マラガを4-0で一蹴!開幕3連勝でラ・リーガ首位を快走
サンティアゴ・ベルナベウに74,799人の大観衆を集めて行われたラ・リーガ第3節、レアル・マドリードは昇格組のマラガを4-0という圧倒的なスコアで下しました。試合開始に先立ち、ネパールとチベットの国境付近で発生した洪水による犠牲者に向けて1分間の黙祷が捧げられ、さらにU-19欧州選手権でスペイン代表として見事頂点に立ったレアル・マドリードの下部組織所属の6選手に対する特別なセレモニーと表彰が行われました。
試合は立ち上がりから非常にスピーディーでエキサイティングな展開となり、開始わずか20秒でマラガのラブルビアにゴール前へ侵入される場面もありましたが、すぐさま反撃に転じます。アレクサンダー=アーノルドが豪快なボレーシュートを放ち、クロスバーをかすめるなど、スタジアムは大いに沸きました。
モウリーニョ監督はこの日、前節からスタメンを5人変更する大幅なローテーションを敢行。これが功を奏し、前半30分までに3ゴールを奪う怒涛のラッシュで試合の勝負を完全に決定づけました。後半はややペースを落として管理する展開となりましたが、最終盤に4点目を追加し、見事に今シーズン初のクリーンシートでの快勝を飾りました。これで開幕から無傷の3連勝、勝ち点9でラ・リーガの単独首位を快走しています。(via MARCA)
先制のベリンガム弾にファウル論争?審判専門家が合法性を裏付け
前半19分、チームの精神的支柱であるジュード・ベリンガムが値千金の先制ゴールを叩き込みました。エムバペのドリブルのこぼれ球を拾うと、エリア手前から圧倒的なパワーと加速で斜めに走り抜け、相手DF陣の包囲網を嘲笑うかのようにかわして、ゴールキーパーのアルフォンソ・エレーロの牙城を崩す低く鋭いシュートをネットに突き刺しました。
この際、マラガのアンヘル・レシオがベリンガムに手で胸を押されて倒されたとして、ピッチ上で猛烈にファウルをアピール。VARによる入念なチェックが行われ、一時騒然としましたが、主審のフアン・マルティネスはゴールが合法であることを確認し、得点を認めました。
試合後、判定分析の専門メディアである「Archivo VAR」は、ベリンガムはボールをキープしながらレシオの胸に手を置いただけの極めてノーマルな競り合いであり、レシオが競り合いに負けたことで自ら倒れ込んだため、ファウルではないと断定しました。また、別の審判専門家であるゴンサレス・フエルテスも、手はレシオの顔には一切当たっておらず、競り合いを妨げるほどの不当な接触ではないため、ゴールを認めたのは完全に正しい判定だったと解説しています。(via ElDesmarque)
エムバペの高速ダイレクトボレー!驚異の決定力で通算90ゴール到達
前半30分、スタジアム中を驚愕させる美しいゴールが生まれました。右サイド深くを支配していたアレクサンダー=アーノルドが、ピンポイントでグラウンダーの高速クロスを送ると、中央に走り込んだキリアン・エムバペが、しなやかな竹のように身体を伸縮させ、ノーバウンドのままダイレクトボレーで合わせてネットを揺らし、チームに3点目をもたらしました。
エムバペはこれで今シーズン4ゴール目をマークし、得点王レースの首位に立っています。また、驚くべきことに、エムバペはレアル・マドリードでの公式戦通算90ゴール目を数え、そのうちの60ゴールがこのラ・リーガの舞台で記録されたものとなります。
なお、チームの2得点目もエムバペのシュートが起点でした。エムバペが放ったシュートを相手守護神エレーロが見事なセーブで弾いたものの、そのこぼれ球をベリンガムがヘディング。ライン際でマラガのプガが必死にクリアを試みましたが、無情にもボールは倒れ込んでいたキーパーのエレーロの背中に当たって吸い込まれ、最終的にはアルフォンソ・エレーロのオウンゴールとして記録されました。(via MARCA)
試合を締めくくったアルダ・ギュレルの極上4点目
