2026年9月19日(土) | 朝夕刊エディション
La Liga Journal & Media Analytics EL CLÁSICO DIARIO エル・クラシコ・ディアリオ | スペイン現地報道・定点観測ジャーナル

アスレティック・ビルバオ vs セビージャFC

ラ・リーガ / jornada-2 / Estadio de Athletic / 2026年8月23日(日)

アスレティック・ビルバオ 1-3 セビージャFC

Answer:

試合サマリーと得点経過

2026年8月22日、ラ・リーガEAスポーツ第2節において、エディン・テルジッチ新監督率いるアスレティック・ビルバオと、ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャFCが聖地サン・マメス(La Catedral)で激突した。 [1, 2]観客数49,416人が見守るなかで行われた一戦は、試合開始早々の出来事によってその流れが決定づけられることとなった。 [3]

【退場劇】前半11分:ユーリ・ベルチチェ(アスレティック)

試合が動いたのは11分、アスレティックのDFアイトール・パレデスがセビージャのFWロビー・ウレによる激しいプレスを受け、GKウナイ・シモンへのバックパスをためらったことでバックラインに乱れが生じる。 [4-6]こぼれたボールに反応したセビージャの若手ミゲル・シエラがゴール前へ抜け出そうとしたところ、ユーリ・ベルチチェがエリア手前で後ろから引き倒す形となった。 [4,5]主審のセサール・ソト・グラードは、決定的な得点機会の阻止(DOGSO)と判断し、ユーリに一発レッドカードを提示。 [2, 7, 8]アスレティックは開始10分余りで10人での戦いを強いられる苦境に立たされた。 [5, 9]

【0-1】前半15分:ジョアキン・マルティネス 'オソ'(セビージャ)

数的不利に陥ったアスレティックの動揺をセビージャは見逃さなかった。 [5, 10]15分、バックラインのパス回しからアレックス・ベレンゲルがウナイ・シモンへバックパスを送る。 [5, 11] ここへセビージャのロビー・ウレが猛烈なプレスを敢行。 [11,12]プレッシャーを受けたウナイ・シモンのクリアミスを誘発すると、こぼれ球に反応したカンテラーノのオソが、無人のゴールへと冷静に流し込み、アウェイのセビージャが先制に成功した。 [5, 10-12]

【0-2】後半50分:チデラ・エジュケ(セビージャ)

後半に入ると、セビージャのベンチワークが牙をむく。 [5, 12, 13]50分、自陣でボールを奪い返したセビージャはカウンターへと移行。 [13]オソから預かったボールを、ハーフタイムから投入されたイサク・ロメロが極上のアウトサイドパスで前線へ送る。 [13, 14]これに反応して抜け出したチデラ・エジュケが、飛び出したウナイ・シモンの頭上を抜く華麗なループシュート(ピカディータ)を沈め、リードを2点に広げた。 [5, 12-14]

【0-3】後半57分:イサク・ロメロ(セビージャ)

勢いに乗るセビージャは57分、さらなる追加点を奪う。 [3, 13]アスレティックの右SBハスス・アレソが、自陣ペナルティエリア内でオソのプレスを受け、センターバックのイェライに送ろうとしたバックヒールが引っかかる痛恨のミス。[11, 15]

オソがボールを即座に奪って折り返すと、最後はイサク・ロメロが押し込んで0-3。

[15-17]アスレティックの致命的なミスをセビージャ攻撃陣が確実に仕留め、試合を決定づけた。[15, 18]

【1-3】後半70分:アイトール・パレデス(アスレティック)

一矢報いたいアスレティックは70分、セットプレーから反撃を見せる。 [5, 13]ベレンゲルが放った左コーナーキックから、ニアでイェライがフリック。 [5, 13, 19]ファーサイドに走り込んでいたセンターバックのアイトール・パレデスが豪快なボレーシュートを突き刺し、1点を返した。 [3, 5, 13, 19]しかし反撃もここまで。アスレティックはその後、世界王者であるアイメリック・ラポルトやニコ・ウィリアムズを投入して攻勢に出るものの、セビージャの堅固な守備を崩しきれず、試合は1-3でタイムアップを迎えた。 [2, 5, 12]


戦術・采配のポイント

Edin Terzic(アスレティック監督)の「勇敢な賭け」と崩壊したプラン

公式戦初陣となったテルジッチ監督は、中盤のダブルボランチに昨季レンタル移籍先で結果を残して復帰したベニャト・ヘレナバレンナ(23歳)とペイオ・カナレス(21歳)の若手2人を先発抜擢する大胆な采配を見せた。 [1, 20, 21]プレシーズンで定評のあった彼らの勢いを活かそうとしたが、11分のユーリの退場によってゲームプランは完全に崩壊。 [9, 22]ベレンゲルを左SBに下げ、サンセを1トップ下に置く緊急対応を強いられた。 [5, 12]後半、アレソの致命的なバックヒールミス(3失点目)を目の当たりにするや否や、テルジッチ監督はアレソを即座にベンチへ下げてラポルトを投入。 [11, 15]ディフェンスラインを3バックにシフトし、ニコ・ウィリアムズをピッチへ送り込んで推進力を高め、パレデスのゴールによる意地を見せたものの、序盤のミスが重すぎる代償となった。 [5, 12, 13]

