コパ・カタルーニャ決勝でバルサB敗退&新星ビシウの左足首負傷の悲劇
サバデルとの決勝戦に挑んだバルサ・アトレティックでしたが、1-2で敗れて準優勝に終わりました。しかし、この決勝戦でサポーターを最も不安にさせたのは、今夏850万ユーロ(または800万ユーロ)でブルッヘから獲得したばかりの18歳のベルギー人FWジェシー・ビシウの負傷退場でした。
先発出場したビシウでしたが、開始わずか10分(あるいは12分)、相手DFピパ(ゴンサロ・アビラ)から非常に激しい足首へのタックルを受け、ピッチに倒れ込みました。この明らかな悪質タックルに対し、驚くべきことに主審はファウルすら取らず、ビシウは激しい痛みに涙を流しながら担架で運ばれて退場となりました。
初期のスタジアム内でのファーストエクスプロレーション(検査)では、幸いにも骨折(rotura/fractura)は除外されたものの、ビシウは整形外科用ブーツを着用し松葉杖を突いてベンチからチームの敗戦を見守ることになりました。木曜日にはCiutat Esportiva(バルサの練習場)で精密検査が行われる予定です。
この件について、バルサBのジュリアーノ・ベレッチ監督は非常に憤慨しており、審判に対して『試合の展開をコントロールし、こうした深刻な事態を防ぐのが審判の役目だ。プレシーズン中だけで早くも2人目の離脱者が出てしまった。しかし、これもフットボールで起こり得ること。今日の我々の良いプレーには満足している』と強い不満を滲ませました。
試合は、サバデルが4分にニコ・ジョアッキーニのヘディングで先制。バルサBは55分にハフィズ・ガリバのゴールで一度は同点に追いつくも、87分にコーナーキックからヤニス・ラーマニにヘディング決勝弾を浴び、1-2でタイトルを逃しました。(via Esport3)
新シーズン公式背番号の完全確定と伝統「4番」を継承したファリニャスの秘密
夏の移籍市場の閉幕に伴い、バルサのファーストチームの公式背番号が正式に確定しました。テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍に伴い、正GK候補のジョアン・ガルシアが「13」から「1」に変更。これに連動してシュチェスニーは「13」、新規登録を終えたドミニク・リヴァコヴィッチは「25」に決定しました。
ディフェンス陣では、再加入したジョアン・カンセロが「2」、期待のシャビ・エスパルトが「12」を背負い、バルデ(3)、クリステンセン(15)、ジェラール・マルティン(18)、クンデ(23)、エリック・ガルシア(24)は前年の番号を維持します。
中盤では、ロナルド・アラウホのリヴァプールへのレンタル移籍によって空き番号となっていた、クラブ伝統の「4」番を20歳のブライアン・ファリニャスが継承します。バルサにおける「4」は、ヨハン・クライフが導入した3-4-3システムにおいて中盤アンカーの象徴であり、ミジャ、アモール、グアルディオラ、デ・ラ・ペーニャ、シャビ、イニエスタ、セスクらが若手時代に背負った、ラ・マシアの哲学が詰まった特別な番号です。ファリニャスは今夏、ジローナへ150万ユーロで権利の半分を売却する移籍交渉がほぼ完了していましたが、ハンジ・フリック監督がプレシーズンでの彼のプレーに感銘を受け、移籍を直前で阻止してトップチーム登録させました。
その他、フェルミン・ロペスが「16」から「7」に変更、新加入ロドリが「16」を着用し、ガブリエウ・ジェズスはレヴァンドフスキの後を継ぎ「9」を、アデエミは「14」、アンソニー・ゴードンは「17」を着用します。ガヴィ(6)、ペドリ(8)、オルモ(20)、フレンキー・デ・ヨング(21)、バーナル(22)は前年通りで、負傷のルーニー・バルドグジは「19」の背番号のみを維持、トップに帯同するカンテラのビシウは「27」、ハムザ・アブデルカリムは「29」に決定しました。(via Estadio Deportivo)
カサドがラ・コルーニャへのレンタル出発時に残したクラブへの痛烈な「苦言」
