ジョゼ・モウリーニョ監督の再就任とロッカールームに課した新ルール
ジョゼ・モウリーニョ監督はレアル・マドリードの指揮官として2度目の任期をスタートさせました。火曜日にクラブの役員室でフロレンティーノ・ペレス会長やピリ氏が同席する中、2029年までの3年契約に正式にサインしました。モウリーニョ監督は今回の復帰を言葉以上の使命と捉えており、ロッカールームに常識に基づく厳格な基本ルールを課しています。具体的には、練習開始の5分前ではなく1時間前に到着すること、栄養士が管理する朝食をとること、予防のために毎日ジムに行くことなどを求めており、これらを現代フットボールにおける当然の常識であると説明しています。ロッカールームは勝利への飢えに満ちており、選手たちの完璧な振る舞いのおかげで、自身のDNAにある攻撃的なリーダーの側面を出す必要が今のところないと語っています。なお、今回の滞在ではロンドンで暮らす家族と離れているため、夜遅くまで練習場であるバルデベバスに残り、そこを生活拠点にしているとのことです。また、自身の顔にあるアザについては、カスティージャの選手であるラコスタのシュートが眼鏡に当たったことが原因であるとユーモアを交えて説明しています。(via MARCA)
ロドリ獲得断念の舞台裏とクラブが下した財政的決断
今夏の移籍市場で最大の注目を集めたロドリの獲得交渉について、レアル・マドリードは選手個人とは契約条件で合意に達していました。しかし、所属先であるマンチェスター・シティが要求した8000万ユーロの移籍金に対し、レアル・マドリードが提示した金額は3500万から4000万ユーロ、さらに変数として500万ユーロ(総額最大4500万ユーロ)が限界であり、それ以上のオファーを拒否したため破談となりました。クラブはロドリに対し、バルセロナと同額となる年俸総額3000万ユーロ(手取り1500万ユーロ)を提示していたものの、移籍金の交渉で妥協しませんでした。モウリーニョ監督はこの件について、レアル・マドリードは2度迷うような選手を獲得すべきではないとし、連絡した際にすぐに来たいと答える選手でなければならないと述べています。バルセロナが最終的に6000万ユーロの固定額と1650万ユーロの変数でロドリを獲得したことに対し、モウリーニョ監督は、真の勝利はピッチ上とタイトルで決まるものであると主張し、彼の今後の幸運を、あまり良くなりすぎない程度に祈ると締めくくりました。(via ElDesmarque)
右ウイングの補強問題とトニ・クロースが推薦したアンジェロ・シュティラーの顛末
トニ・クロースの退団以降、レアル・マドリードの中盤はクオリティ、戦術眼、組織力を失い、その影響が顕著に現れています。かつてクラブのレジェンドであるクロース自身が、後継者としてシュトゥットガルトのアンジェロ・シュティラーを強く推薦していました。シュティラーは正確なパスやロングボール、攻守のリンクマンとしての能力が高く、クロースに似たプレースタイルを持っています。2025年1月、シュティラーはシュトゥットガルトとの契約を2028年6月まで延長しましたが、そこには3650万ユーロという安価な契約解除金が含まれていました。5月にシャビ・アロンソ氏が獲得を直訴したものの、マドリードが迅速に動かなかったため、シュトゥットガルトは200万ユーロのペナルティを支払って解除金を無効化し、要求額を5000万ユーロに引き上げました。現在もシュティラーはシュトゥットガルトに残留しており、チェルシーやユヴェントス、ニューカッスルなどの関心を集めています。(via SPORT)
移籍市場最終盤におけるマルティン・スビメンディ獲得計画の再燃
モウリーニョ監督が創造的なミッドフィルダーの獲得を熱望していることから、アーセナルのマルティン・スビメンディの獲得計画が急浮上しています。スビメンディの周囲はアーセナルに対し、レアル・マドリードでのプレーを希望している旨を伝えており、アーセナル側もフリアン・アルバレス獲得の資金を確保するために放出に前向きです。現在、スビメンディの市場価値は7500万ユーロですが、アーセナルは9000万ユーロ近くを要求しています。彼の年俸(500万ユーロ未満)はマドリードの給与体系に適合しますが、現在トップチームの25枠はすべて埋まっています。スビメンディを登録するためには、フェルランド・メンディの契約解除、あるいは放出を拒んでいるラウル・アセンシオやエドゥアルド・カマヴィンガの売却、もしくはエンドリッキのレンタル移籍などの人員整理が必須となっています。(via ElDesmarque)
右ウイングの新たな主役ヤン・ディオマンデの加入とデビュー戦の評価