Luis García Plaza(セビージャ監督)の「完璧なゲーム読解」とリスク管理

ガルシア・プラサ監督は、プレシーズンから一貫して準備してきた「不意を突くハイプレス」を完全に機能させた。 [23, 24]1トップに据えた新星ロビー・ウレをプレスの急先鋒とし、アスレティックのバックラインとGKに絶え間なく圧力をかけることで相手の自滅を誘った。 [5, 6, 17]特筆すべきはハーフタイムの采配だ。 [5, 8, 25]前半を1点リードで終えたものの、指揮官はすでに警告(イエローカード)を受けていた3選手(ホン・グリディ、ミゲル・シエラ、ペケ)を一気に下げる決断を下した。[5, 8, 25]退場者が出るリスクを最小限に抑えつつ、後半開始からピッチに送り込んだイサク・ロメロとチデラ・エジュケが電撃的に2ゴールを創出。 [5, 12, 13]指揮官の狙いが100%的中した。3点差とした終盤にはジュリオ・ディアスを投入して5バック気味のブロックを形成し、アスレティックのパワープレーを難なくいなした。 [8, 26]


現地メディアの選手採点・個別評価

現地メディア(『ElDesmarque』や『EstadioDeportivo』など)は、セビージャの若きカンテラーノたちの躍動に最高級の賛辞を送る一方、アスレティックの自滅を招いたベテラン勢には厳しい評価を下している。 [19,24, 27]

アスレティック・ビルバオ選手採点

*ユーリ・ベルチチェ【評価:0】:開始11分で一発退場。チームを80分間にわたり10人での戦いに追い込み、試合を実質的に壊した。 [9, 19, 28]*ハスス・アレソ【評価:1】:最悪のパフォーマンス。対面のオソに終始圧倒され、極めつけは自陣ペナルティエリア内での不必要なバックヒールによる致命的なアシストミス。直後に交代させられ、完全に戦犯として指弾された。 [15, 19]*ウナイ・シモン【評価:3】:1失点目の場面ではウレからのファウルを主張したものの、ボール処理のもたつきによる失点は「お粗末(grosero)」と評された。 [5, 19,29]*アイトール・パレデス【評価:6】:守備陣で唯一の好印象。粘り強く守り、70分には強烈なボレーシュートで意地の1点をもたらした。 [3, 13, 19]*ベニャト・ヘレナバレンナ【評価:5】/ペイオ・カナレス【評価:6】:敗戦のなかで数少ないポジティブな要素。初出場のヘレナバレンナは1人少ない中、広大なスペースをカバーし闘志を表現。 [30, 31]カナレスもライン間でボールを引き出し、攻撃の起点となるべく孤軍奮闘した。 [18,31, 32]*アイメリック・ラポルト【評価:6】(途中出場):後半に投入されると、卓越したビルドアップ能力でチームを落ち着かせ、アスレティックを前向きに押し上げた。 [19]

セビージャFC選手採点

'オソ'【評価:9】(マン・オブ・ザ・マッチ):完璧なパフォーマンス。15分の先制点、2点目の起点となるパスカット、3点目の完璧なアシストと、1ゴール1アシストの大活躍で勝利の立役者となった。 [5, 16, 17]*イサク・ロメロ【評価:9】(途中出場):後半頭からの出場ながら、エジュケへの美しいアウトサイドでのアシストに加え、自身もアレソのミスから冷静に0-3のゴールを記録。チームに決定的な勝機をもたらした。 [5, 13, 16]*チデラ・エジュケ【評価:8】(途中出場):後半からピッチに入り、その一対一の圧倒的な強さを証明。芸術的なループシュートで追加点を奪った。 [5, 13, 16]*ロビー・ウレ【評価:8】**:得点こそなかったが、その「自己犠牲(sacrificio)」は計り知れない。 [17, 33]11分の退場劇のきっかけとなったプレス、15分の先制点を引き起こしたプレスと、影のMVPと呼ぶにふさわしい働き。 [5, 6, 16]

Salasの出場停止に伴う)でありながら、落ち着きを失わず最終ラインを統率。 [2, 34]


試合後の監督・選手コメント

アスレティック・ビルバオ陣営

エディン・テルジッチ監督:

>

「(ユーリの退場判定について)審判の決定について私から話すことはない。ただ、あの

場面では『自分たちの選手が状況をコントロールできるはずだ』とあまりに楽観的になりすぎ、単純で不用意なミスを犯してしまった。ディフェンスにおいて、我々は常に最悪を想定する『ペシミスト(悲観主義者)』でなければならないのだ」 [4, 35]>

