バジェカスとライプツィヒを揺るがした熱狂的なファンの応援

ドイツ・ライプツィヒには11,000人を超えるラージョファンが陸路や空路を乗り継いで集結した。試合前にはリヒャルト・ワーグナー広場に設置された「ファンゾーン」で大合唱が起き、街は完全にバジェカス地区と化していた。スタジアムでは、イングランドのファンが多数を占める中でも、ラージョのウルトラス「ブカネロス」が陣取るゴール裏はパレスファンを完全に沈黙させるほどの圧倒的な声援を送った。キックオフ前には、クラブの100周年記念アンセムの歌詞である『愛する人よ、それを地域へ持ち帰って。ドクロのために、一生涯を(Llévala al barrio, mi amor. Por la calavera, la vida entera)』という巨大なメッセージとモザイクのティフォを展開。さらに、1週間前に28歳で亡くなり、この決勝のチケットを持っていた熱狂的なファン、ダビド・ロペス氏に捧げる横断幕も掲げられた。試合終了後、敗北に涙するファンが多数映し出されたが、『あなたと共に敗れること以上の勝利を私は知らない(No conocí mayor victoria, que contigo una derrota)』という横断幕が掲げられ、選手たちをスタンディングオベーションで称えた。

一方、マドリードのバジェカス地区でも、シーズンチケット保持者の80%がライプツィヒに向かったにもかかわらず、スタジアムに残ったファンが巨大スクリーンで試合を観戦した。会場は満員となり、まるで選手が目の前のピッチにいるかのような雰囲気で盛り上がり、『朝はコーヒー、午後はラム酒、俺たちをライプツィヒに連れてってくれ、イシ・パラソン』というお馴染みのチャントや『やればできる(Sí se puede)』の大合唱が響き渡った。試合後、バジェカスでは敗戦にもかかわらず選手たちへの大きな拍手と応援歌が鳴り響き、「バジェカスは他とは違う」ことを改めて証明した。

また、ホルヘ・デ・フルトスの故郷であるセゴビア県の人口わずか90人の小さな村、ナバレス・デ・エンメディオでも、村のバルに住民が全員集まり、歴史的な決勝を戦う彼を全力で応援する温かい光景が見られた。(via AS / MARCA)