第36節FCバルセロナ戦の劇的勝利と残留争いの現状
⚽️ ラ・リーガ第36節、デポルティーボ・アラベスはすでにリーグ優勝を決めている王者FCバルセロナを本拠地メンディソロツァに迎え、1-0での劇的な勝利を収めた。この死闘の末に獲得した3ポイントにより、チームは降格圏という深淵から脱出することに成功している。現在、アラベスはジローナと並ぶ勝ち点40を記録し、勝ち点39で降格圏に沈むレバンテやマジョルカを1ポイント差で上回り、さらにはエルチェをも順位で抜き去った。今季のラ・リーガの残留争いは過去30年間で最も過酷な状況となっており、残り2節の段階で、すでに降格が決定している最下位のレアル・オビエドを除く残り2つの降格枠を巡り、アラベスを含む12チームに計算上の降格の可能性が残されている大混戦である。アラベスは厳しい日程を強いられていたものの、この試合でバルセロナから金星を挙げたことが大きなターニングポイントとなった。この結果により、バルセロナが目標としていた勝ち点100到達の夢は完全に潰えている。他クラブの監督もこの試合結果に言及しており、レアル・ソシエダのペジェグリーノ・マタラッツォ監督は『あの高い要求レベルに到達し続けるのは困難なことだ。しかしシーズンはまだ終わっていない。バルセロナがアラベス相手にラ・リーガ優勝後に敗れたのは偶然ではない。目標がない時は緊張感が薄れ、相手が出してくる気迫やレベルに及ばないことがある』と語り、アラベスの気迫が王者を上回ったことを指摘している。なお、この試合でバルセロナはフレンキー・デ・ヨングが欠場し、若手のアルバロ・コルテスがセンターバックとして先発出場を果たし、ハンジ・フリック監督から称賛されていた。(via SPORT y MARCA y Estadio Deportivo)
トニ・マルティネスの驚異的なスタッツとスペイン代表へのアピール
🇪🇸 デポルティーボ・アラベスの1部残留への希望を繋ぐ最大の立役者となっているのが、28歳のストライカー、トニ・マルティネスである。彼は今シーズン、ラ・リーガで12ゴール、コパ・デル・レイで4ゴールの公式戦合計16ゴールを記録し、国内屈指の点取り屋として大車輪の活躍を見せている。1-0で勝利したFCバルセロナ戦でも、彼を他のストライカーと明確に差別化する最大の武器である空中戦の強さが遺憾なく発揮された。身長187センチのマルティネスは、バルセロナの選手たちを相手に1試合で11回もの空中戦勝利を記録した。さらに驚くべきことに、彼は今シーズンの空中戦勝利数で合計173回を記録し、欧州5大リーグ全体で堂々のトップに立っている。この記録は、2位のルドヴィク・アジョルク(ブレスト、169回)、3位のアンドレイ・イリッチ(ウニオン・ベルリン、165回)、4位のフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール、161回)らを抑えての単独首位である。メンディソロツァのスタンドには、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が視察に訪れており、マルティネスの傑出したパフォーマンスを直接確認した。マルティネスは現在、次回のアメリカ・メキシコ・カナダ共催の2026年ワールドカップに向けたFIFA提出用の55人のスペイン代表予備登録メンバーに選出されており、最終メンバー26人への生き残りに向けて猛アピールを続けている。(via Mundo Deportivo)
次節レアル・オビエド戦および最終節ラージョ・バジェカーノ戦の展望
🗓 残留を確定させるための重要な終盤戦において、デポルティーボ・アラベスは2つの決定的な試合を残している。次節となるラ・リーガ第37節は、日曜日(17日)の19時00分から、アウェイのカルロス・タルティエレ・スタジアムでレアル・オビエドと対戦する。オビエドはすでに最下位でのセグンダ・ディビシオン(2部)降格が確定しているチームである。このアラベス戦を前に、オビエドを率いるギジェルモ・アルマダ監督は記者会見に臨み、『引退の決定は彼のものであり、私のものではないため、ベルナベウでの彼の別れについて話したのはおそらく私の間違いだった。サンティは理性的で知的な人物であり、誰もが彼が引退の決断を下したと思っていたが、現役続行の選択肢を考えるのは彼のロジックからして理にかなっている』と語った。さらに『彼は練習でも良い動きを見せており、決断は彼と家族のものであるため尊重しなければならない』と続け、『サンティ・カソルラは先発出場する』と、アラベス戦でのベテラン司令塔のスタメン起用を明言した。アルマダ監督はアラベス戦を前に行われた唯一のトレーニングの前にこの方針を発表している。アラベスにとっては、降格が決まっているとはいえ、カソルラを中心としたオビエドの意地を警戒する必要がある。そして、シーズン最終節となる第38節では、すでに残留を数学的に決めているラージョ・バジェカーノと対戦する予定となっている。アラベスはこの2連戦で確実に勝ち点を積み上げ、自力での1部残留を勝ち取るミッションに挑む。(via Mundo Deportivo y SPORT)
エルチェとの直接対決における3-1の勝利記録
📊 今シーズンのデポルティーボ・アラベスの戦いにおいて、残留を争うライバルであるエルチェとの直接対決で重要な勝利を収めていた記録が残されている。2025-2026シーズン中に行われたエルチェとの試合において、アラベスは3-1で勝利を飾っている。この試合では、エルチェのエデル・サラビア監督がオサスナ戦で退場処分を受けてベンチ入り禁止となっていた影響で、第2監督であるジョン・ロペスが急遽ベンチで指揮を執るという特異な状況が発生していた。こうしたライバルチームから確実に勝ち点3を奪い取ってきた積み重ねが、現在のアラベスの勝ち点40という結果に結びついている。(via SPORT)
【本日の総括】
王者バルセロナからの金星で降格圏を脱出したアラベス。欧州最高峰の空中戦を誇るトニ・マルティネスの圧倒的な活躍を武器に、残り2戦での完全残留を目指す。