後半の追加時間が始まった91分、ベルナベウの観衆を再び興奮の渦に巻き込んだのは、後半87分にベリンガムとの交代でピッチに立ったばかりのトルコの至宝、アルダ・ギュレルでした。
アルダ自らが中盤でルーズボールを回収して鋭いドリブルを開始すると、すぐさまヴィニシウス・ジュニオールへ正確な縦パスを供給。エリア内に侵入したヴィニシウスは、あえて自分でシュートを打たずにゴール前へ丁寧なマイナスのパスを折り返しました。そこに猛スプリントで走り込んできたアルダが冷静に流し込み、チームの4点目をマークしました。
ヴィニシウス自身はこの日、決定機を逃すなど攻撃陣の中でやや精彩を欠いていたものの、この献身的なお膳立てアシストによって見事なチームワークを示し、スタジアムからの拍手を浴びました。(via Mundo Deportivo)
ピッチで激怒したベリンガム:守備をサボった主力3人への強烈なお説教
ベリンガムは今や単なる得点源ではなく、チームを背負って立つ絶対的なリーダーとしてその圧倒的な存在感を放っています。
3-0とリードを奪い、勝利がほぼ確実となった後半、チーム全体に明らかな気の緩みが見え始めました。特に後半の残り20分間、マラガにカウンターを許した局面で、前線のヴィニシウス、エムバペ、そして新加入のディオマンデの3選手が守備の戻りを怠り、ピッチを歩いている様子が散見されました。
この状況に猛烈な怒りを示したのがベリンガムでした。ピッチ上でこのスター選手たちに向かって激しいジェスチャーを交え、猛烈な大声でお説教を浴びせ、守備への帰還を激しく要求したのです。
ベリンガムは試合後の公式テレビで、前半のパフォーマンスについては『前半は完璧な内容で素晴らしいゲームだった』と手応えを語りつつも、『だけど、最後の20分間は最悪のクオリティだった。なぜそうなってしまったのか分からないが、到底納得できるものではなかった』と、大勝にもかかわらず一切の妥協を許さない極めて厳しい自己批判を展開しました。
モウリーニョ監督もこのベリンガムの妥協のない姿勢を強く支持しており、会見で『ジュードは自分自身だけでなく、チームメイトに対しても極めて高い要求を持っている。そのリーダーとしてのあり方が本当に気に入っている。私のサッカースタイルにおいて、彼を左サイドバックのヘルプ役に奔走させるような守備的タスクからは解放した。彼はもうその必要がないと理解しており、最高に快適にプレーしている。彼こそバロンドールに値する偉大な男だ』と熱く称賛を寄せました。(via ElDesmarque)
「不人気な男」カマヴィンガへのブーイングとモウリーニョによる全力擁護
この試合で最も複雑な空気に包まれたのが、中盤の底に起用されたエドゥアルド・カマヴィンガのパフォーマンスでした。
カマヴィンガは相手を圧倒するフィジカルが陰を潜め、ビルドアップの局面で不用意な横パスやミスパスを連発し、危機を招く場面がありました。その際、スタンドの一部から激しい指笛やブーイングを浴び、窮地に立たされました。世間ではマドリー退団の噂すら取り沙汰されている苦しい状況です。
しかし、モウリーニョ監督は愛弟子の奮闘を全く別の視点から評価し、会見でメディアに向けてこう擁護しました。
『世間からあまり愛されていない、評価を低く見積もられがちな男であるカマヴィンガだが、今日の彼は本当に素晴らしい試合をした。私は彼の今日のピッチ上での回答に非常に満足している。フェデやベルナルドだけではない。彼のような選手が泥臭くコミットしてこそ、チームは機能するのだ』
この指揮官からの厚い信頼と全力のバックアップが、今後のカマヴィンガ再生への大きな鍵となることは間違いありません。(via SPORT)
1億4000万ユーロの超大物ディオマンデ:ほろ苦デビューと幻のハンドPK
今夏、RBライプツィヒから超高額で加入したものの、コンディション不足などの理由でここ2試合は短い時間の出場にと留まっていたヤン・ディオマンデ。この日は後半64分からブラヒム・ディアスに代わって右ウイングとして出場し、ベルナベウのファンの前でお披露目となりました。
