マジョルカ
マルティン・デミチェリス監督率いるマジョルカは、アウェイでヘタフェに3-1で敗れ、勝ち点39の17位と降格の危機に瀕しています。デミチェリス監督は試合後、「前半は我々が結果の主役となるほどのミスを犯した。ゴミ箱に捨てるべき試合だ」と酷評し、守備の崩壊を嘆きました(via Estadio Deportivo)。失点はいずれも守備の連携ミスが絡んでおり、1失点目は新加入のルイス・オレフエラが裏を取られ、2失点目はマルティン・ヴァリエントとGKレオ・ロマンの連携ミスから生まれました(via SPORT)。反撃は後半65分、パブロ・トーレのクロスからオマル・マスカレルが決めたヘディングシュートの1点にとどまりました(via MARCA)。この試合でマスカレルは累積5枚目のイエローカードを受け、残留を争う次節レバンテとの直接対決を出場停止で欠場することになり、チームにとって大きな痛手となっています(via SPORT)。頼みのヴェダト・ムリキも前半にクロスバーを叩く惜しいヘディングシュートを放ちましたが、無得点に終わりました(via AS)。
日本人選手の浅野拓磨は後半67分から途中出場しました。しかし、ポジションが定まらずプレーの精度も欠いており、チームの流れを変えることはできず、非常に低調なパフォーマンスに終わりました(via AS)。
ヘタフェ
ホセ・ボルダラス監督率いるヘタフェはマジョルカに3-1で快勝し、勝ち点48の7位をキープ。ヨーロッパリーグ出場権を争う6位セルタに勝ち点2差と迫っています(via MARCA)。右サイドバックでサプライズ先発したベテランのニョムが大活躍し、彼のお膳立てからマルティン・サトリアーノが前半だけで2ゴールを奪う決定力の高さを見せつけました(via SPORT)。後半にはルイス・ミージャの正確なフリーキックからザイド・ロメロがヘディングでダメ押しの3点目を決めています(via Estadio Deportivo)。すでに残留を確定させているチームですが、ボルダラス監督は「我々は野心的であり、信じられないようなことを達成する目前にいる」と選手たちのインテンシティの高さを絶賛し、残り2試合(エルチェ戦、オサスナ戦)への自信を覗かせました(via MARCA)。
セビージャ
ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャは、アウェイでビジャレアルに3-2の劇的な逆転勝利を収め、3連勝で勝ち点43の10位に浮上しました。これで残留をほぼ手中に収めています(via ElDesmarque)。前半20分までに2点のビハインドを負う最悪の立ち上がりでしたが、36分に若手のオソ(ホアキン・マルティネス)がアグメからのロングパスを完璧にトラップし、個人技から反撃のゴールを決めました(via SPORT)。さらに前半アディショナルタイムには、ルベン・バルガスの折り返しをキケ・サラスが豪快なボレーで叩き込み、同点に追いつきます(via MARCA)。そして迎えた後半72分、アレクシス・サンチェスのパスカットを起点にジブリル・ソウが繋ぎ、アコル・アダムスがペナルティエリア内から左足で強烈なシュートを右上隅に突き刺し、大逆転劇を完成させました(via Estadio Deportivo)。監督は、カンテラーノ(下部組織出身選手)たちの活躍を絶賛する一方で、「数学的に残留が決まるまでは絶対にリラックスしない」と気を引き締めており、週末のレアル・マドリード戦に向けて、本拠地サンチェス・ピスフアンを「精神病院(マニコミオ)」のような熱狂的空間にしてほしいとファンに呼びかけました(via Estadio Deportivo)。
ピッチ外では、セルヒオ・ラモスとFive Eleven Capitalの投資グループがセビージャの過半数株式を取得し、クラブを買収することで既存の大株主と基本合意に達しました。買収総額は最大で4億5000万ユーロ規模に上る見込みで、巨額の資本増資も計画されています(via Estadio Deportivo)。ただし、現役選手がクラブオーナーを兼任することはスペインのスポーツ法(通称「反ピケ法」)に抵触するため、セルヒオ・ラモスがセビージャの選手として現役復帰する可能性は事実上消滅しています(via ElDesmarque)。
ビジャレアル
