ロシアの神童ザハリャンに最後通牒!感情コントロールの欠如と問われるプロ意識の覚悟

レアル・ソシエダで4シーズン目を迎えているアルセン・ザハリャンが、クラブ内およびファンの間で極めて厳しい立場に立たされています。今シーズンはプレシーズンで素晴らしいパフォーマンスを見せたものの、開幕してからの出場時間はわずか3分間。ベティス戦での短い出場に留まり、事実上の戦力外に近い扱いを受けています。

その最大の原因となっているのが、彼のプロフェッショナルとしての態度と感情コントロールの問題です。エスパニョール戦で最後の交代枠から自分が外れたと悟った瞬間、ザハリャンは激しい怒りを示しました。ベンチ裏で着用していたビブスを地面に叩きつけ、フィジカルコーチに反抗的な態度を取り、試合が終わる前にロッカールームへ勝手に帰ってしまいました。さらに、出番のなかった控え選手たちに課されている試合後のピッチでの追加ランニングすら拒否しようとしたといいます。

こうした振る舞いに対し、クラブ幹部のブレトス・ブレトス氏は厳しい口調で次のように警告を発しました。

『昨シーズンの終わりにザハリャンと話し、このクラブがどのクラブよりも忍耐強い場所であることを本人に伝えた。特に若い選手やポテンシャルのある選手を信じて待つことはクラブの美徳だ。しかし、3年が過ぎた今、彼はピッチでそれに応える結果を示さなければならない。忍耐には限界があり、最後はプロとしてピッチでパフォーマンスを証明するべきだ』

かつて他クラブの監督が『所属選手であるということは、1日24時間、週7日、12ヶ月ずっとそうでなければならない。プロフェッショナルの外側での行動がクラブの誇りを傷つける。誰もがミスをするが、それが積み重なるのは全く別のことだ』と語ったように、ソシエダという格式あるクラブにおいても、プロとしての自覚を24時間持ち続けることが強く求められています。

マタラッツォ監督も、彼の資質を認めた上で次のように冷静に諭しています。

『ザハリャンは素晴らしいプレシーズンを送った。これからは自分の感情をうまく抑制し、自分にチャンスが巡ってくる瞬間を辛抱強く待たなければならない』

さらに、ロシアのレジェンドであるアレクサンドル・モストボイ氏も、インタビューでかつての教え子を崖っぷちに追い込む厳しい現実を指摘しました。

『ザハリャンには間違いなく高い才能がある。しかし、現代のロシアの若手選手たちは別の世界を生きており、若くして多額の富を手に入れて甘やかされている。私たちの時代とは環境が全く異なるのだ』

ソシエダの練習場ズビエタでは、チームメイトが『ザハリャンはとてつもない可能性を持った選手だ。練習で彼がどんな素晴らしいプレーを披露しているか、周りは分かっていない』と絶賛するほど、その素質の高さは本物です。かつて天才デイヴィッド・シルバの後継者として期待され、20歳という若さでロシアから鳴り物入りでやってきた神童は、度重なる怪我や適応障害に苦しみ、昨季は失意のシーズンを過ごしました。今夏には退団寸前まで噂され、サポーターの信頼も失いかけつつある今、彼がプロとして生まれ変わり、再びピッチで大輪の花を咲かせるための本当の戦いが始まろうとしています。

(via NoticiasDeGipuzkoa)

【本日の総括】

ラ・リーガ第4節エルチェ戦を控え、アウェイでの今季初勝利に向けて様々なスタメン変更や戦術の模索が行われる中、ピッチ外ではザハリャンのプロ意識を巡る厳しい叱咤激励が飛び交うなど、ピッチ内外で緊迫感が高まっています。新戦力の融合と既存戦力の覚悟が、ソシエダの今季を大きく左右する鍵となるでしょう。