ダニ・セバジョス感動の帰還!電撃合流の裏で流した涙と9年間の想いを告白

セグンダから這い上がり、ついに愛する我が家へと帰還したダニ・セバジョスの入団会見が、夕暮れ迫る練習場のラウンジエリアで感動的に執り行われました。会見中、パートナーのLuna Serratから贈られたサプライズの動画メッセージが流されると、双子の父親になったばかりのセバジョスは感極まり、大粒の涙を流して喜びを表現しました。

セバジョスはクラブへの熱い想いと、電撃的な強行合流の舞台裏について次のように語りました。

『昨日の夜にマヌと話をして、今日の練習にはどうしても最初から参加したいと伝えたんだ。移籍手続きの最終調整の最中で、睡眠時間はわずか2、3時間だったけれど、どうしても朝7時の飛行機に乗って練習に向かいたかった。すでにペレグリーニ監督とも話をして、自分が必要とされたらいつでもピッチに立てる状態にあると伝えてある。この夏はずっと個人で練習を続けていたけれど、もちろん100パーセントのコンディションではない。できるだけ早く最高の状態に持っていけるように努めるが、すべては監督の決断であり、我々はその判断を尊重しなければならない』

9年ぶりの復帰となる今回の移籍について、胸の内を明かしています。

『今は大きな幸せと安堵、清水のような希望を感じている。ずっとこの場所に帰ってくることを夢見ていた。私は一度もベティスから完全に離れたことはなく、いつも心の中にこのクラブがあった。レアル・マドリードはその歴史や獲得してきたタイトルから見ても世界最高のクラブだが、ここは私の我が家であり、自分が一番いたいと思う場所だ。チャンピオンズリーグに出場するこの歴史的なベティスに戻り、チームをさらに高いところへ持っていくためにハードワークしたい。交渉が破談になる怖さは一度もなかった。常にクラブとは密に連絡を取り続けており、彼らは市場の動向を正確に把握した上で、私に絶対的な安心感を与えてくれた。過去の夏にも何度も復帰の噂はあったけれど、すべてのタイミングが完全に合致したのは今年だった。何より家族の支えが大きかった。娘からは自分の心に従って決めてと言われたんだ。娘たちが生まれたとき、アロ会長が彼女たちのベティス会員証をすぐに送ってくれた。ベニト・ビジャマリンやラ・カルトゥハで、サポーターがベティスのユニフォームを着て歌う姿を見るたびに鳥肌が立った。ピッチの上でその信頼と愛を恩返ししたい』

また、レアル・マドリードを退団した経緯や、9年前の苦い別れについても誠実に語りました。

『マドリードとの契約はまだ1年残っていたが、私のキャリアにおけるこの章を閉じるべき時が来たと感じた。クラブやモウリーニョ監督ともしっかりと話し合い、私の状況や、ベティスに戻ってキャリアの輪を閉じたいという強い気持ちを説明して、理解を得ることができた。会長には退団をスムーズにしてくれたことを心から感謝している。マドリードでは愛する妻と出会い、素晴らしい家族を築くことができ、感謝しかない。移籍が決まった瞬間、その事実を知っていたのは私のパートナーと母、そして姉妹だけで、祖父母にすら連絡する余裕がなかった。ほぼ10年が経過して、こうして故郷に戻ってこられたことに何よりも満足している。9年前に出て行ったときはまだ18歳の若い選手だった。わずか3ヶ月間で急激に頭角を現したため、周囲の状況が激変して、タイミングをうまくコントロールすることができなかった。会長やホセミともそのことについてはよく話し合ってきた。私は世界最高のクラブへと旅立ったのだ。もちろん、もっと良い形で去ることもできただろう。しかし、彼らが支払ってくれた1650万ユーロの契約解除金はベティスが成長するための確かな一助となった。今、クラブがここまで巨大になり、以前では想像もつかなかったような実力者を連れてこられるようになったことがその証拠だ。サポーターが当時の私の移籍に納得がいかなかった部分もあるだろう。それでも、私がピッチに立ち、ボールに一度でも触れれば、すぐに素晴らしい一体感が戻ると確信している』