マルセリーノ・ガルシア・トラル監督率いるビジャレアルは、ホームでセビージャに2-3で逆転負けを喫し、今季ホームでの3敗目を記録しました(via MARCA)。前半の20分間は圧倒的なパフォーマンスを披露し、ジェラール・モレノの華麗な個人技と、見事な連携からジョルジュ・ミカウタゼがゴールを奪って早々に2-0とリードしました(via SPORT)。しかし、そこからチームは突如として機能不全に陥ります。マルセリーノ監督は「前半の最初の30分は今季のホーム戦でも最高レベルだったが、残りの60分は最悪だった」とチームの不可解な集中力の欠如とリラックスした態度を厳しく非難し、言い訳の余地はないとセビージャの勝利を称えました(via Estadio Deportivo)。すでにチャンピオンズリーグ出場権は確保しているものの、この敗戦によって3位の座を争うアトレティコ・マドリードに勝ち点3差まで迫られており、最終節の直接対決に大きなプレッシャーがかかることになりました(via MARCA)。
デポルティーボ・アラベス
キケ・サンチェス・フローレス監督率いるアラベスは、ホームのメンディソロサで王者バルセロナを1-0で撃破し、勝ち点40で15位に浮上して降格圏を脱出しました(via Estadio Deportivo)。試合を決めたのは前半終了間際(45+1分)のプレーで、アントニオ・ブランコが頭で折り返したボールを、イブラヒム・ディアバテが相手のマークを外して見事なボレーでねじ込みました(via MARCA)。この試合、アラベスはなんと20試合連続失点中という悪夢の記録を止めるクリーンシートを達成。ディフェンス陣、特に右サイドバックのテナリアや、後半にアクロバティックなクリアを見せたコスキ、そして左サイドで攻守に躍動したレバクの活躍が光りました(via ElDesmarque)。ボール支配率では大きく劣ったものの、バルセロナに枠内シュートを1本も許さない完璧な守備ブロックを構築しました(via MARCA)。25年前のUEFAカップ決勝を記念した特別ユニフォームを着用しての勝利に、超満員のスタジアムは熱狂に包まれました(via MARCA)。
エスパニョール
マノロ・ゴンサレス監督率いるエスパニョールは、アスレティック・クラブをホームで2-0と下し、なんと18試合ぶりとなる2026年の初勝利を飾りました。勝ち点を42に伸ばし、14位へ浮上して残留に大きく前進しています(via SPORT)。後半24分、カルロス・ロメロの左サイドからの完璧なクロスを、途中出場のペレ・ミージャがボレーで合わせて先制。さらに後半アディショナルタイムには、テラッツのパスから同じく途中出場のキケ・ガルシアが落ち着いて追加点を奪い、試合を決定づけました(via Mundo Deportivo)。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、マノロ・ゴンサレス監督はベンチで号泣。「第二の父のようだった叔父が亡くなった時を除けば、人生で最も過酷な経験だった。メンタル的に地獄のような後半戦だった」とこれまでの重圧を語りました(via Mundo Deportivo)。また、新スポーツディレクターに就任したモンチもスタンドで大興奮して勝利を祝い、チームの劇的な夜を共に喜びました(via SPORT)。
アスレティック・クラブ
エルネスト・バルベルデ監督率いるアスレティックは、アウェイでエスパニョールに0-2で敗れ、ヨーロッパカップ戦出場権獲得が絶望的な状況(9位)に追い込まれました(via ElDesmarque)。前半は主導権を握り、ラポルテのクロスバー直撃のヘディングや、ウナイ・ゴメスの至近距離からのシュートがポストを叩くなど決定機を作りましたが、ゴールを奪えませんでした(via MARCA)。後半は相手の勢いに飲まれ、カウンターから2失点。GKウナイ・シモンは好セーブを見せていたものの、「降格は悲劇だ。次のセルタ戦は絶対に勝たなければならない」と現状に強い危機感を示しています(via ElDesmarque)。さらに、守備の要であるダニエル・ビビアンが足首の捻挫で前半で負傷交代し、今季絶望の可能性が浮上(via Estadio Deportivo)。ニコ・ウィリアムス、ユーリ・ベルチチェ、オイアン・サンセトら主力を欠く中で、指揮官は「ここに来てから最も過酷なシーズンだ」と嘆いています(via ElDesmarque)。
エルチェ
現在勝ち点39で降格の危機にあるエルチェにとって、さらに厳しいニュースが飛び込んできました。火曜日のベティス戦での敗北後、エデル・サラビア監督がドレッシングルームのトンネル内でディアス・デ・メラ主審に対して「恥知らず、クソ野郎ども」と暴言を吐いたとして、RFEF規律委員会から4試合のベンチ入り禁止処分を下されました(via ElDesmarque)。サラビア監督は、前半アディショナルタイムにアンドレ・シルバのハンドで勝ち越しゴールが取り消された判定に激怒していました。これにより、監督は今季残りのヘタフェ戦とジローナ戦で指揮を執ることができず、残留争いのライバルたちがこぞって勝利を収める中、チームは絶体絶命の窮地に立たされています(via Estadio Deportivo)。
