41年ぶりの歴史的開幕スタート

RCDEスタジアムで行われたレバントとの開幕戦において、エスパニョールは3-0というこの上ないスコアで快勝を飾りました。バカンスシーズン中の日曜日にもかかわらず、スタジアムには28,050人もの大観衆が駆けつけ、熱烈な声援を送りました。試合は開始早々の5分、エドゥ・エキスポジトの正確なフリーキックから、ゴール前に走り込んだロベルト・フェルナンデスが右足で合わせて先制に成功。VARによるオフサイドの確認作業が入ったものの、無事にゴールが認められスタジアムは歓喜に包まれました。40分にはハビ・エルナンデスのお膳立てからロベルトが2点目をマーク。さらに80分にはカウンターから、交代出場したラファ・バウサのアシストを受けたドーランが3点目を叩き込み、見事なバク転パフォーマンスで試合を決定づけました。3点差以上での開幕戦勝利は、1985-86シーズンにカディスを5-0で破って以来、実に41年ぶりとなるクラブ史上最高のスタートとなります。(via Mundo Deportivo, ElDesmarque, Esport3)

エースFWロベルト・フェルナンデスの大爆発

キケ・ガルシアが右足大腿二頭筋腱の重傷を負い、エースのハビ・プアドも長期離脱を強いられている中、フォワードのロベルト・フェルナンデスが一歩前に踏み出しました。ロベルトは過去2シーズンの得点数がそれぞれ6ゴール、7ゴールに留まっており、さらにプレシーズン中にはオロット戦、Pau FC戦、ミドルズブラ戦の3試合で全く出場機会を与えられない不遇の時期もありました。しかし、サバデル戦やバーンリー戦、コヴェントリー戦で90分間プレーして調子を上げると、今回の開幕戦でスタメンに抜擢。マノロ・ゴンサレス監督が事前に語っていた『今年は彼が爆発することを期待している』という予言を完璧に証明する、エリア内わずか3タッチで2本のシュートを枠内に沈める驚異的な決定力を披露しました。ロベルトは試合後に『この結果はチームの自信、特に無失点に抑えたことでディフェンダー陣の自信を大いに高めてくれます。新戦力も素晴らしく、途中出場を含めた全員がよく戦いました。まだ第1節ですが、この順位表の写真をスクリーンショットで保存しておきます。昨シーズンの終わりのような状況は二度と繰り返してはなりません。私たちは素晴らしいスタートを切りましたが、これを続ける必要があります』と力強く語りました。このロベルトの活躍を受け、フロントを率いるモンチらの補強計画にも変化が生じる可能性があり、残り2週間の移籍市場において、新たなアタッカー獲得の動きを一旦止め、現状のメンバーで戦い抜く決定を下す可能性も浮上しています。(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

レンタルバック組の若き才能が躍動

プレシーズンにおける不安定な戦いから一転し、チームに大きな活力を与えたのは、レンタル先から復帰して一軍の枠を勝ち取った若き才能たちの躍動でした。特にロゲル・ヒノホ、そして左サイドの攻撃を活性化させたハビ・エルナンデスの2人が傑出したパフォーマンスを見せ、ファンを魅了しました。24分にはハビ・エルナンデスが相手DF2人を鮮やかなドリブルでかわして決定的なシュートを放ち、レバントの守護神ライアンのファインセーブに阻まれたものの、そのクオリティの高さを証明。40分には巧みな突破からロベルトの2点目をアシストするなど、攻撃のアイデア供給源として決定的な役割を果たしました。同じくプレシーズンでアピールに成功して残留を果たしたマルコス・フェルナンデスも含め、若手たちがまさに自らの力でファーストチームの扉をこじ開けた一戦となりました。(via Mundo Deportivo, ElDesmarque)

新戦力の順応とカブレラ出場停止の裏側で機能した堅守

この試合のスタメン発表時、主力ディフェンダーであるレアンドロ・カブレラが名前を連ねていなかったことにファンから心配と困惑の声が上がりました。しかし、カブレラは怪我による離脱ではなく、昨シーズンの累積警告に伴う1試合の出場停止処分が適用されたためでした。クラブは出場停止処分の引き下げを求めて直前まであらゆる法的リソースを用いて控訴したものの、最終的に却下されたため欠場を余儀なくされました。この緊急事態に対し、新加入のウナイ・ヌニェスとコンビを組んだリーデルが安定感抜群の守備を披露し、カブレラの不在を完全にカバーしました。また、中盤から前線にかけては新戦力のカラが洗練されたテクニックを随所に見せて攻撃の潤滑油となり、37分には惜しいシュートで相手ゴールを脅かしました。夏の親善試合で失点が目立ち、守備構築に大きな不安を残していたエスパニョールでしたが、ドミトロヴィッチの守るゴールを最後まで割らせず、見事なクリーンシートを達成して見せました。(via ElDesmarque, Mundo Deportivo)

次節レアル・マドリード戦への展望

レバント戦を3-0で制したことで、エスパニョールはアラベスと並び、ラ・リーガの暫定首位に立つという非常に心地よい余韻の中で今週のトレーニングを開始しています。しかし、RCDEスタジアムに迎える次節の相手は、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるレアル・マドリードというラ・リーガの巨頭です。昨シーズンの対戦では、アルバロ・アルベロア暫定体制のマドリーに0-2で屈し、ビニシウスに手痛い2ゴールを浴びせられた苦い記憶があります。それでも、開幕戦で最高のパフォーマンスを見せたロベルト・フェルナンデスは『レアル・マドリードは世界で最も優れたチームの1つですが、私たちはすでに彼らに勝つ方法を理解しています。自分たちの持てるすべての武器を使い、ホームのファンの前で勝利を掴み取るために挑戦します』と大一番に向けて一切怯むことなく闘志を燃やしています。現在チームは、残りの移籍期間で右サイドバックとウイングの補強を完了させて最大効率の選手層を整えることを目指しつつ、静かな自信を胸に大一番への準備を進めています。(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

【本日の総括】

41年ぶりとなる3点差以上の快勝でラ・リーガ開幕戦を飾ったエスパニョール。エースの負傷離脱という最大のピンチを救ったロベルト・フェルナンデスのダブルゴールや、復帰したハビ・エルナンデスら若い才能たちの見事な活躍は、サポーターに大きな希望をもたらしました。次節に控えるレアル・マドリード戦は極めて厳しい激闘が予想されますが、開幕戦で見せた攻守の完成度と高いモチベーションは、モウリーニョ体制のマドリーを脅かすのに十分な武器となるでしょう。