さらに、チームメイトとなるイスコへの称賛や、金曜日に控える古巣レアル・マドリード戦、そしてチャンピオンズリーグへの強い意気込みを示しました。

『これまでのキャリアでベンゼマやルーベン・カストロといった偉大な選手たちとプレーしてきた。特にルーベンとはピッチの中で最も強いフィーリングを感じていた。マドリードではモドリッチやクロースとも中盤を共にしたが、イスコは彼らと同じトップ中のトップの階段に位置している。ベティスやマドリードで見てきた中でも群を抜いたクオリティを持つ選手であり、シャビやイニエスタと同等だ。指導者から全幅の信頼を勝ち取った瞬間、彼が世界最高の選手であることを再びピッチで体現してみせた。ピッチの上でかつての野次やブーイングを称賛の拍手に変えてみせる。そのためには謙虚さと強い野心を持って挑む必要がある。金曜日のマドリード戦は非常にタフで困難なゲームになるだろうが、なんとしても勝利して3ポイントを奪い、良い雰囲気とポジティブな感覚を持ってフランスでの戦いへ向かいたい。ベティスはあらゆる強豪と互角に渡り合えるチームだ。チャンピオンズリーグで戦うには、5回の優勝経験を持つイスコのようなベテランと、若い下部組織の力、そして百戦錬磨の指揮官のブレンドがキーになる。多くの選手にとって初めての舞台だが、それはむしろ大きなプラスになる。ラ・カルトゥハであの美しいアンセムが響き渡るとき、スタジアムは熱狂の渦に包まれるだろう。対戦相手をリスペクトしながらも恐れずに立ち向かえば、ベティスは必ず素晴らしい大会にできるはずだ。マドリードには非常に若くして移籍した。当時のポジション争いは彼らの絶頂期だった。怪我がなく、継続して出場できたときは良いパフォーマンスを出せたが、十分な出場機会や一部の監督の信頼を得られなかった。マドリードは世界で最も要求の厳しいクラブ。後悔はなく、誇りに思っている。常に全力を尽くしたし、クラブやファンには感謝している』(via ESTADIO Deportivo)

新ストライカーのトロイ・パロットが入団会見!ペレグリーニ監督が求める明確な役割

セバジョスと共に入団会見に臨んだアイルランド代表フォワードのトロイ・パロットは、AZアルクマールからの移籍以降、すでに数試合に出場して順調なスタートを切った喜びと、新天地での決意を語りました。

『歓迎の言葉に心から感謝する。まだチームに合流して1週間だが、これまでプレーしてきたどの場所とも雰囲気がまるで違っている。一番明確に感じるのは毎日の厳しい暑さだ。しかし、スペインでプレーすることは私の夢であり、これほど偉大なクラブの一員になれたことを心から誇りに思う。最高峰の選手やチームと相まみえるラリーガへの適応は本当に刺激的で、非常に楽しんでいる。前線にクチョ・エルナンデスのような実力者がいて、健全な競争があることはチームに素晴らしい好影響をもたらす。監督が私に求めている役割は極めて明確で、とにかくゴールを決めること。これ以上にシンプルで重要な任務はない。毎日ともにトレーニングを積み、試合を経験することで、チームメイトとの連動性も自然と深まっている。チーム全体の技術と質の高さにとても興奮しており、今季の最大の目標はリーグやチャンピオンズリーグで特別な素晴らしい記憶を紡ぐことだ。私はすでにイングランドのフットボールを経験している。だからこそ、自分の成長のためにベティスという新天地を選ぶことに強く興奮していた。ここはフットボールのレベルが途方もなく高く、信じられないようなリーグだ。加えて、セビリアという街での暮らしは非常に美しく、毎日の生活そのものが本当に素晴らしい』(via SPORT)

アロ会長が敗北主義のファンに激怒!大型補強と財政の現実を明かす

新戦力の発表とともに、移籍市場を締めくくったクラブの財政状況とサポーターの批判に対する総括会見が行われました。アンヘル・アロ会長は、一部のファンやメディアの間で囁かれている補強への不満や悲観的な空気に対し、強い語気で猛反論を展開しました。

『ファンそれぞれの期待値の管理や感情については、私がどうこう言えることではない。しかし私は数字を扱う人間だ。ベティスはこの夏、ラリーガで4番目に多くの資金を投じたクラブであり、選手人件費の総額コストはリーグで5番目の規模を誇る。4位のチームと非常に近いレベルにあり、6位以下とは圧倒的な差がある。かつてはベティスに来るなど夢にも思わなかったようなトップクラスの選手が今スカッドに顔を揃えているのだ。私は一部で囁かれているこの敗北主義のムードを絶対に認めない。今のベティスは羨むべきスポーツ的状況にあり、21年ぶりにチャンピオンズリーグという最高の舞台で戦う。スタジアムの改修もまもなく完了する。結果が2、3試合良く転がれば、このようなネガティブな空気はすぐに一変するだろう』