レバンテ
火曜日に行われたセルタとのアウェイ戦に見事勝利し、勝ち点39に到達しました。現在、マジョルカ、エルチェ、ジローナと勝ち点39で並んでおり、熾烈な残留争いの渦中にいます(via SPORT)。次節はホームで、同じ勝ち点のマジョルカと運命の直接対決を迎えます(via Estadio Deportivo)。
ジローナ
木曜日にホームのモンティリビでレアル・ソシエダと対戦します。現在勝ち点39で降格圏に沈んでおり、ミチェル監督はこの一戦を「ジローナの歴史上、最も重要な試合だ」と断言しました。過去のパリでのチャンピオンズリーグデビュー戦よりも重要だと語り、「ホームでの残り2試合に勝てば1部残留が見える」と強い決意を示しています(via Mundo Deportivo)。頼れるベテランのストゥアーニは膝の打撲を抱えていますが、痛み止めを打って強行出場する予定です(via Mundo Deportivo)。
レアル・ソシエダ
勝ち点44で8位につけるレアル・ソシエダは、木曜日に残留を懸けて死に物狂いで向かってくるジローナと対戦します。ジローナのミチェル監督は、ソシエダの武器を「ボールを持たない時の高い位置からのアグレッシブなプレッシャー」と警戒しており、激しいデュエルが予想されます(via Mundo Deportivo)。
バレンシア
カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアは、木曜日にホームのメスタージャでラージョ・バジェカーノと対戦します。現在勝ち点42で、監督は「勝ち点45に到達して残留を確実なものにしたい」と語っています(via ElDesmarque)。この試合ではファン主導の呼びかけに応じ、1995年以来となる「シャツ、パンツ、ソックスすべてを白で統一したユニフォーム」を着用してスタジアムとの一体感を高めます(via ElDesmarque)。右脚内転筋の負傷で離脱していたティエリ・レンダルが予想より早く招集リストに復帰。今季で契約満了となるため、メスタージャでのラストゲームになる可能性があります(via ElDesmarque)。なお、ルーカス・ベルトランは膝の問題で引き続き欠場となります(via ElDesmarque)。また、新スタジアム「ノウ・メスタージャ」の建設工事は順調に進んでおり、Cisco社と提携してWi-Fi 7を導入するなど、欧州トップクラスの通信環境を整備することが発表されました(via ElDesmarque)。
ラージョ・バジェカーノ
木曜日にアウェイでバレンシアと対戦します。チームはすでにUEFAカンファレンスリーグの決勝進出(5月27日にクリスタル・パレスと対戦予定)を決めており、シーズン終盤を非常に充実した状態で迎えています(via SPORT)。
レアル・オビエド
すでに数学的な2部降格が決定しているレアル・オビエドですが、ギジェルモ・アルマダ監督は自身の去就について「シーズンが終了してからヘスス・マルティネス会長やフロントと話し合って決定する」と明言しました(via ElDesmarque)。また、ダニ・カルボがサンティ・カソルラの起用法を批判したことについては「それぞれの意見を尊重する」と大人の対応を見せています(via ElDesmarque)。アトレティコ・マドリードからレンタル中のGKホラティウ・モルドヴァンは、降格決定に伴い、いよいよリーグ戦初出場を果たす可能性が高まっています(via ElDesmarque)。
オサスナ
火曜日にアトレティコ・マドリードに敗れ、アレッシオ・リスチ監督就任後初となる泥沼の3連敗を喫しました。現在勝ち点42で残留は確定しておらず、チーム内には緊張感が漂っています(via Mundo Deportivo)。レアル・マドリードから獲得した若手ウインガーのビクトル・ムニョスがヒラメ筋の負傷で離脱している影響が大きく、彼が不在のためチームはスピードとクロスを欠いています(via Mundo Deportivo)。次節のエスパニョール戦は、残留を懸けた大一番となります。
アトレティコ・マドリード