レアル・マドリードは、今夏最大の補強としてRBライプツィヒからコートジボワール代表のヤン・ディオマンデを獲得しました。移籍金は1億3000万から1億3500万ユーロを超え、エデン・アザールに次ぐクラブ史上2番目の高額移籍となります。昨季ライプツィヒで13ゴール10アシストを記録した19歳のディオマンデは、マドリードからの連絡に迷わず移籍を決意したと明かしています。プレシーズン最終戦のシャルケ戦で後半61分から出場し30分間プレーしましたが、ボールタッチはわずか18回と控えめなデビューとなりました。しかし、右サイドでの推進力を見せ、5回のボール回収と6回中4回の地上戦デュエルに勝利するなど素質の高さを証明しました。彼の加入は、左サイドに偏りがちだったチームの攻撃を活性化させるための切り札として期待されています。(via SPORT)
プレシーズン最終戦シャルケ04戦の完全詳細分析と収穫
レアル・マドリードはドイツのフェルティンス・アレーナで行われたシャルケ04とのプレシーズン最終戦に3対0で快勝しました。得点者はエムバペ、フイセン、カルロス・エスピの3名です。前半、相手のパスミスを突いたエムバペが先制点を奪い、20分にはギュレルのコーナーキックからフイセンがヘディングで追加点を挙げました。後半にはアルバロ・カレーラスのクロスからカルロス・エスピが3点目を決めました。この試合ではコナテ、ククレジャ、ディオマンデがデビューを果たしましたが、ククレジャはユーロ2024でのハンド判定を根に持つドイツ人の観客からボールタッチのたびに激しい口笛を浴びせられました。また、ヴィニシウスは87分間出場し、野次を飛ばす観客に笑顔でキスを返すなど毅然とした態度を見せました。キーパーのクルトワは前半のみ出場し、負傷からの完全復活をアピールしています。(via SPORT)
カンテラ出身ストライカーのハコボ・オルテガがフランスへ完全移籍
レアル・マドリードは、下部組織ラ・ファブリカ育ちのフォワード、ハコボ・オルテガをフランスのストラスブールに売却したことを発表しました。この取引により、オルテガの保有権の70%を売却する形で1000万ユーロがクラブの金庫に入り、マドリードは将来の売却益の30%を保持することになります。オルテガは昨季のユースリーグで得点王に輝き、優勝の原動力となりましたが、トップチームでの公式戦デビューは叶わないままフランスへ旅立ち、5年契約を締結しました。レアル・マドリードは今夏、カンテラ出身選手の売却(ニコ・パスのコモへの移籍、フラン・ゴンサレスのセビージャへの売却など合計12選手)により、約1億9000万から2億ユーロ近い莫大な収入を得ています。その他、ダニ・カルバハルとダビド・アラバが契約満了で退団し、ダニ・セバジョスも合意の上でクラブを去りました。(via ElDesmarque)
新星チアゴ・ピタルチのトップチーム昇格と起用方針
アルベロア前監督のもとで頭角を現した18歳のスペイン・モロッコ二重国籍のMFチアゴ・ピタルチが、今季から正式にトップチームの構想に入りました。クラブの登録枠25名が埋まっているため、事務的にはカスティージャ登録となりますが、練習と試合は完全にトップチームと共に行い、背番号は昨季の45から27に変更されます。昨季はファーストチームで16試合に出場し、チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦では18歳220日というクラブ史上最年少での先発出場記録を樹立しました。プレシーズン開始直後に左膝外側側副靭帯を損傷し離脱を余儀なくされましたが、モウリーニョ監督は彼の才能を高く評価しており、中盤のバックアップとして手元に置くことを決断しました。(via SPORT)
エンドリッキを巡るミランからの獲得打診とクラブの対応
攻撃陣の激しい競争にさらされているエンドリッキに対し、ACミランのオーナーであるジェリー・カルディナーレ氏が獲得へ向けてレアル・マドリードに接触を図りました。しかし、レアル・マドリードは今夏の放出を完全に拒否し、即座にノーの回答を送りました。ただし、出場機会の確保を優先するため、来年1月の移籍市場での期限付き移籍の可能性は完全に排除されておらず、今後の状況次第で検討される見通しです。昨季ローン先のオリンピック・リヨンで21試合8ゴールを記録したエンドリッキですが、今夏はディオマンデやカルロス・エスピの加入により立場が厳しくなっています。それでも、モウリーニョ監督はバルベルデやベルナルド・シウバのウイング起用に懐疑的であり、前線の貴重な選択肢としてエンドリッキを当面はチームに留める意向を示しています。(via SPORT)
ヴィニシウスの契約延長とモウリーニョ監督の絶対的支持
ヴィニシウス・ジュニオールは、アーセナルへの移籍の噂に終止符を打ち、2032年までの契約延長にサインしました。この決断には、モウリーニョ監督からの熱い言葉が影響しています。モウリーニョ監督はヴィニシウスに対し、マドリードから離れて初めてその本当の価値に気づくことになると語り、留まるよう説得しました。さらに、監督は過去に自身がベンフィカを率いていた際、プレスティアンニとヴィニシウスとの間で起きた人種差別的な衝突について、当時は自身の選手を守る立場にあったが、現在は完全にヴィニシウスの味方であることを伝えたと明かしました。モウリーニョ監督は審判に対しても彼を他の選手と同様に保護するよう求めていますが、同時に、相手のサポーターの前で過剰にゴールを祝う行為については注意を促しています。(via Mundo Deportivo)