また、クラブが置かれているリアルな経営基盤についても説明を加えました。

『計画通りにフォワード、左サイドバック、センターハーフ(ピボーテ)、そしてゴールキーパーの補強を進めた上で、ダニ・セバジョスの獲得を狙うというロードマップがあり、その通りになった。ただ、予定していた数名の選手の放出がまとまらなかった。そのため、人件費と帳尻を合わせるためには、さらに多額の売却益が必要となった。ベティスの現在のスカッドは通常の経常収入だけでは維持できず、売却益で補填する必要がある。だからこそ、最終日にエズ・アブデへの巨大な売却機会が巡ってきた。しかし、我々は彼の違約金である6000万ユーロの満額を求めた。相手がその金額に達しなかったため、我々は彼の残留を決断した。現在のチームは昨季よりも明らかに戦闘力が上がっている。もしアブデが今季、驚異的な活躍を見せてくれれば、最終日に彼を売却しなかったこの判断が正解だったことが証明される。選手たちの契約は厳格に尊重しなければならない。出場時間が限られるであろう選手たちに対しても、非常に魅力的な移籍先の選択肢をいくつか提示して交渉を勧めたが、彼らがベティスに残ることを望む以上、法的な契約を守るのがクラブの義務だ。契約を一方的に解除して追い出すことは可能だが、その場合は彼らの契約に記載された給与の全額を支払う必要がある』(via MARCA)

パブロ・ガルシア移籍の真相を会長が暴露!「クラブが追い出したというのは大嘘」

市場の最終盤に電撃決定した下部組織の至宝パブロ・ガルシアのラシン・サンタンデールへの完全移籍について、サポーターからは「セバジョスを獲得する枠を空けるためにクラブが無理やり追い出した」との批判が殺到していました。アロ会長はこの噂について、明確な事実関係を示して強く否定しました。

『まず、パブロの放出がダニ・セバジョスの獲得制限に関連していたという見方があるようだが、全くの見当違いであり事実無根だ。パブロはBチーム枠の所属であり、ラリーガの給与上限に影響するような枠ではなかった。給与自体も非常に低く、売却によって発生した売却益も3年平均の超過基準に達するまでは上限枠の計算に加算されないため、スポーツ面でも財政面でも、彼の移籍はダニの登録に一切関係していない。クラブが彼を追い出したというのは真っ赤な嘘だ。パブロは3週間ほど前から、今が自分のキャリアを前に進め、他で挑戦するべきタイミングだと強く主張していた。代理人を通じて「お願いだから僕を移籍させてほしい」「ここには自分の出場機会がないから、どうしても出ていく必要がある」と、それこそ懇願されるようにして熱意を伝えられてきた。ハル・シティからの最初のオファーは支払い条件がベティスの基準に合わずに断ったが、最終日に代理人がラシンからの提案を持ち込んできた。我々はパブロの将来的な伸び代を今でも信じているため、50パーセントの権利を保有し、将来的な買戻しの優先交渉権も残した。お別れの時に彼が涙を流したのは、プロサッカー選手として出場機会を求めて去る決断をしたことと、大好きなベティスを離れる悲しみが同時にこみ上げてきたからであり、何もおかしなことではない。我々が彼を無理に追い出したことは絶対にない。むしろ選手の意思を100パーセント尊重し、彼らのエージェントが提示してきたクラブと交渉した。さらに、彼の売却によって、ホセ・アントニオやモランテといった他のカンテラの若き才能たちに第1チームでの扉が開かれることになる』

さらに、ラシン側が主張している「一度アーセナルが買い取ってラシンへレンタルする計画だった」という話についても裏側を語りました。

『ラシン側はアーセナルが一度パブロを買い取り、そこからレンタルでラシンに加入する予定だったと言及しているようだが、アーセナルというクラブから直接の電話も連絡も一切受けていない。代理人からの噂話の域を出ず、実際の取引額についても概ね報じられている数字通りであり、ラシンの今後の成績に応じたインセンティブが含まれている』(via MARCA)

