ペップ・グアルディオラのスパゲッティの日々

マンチェスター・シティの監督を退任し、現在は一時的に休養期間に入っているペップ・グアルディオラ(55歳)が、長年の監督業から身を引いた本音を明かしました。グアルディオラは、10年間にもわたって同じルーティン、同じ過酷な日程を3日おきにこなし続けた日々を振り返り、『10年間毎日スパゲッティを食べ続けるようなもの』という非常にユニークな表現でその精神的な疲労度を説明しました。

決してサッカーに対する情熱や練習への愛を失ったわけではないとしつつも、『トップを走り続けるためのエネルギー、3日おきに要求される極限のテンションを維持するための気力が、もう自分には残っていないと感じた。今が休むべきタイミングだった』と、世界最高峰の舞台で戦い続けた男ならではの告白をしました。なお、彼の代理人であるジョセップ・マリア・オロビトグは、サウジアラビアのアル・アハリからの監督就任オファーを断った事実について、『ペップは今年、再び監督業に戻るつもりは一切ない』とコメントし、サウジ行きの可能性を完全に否定しています。(via SPORT)

モウリーニョとペップのサバティカル確執とバルサ愛憎

ジョゼ・モウリーニョ監督は、ペップ・グアルディオラがかつてバルセロナを退任した後に1年間の長期休暇(サバティカル)をニューヨークで取得したことについて、Netflixのドキュメンタリー「The Special One」の中で痛烈な言葉を残しています。モウリーニョは『一部の者はサバティカルを必要とするが、私はその言葉が大嫌いだ。私にとって、サバティカルとは「弱さ」を意味する。私に長期休暇の話をしないでくれ。私は休む必要など絶対にない。休むのは私が死んでからだ』と吐き捨て、自身のエネルギーと情熱が未だ健在であることを強調しました。

また、モウリーニョはかつて通訳やアシスタントコーチとして4年間を過ごしたバルセロナの街への温かい思い出についても言及しました。バルサに対しての恨みは全くないと断言し、『バルセロナでは本当に信じられないほど素晴らしい4年間を家族で過ごした。娘は生後1ヶ月でそこへ引っ越し、息子はバルセロナで生まれた。だから何の悪い感情も持っていない』と語り、宿敵へのリスペクトと、家族との幸せな生活の思い出を振り返っています。(via Mundo Deportivo)

ヤン・ディオマンデの妹ロザンへの誓い

レアル・マドリードへの史上最高額移籍を果たしたヤン・ディオマンデですが、そのプロキャリアのスタート地点には、信じられないほどの壮絶な悲劇と家族の絆がありました。ディオマンデは、レガネスの下部組織に加入し、わずか数週間でプロデビューを果たした直後、当時わずか15歳だった愛する実の妹ロザン(Roxane)を、地元でのパーティー中に何者かに飲み物に毒を盛られて亡くすという、突然の悲劇に見舞われました。

プロとして歩み始めたまさにその瞬間に最愛の家族を失ったディオマンデですが、その悲しみを胸に秘め、エスパニョール戦でゴールを決めた際、涙を流しながらその得点を天国の妹に捧げました。かつてレガネスのキャプテンだったマルティン・マントヴァーニは、『本当に辛い状況だったが、彼は涙を流しながらエスパニョール戦でゴールを決め、それを妹に捧げた。その精神力と肉体的な強さは怪物のようだ』と、彼の信じられない強靭な精神力を振り返っています。

また、ディオマンデ自身が妹に宛てた手紙の中で、『子供の頃、誰かがニセモノのマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを私に買ってくれて、そこに自分でマジックで「Ronaldo 7」と手書きした。私たちは貧しいかどうかもわからず、ただ幸せだった。妹はテレビを観るたびに「Mbappé?彼は素晴らしいけど、私の兄ちゃんのほうがもっとすごいよ」と言ってくれた』という涙を誘うエピソードを明かしています。(via SPORT)