キリアン・エムバペのチーム合流とモウリーニョ監督の感嘆
今夏に加入したキリアン・エムバペは、当初予定されていた8月14日よりも早い8月12日に練習に合流しました。このプロフェッショナルな姿勢に対し、モウリーニョ監督は深い感銘を受けています。指揮官は、トレーニングでのエムバペのレベルがあまりにも高すぎて思わず笑ってしまうほどだと絶賛し、彼のクオリティを宇宙的なレベルと表現しています。昨季のタイトルを失った不本意なシーズンについて、モウリーニョ監督は特定の指導者や選手(アルベロア氏やシャビ・アロンソ氏)だけに責任を押し付けるのは間違いであり、クラブ内部の多くの人間が失敗した結果であると指摘した上で、全員が一つになって戦う責任があるという強いメッセージを投げかけています。(via Mundo Deportivo)
審判組合AESAFによるレアル・マドリード告発とその影響
新たに組織された審判組合であるAESAFが、レアル・マドリードTVおよびフロレンティーノ・ペレス会長を暴力防止委員会へ告発したことが議論を呼んでいます。この告発が行われたにもかかわらず、同組合に所属する審判たちが今週末の土曜日にコーネリアで行われるエスパニョール戦を含め、今後のマドリードの試合を変わらず担当するという矛盾が生じています。この状況に対し、クラブを代表するペレス会長が、フットボール界の常識や法的観点からこの不条理な審判指名に対して公式に異議を唱えたり、排除を求めたりする動きを見せていないことについて、周囲からは疑問の声が上がっています。(via MARCA)
プジョル氏が警告するモウリーニョ体制レアル・マドリードの脅威
バルセロナの元キャプテンであるカルレス・プジョル氏は、ジョゼ・モウリーニョ監督の就任によってレアル・マドリードはさらに強力なチームになるとメディアに警告しました。プジョル氏は、自身がバルセロナの下部組織にいた時代にモウリーニョ氏がクラブで働いていたことを振り返り、当時から彼のフットボールに対する深い知識は際立っていたと絶賛しています。かつてグアルディオラとモウリーニョ、メッシとクリスティアーノが鎬を削ったクラシコの歴史的な激戦時代を想起しつつ、宿敵の復活に対してライバルとしての警戒心を強めています。(via MARCA)
移籍市場の決算とフロレンティーノ・ペレス会長による秘密主義への舵切り
レアル・マドリードは今夏、2期連続無冠からの復帰を目指し、約2億2500万ユーロを投じて6名の補強を行いました。しかし、これまでの派手な入団発表の慣習を一新し、ペレス会長はすべての新加入選手およびモウリーニョ監督の発表を、バルデベバスの練習施設で親族や親しい関係者のみを招いた非公開のイベントで行う決定を下しました。これにより、メディアに対する記者会見や声明発表は一切行われないことになり、ファンの前でのお披露目もありません。ペレス会長が夏の間マドリードを長く離れていたこともこの方針に影響しており、伝統的なサポーター向けの公開プレゼンテーションモデルからの完全な脱却を意味しています。(via Mundo Deportivo)
ルカ・モドリッチがACミランで語るレアル・マドリードへの敬意
12シーズンにわたりレアル・マドリードで黄金期を築いたルカ・モドリッチは、現在所属するACミランの公式メディアにおいて、古巣への深い感謝の意を表しました。モドリッチは、レアル・マドリードが世界最大のクラブであるという自身の認識に変わりはないとしつつも、実際にミランのユニフォームを着てみて、このイタリアのクラブもまた同じレベルの偉大な歴史と格を有していると語きました。昨季のチャンピオンズリーグ出場権を逃したミランでの失望を乗り越え、チームを再び欧州最高の舞台へ戻すために、モドリッチは今季も高い野心を持って挑戦を続けています。(via SPORT)
元RMTVディレクターが苦言を呈するクラブ哲学の変遷
1999年にレアル・マドリードTVの初代ディレクターを務めたハビエル・アレス氏は、現在のクラブの運営方針、特に育成とスペイン人選手の起用について厳しい見解を示しました。アレス氏は、モウリーニョ監督の復帰について驚きを示し、ペレス会長が本質的に監督を信用していないために、過去の成功事例にすがった人選であると分析しています。また、マドリードが多額の資金を使った外国人補強に頼りすぎている結果、チーム内にスペイン人選手がほとんど存在せず、これがひいてはスペイン代表の強化を妨げていると指摘。バルセロナがラ・マシアの育成組織からクバルシやラミン・ヤマルを輩出している現状を引き合いに出し、マドリードの姿勢に苦言を呈しました。(via SPORT)
【本日の総括】
モウリーニョ新監督のもと、大規模な補強とカンテラの整理を進めるレアル・マドリード。ロドリ獲得を逃したものの、新星ディオマンデやベテランの戦術を融合させ、規律あるチーム作りで王座奪還へ向けた新たな挑戦が始まります。