マヌ・ファハルドSDの激白!不要選手の放出交渉における「甘さ」を反省

スポーツディレクターを務めるマヌ・ファハルドも記者会見に臨み、今回の夏の移籍市場における成果を称えつつ、補強プロセスの反省点について率直に語りました。

『市場閉幕に際し、徹底的な自己批判が必要だ。自分自身の仕事に対して非常に厳しい要求を課しているからこそ、不十分だった点を認める。それは不要な選手を放出する局面において、クラブが本来示すべきであった強硬な姿勢や頑固さを欠いてしまった瞬間があったことだ。この失敗を大きな教訓として、今後はより厳しい基準で業務を遂行していかなければならない。どんなスカッドも常に改善の余地がある。ただ、現在の顔ぶれの多くはベティスを再びチャンピオンズリーグへと導いたメンバーであり、全体としては昨季よりも大幅に戦力が向上したと確信している。ナタンやアブデのような実力派もしっかりとチームに留めることができた』

ペレグリーニ監督が強く求めていた守備的MF(ピボーテ)の補強が見送られた点や、ライバルであるセビリアが土壇場で獲得したユスフ・フォファナの噂についても見解を明かしました。

『夏の移籍市場の最後の局面では、ユスフ・フォファナをはじめとする多くの候補に関するオファーや噂が連日のように舞い込んできた。しかし、我々のスポーツ部門は一貫して、守備的ピボーテの明確な主軸はファクンド・ベルナルであると定めていた。もし、フォファナのようなワールドクラスの知名度を持つ選手を連れてきてしまえば、ベルナルの描いている素晴らしい成長曲線を踏み潰してしまうことになる。将来的な追加補強に備えて、市場の最終盤まで選手登録の空き枠を保持しておくことは極めて重要だが、我々のダブルピボーテにはベルナルとマーク・ロカがおり、非常に肯定的なパフォーマンスを見せている。もしも登録枠に物理的な空きが十分に残されていれば、もしかしたらさらに守備的なプロフィールの選手を求めて動いたかもしれないが、現状のスカッドには大きな自信を持っている。ペレグリーニ監督とは毎日顔を合わせて話しており、とても前向きなディスカッションを重ねている。指揮官が特定のプロフィールを望み、我々強化部がチームの状況を鑑みて別の選択肢を提示するのは普通のこと。この互いの意見交換のプロセスがあるからこそ、最終的にクラブが最も恩恵を受けることができるのだ。ベルナルの圧倒的なポテンシャルについては、サポーターや周囲の人々も少しずつ実感し始めているはずだ。最終日の数時間は非常に慌ただしく、多くのオファーが届いたが、自分たちの定めたロードマップから一歩もブレないことが何より重要だった』

なお、アヤックスへ移籍したソフィアン・アムラバトについて問われると『アムラバトは現在アヤックスの選手であり、彼と代理人のアナス氏には今後の幸運を祈っている。フットボールの世界で、またトップレベルの舞台で再会できることを願っている』と丁寧に応じました。(via ESTADIO Deportivo)

エヴァートンからの4300万ユーロオファーを拒否!エズ・アブデ残留の裏事情

移籍市場最終日にオフィスを最も揺るがしたのは、モロッコ代表ウインガーのエズ・アブデに対して届いたメガオファーでした。プレミアリーグのエヴァートンが、モナコのフォラリン・バロガンの獲得手続き(メディカルチェック通過後)を土壇場で破綻させてしまった焦りから、急遽ベティスの主軸であるアブデに対して、総額4300万ユーロ(約3500万ユーロの固定+ボーナス)という破格の「パニックバイ」を仕掛けてきたのです。

エヴァートンはすでにベトをフィオレンティーナへ、イリマン・エンディアイエをマンチェスター・シティへ売却して資金を確保しており、なりふり構わずベティスへアプローチしてきました。しかし、ベティス側はこれを一蹴しました。その理由は以下の通りです。

まず、ベティスは一貫してアブデの違約金設定額である6000万ユーロ以外のオファーは受け付けないという強固な姿勢を維持していました。また、もし売却に踏み切った場合、元所属先であるFCバルセロナが「将来の売却に伴う売却益の約20%」を保有する契約を結んでいるため、多額の分け前をバルサに支払う必要がありました。さらに、急遽デポルティーボのイェレマイ・エルナンデスへの代替補強の打診を行ったものの、実質的に代役を確保する時間が一切残されていなかったことから、アブデの残留を最終決定しました。(via Mundo Deportivo)

チャンピオンズリーグ「リストA」25名が確定!全員登録を叶えた奇跡のウルトラC

UEFAに提出するチャンピオンズリーグの「リストA(最大25名)」が、登録期限である9月2日の23:59までに無事提出され、電撃合流したダニ・セバジョスの登録も間に合いました。ベティスは、誰一人として主要選手をメンバーから除外(デスカルト)することなく、25名の制限枠を100パーセント有効活用するという、まさにパズルのような奇跡を達成しました。

