奇跡のプリメーラ残留確定と終盤の快進撃

数日前までは降格の危機に瀕し、ノックアウトされた状態にあると思われていたデポルティーボ・アラベスですが、レアル・オビエドとのアウェー戦にトニ・マルティネスのゴールで勝利を収め、見事に数学的なプリメーラ・ディビシオン残留を確定させました。最終盤での2連勝が実を結び、灰の中から蘇るように残留争いから完全に抜け出しています。カレンダーの巡り合わせの良さをバルセロナ戦やオビエド戦で最大限に活かしきったこと、そして終盤の2試合連続無失点が決定的な要因となりました。さらに、チームのダイナミクスを劇的に変えたターニングポイントとして、バライドスでのセルタ・デ・ビーゴ戦における3-4の劇的な逆転勝利が大きく影響しています。(via MARCA)

キケ・サンチェス・フローレス監督の長期契約と来季への決意

今年3月に指揮官に就任したマドリード出身のキケ・サンチェス・フローレス監督は、クラブと2028年までの長期契約を結んでおり、今回の1部残留確定を受けて来シーズンのプロジェクトに向けてすでに動き出しています。同監督はチームの未来について、次のように力強く語っています。

『最大の目標は、もう二度と苦しまないことだ。苦しみは心身を消耗させ、落胆を生み出し、この素晴らしい職業から私たちを遠ざけてしまうからね。私が望むのは、とにかくサッカーを楽しむことだ。毎試合スタジアムに足を運んでくれるファンのため、そして私たちが築き上げたい理想のチームのために、このプロジェクトに全力で取り組んでいくよ。そもそも私がアラベスの監督を引き受けたのは、ここにいる選手たちの名前を見た時、彼らとなら必ず前に進めると確信できるほど素晴らしいタレントが揃っていたからだ』(via MARCA)

前監督エドゥアルド・クデの退任とリーベル・プレート移籍

今シーズンのアラベスはベンチの人事でも大きな動きがありました。前任のエドゥアルド・"チャチョ"・クデ監督は、今年3月初旬にアラベスの監督の座を退く決断を下しました。最終的にオビエド戦の勝利によって残留を確実なものとしたチームを離れ、母国アルゼンチンの名門リーベル・プレートからのオファーを受諾し、新たな挑戦へと旅立っています。(via MARCA)

最終節ラージョ・バジェカーノ戦の展望と現在の順位

すでに残留のプレッシャーから解放されているアラベスは、今週末の最終節(第38節)を本拠地メンディソロサで迎えます。対戦相手は、来季のUEFAカンファレンスリーグ出場権獲得を目指して必死にポイントを求めているラージョ・バジェカーノです。アラベスにとっては消化試合となりますが、相手のヨーロッパ進出の命運を握るキャスティングボートを担うことになります。現在の順位において、アラベスはセビージャと同じ勝ち点で並んでいるものの、直接対決の成績(アベレージ)で下回っているため、セビージャより下の順位に位置しています。(via Estadio Deportivo)

ビッグデータが弾き出した最終順位予想

最新のビッグデータと統計分析を用いた予測モデルによると、デポルティーボ・アラベスの今シーズンの最終順位は13位になる確率が最も高く、10.4%の確率でこのポジションに着地すると算出されています。(via ElDesmarque)

アラベスOBイバイ・ゴメスの新たな挑戦

アラベスに関わる小ネタとして、現役時代にアラベスとアスレティック・ビルバオで頭角を現し、プリメーラでキャリアの大半を過ごしたクラブOBのイバイ・ゴメスの動向があります。彼は来シーズンからプリメーラRFEF(実質3部)へ降格することが濃厚となっているレアル・サラゴサの新監督に就任することが決定的となっています。(via SPORT)

【本日の総括】

どん底の状況から見事なラストスパートで残留を決めたアラベス。来季はキケ・サンチェス・フローレス監督のもと、ファンと共に楽しめるサッカーを目指す新たなプロジェクトに期待が高まります。