移籍市場の終了間際における駆け引き、スキリ獲得失敗とディエン見送り

セビージャのスポーツディレクター、ホセ・イグナシオ・ナバロ氏は、移籍市場の閉幕に向けて非常に慌ただしく動き回っていますが、いくつかのメインターゲットとの交渉で明暗が分かれました。

中盤の強化策として真剣に獲得を目指していたチュニジア代表MFエリス・スキリですが、ドイツのフランクフルトから古巣である1.FCケルンへの完全移籍が決定し、セビージャ加入は消滅しました。移籍金はわずか100万ユーロ強での決着となったものの、セビージャは一歩遅れを取る形となりました。

一方、攻撃陣の補強候補としてリストアップされ、代理人からも売り込みが続いていた元リーグ・アン所属のFWバンバ・ディエンについては、セビージャは獲得交渉を完全に打ち切る決断を下しました。ディエンは今夏、トルコのクラブとの移籍合意に迫りながらメディカルチェックで破談となり、さらに直近ではセリエAのラツィオとも契約直前まで行きながら、医療テストで膝に深刻な問題が検出されて再び破談となった経緯があります。怪我のリスクを極めて重く見た強化部は、ディエンの獲得をリストから完全に排除しました。

中盤の底を務めるルシアン・アグメにはサウジアラビアからの巨額のオファーが届いていますが、選手本人は欧州内でのプレー継続を望んでおり、現時点で移籍を拒否する姿勢を見せています。もしアグメが最終的に退団する場合、クラブは代役としてオーベッド・バルガスの獲得へ動く構えです。現在のチーム状況について、ガルシア・プラザ監督は財政制限の過酷さを語っています。

『セビージャは私がこれまでのフットボール人生で指揮した中で最大のクラブですが、現在のリソースが極めて制限されていることも事実です。ベルトをきつく締め直し、少ない予算と限られた戦力の中でベストを尽くすしかありません。そのための心の準備はすでに完全に整っています。すべてはこれからの放出による収入次第です』(via ElDesmarque)