圧倒的な加速力とドリブルで相手ディフェンダーを翻弄する片鱗を披露したものの、まだ周囲の戦術との連携には粗さが見られました。
特にスタジアムを緊張させたのは後半85分。マラガのフリーキックの流れから、主審のマルチネスがディオマンデのエリア内でのハンドを指摘し、マラガにPKを与えました。しかし、VARのゴンサレス・フエルテスからモニターチェックの要請が入り、映像を確認した結果、リュディガーが頭でクリアしたボールが至近距離でディオマンデの腕に当たった不可抗力の偶発的な接触であったとして判定は覆り、PKは幻へと消えました。
モウリーニョ監督は会見でディオマンデに対する世間の過度な期待に対し、こう釘を刺しました。
『彼にいくら支払ったのか?1億4000万ユーロだ。通常、それだけの高額な選手には、加入した瞬間に全てを破壊して大爆発するような活躍を求めるだろう。だが、彼はまだあまりに若く、素朴な選手だ。ライプツィヒでトップレベルのシーズンを1年過ごしたに過ぎない。とてつもないポテンシャルを秘めているのは事実だが、我々は冷静に、ゆっくりと彼の成長を待たなければならない』(via Mundo Deportivo)
急成長を遂げる19歳ハイスン:モウリーニョが語る「真のセンターバック論」
今シーズン、開幕から3試合連続でスタメンを張る19歳の若きディフェンダー、ディーン・ハイスンが再びソリッドな守備でファンを魅了しました。
マラガをルーツに持つ彼にとって思い入れの深い一戦であり、デュエルでの勝率は圧倒的で、カバーリングでも抜群のセンスを見せました。しかし、後半に一度だけ、ビルドアップの局面で相手に直接カットされ、自陣ゴール前へ一気に突進される危険極まりないパスミスを犯し、スタンドのファンをヒヤリとさせました。
モウリーニョ監督はこのシーンについて、満足感と厳しい指導を交えてこう語りました。
『彼とは非常によく話し合っている。センターバックが卓越した足元のクオリティを持ち、中盤の選手が通すような楔のパスを縦に差し込める能力は、もちろん私も気に入っている。だが、ディフェンダーにとって最も重要で不変の価値は、対人での圧倒的な強さ、確実性、そして安全に守り切る能力だ。彼が守備で完璧であれば、顔がハンサムで足元が美しいおまけは後からついてくれば良い。まずはしっかり守ること。彼は短い時間で驚異的な進化を遂げており、その隣にリュディガーやコナテといった世界トップレベルのパートナーがいることも彼の大きな成長を後押ししている』(via SPORT)
VIP席の視線:女優エステル・エスポシトの熱狂とその後ろに潜むダニ・セバジョスのベティス移籍動向
ベルナベウの熱気は、ピッチの中だけでなく、豪華なVIP席でも高まっていました。
この日、カメラが捉えたのは、現在キリアン・エムバペのパートナーとして交際している高名な女優エステル・エスポシトの姿。彼女はエムバペがゴールを決めた瞬間、立ち上がって熱烈に歓喜を爆発させており、その様子はテレビ中継を通じてスペイン中で大きな話題となりました。
さらに興味深いのは、そのエスポシトのすぐ後ろのシートに、元レアル・マドリードのダニ・セバジョスが座っていたことです。セバジョスはすでにクラブとの間で契約解除に合意しており、現在はいかなるクラブにも所属していないフリーの身。
移籍市場の閉幕まで残り2日となる中、セバジョスは古巣であるレアル・ベティスへの復帰を強く希望しており、ベティス側も中盤の主力であったオルティミラやアムラバトが移籍したため、セバジョスの獲得へ向けて本格的に動いています。ベティス側も熱烈なアプローチを進めており、このベルナベウへの出現は、復帰合意に向けた最終調整の真っ只中であることを予感させます。(via ElDesmarque)
モウリーニョ監督がマラガ指揮官フネスの判定不満を「コメント無用」と一蹴
