劇的な1部残留決定
オサスナは直近4試合連続で敗北を喫し、降格圏の崖っぷちまで追い込まれた状態で最終節を迎えました。自力での残留には勝利が必要でしたが、ヘタフェに0-1で敗戦。この瞬間、オサスナの運命は他会場の結果に完全に委ねられることになりました。残留を争っていたマジョルカはレアル・オビエドに3-0で勝利したものの、総合得失点差においてオサスナがマジョルカを上回りました。さらに、降格を直接争っていたジローナがエルチェと1-1で引き分けたことで、ジローナの降格が決定。オサスナは首の皮一枚繋がり、ラ・リーガ1部残留という奇跡を成し遂げました。(via Estadio Deportivo)
試合終了直後、アレッシオ・リスチ監督と選手たちはピッチ脇に留まり、ジローナ戦の終了を待つという身の毛のよだつような数分間を過ごしました。ジローナ戦が引き分けで終わったという報せが届いた瞬間、長く苦しい戦いが終わりを告げました。皮肉にも、この試合で勝利しカンファレンスリーグ出場を決めたヘタフェの選手やファンがピッチになだれ込んで歓喜する中、オサスナの選手たちも同じピッチ上で残留という自らの目標達成を祝うという珍しい光景が広がりました。(via ElDesmarque)
ヘタフェ戦の試合展開
試合は他会場の結果を待つような消極的な立ち上がりにはなりませんでした。オサスナは悲劇を回避するために序盤から主導権を握り、最初の15分間は完全に試合を支配しました。ルーカス・トロはファーサイドで3度も決定的なヘディングシュートを放ち、アンテ・ブディミルとラウール・ガルシアもそれぞれ相手GKダビド・ソリアとの1対1の絶好機を迎えました。しかし、いずれのシュートもGKの正面を突くなどして阻まれ、先制点を奪うことができませんでした。(via Mundo Deportivo)
前半終了間際にはヘタフェのサイード・ロメロに強烈なミドルシュートを打たれましたが、ここはGKセルヒオ・エレーラが鋭い反応を見せて失点を防ぎました。また、試合中にはアイマル・オロスとルイス・ミージャが激しく交錯し、オロスが痛んで倒れ込むヒヤリとする場面もありました。(via Estadio Deportivo)
しかし後半14分(59分)、ヘタフェのルイス・ミージャがエリア外から放ったシュートがアレハンドロ・カテナに当たってディフレクトし、軌道が変わったボールは逆を突かれたGKセルヒオ・エレーラを破ってゴールへ吸い込まれました。この不運な失点が決勝点となりました。(via Mundo Deportivo)
スタメンと選手交代および負傷
この大一番に向けて、アレッシオ・リスチ監督はいつもの主力FWであるビクトル・ムニョスを欠く中で、5バックを採用したベストメンバーを送り出しました。スタメンは、GKにセルヒオ・エレーラ、最終ラインにバランタン・ロジエ、エンツォ・ボヨモ、ホルヘ・エランド、アレハンドロ・カテナ、ハビ・ガラン。中盤のダブルボランチにルーカス・トロとジョン・モンカヨラ、その前にアイマル・オロス。そして前線にアンテ・ブディミルとラウール・ガルシアという布陣でした。(via ElDesmarque)
後半13分(58分)にはエンツォ・ボヨモがイエローカードを受けています。(via Estadio Deportivo)
ビハインドを背負った後半23分(68分)、リスチ監督はホルヘ・エランドとルーカス・トロに代えてルベン・ガルシアとキケ・バルハを投入しました。しかし、ここで信じられないアクシデントが発生します。ピッチに入ったばかりのルベン・ガルシアがわずか1分後に負傷してしまい、交代を余儀なくされるという不運に見舞われました。(via Mundo Deportivo)
その後、後半37分(82分)にはジョン・モンカヨラとアイマル・オロスを下げてオサンベラとモロを投入しましたが、同点ゴールを生み出すことはできませんでした。(via Estadio Deportivo)
アレッシオ・リスチ監督の采配
他会場でジローナが得点すればオサスナが降格するという絶体絶命の状況下で、リスチ監督は最後までチームを鼓舞し続けました。失点後もピッチサイドから選手たちに対して、ボールを落ち着かせてパスを繋ぎ、危険な場面を作り出すよう何度も繰り返し指示を送る姿が見られました。結果的にヘタフェの牙城を崩すことはできませんでしたが、他力とはいえ指揮官の諦めない執念が1部残留という最高の結果を引き寄せました。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
自力残留に向けて果敢にヘタフェゴールに迫ったオサスナでしたが、不運な失点と負傷のアクシデントに泣き0-1で敗戦。しかし、他会場の結果と総合得失点差の巡り合わせにより、奇跡的にラ・リーガ1部残留を果たす歴史的な夜となりました。