オビエド戦の劇的勝利と1部残留の達成
ラ・リーガ第37節、デポルティーボ・アラベスは敵地カルロス・タルティエレでレアル・オビエドと対戦し、0-1での勝利を収めました。この勝利によりアラベスは勝ち点を43に伸ばし、最終節を残して数学的に1部残留を確定させています。残り3試合の時点では降格圏に沈む苦しい状況でしたが、前節のメンディソロサでのFCバルセロナ戦の勝利で降格圏を脱出し、自力残留の可能性を自らの手で掴み取っていました。ちなみに、そのバルセロナ戦の試合前には、見事にリーグ優勝を果たした王者に対してパシージョを行って敬意を示しています。そして迎えたこのオビエド戦での連勝が、残留という最高の結果をもたらしました。スタジアムには数百人のアラベスファンが駆けつけ、選手たちと共に1部残留という歓喜の瞬間を分かち合っています。(via MARCA) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)
トニ・マルティネスの決定力と歓喜の言葉
オビエド戦でチームを救う決勝ゴールを決めたのは、今季終盤戦でチームを牽引し続けてきたトニ・マルティネスでした。前半15分、イブラヒム・ディアバテがペナルティエリア内深くで倒されたもののファウルが認められなかった直後の前半17分、左サイドでアブデ・レバシュが見事な切り返しでマークを外し、ペナルティスポット付近へ絶妙なクロスを送ります。これをトニ・マルティネスが冷静に押し込み、先制点を奪いました。このゴールは彼にとって今季リーグ戦35試合での12得点目であり、2026年においてスペイン人選手として最多のゴール数を記録しています。この目覚ましい活躍により、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるスペイン代表のワールドカップ予備登録メンバー入りも期待されるほどの状態にあります。
試合後、トニ・マルティネスは興奮冷めやらぬ様子で自らの喜びを以下のように語りました。
『この結末はまるで私自身が書き上げたシナリオのようだ。なぜなら、私の描く最高の夢の中でさえ、こんな素晴らしいことにはならなかったのだから』
昨シーズンはバジャドリード戦でのキケ・ガルシアのゴールで残留を決めましたが、今シーズンはその大役をトニ・マルティネスが見事に果たしました。(via MARCA) (via Estadio Deportivo)
鉄壁の守備とキケ・サンチェス・フローレスの采配
オビエド戦でのアラベスは、ポゼッション率わずか34%と相手にボールを支配される時間が続きました。しかし、キケ・サンチェス・フローレス監督が植え付けた強固な守備組織が完璧に機能し、オビエドに枠内シュートを1本も許しませんでした。前半25分にはGKアントニオ・シベラがコーナーキックで飛び出しをミスするひやりとする場面もありましたが、ダビド・コスタスのヘディングが枠を外れて事なきを得ています。
後半に入ると、指揮官は守備をさらに固めるためにアブデ・レバシュを下げてユセフを投入しました。後半はオビエドにボールを持たせつつ、自陣での堅いブロックを維持し、決定的なピンチを作らせずに時計の針を進めることに成功しました。実は水曜日のバルセロナ戦まで、アラベスは20試合連続で失点を喫していましたが、ここに来てバルセロナ、オビエドという相手に2試合連続のクリーンシートを達成。指揮官の戦術が最も重要な局面で機能し、チームに一貫性が生まれたことが証明されました。(via MARCA) (via Estadio Deportivo)
困難を極めたシーズンの軌跡と最終節の展望
今シーズンのアラベスは、決して平坦な道のりを歩んできたわけではありません。ファクンド・ガルセスの出場停止処分や、カルロス・ビセンテの退団、さらにシーズン途中での「チャチョ」・コウデ監督の退任など、ピッチ内外で多くの困難に見舞われました。前半戦はホームのメンディソロサで比較的落ち着いた戦いを見せていたものの、終盤には降格の危機に瀕していました。しかし、そこから劇的な巻き返しを見せ、悪夢から目を覚ますようにして残留という目標を達成しました。
次節の最終節は、ホームのメンディソロサに戻り、ラージョ・バジェカーノを迎え撃ちます。アラベスにとってはプレッシャーから完全に解放された状態で、ファンと共にシーズンを締めくくる凱旋試合となります。(via MARCA) (via Estadio Deportivo) (via SPORT)
出場メンバーとスタッツ詳細
オビエド戦でのデポルティーボ・アラベスのスターティングメンバーと交代選手、および警告の詳細は以下の通りです。枠内シュート1本を確実にゴールに結びつける驚異的な決定力と、相手の枠内シュートを0に抑える守備陣の奮闘が数字にも表れています。
スターティングメンバー:
GK: アントニオ・シベラ
DF: アンヘル・ペレス、ナウエル・テナグリア、コスキ、ビクトル・パラダ、アブデ・レバシュ
MF: アントニオ・ブランコ、ジョン・グリディ、デニス・スアレス
FW: イブラヒム・ディアバテ、トニ・マルティネス
交代出場:
後半1分:ユセフ(アブデ・レバシュに代わって出場)
後半24分:イバニェス(デニス・スアレスに代わって出場)、マニャス(イブラヒム・ディアバテに代わって出場)
後半37分:ルーカス・ボジェ(トニ・マルティネスに代わって出場)
後半42分:プロテソーニ(ジョン・グリディに代わって出場)
警告:
後半49分:ユセフ(イエローカード)
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
シーズンを通して多くの困難に直面しながらも、監督の守備構築とトニ・マルティネスの決定力が噛み合い、敵地での劇的勝利で見事に1部残留を確定させた素晴らしい一日となりました。






