、自分の判断で組み立てのために下がってプレーすることもできれば、必要に応じてより高い位置で勝負することもできます。今、プレーを心から楽しめているからこそ、最高のパフォーマンスを引き出せているのだと思います』

一方で、4-0で快勝したマラガ戦の後もベリンガムは奢ることなく厳格な姿勢を崩していません。後半のラスト20分間でチームが流してプレーし、ペースを落としたことに対して非常に厳しくこうコメントしています。

『素晴らしい試合でしたが、最後の20分間は最悪でした。理由は分かりませんが、全く良い時間ではなかったと思います』

2年間の無冠を経て、ベリンガムは今季大きなタイトルをすべて勝ち取るために、自身とチームに非常に高い基準を課して戦いに臨んでいます。(via SPORT)

ベティスへの復帰を熱望するダニ・セバジョス、最終日にSNSで「教会でお祈り」

レアル・マドリードで9年間プレーしてきた29歳のミッドフィルダー、ダニ・セバジョスが、移籍市場の最終日に極限の緊迫感を味わっていました。

セバジョスは2017年にベティスからレアル・マドリードへ移籍。絶対的なレギュラーを確約されることはありませんでしたが、常に投入された試合で高いレベルのプレーを披露し、マドリーで通算215試合に出場。3度のチャンピオンズリーグ優勝や4度のクラブワールドカップ優勝を含む計16個のタイトルを獲得するという輝かしいキャリアを築き上げました。

そして今夏、長年の夢であった古巣ベティスへの復帰を具体化させるため、セバジョスは6月にレアル・マドリードとの契約を満了し、フリーの立場になっていました。

両クラブ間の合意および3年契約などの条件は完全にまとまっていたものの、最大のネックとなったのがベティス側の「チーム人件費(サラリーキャップ)制限」でした。ベティスのスポーツディレクターであるマヌ・ファハルドは、若手のゴンサロ・プチをカディスへレンタル移籍させるなどして人件費の空き枠を作ろうと奔走していましたが、移籍市場の最終日のタイムリミットが迫っても、セバジョスを正式登録するための予算枠が完全には空ききらない事態が続いていました。

プレッシャーと焦りが頂点に達したセバジョスは、自身のSNSに、地元の教会で熱心に祈りを捧げる自身の背中の写真を投稿しました。そこには『神様、あなたを信頼しています』という切実な言葉が添えられていました。

この切実な「神頼み」の様子を写した投稿は瞬く間にSNS上で拡散され、ファンから数多くの反応が寄せられました。このシーンは、セバジョスの古巣復帰に対するベティスのサポーターたちの熱烈な想いと、移籍市場の最終日に繰り広げられる極限の緊張感を象徴する出来事として大きな話題となっています。(via SPORT)

【本日の総括】

今夏のレアル・マドリードはマヌエル・アンヘルのフルハム移籍やチェマ・アンドレスの移籍に伴う巨額の利益など、カンテラを巡る非常に活発な動きが見られました。チームは「禅バージョン」へと進化したモウリーニョ監督のもとで開幕3連勝と極めて順調な滑り出しを見せていますが、目前に迫るチャンピオンズリーグ初戦のインテル戦では昨季の退場処分の影響で中盤の主力3枚が出場停止となる大ピンチを迎えます。好調ベリンガムの勝負強さと、代表から退きクラブに専念するリュディガーの存在が、過密日程の9月を無敗で切り抜けるための最大の鍵となるでしょう。