レアル・マドリードに向けられた世界中の非難と専門家の分析

この前代未聞の事態に対し、世界中のメディアや専門家から厳しい批判が殺到している。ラジオMARCAの番組「マルカドール」に出演したジャーナリストのマティ・プラッツは、現在のレアル・マドリードを「破綻したクラブ」と断じ、次のように語った。

『無政府状態だ。会長も機能していないし、監督も機能していないし、選手たちも機能していない。誰も指揮を執っていない。チームメイトから殴られて車椅子で病院に向かう選手なんて…マドリードでそんなもの見たことがない。フェデ・バルベルデは自分がロッカールームの王様だと思い込んでいる。キャプテンマークは彼には大きすぎる。彼の声明は不器用で、嘘にまみれていて、責任逃ればかりだった。自己批判も反省も全くない』

『ムバッペはマドリードのことなんてクソ食らえと思っている。彼はグループから孤立して生きているし、リーダーシップも発揮しない。自分が何よりも上にいるという態度を醸し出している。マドリードにはセルヒオ・ラモスやラウル、イエロ、クロース、モドリッチのような精神的なリーダーがいない。クラブの価値観を体現する者が誰もいないのだ。アルベロアの管理は嘆かわしく、10年前、15年前のフロレンティーノなら、こんなことは絶対に許さなかっただろう。このまま問題が定着し、マドリードが魂のないチームになってしまう現実的な危険がある』

また、元バルサ・ハンドボール監督でパフォーマンス専門家のシェスコ・エスパルも次のように分析している。

『この問題は、シャビ・アロンソを解任し、クラブが選手を擁護して監督を責めた時から始まった。選手たちに直接権力を与えてしまったのだ。監督がいれば全員が同じ戦術に向かって進むが、選手たちが主導権を握ると、4、5頭の馬がそれぞれ違う方向に一枚の布を引っ張り合うような状態になる。結果として布は引き裂かれ、チームは崩壊してしまった』

『ワールドカップの影響もあり、ムバッペのように精神的にチームに集中していない選手がいる。お互いの間に信頼がなく、ある者は他の者が十分に力を尽くしていないと考え、またある者は監督を守らないと考え、それが物理的な口論へと発展する。プロのロッカールームから良い情報が漏れることは決してない。過大評価された選手たちと権力を持たないアルベロア…これでは勝つことは不可能だ』

海外メディアの反応も苛烈を極めている。

イタリアの『Gazzetta dello Sport』は「レアル・マドリードはカオスに沈む。バルデベバスで見たことのない最も深刻な事件」と報じ、『Tuttosport』は「ロッカールームの調和が明らかに悪化している」と指摘した。フランスの『L'Equipe』は「状況が完全に制御不能。マドリードはクラシコを前に崩壊している」とし、『Le Parisien』は「すでに有毒な環境が日々悪化しており、ムバッペの放出を求める声が高まっている」と報じた。

イギリスの『The Sun』は「深刻な問題。バルベルデが2度目の重大な喧嘩で病院へ」と見出しを打ち、『Daily Mail』は「有毒な雰囲気の中、ムバッペが満面の笑みで去っていった」と皮肉った。ドイツの『Bild』は「神経が逆立っている」と伝え、『Kicker』は「ムバッペはバルデベバスよりもサルデーニャ島を好む。クラシコでのマドリードは王者のお供に過ぎないのか?」と酷評した。その他、DSPORTSやRMC Sport、TNT Sports Brasilなどでも「恥ずべき事態」「軍隊のキャンプが必要だ」と一斉に非難の声が上がっている。

さらに、クラシコのイベントに出席した元キャプテンのイケル・カシージャスが「自分の時代にもあったことだ」と鎮静化を図りつつ、新監督として「シャビ・アロンソを再指名する」と発言したことに対し、元バルセロナのジェラール・ピケがSNSで『で、どっちが喧嘩に勝ったと思う?』と皮肉たっぷりに返信するなど、ライバル陣営からも完全に嘲笑の的となっている。 (via SPORT / MARCA / ElDesmarque)

【本日の総括】

レアル・マドリードはバルベルデとチュアメニの流血騒動に対し、スポーツ面の処分を見送り50万ユーロの罰金で事態を収拾しようとしていますが、ロッカールームの分裂と不信感は修復不可能なレベルに達しています。アルベロア監督は完全に求心力を失い、モウリーニョ復帰の交渉が本格化する中、チームは崩壊状態のまま日曜日のクラシコを迎えます。