ジローナFC
レアル・ソシエダとのホーム戦は1-1の引き分けに終わった。29本ものシュートを浴びせる猛攻を見せながらも、前半28分にガッサニーガのパンチングミスから相手のコーナーキックで先制を許す苦しい展開となった。しかし後半開始からピッチに立ったストゥアーニが、65分にアルナウ・マルティネスのクロスに合わせて同点ゴールを記録し、チームを救った。(via MARCA)
この勝ち点1により、ジローナは勝ち点40に到達し降格圏を脱出、自力での残留に望みをつないだ。試合後、ミチェル監督は「プレッシャーで昨夜は眠れず、朝8時に練習場に来た」と極限の重圧を明かしつつも、「ストゥアーニはクラブ史上最も重要な選手だ」とベテランの勝負強さを手放しで称賛した。(via SPORT)
レアル・ソシエダ
敵地でのジローナ戦を1-1で終え、勝ち点を45に伸ばして見事に1部残留を確定させた。前半28分、セルヒオ・ゴメスの精度の高いコーナーキックからジョン・マルティンが打点の高いヘディングを叩き込み、先制に成功。日本代表の久保建英はオヤルサバル、バレネチェアと共に前線で先発出場し、攻撃の起点として卓越したテクニックで相手の脅威となり奮闘したのち、57分にゴルカ・カレーラと交代した。(via Estadio Deportivo)
一方で痛手も発生した。前半34分、アンデル・バレネチェアが左足の筋肉(内転筋およびハムストリング)を負傷し、パブロ・マリンとの交代を余儀なくされた。バレネチェアは次節バレンシア戦が累積警告で出場停止となる上、W杯に向けたスペイン代表入りへのアピールも絶望的となった。マタラッツォ監督は「ボール保持時にミスが多すぎた」と内容を反省しつつ、守護神アレックス・レミロの驚異的なセーブ連発を高く評価した。(via MARCA)
バレンシアCF
ホームのメスタージャにラージョを迎えた一戦は1-1のドローに終わった。前半8分、レンソ・サラビアがペナルティエリア内でファウルを犯しPKを献上したが、相手のシュートがポストを直撃して難を逃れた。しかし前半21分、コーナーキックから完全にフリーにしていたルジューヌにヘディングを決められ先制を許す。反撃に出たバレンシアは40分、ルイス・リオハの素早いスローインに抜け出したハビ・ゲラの折り返しを、ディエゴ・ロペスがニアで合わせて同点に追いついた。(via SPORT)
この結果、勝ち点43となったものの残留確定には至らず、カルロス・コルベラン監督は「安全圏とは全く感じていない。油断は禁物だ」と危機感を露わにした。さらに試合後には、不甲斐ない戦いぶりに怒ったファンから監督やチームへ激しいブーイングが浴びせられた。また、サラビアが前半30分過ぎに筋肉トラブルで退き、ホセ・ガヤも63分に負傷交代するなど、負傷者が続出する痛い代償を払うこととなった。(via ElDesmarque)
ラージョ・バジェカーノ
メスタージャでのバレンシア戦を1-1の引き分けで終え、勝ち点44に到達。実質的に残留をほぼ手中に収めた。前半21分、フロリアン・ルジューヌが古巣相手に鮮やかなヘディングで先制ゴールをマークした。イニゴ・ペレス監督は、控えるカンファレンスリーグ決勝(クリスタル・パレス戦)を見据えてローテーションを実施しつつも、「数学的に安全と言われるまで絶対にリラックスしない」と気を引き締めている。(via Estadio Deportivo)
セビージャFC
敵地でのビジャレアル戦を見事3-2で逆転勝利し、勝ち点を43に伸ばして残留へ大きく前進した。ルイス・ガルシア・プラサ監督は「まだ何も確定していない。次のレアル・マドリード戦ではスタジアムが『マニコミオ(精神病院=熱狂の渦)』にならなければならない」とサポーターに熱い共闘を呼びかけた。チケットはすでに完売しており、ウルトラス「ビリス・ノルテ」は赤または白の服での来場を求めている。(via Estadio Deportivo)
また、マルティン・インク氏が率いる投資グループ「Five Eleven Capital」によるクラブ買収が目前に迫っており、セルヒオ・ラモスが新体制のトップ(社長またはCEO)として復帰する見通しとなった。このニュースには格闘家のイリア・トプリアもSNSで祝福のメッセージを送っている。なお、イサク・ロメロの負傷状態が懸念されており、次節の出場は不透明だ。(via ElDesmarque)
レアル・ベティス
エルチェを下し、実に21年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得する歴史的快挙を成し遂げた。試合後、ピッチでは選手とファンが一体となって歓喜を爆発させ、イスコは感極まって涙を流した。引退の噂を完全に一蹴したイスコは「まだまだやれる。来季の開幕にはトップレベルに戻り、ベティスでタイトルを掲げたい」と熱く語った。(via MARCA)
