エスパニョール

アスレティック・ビルバオを相手に、ペレ・ミジャとキケ・ガルシアのゴールで2-0と勝利し、実に142日ぶり(18試合ぶり)の白星を挙げた。試合後、ベンチで顔を覆って号泣したマノロ・ゴンサレス監督は「叔父の死を除けば、人生で最悪の時期だった。選手たちは自分たちの未来を懸けて戦っている」と極限のプレッシャーを告白している。また、ペレ・ミジャは「まるですべての試合で0-20で負けている世界最悪のチームのように見えていたかもしれないが、我々は決して諦めていなかった」と喜びを爆発させた。新スポーツ・ディレクターに就任したモンチは、就任わずか3日目にしてロッカールームで「我々が何を懸けて戦っているかを見せつけろ」と選手を鼓舞し、スタンドでもゴールを熱狂的に祝うなど、すでに強力なリーダーシップを発揮している (via SPORT)。

アスレティック・ビルバオ

エスパニョールに敗れ、降格が決定している最下位オビエドと同数の今季18敗目を喫した。勝ち点は44にとどまり、残り6ポイントでヨーロッパ圏に滑り込むのは非常に厳しい状況となっている。さらに、今後の結果次第では勝ち点44または45でセグンダ(2部)へ降格するという、極めて確率が低いながらも計算上は成立してしまう「悪夢のシナリオ」が存在しており、ファンの間で戦慄が走っている。かつてクラブでフィジカルトレーナーを務めたマノロ・デルガド・メコが10ヶ月前の時点で「チャンピオンズリーグとリーグ戦の並行は危険だ」と警告していたことが、エルネスト・バルベルデ監督の「4、5ヶ月前からこうなる可能性があると言っていた」という嘆きとともに再評価されている (via ElDesmarque)。

レアル・ベティス

セルタの敗戦により、21年ぶりとなる待望のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確定させた。練習場ではホアキン・サンチェスが得意のダンスを披露し、マヌ・ファハルドSDやマヌエル・ペジェグリーニ監督と笑顔で談笑する姿が見られるなど、祝祭ムードに包まれている。ペジェグリーニ監督の来季続投についてはファンの間で意見が分かれているが、契約はあと1年残されている。来季のCLに向けたストライカー補強として、ドルトムントで出番を失っているポルトガル人FWファビオ・シルバを最優先ターゲットに設定。ミッティランのフランクリノ・ジュやシンシナティのケビン・デンキーもリスト入りしているが、ファビオ・シルバの欧州での経験が最も高く評価されている。一方で、エズ・アブデにはバルセロナやアストン・ヴィラが関心を示しているものの、6000万ユーロの違約金とCL出場決定が移籍の大きな障壁となっている。なお、2026-2027シーズンの新ユニフォーム情報もリークされ、1stは白パンツの復活とレトロなポロ襟、2stはセビリアの聖週間(マカレナやトリアナ)に敬意を表した2トーンの緑と金色の装飾、3rdはインテルのような青黒ストライプにライムグリーンが入るデザインになるとされている (via Estadio Deportivo)。また、リザーブチームのベティス・デポルティーボは、残留を懸けたタラソナとの「決勝戦」を、サポーターの熱狂的な後押しを受けるためにエスタディオ・デ・ラ・カルトゥハで無料開催する (via SPORT)。

セビージャ

ビジャレアル戦で、開始20分までにジェラール・モレノとミカウターゼにゴールを許し0-2と絶望的な状況に追い込まれたが、オソ、キケ・サラス、アコル・アダムスのゴールで3-2の劇的な逆転勝利を収めた。ルイス・ガルシア・プラサ監督の戦術修正が見事にはまり、左サイドのオソ、右サイドのホセ・アンヘル・カルモナが躍動。3ヶ月ぶりに復帰しフル出場した主将のアスピリクエタは「0-2からチームは素晴らしいキャラクターを見せたが、まだ残留は決まっていない」と気を引き締めている。一方、ピッチ外ではセルヒオ・ラモスとそのパートナーであるマルティン・インクが率いる投資グループ「Five Eleven Capital」が、現経営陣に代わってクラブの株式の60%から80%を取得する基本合意に達した。この大規模な買収劇の背後には、ゴールドマン・サックスからの1億7800万ユーロの融資枠を設定した敏腕弁護士ソフィア・アクーニャの存在があり、セビジスタもラモスの帰還とクラブの変革を歓迎している (via MARCA)。

ビジャレアル

セビージャ戦で早々に2点のリードを奪いながら、守備の緩みから3-2で痛恨の逆転負けを喫し、3位確定のチャンスを逃した。マルセリーノ監督が後半から投入したトーマス・パーティが、アコル・アダムスの決勝点に直結する致命的なボールロストを犯し、本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカで大ブーイングを浴びた。パーティはロンドンでの性的暴行疑惑によるピッチ外の批判に加え、コンディション不良でパフォーマンスが全く上がっておらず、6月にはクラブを去る可能性が極めて高くなっている (via ElDesmarque)。

