試合前の舞台裏:アレマオの涙、国王からの激励電話、指揮官の言葉

キックオフの瞬間が近づくにつれ、選手たちの感情は頂点に達していた。ピッチに整列し、カンファレンスリーグのアンセムが鳴り響く中、ブラジル人FWアレマオは感極まってこらえきれずに涙を流した。その隣でイシ・パラソンも感情を昂らせながら『行くぞ、ラージョ!』と力強く叫び、チームメイトを鼓舞していた。

また、試合の数時間前には、ドイツへ赴くことができなかったスペイン国王フェリペ6世がラージョのラウル・マルティン・プレサ会長に直接電話をかけた。国王は、クラブの102年の歴史で初の欧州カップ戦決勝を戦うチームとイニゴ・ペレス監督に向けて、スペイン中が応援しているという激励の言葉を伝えた。マルティン・プレサ会長自身も試合前、『これはクラブの歴史上最も重要な試合であり、我々が102年間夢見てきたものだ』とこの一戦の重みを語っていた。

イニゴ・ペレス監督は試合前日のミーティングで、選手たちに対して『校庭で遊んでいた子供の頃のような無邪気さと喜びを取り戻してほしい』と要求し、プレッシャーから解放しようと努めた。また、相手のクリスタル・パレスについて『我々と特徴を共有しており、犠牲を理解する方法などで共通点がある。大会の初めに対戦相手を選べるとしたら、彼らを選んでいただろう』とリスペクトを口にしていた。(via MARCA / ElDesmarque / AS / Mundo Deportivo)