一方で、アイトール・ルイバルは右膝外側半月板の手術を前倒しで受けることを決定し、今季残りの試合を欠場する。また、メキシコ代表のW杯プレリスト55名にアルバロ・フィダルゴが選出され、コロンビア代表のプレリストには「クチョ」・エルナンデスとネルソン・デオッサが名を連ねた。さらに元所属選手のアンドレス・グアルダードは、退団の引き金となったマヌエル・ペジェグリーニ監督とのロッカールームでの大喧嘩の詳細を赤裸々に告白している。(via Estadio Deportivo)
アトレティコ・マドリード
アレクサンダー・セルロートとフリアン・アルバレスの退団に備え、クラブは水面下で3名のストライカーをリストアップしている。PSGのカンイン・リーとゴンサロ・ハモス、さらにインテルのラウタロ・マルティネスが候補に挙がっている。アルバレスの移籍金は1億〜1億3000万ユーロと見られており、退団を望むのであれば選手自らが公に説明することが求められている。(via ElDesmarque)
また、次節のホーム・ジローナ戦は、メトロポリターノで164試合に出場し74ゴールを記録したアントワーヌ・グリーズマンにとっての本拠地ラストマッチとなる。現在、ビジャレアルと熾烈な3位争いを展開しており、テレビ放映権料の配分で約650万ユーロの差が生じるため、最後まで気の抜けない戦いが続く。(via MARCA)
ビジャレアルCF
セビージャ相手に2-3の痛恨の逆転負けを喫した。アトレティコ・マドリードとの3位争いにおいて、現在勝ち点69で3ポイントのリードを保っているものの、次節エスタディオ・デ・ラ・セラミカでのアトレティコとの直接対決が、約650万ユーロの賞金を懸けた文字通りの大一番となる。(via ElDesmarque)
アスレティック・ビルバオ
エスパニョールとのアウェイ戦に0-2で敗れ、今季18敗目という厳しい結果に終わった。しかし、ジローナ対ソシエダの試合が引き分けたことで下位チーム同士の潰し合いが発生し、他力ながら勝ち点44で数学的に1部残留が決定した。(via Mundo Deportivo)
この試合の前半終了間際、ダニ・ビビアンが右足首を負傷しイェライ・アルバレスと交代。検査の結果、右足首外側側副靱帯の捻挫と診断され、スペイン代表のW杯プレリスト入りを果たしているだけに状態が強く危惧されている。また、エルネスト・バルベルデ監督は、パフォーマンスが上がらないアレッソについて「極度の疲労が見えたため交代させた」と苦しい台所事情を明かした。(via Estadio Deportivo)
RCDエスパニョール
アスレティック・ビルバオを2-0で撃破し、18試合連続未勝利というクラブの歴史的なワースト記録をついにストップさせた。ペレ・ミジャとキケ・ガルシアのゴールにより勝ち点を42に伸ばし、14位へ浮上して残留に大きな望みをつないだ。試合後、マノロ・ゴンサレス監督はベンチで感極まって涙を流し、「後半戦に何が起きていたのか説明できない」とこれまでの重圧と苦悩を吐露した。(via Mundo Deportivo)
一方、元所属選手のアルバロ・アグアドは、性的暴行の容疑で検察から懲役9年を求刑されている件についてSNSで動画を配信。「私の人生は突然止まった。目撃者の証言や医学的報告が完全に無視されている」と自身の無実を強く主張し、早期の裁判と真実の解明を訴えかけた。(via MARCA)
セルタ・デ・ビーゴ
トップチームのセルヒオ・カレイラが4月の月間最優秀選手に選ばれた。今季リーグ戦43試合で3,334分に出場している鉄人は、「最後まで全力を尽くし、必ずヨーロッパ大会の出場権を確定させたい」と残り2試合に向けた強い決意を語った。(via ElDesmarque)
ユースチームは「コパ・デ・カンペオネス」準々決勝でラス・パルマスと激突。チルベチェス、ダビラ、ペドロ・イルデフォンソのゴールで86分まで3-0と圧倒的なリードを奪いながら、終盤にまさかの2失点を喫して延長戦へ突入。最後はPK戦(7-8)で敗退するという、残酷すぎる結末を迎えた。(via SPORT)
UDラス・パルマス
ユースチームがセルタを相手に歴史に残る大逆転劇を演じ、「コパ・デ・カンペオネス」のファイナルフォー進出を勝ち取った。0-3の絶望的な状況から、88分にアイマル、さらに94分にダビド・スアレスが劇的な同点ゴールを叩き込み、最後はPK戦を8-7で制する脅威の粘り強さを見せつけた。(via SPORT)
