U-12がラ・リーガ FC Futuresで歴史的な初優勝!
🏆 エルチェのU-12(アレビン)チームが、ビジャレアルのシウダ・デポルティーバ・パメサで開催された第33回ラ・リーガ FC Futures(旧プロミセス大会)で、クラブ史上初となる歴史的な優勝を飾った。
今大会のエルチェはまさに台風の目だった。グループステージでアトレティコ・マドリード、セビージャ、ビジャレアルといった強豪と同組になりながらも突破。堅守と効果的なダイレクトプレーを武器に、大会を通じてチームとして大きな成長を遂げた。
決勝トーナメントの道のりも劇的だった。ベスト16では優勝候補の一角だったFCバルセロナを相手にスコアレスドローで耐え抜き、PK戦の末に撃破。続く準々決勝のラージョ・バジェカーノ戦では先制を許すも、マリオ・ガルシアのヘディングシュートで1-1に追いつき、再びPK戦を制した。この2つのPK戦で驚異的なセーブを連発したのが、4歳からエルチェの下部組織に在籍するルーマニア出身の守護神、デニス・アンドレイだった。彼はこの活躍が評価され、大会の最優秀ゴールキーパー賞を受賞している。
準決勝のセビージャ戦でも先制点を奪われる苦しい展開となったが、マリオ・ガルシアとハビエル・ベニートのゴールで見事2-1の逆転勝利を収め、決勝への切符を手にした。
そして迎えたレアル・マドリードとの決勝戦。スタンドがまるで小さなマルティネス・バレロと化し、熱狂的な声援が響く中、試合は開始2分でマドリードのウゴ・マテオに先制される波乱の幕開けとなった。しかし、エルチェの選手たちは決して下を向かなかった。
マリオ・ガルシアがペナルティエリア内で見事なオーバーヘッドキックを放ち、これが相手DFのハンドを誘発。このPKをキャプテンのダビド・マルティネスが冷静に沈めて同点に追いつき、前半を折り返した。
後半開始直後、ジェラール・リナレスが信じられないような鮮やかなハーフボレーをゴール上隅に突き刺し、ついに逆転に成功。さらにその後、完璧なトランジションからダビド・マルティネスが強烈な左足のミドルシュートを右上隅に叩き込み、リードを3-1に広げた。残り2分でマドリードに1点を返されたものの、最後まで集中力を切らさずに3-2で逃げ切り、タイムアップの笛とともに歓喜を爆発させた。
チーム最多の4ゴールを挙げた生粋のストライカー、マリオ・ガルシアや、大会を通じて2ゴールを記録したソイロ・メノールなど、個性豊かな才能が噛み合い、リアクティブなチームから「何でもできる」と信じられるチームへと進化を遂げた結果の戴冠だった。
この歴史的快挙の副賞として、エルチェU-12は今年10月にオーランド(アメリカ)で開催される国際大会への招待状も手にしている。デニス・アンドレイ、ダビド・マルティネス、ジェラール・リナレスらが牽引したこの世代は、エルチェの歴史に永遠にその名を刻むことになった。
(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)
【本日の総括】
トップチームはスタジアム改修やアウェイ席縮小によるソシオ優遇策を進め、新監督探しに奔走する一方、U-12チームが全国大会で歴史的な初優勝を飾るという、クラブの明るい未来を感じさせる一日となりました。