この「ウルトラC」の鍵となったのは、カンテラ枠とゴールキーパー登録の画期的な工夫でした。

UEFAの規定では、25名のうち最低8枠を「ローカル・トレインド・プレーヤー(地元育成選手)」にする必要があり、そのうち自クラブのユース出身者(カンテラ枠)は最大4名登録できます。ベティスは今回、復帰したセバジョス、アルバロ・バジェス、ジュニア・フィルポに加え、アイトール・ルイバル(またはアンヘル・オルティス)をカンテラ枠として最大活用しました。さらに、通常なら登録が必要な第3ゴールキーパーのカンテラ出身者マヌ・ゴンサレスを「リストB(若手無制限登録枠)」に回すことで、リストAのゴールキーパー登録をバジェスとディエゴ・コンデの2名だけに絞り、枠を効率化することに成功しました。

この綿密な計算により、移籍最終日に売却がまとまらず残留となったネルソン・デオッサ、イケル・ロサダ、アルバロ・フィダルゴら余剰戦力とみなされていた選手たちも全員がCL登録メンバーに残ることができ、チームは強固な戦力を維持したまま欧州最高峰の舞台へ挑むことになります。セバジョスは、唯一第1チームで空いていた「25番」を背負って戦う予定です。(via Estadio Deportivo)

カンテラ育成に余念なし!Bチーム最終日の激しい移籍交渉の全貌と新戦力クリスト

第1チームの喧騒の裏で、Bチーム(ベティス・デポルティーボ)も激動の市場最終日を過ごしていました。

最も注目されるのは、フリーで獲得が合意した21歳のミッドフィールダー、クリスト・ムニョスの存在です。クリストはバルセロナの下部組織ラ・マシアで7年間を過ごし、Gaviやフェルミン・ロペスといった現在のトップスターたちと深い友情を結んでいる有望株。直近2年間はイタリアの名門ラツィオのU23(プリマヴェーラで61試合4ゴール7アシスト)で腕を磨いていました。もともとはトップ下として高い得点力を誇っていましたが、バルサの育成過程で守備的MF(ピボーテ・アンカー)へとコンバートされ、戦術眼と確かな守備力を身につけました。

これは、第1チームのプレシーズンで活躍しながらもBチームでのセグンダRFEF(スペイン4部)プレーを拒んでラージョ・バジェカーノへと移籍したガンゴロ・ブアレの完璧な代役としての補強です。

また、Bチームの他のヤングスターたちを巡っても、最終盤に激しい引き抜き合戦が繰り広げられていました。

・ジョアン・ガブリエウ・フェルスーラ(21歳 / ウィンガー)

昨季はUDイビサへのレンタル中に深刻な負傷を負い5試合の出場に留まりましたが、今季は実戦経験を積むためにプリメーラRFEFのクルトゥラル・レオネサへの1年間の期限付き移籍が決定しました。

・ロドリゴ・マリーナ(フォワード)

イタリア・セリエBのアヴェリーノから「固定80万ユーロ+ボーナス20万ユーロ+次回売却時の30%の権利」という非常に具体的な好条件オファーが届き、代理人がLuis del Solの事務所で3時間に及ぶ直談判を行っていました。バルサやレアル、セルタのBチーム、さらにはセウタやグラナダからもアプローチがありましたが、ベティスが200万ユーロの移籍金を断固として要求し続けたため、最終的に破談。Bチームのエースストライカーとして残留が確定しました。

・ジャン・エマニュエル・ヌゴラン(センターバック)

セグンダのアルバセテやコルドバ、さらにはラージョやバルサBが最後まで獲得を狙っていましたが、ベティスはすべての打診を拒否し、彼の残留を決定しました。Bチームは万全の体制で新シーズンに臨みます。(via ESTADIO Deportivo)

【本日の総括】

ダニ・セバジョスの涙の復帰会見やアブデに対するプレミアからの4300万ユーロの超巨額オファー拒否など、ベティスが持つ圧倒的な野心と財政の現実が浮き彫りとなった1日でした。アロ会長が「敗北主義」を真っ向から否定したように、奇跡の全員登録を果たしたチャンピオンズリーグのスカッドは間違いなく過去最高レベルの戦闘力を秘めています。ここからの快進撃に期待しましょう。