火曜日のオサスナ戦で勝利を収めましたが、マルコス・ジョレンテがレッドカードで退場し、次節のジローナ戦は出場停止となります(via ElDesmarque)。この試合で先発抜擢された若手のロドリゴ・メンドーサが前半18分にふくらはぎを負傷し涙の交代となりましたが、検査の結果、全治10〜15日程度の軽傷であることが判明し、最終節には間に合う可能性が出てきました(via ElDesmarque)。ピッチ外では、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が「なぜメディアはアトレティコを批判しないのか」と発言したことに対し、クラブの公式X(旧Twitter)が「執着:固定観念によって生じる精神的な動揺」と辞書の定義を引用して痛烈な皮肉で応戦し、話題を呼んでいます(via ElDesmarque)。また、フリアン・アルバレスにはPSGやバルセロナなどから関心が寄せられていますが、アトレティコは2030年まで契約を残す彼を売却する意思はなく、もし放出する場合は1億ユーロ以上を要求する強気の姿勢を見せています(via Mundo Deportivo)。
セルタ・デ・ビーゴ
現在6位につけており、ヨーロッパリーグ出場権を激しく争っています(7位ヘタフェとは勝ち点2差)。次節はホームで、残留に向けて後がないアスレティック・クラブと激突します(via MARCA)。
レアル・ベティス
火曜日のエルチェ戦で勝利し、来季のチャンピオンズリーグ出場権をすでに獲得しています。週末のバルセロナ戦は試合時間が日曜日の21:15に変更されました(via Mundo Deportivo)。CL出場による増収を見込んでおり、クラブは主力を慰留しつつ余剰戦力の整理を検討しています。若手のセルジ・アルティミラに対してはスポルティングCPから1200万ユーロのオファーが届きましたが、ベティスはこれを即座に拒否し、2500万ユーロを要求しています(via Estadio Deportivo)。また、CL出場権獲得を記念し、選手たちはMaurice Lacroixの特製腕時計(AIKONIC Automatic 43mm)を着用することが発表されました(via ElDesmarque)。
【本日の総括】
終盤戦に突入したラ・リーガは、残留争いがかつてないほどの大混戦となっています。エスパニョールが約5ヶ月ぶりの勝利を挙げ、セビージャとアラベスも劇的な勝利で残留へ大きく前進しました。一方で、マジョルカ、エルチェ、ジローナ、レバンテが勝ち点39で並び、崖っぷちの死闘を繰り広げています。ヨーロッパカップ戦の出場権争いも、セルタとヘタフェがELの座を懸けて激しく火花を散らしており、最終節まで一瞬たりとも目が離せない展開が続きます。













デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
マジョルカの守備崩壊は、個々の連携ミスというよりは、チーム全体の立ち位置や距離感のズレが露呈した結果と言えるでしょう。特に、ヘタフェの2点目は、最終ラインの押し上げと中盤のカバーリングの間に生まれたスペースを突かれた形です。浅野選手の投入も、チーム全体の構造的な問題が改善されないままでは、個の力で流れを変えるのは困難でした。残留争いの直接対決でオマル・マスカレルが出場停止となるのは、戦術的な柔軟性を失う上で非常に痛いと言わざるを得ません。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
セビージャの買収劇は、クラブの未来に大きな影響を与える可能性があります。セルヒオ・ラモスの現役復帰が法的に不可能になったことは残念ですが、新たな資本が入ることで、クラブの再建が進むかもしれません。一方で、ガルシア・プラサ監督が「数学的に残留が決まるまでリラックスしない」と語るように、現場は依然として厳しい状況にあります。ファンに「精神病院のような熱狂を」と呼びかけるのは、チームの士気を高め、残留への強い意志を示すための重要なメッセージでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
セビージャの買収は、セルヒオ・ラモスの現役続行の可能性を事実上消滅させましたが、クラブの財政基盤強化という点ではポジティブな側面もあります。一方、レアル・ベティスはCL出場権獲得により、若手アルティミラへの高額オファーを拒否し、2500万ユーロという強気の姿勢を見せています。これは、クラブが育成組織からのトップチーム昇格選手を重要な戦力と位置づけ、長期的な編成を見据えている証拠と言えるでしょう。