試合後、マラガの指揮官であるファンフラン・フネス監督は、ベルナベウにおけるレアル・マドリードへの判定優遇を匂わせる強い不満を口にしました。
フネス監督は『マドリーの選手たちには、少し息を吹きかけただけでファウルが宣告される。一方で、逆側の私たちに対しては、ピッチ上で血が流れるほどの激しい接触でもなければ一切ファウルが吹かれない。これは先日のアトレティコ・マドリード戦でも全く同じことが起きていた』と記者会見で皮肉を込めて吐き捨てました。
記者からこの発言について意見を求められたモウリーニョ監督は、いかにも彼らしい傲岸不遜な態度で、わずか一言だけで一蹴しました。
『コメントに値しない』
この冷ややかな対応は、かつてラ・リーガの会見場を支配していた「毒舌のモウリーニョ」の完全な復活を予感させ、メディアやサポーターの間で非常に大きな話題となっています。(via Estadio Deportivo)
今後の超過密日程が決定:アトレティコとのマドリードダービーは9月20日に開催
ラ・リーガ事務局より、今後の第5節から第7節にかけての詳細なスケジュールとキックオフ時間が正式に発表されました。
これによると、レアル・マドリードにとって最大のライバルの一つであるアトレティコ・マドリードとのアウェイ戦(マドリード・ダービー)は、アトレティコの本拠地シビタス・メトロポリターノにて、9月20日(日)の16:15(スペイン現地時間)にキックオフされることが決定しました。
また、その前に開催される第5節のラージョ・バジェカーノ戦は、9月12日(土)の21:00にサンティアゴ・ベルナベウで行われます。なお、この試合の翌日には、マドリードの街で「フォーミュラ1・マドリード・グランプリ」が開催されることになっており、街中が大きな興奮に包まれる特別な週末となります。
さらに、第6節は異例のミッドウィーク開催となり、9月15日(火)から17日(木)にかけて過密日程の中で試合が消化される予定です。(via MARCA)
CLで激突するローマが市場最終盤に緊急のダブル補強を敢行
レアル・マドリードが今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズで激突することが決まっているイタリアの強豪ローマが、移籍期限まであと2日と迫る中、戦力の劇的な強化を図るため実力派ベテラン2名の補強に成功しました。
一人目は、長年にわたりアタランタの中盤の心臓として君臨してきた35歳のオランダ代表MFマルテン・デ・ローンです。デ・ローンは今シーズン、アタランタの新指揮官に就任したマウリツィオ・サッリの構想から外れて苦境に立たされていました。これを知ったローマのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、かつての愛弟子の獲得をアタランタのオーナーに直訴。わずか2日間の電撃交渉の末、移籍金100万ユーロで獲得が決定しました。
二人目は、フランスのオリンピック・マルセイユから獲得した27歳のアルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディです。バレルディは買い取りオプション付きのローン契約としてローマに加入します。彼は負傷により今夏のワールドカップメンバーから無念の落選を経験しましたが、マルセイユで公式戦200試合に出場した抜群の実績を持ち、守備陣に多大な安定感をもたらすと期待されています。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
マラガに4-0で大勝を収め、見事な開幕3連勝を飾った。ベリンガムとエムバペが圧倒的な共鳴を見せ、守備陣も今シーズン初のクリーンシートを達成。緩んだ後半終盤へのベリンガムの激怒説教や、物議を醸す審判問題に対するモウリーニョ監督の冷徹な一蹴など、早くも「モウリーニョ流」がチームの内外に浸透しつつあります。次週金曜日の難地ラ・カルトゥハでのレアル・ベティス戦に向け、完璧な弾みをつけました。
