セルヒオ・ラモスの買収交渉決裂と大株主たちの結束
セルヒオ・ラモスを筆頭とする投資家グループによるクラブ買収オファーが破談となり、大きな波紋を呼んでいます。ラモスは記者会見を開き、買収交渉において一切の合意違反はないと主張しました。
『最初のオファーから実質的な変更はなく、LaLigaやアドバイザーの推奨に従って資本増強の額を8000万ユーロから1億2000万ユーロに引き上げ、支払いを2回に分けただけです。売り手側からは何の返答もなく、メディアの報道で拒否されたことを知りました。第一の提案と第二の提案の差はわずか500万ユーロでした。クラブの将来の存続のために合意は必要であり、現在の大株主たちも関与してほしいと願って交渉を続ける用意があります』
しかし、大株主側(ホセ・カストロ、アレス家、ギハロ家、カリオン家)はこれに猛反発し、ラモス側の土壇場での条件変更と機密保持義務の重大な違反を非難する強硬な共同声明を発表しました。驚くべきことに、長年彼らと対立し、権力闘争や訴訟を繰り広げてきた元会長のホセ・マリア・デル・ニド・ベナベンテもこの声明に署名し、大株主側と足並みを揃えました。高値での売却という共通の目的が彼らを結びつけた形です。
大株主側はラモスの第二の提案がテーブルに乗ることすらなく、すでに他の7つの投資家グループと交渉を開始しており、早ければ来週月曜日までに新たな売却をまとめたい意向をリークしています。また、LaLigaも即座に声明を出し、資本増強の引き上げを推奨したというラモスの主張を否定しました。
ラモスは自身のSNSで笑顔の写真とセビージャカラーのハートの絵文字を投稿し、セビジスタとしての姿勢を強調しました。ファンからはクラブの状況を憂いクラブを救ってほしいと期待する声が多く上がっていますが、現在の大株主たちとの交渉再開は絶望的な状況です。
一方、デル・ニド・ベナベンテは依然として会長復帰の野心を抱いています。現会長のホセ・マリア・デル・ニド・カラスコの立場は弱まっており、統治協定によれば次期会長の指名権はデル・ニド家にあります。買収が頓挫した今、大株主たちは新たな方向性を模索しなければならず、クラブの権力構造は極めて複雑な状態にあります。
(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)