アラベス

王者FCバルセロナを相手に、イブラヒム・ディアバテのゴールで1-0の金星を挙げた。この勝利により勝ち点40に到達し、降格圏を脱出。バルサの公式戦連続得点記録を55でストップさせただけでなく、枠内シュートを1本も打たせない完璧な守備を披露した。キケ・サンチェス・フローレス監督は「残留は自分たちの手の中にある。選手たちの士気を高める必要があった」と語りつつ、一部で囁かれるリーグ終盤の「八百長疑惑」については真っ向から否定し、モチベーション低下を防ぐためのリーグ戦のフォーマット改善を提言している。ストライカーのトニ・マルティネスは「バルサ相手に走り回って完全に疲れ果てたが、25年ぶりのバルサ戦勝利であり、20試合連続失点していた中でついにクリーンシートを達成できた。これこそが我々に命を与える勝利だ」と喜びを爆発させた (via SPORT)。

ジローナ

前節のラージョ戦では、後半90分のストゥアーニの劇的ゴールで1-1に持ち込み連敗を5で止めたものの、勝ち点39で依然として降格の危機に瀕している。次戦のレアル・ソシエダ戦は「クラブ史上最も重要な試合」と位置づけられており、ミチェル監督はチームに積極性とエネルギーを求めている。膝の打撲を抱えるストゥアーニは再び痛み止めを打って強行出場する予定であり、出場停止明けのブライアン・ヒルも復帰して攻撃の活性化を図る (via Mundo Deportivo)。

レアル・ソシエダ

コパ・デル・レイ優勝によりすでにヨーロッパリーグ出場権を確保しているが、リーグ戦では直近4試合勝利なしとややペースダウンしている。ジローナ戦に向けては、ゲデス、ルペレス、オドリオソラが負傷欠場し、オスカルソンが累積警告で出場停止となる一方、アランブル、スベルディア、カリカブルが復帰する。予想スタメンには日本人選手の久保建英が右ウイングでしっかりと名を連ねており、バレネチェアやオヤルサバルとともに前線を形成する見込み。ヨーロッパの舞台で磨かれた久保の鋭いドリブル突破と精度の高いチャンスメイクが、降格の重圧に苦しむジローナ守備陣にとって最大の脅威として機能することが期待されている。なお、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督はレアル・マドリード行きの噂を一蹴し、「来季もソシエダを指揮する。今の環境に非常に満足している」と残留を明言した (via Estadio Deportivo)。

セルタ

アスレティック・ビルバオとのサン・マメスでの大一番に臨む。今季クラウディオ・ヒラルデス監督のもと、サンティアゴ・ベルナベウやメトロポリターノなどでの勝利を含めアウェイで8勝という驚異的な強さを誇っており、この試合に勝てばヨーロッパリーグまたはカンファレンスリーグの出場権を確定できる可能性がある。今季の「不可欠な5選手」として、出場時間4,320分のGKラドゥをはじめ、マルコス・アロンソ、ハビ・ロドリゲス、セルヒオ・カレイラ、イライクス・モリバがチームを牽引している。膝蓋腱の痛みを抱えるモリバと、右内転筋を負傷していたマティアス・ベシーノの復帰が期待されている。また、椎間板ヘルニアで1ヶ月以上欠場しているカール・スタルフェルトがスウェーデン代表のワールドカップメンバーにサプライズ選出された一方で、ウィリオット・スウェドベリは無念の落選となっている (via Estadio Deportivo)。

バレンシア

アスレティック・ビルバオ戦の勝利で勝ち点42とし、ヨーロッパ出場権の可能性をわずかに残しつつ、ラージョ・バジェカーノをメスタージャで迎え撃つ。カルロス・コベルラン監督は、ティエリ・レンダルが復帰する一方で、ルーカス・ベルトランは膝の違和感で欠場し、ディアカビ、コペテ、フルキエの長期離脱を明言。中盤ではペペルに代わってウグリニッチやハビ・ゲラの起用、前線ではサディクのスタメン復帰が予想されている。一方ピッチ外では、歌手のダニ・マルティンがコンサート中にピーター・リム・オーナーに対して「あの中国人は出て行け」と人種差別的とも取れる発言をし、ファンが同調する大騒動に発展。クラブからの厳重抗議を受け、ダニ・マルティンは「言い訳はできない」と公式に謝罪する事態となっている (via MARCA)。