レアル・オビエド
すでに2部降格が数学的に決定している中でレアル・マドリードと対戦し、0-2で敗れた。ギジェルモ・アルマダ監督は、サンティ・カソルラをスタメンから外した理由について「ホームのカルロス・タルティエレでの最終戦で、スタメンとしてファンに別れを告げさせるためだ」と説明。カソルラは55分にピッチに立つと、サンティアゴ・ベルナベウの観客から総立ちの拍手(スタンディングオベーション)で迎えられた。(via Estadio Deportivo)
また、ウルグアイ代表FWフェデ・ビニャスは「ここで私のサイクルは終わった。スペインに留まりたいが、夏に何が起きるか耳を傾ける」と移籍の意思を明確に表明している。(via ElDesmarque)
レバンテUD
トップチームで9ゴールを挙げる大ブレイクを果たした若手ストライカー、カルロス・エスピが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペイン代表のW杯プレリストに大抜擢された。この活躍を受け、フランスのストラスブールが獲得に強い関心を示しているが、レバンテ側は移籍金として約2500万ユーロを要求しており、夏の移籍市場での大きな目玉となっている。(via ElDesmarque)
レアル・サラゴサ
現在2部リーグで勝ち点35の21位に沈んでおり、クラブ史上初となるプリメーラRFEF(3部)への降格という未曾有の危機に直面している。直近7試合でわずか勝ち点2しか奪えない絶望的な状況の中、金曜日に残留ラインのライバルであるカディスが勝利し、サラゴサが日曜日のスポルティング・ヒホン戦で敗れれば、降格が完全に決定する。元所属選手のホルヘ・ポンボは「サラゴサのエンブレムは重く、誰にでも背負えるものではない」とクラブの置かれた厳しい重圧について語った。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
リーグ戦が佳境を迎える中、各クラブの明暗がくっきりと分かれている。レアル・ソシエダやアスレティック・ビルバオが残留を確定させた一方で、バレンシアやセビージャ、エスパニョール、ジローナはし烈な残留争いの渦中で必死の勝ち点拾いを続けている。上位陣ではアトレティコ・マドリードとビジャレアルの3位争いが激化し、ベティスは21年ぶりのCL出場という快挙に歓喜した。また、降格が決定したオビエドや3部降格の危機にあるサラゴサなど、古豪の苦境も浮き彫りとなっている。来季に向けた移籍市場の動きや、W杯に向けた各国代表のプレリスト発表など、ピッチ外のニュースも熱を帯びてきている。













デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
ジローナはソシエダに対し、29本のシュートを放ちながらも、相手のセットプレーから先制を許す展開となりました。しかし、後半投入されたストゥアーニの同点ゴールは、チームの粘り強さとベテランの勝負強さを示しています。このドローで降格圏を脱出したことは、彼らの戦術的な柔軟性と、ミチェル監督が極限のプレッシャー下でもチームをまとめ上げる手腕を物語っています。ソシエダは久保選手を交代させましたが、バレネチェアの負傷は今後の戦術に影響を与える可能性があります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ジローナのミチェル監督が「プレッシャーで眠れなかった」と語るように、残留争いの渦中にあるクラブの重圧は計り知れません。それでも勝ち点1を得て降格圏を脱出したことは、チームの士気を大きく高めるでしょう。一方、ソシエダは残留を確定させましたが、バレネチェアの負傷は今後の戦力構想に影を落とします。バレンシアでは、ファンからのブーイングが示すように、チームの現状に対する不満が募っており、監督の立場も安泰ではないかもしれません。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
アトレティコ・マドリードは、セルロートとアルバレスの退団を見据え、カンイン・リー、ゴンサロ・ハモス、ラウタロ・マルティネスといった有力ストライカーをリストアップしており、夏の補強戦略が早くも動き出しています。アルバレスの移籍金が高額であることから、その去就はクラブの財政にも大きく影響するでしょう。また、レバンテのエスピにはフランスのストラスブールが2500万ユーロ規模のオファーを検討しており、若手選手の市場価値の高まりを示唆しています。