「後半、我々がさらにリスクを冒す前に3点目を奪われてしまった。しかし、その後に見

せたチームの『決して諦めない姿勢』には非常に満足している。スタジアム全体が誰も結果を受け入れていない、戦う姿勢を共有していた。カナレスとヘレナバレンナはファンタスティックな仕事をしてくれた。1人少ない過酷な状況のなか、ベニャトは多くのデュエルを制し、ペイオはターンから加速してスペースへ攻撃する素晴らしい特徴を遺憾なく発揮してくれた」 [31]

カンテラーノ、ペイオ・カナレス選手:

>

「チームのなかでとても快適に、自信を持ってプレーできている。今日はダブルボランチ

の一角として多くボールに関与できた。自分にとってもチームにとってもポジティブな材料はたくさんある」 [28]>

「ただ、開始10分でゲームが決定づけられてしまった。このレベルで80分近くを10人で戦

うのは極めて困難だ。まだ映像を見直していないけれど、あの場面、セビージャのFW(ミゲル・シエラ)のコントロールは大きく流れていた。あそこからシュートチャンスになるとは思えない。ファウルだとしてもレッドカードは厳しすぎる判定だった」 [28, 29,36]

キャプテン、イニャキ・ウィリアムズ選手:

>

「10人になっても、僕たちはセビージャを相手に多くのチャンスを作り、気持ちを前面に

押し出して戦った。ファンの後押しもあり、素晴らしい前半を戦えたと思う」 [9, 29]>

「(退場シーンについて)僕に言わせれば、あれは赤ではない。相手はトラップミスをし

てボールが流れたところで自ら倒れ込んでいる。ボールを支配していた瞬間など一度もない。開始10分であのようなジャッジを下されるのは非常に酷だ」 [9, 29]

セビージャFC陣営

ルイス・ガルシア・プラサ監督:

>

「2試合連続で勝利を収めるのは極めて難しいことだ。0-3にするまでは完璧な試合を運べ

ていたが、1点を返された後に少しナーバスになり、必要以上に苦しんでしまった。ただ、相手はワールドカップ王者たちを擁する完成されたチームだ。ボールを奪った後の落ち着きなど改善点はあるが、選手たちを非常に誇りに思う。この勝ち点6は、もう誰にも奪われることはない」 [37, 38]>

「(今夏退団寸前だったエジュケについて)彼はオランダキャンプの時、チームを去る直

前までいっていた。しかし今ここにいて、この結果をもたらした。彼がピッチにコミットした時の『一対一』の突破力は、このリーグでも稀有な武器になる。これからはさらにゴールへのどん欲さを求めていきたい」 [37, 38]

1ゴール1アシストの大活躍、ジョアキン・マルティネス 'Oso' 選手:

>

「サン・マメスというラ・リーガでも最も困難なスタジアムで、この素晴らしい結果を得

られたことが本当に嬉しい。チーム全員のハードワークの結晶だ」 [23, 27]>

「(自身の先制点について)プレシーズンから何度も練習してきた、相手センターバック

を驚かせるための連動したハイプレスが実を結んだ形だ。相手が1人少なくなっていたこともあり、幸運にも自分のところにボールがこぼれてきた。セビージャでの2年目のシーズン、これは僕にとって夢のような出来事だが、ここで満足するつもりはない。もっと上を目指してやっていくよ」 [23, 27]

16番を背負い、復活を遂げたイサク・ロメロ選手:

>

「この背番号『16』は、セビージャの歴史、そしてこのクラブに関わるすべての人にとっ

て、これを受け継いできた歴代の選手たちの重みがある特別な番号だ。だからこそ、このユニフォームに恥じないよう、常に自己犠牲と闘志を持ってピッチですべてを出し切る。今日は1ゴール1アシストで勝利に貢献できて本当に幸せだ」 [27]


【現地解説陣の視点:レッドカードを巡る議論】

この試合の決定的なターニングポイントとなった11分のユーリの退場劇について、スペインの著名な元国際審判員であるイトゥラルデ・ゴンサレス氏とエドゥアルド・エストラーダ・フェルナンデス氏の両名は、主審のソト・グラード氏の判定ミスを指摘している。 [7, 39]エストラーダ・フェルナンデス氏はソーシャルメディア上で以下のように論評した。>*「もし決定的な得点機会の阻止(DOGSO)の基準を明確に満たしていない戦術的ファウルであるならば、VARが介入してレッドカードを取り消さなければならない。今回のケースでは、シエラは跳ね返ったボールに触れただけで、ボールを完全にコントロールしていた確証はない。これは『ファウルおよび警告(イエローカード)』が妥当な判定である」*[7]


📊 記者からのネクストステップ提案:開幕2連勝と完璧なスタートを切り、首位に浮上したセビージャFCの「カンテラーノ(下部組織)を中心としたプレッシング戦術」が既存のデータからどのように読み解けるのか、第1節と第2節の走行距離やプレス成功率を比較・分析した詳細なレポートを作成することも可能です。いかがでしょうか?

New conversation: 7091177c-d4b7-4d5e-8d39-28cd3135f705