ラージョ・バジェカーノ

勝ち点43で残留を確定させるためバレンシアとの重要な一戦に臨む。クリスタル・パレスとのカンファレンスリーグ決勝というクラブ史上初の偉業を控えており、イニゴ・ペレス監督は「残留が決まれば次の目標に完全に集中できる。ルイス・エンリケら名将と比較されるのは時期尚早だが、我々のやっていることは歴史的だ」と自信を覗かせている。負傷中のイリアス・アコマックとルイス・フェリペに加え、イシ・パラソンが7試合の出場停止処分の3試合目で欠場するため、バジウ、グンバウ、メンディらのスタメン起用が有力。監督はルジューヌを「リーグ最高のセンターバックの一人」と絶賛し、出場時間を求めるグンバウについても「彼の態度は完璧だ」と信頼を寄せている (via Estadio Deportivo)。

アトレティコ・マドリード

過去のアーセナル戦でファンがピッチに大量のトイレットペーパーを投げ込んだ件で、UEFAから15,000ユーロの罰金処分を受けた。選手事情では、今季わずか1,660分の出場にとどまり、オサスナ戦でもハーフタイムで交代させられたティアゴ・アルマダが極度の不振に陥っている。市場価値も2,000万ユーロまで下落しており、ディエゴ・シメオネ監督は擁護しているものの、夏に放出される可能性が高まっている。また、ジョニー・カルドーソが右足首の重度の捻挫と関節損傷のためバルセロナで手術を受け、母国開催のワールドカップ出場を断念することになったが、クラブでの未来を優先した英断だと報じられている。さらに、パリ・サンジェルマンがフリアン・アルバレスの獲得に1億ユーロ以上を準備しており、アトレティコもバルサを強化するよりはPSGへの売却を望んでいる状況だ (via Mundo Deportivo)。

ヘタフェ

マジョルカを相手に3-1の快勝を収めた。サトリアーノがニョムのアシストや相手のミスを突いて2ゴールの大活躍を見せ、ザイド・ロメロも得点を記録。これにより勝ち点50に到達し、来季のカンファレンスリーグ出場権を射程圏内に捉えている。ボルダラス監督のもとで躍進を続けているが、計算上まだ完全な残留(降格の可能性が全くゼロではない状況)は確定していないため、最後まで気を抜けない戦いが続く (via ElDesmarque)。

マジョルカ

ヘタフェに1-3で敗北し、オマル・マスカレルのゴールで1点を返すのがやっとだった。勝ち点39でジローナやレバンテと並び、データサイトによる降格確率は42%と極めて厳しい状況に立たされている。マスカレルは試合後、「ここで腕を下ろすことは自分の足を踏み抜くようなものだ。残り2試合(レバンテ戦、オビエド戦)で勝ち点6を全力で取りに行く」と悲壮な決意を語り、次節のレバンテとの直接対決に全てを懸ける (via ElDesmarque)。

エルチェ

エデル・サラビア監督が、ベティス戦での1-2の敗戦後、審判団に対して「お前らは恥知らずだ、クソ野郎ども」と暴言を吐いたとして、4試合のベンチ入り停止という重い処分を受けた。これにより、ヘタフェ戦とジローナ戦のシーズン残り2試合をスタンドから見守ることになった。クラブ側は証拠映像がないとして異議を申し立てたが却下されており、勝ち点39で降格圏争いの真っ只中にいるチームにとって致命的な打撃となっている (via MARCA)。

レアル・オビエド

すでにセグンダへの降格が確定している中で、レアル・マドリードとのアウェイ戦に臨む。今季9ゴールを挙げているフェデ・ビニャスはインタビューで「降格は非常に大きな打撃で悲しいが、ベルナベウでプレーすることは夢だ」と語り、同郷のフェデ・バルベルデへの憧れと、ウルグアイ代表としてワールドカップに出場する夢を口にした。ギジェルモ・アルマダ監督はシボとハビ・ロペスが出場停止、デンドンケルが負傷欠場となる厳しい台所事情の中、イリアス・シャイラやアーロン・エスカンデルらを中心とした布陣で王者に挑む (via MARCA)。

レバンテ

勝ち点39で降格圏に沈んでおり、降格確率は44%とエルチェに次いで高い数字を記録している。次節は同じ勝ち点39で並ぶマジョルカとの「生き残り」を懸けた壮絶な直接対決が控えており、クラブの未来を左右する大一番となる (via ElDesmarque)。

【本日の総括】

シーズンも残りわずかとなり、ベティスが21年ぶりのCL出場を決めるなど上位陣のヨーロッパ戦線が佳境を迎える一方で、下位の残留争いは歴史的な大混戦となっています。アラベスが王者バルサを撃破して残留圏に浮上したことでボーダーラインが一気に跳ね上がり、ジローナ、マジョルカ、エルチェ、レバンテが勝ち点39で横一線に並ぶ異常事態に。各チームが生き残りを懸けて死に物狂いの戦いを繰り広げており、次節の直接対決はラ・リーガの歴史に残る激闘となること間違いなしです。