内部情報の漏洩と疑心暗鬼 ソラーリへの疑いと怯える選手たち
現在のレアル・マドリードの危機をさらに悪化させているのが、内部情報の異常なまでの漏洩である。ロッカールーム内で起きた選手間の対立や会話がリアルタイムで外部メディアに筒抜けになっており、選手同士の不信感が極限に達している。バルベルデとチュアメニの物理的衝突も、バルベルデが「お前が情報を外に漏らした」とチュアメニを非難したことが発端だった。
日々の絶え間ない緊張と次々に起こるトラブルに対し、一部の選手(重鎮ではない若手や中堅)は驚きを隠せず、バルデベバスへ車で向かうことすら恐れを感じ、新たなエスカレートに怯えている状態だ。一方で、この異常な状況を冷ややかに笑いのネタにする選手も存在しており、チームとしての体を全くなしていない。
さらに、フロント内部でも疑心暗鬼が渦巻いている。カデナ・セールの番組「エル・ラルゲーロ」が、クラブが新たなスポーツディレクターを招聘して組織再編を準備していると報じた際、クラブは異例の公式声明を発表してこの情報を「完全に虚偽」と否定し、現在のスポーツ部門(ホセ・アンヘル・サンチェスやジュニ・カラファトら)を強く擁護した。
クラブ幹部がこの「モグラ(情報漏洩者)」として疑いの目を向けているのが、サンティアゴ・ソラーリである。ソラーリは2022年11月にメキシコのクラブ・アメリカを解任された後、鳴り物入りでレアル・マドリードに復帰した。当初はフットボールディレクターの肩書きを与えられたが、現在はマヌ・フェルナンデス(元ゼネラルマネージャーの息子)の下でカンテラの責任者やクラブのアンバサダーを務めるに留まり、明確な役割を持て余している。
ソラーリは他チームからの監督オファーを待っている状態だが、自身の居場所を確保するためにスポーツ部門の再編に関する情報をメディアに操作して流したのではないかと疑われている。フロレンティーノ・ペレスの信頼するチームを批判することは会長自身を批判することに等しく、ソラーリのクラブ内での立場は非常に危うくなっている。 (via SPORT)