移籍最終日の深夜に電撃発表されたマルク・カサドのデポルティーボ・ラ・コルーニャへのレンタル移籍。この取引は、バルサが給与の半分を負担し、3000万ユーロの買い取りオプションが付帯する条件で合意されました。幼少期からバルサを心から愛し、Bチーム時代に昇格を逃した際にはカメラの前で号泣したほどの熱狂的なバルサ愛を持つカサドでしたが、その去り際は決して穏やかなものではありませんでした。
出発前のエル・プラット空港でメディアの取材に応じたカサドは、クラブとの交渉について『どのように物事が管理され、行われたかについて、クラブと深く話し合った。お互いに良い面も悪い面もあり、どちらにも改善すべき点はある』と、クラブの管理体制に対する痛烈な苦言とも取れる発言を残しました。
フリック監督から「バーナルの台頭やロドリの獲得により出場機会が極めて限定される」と告げられたカサドに対し、バルサのフロントは2500万ユーロでの売却を急ぎ、サウジアラビアやトルコへの移籍を画策しました。しかしカサドがこれらを拒否したことで、クラブ側は彼を全体練習から外し、背番号も剥奪するという強力な「圧力」をかけていたことが判明。最終的にデポルへのレンタルという、財政的にもバルサにとって満足のいかない不本意な妥協案で決着した舞台裏が明らかになりました。(via Esport3)
リヴァコヴィッチがバルサ残留のために断った古巣からの「6年超好条件オファー」
バルサへの移籍手続きを終えながらも、ラ・リーガの厳しいファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規制により選手登録が長引いていたクロアチア代表GKドミニク・リヴァコヴィッチ。登録できない場合はディナモ・ザグレブへの再レンタル(2027年まで)という選択肢も真剣に検討されていた中、古巣のザグレブは彼に「6年契約」という生涯契約に近い超長期の契約と、チーム最高給であるヨシプ・ミシッチと同等の好条件を提示し、完全移籍での復帰を執拗にオファーしていました。
しかしリヴァコヴィッチはこの安定した破格の好条件を真っ向から拒否。バルセロナという世界最高峰のクラブで競争に挑む夢を最優先し、登録が保証されない極限状態でもバルサ残留を信じて待ち続けました。現在、登録は無事に完了し、彼はジョアン・ガルシアやシュチェスニーとハイレベルな正GK争いに臨む準備を整えています。(via SPORT)
ラウタロ・マルティネスが激白「バルサからの接触とオファーは本当だった」
インテル・ミランの主将FWラウタロ・マルティネスは、イタリアサッカー大賞の式典にて、今夏バルサが獲得に動いていたという噂が事実だったと初めて認めました。バルサは今夏、アトレティコ・マドリードに対し、ジュリアン・アルバレス獲得に向けて1億ユーロの巨額オファーを提示したものの、Gil Marín CEOから「バルサへの売却は絶対にあり得ない」と拒絶されました。その際、世界クラスのストライカーを求めていたバルサのフロントが代替案として正式に接触したのがラウタロでした。
ラウタロは『このようなオファーや呼び出しを受けることは常に光栄で大きな満足。噂はすべて真実だった。ただ、私は常にインテルに残り、このチームと素晴らしいファンのためにプレーしたいと言ってきた』と明かしました。さらに、『フットボールの世界では、役に立たなくなればすぐに放り出されることは誰もが知っている。インテルにいられることは誇りであり、必要とされる限りはここで全力を尽くす』と語りました。(via Mundo Deportivo)
ガヴィの奇跡的な早期合流:木曜日にチーム全体練習へ部分復帰が決定
開幕戦のエルチェ戦で、かつて重傷(前十字靭帯断裂)を負ったのと同じ右脚に激しいタックルを受け、予防措置として途中退場した Gavi。深刻な再発が懸念されていましたが、その後の精密検査で幸いにも単なる「打撲」であることが確認されました。
ガヴィは木曜日のトレーニングセッションから、チームの全体練習の一部(かなりの割合)に合流することが決定しました。医療スタッフは慎重を期して復帰プロセスを急がない方針ですが、今週末のバレンシア戦(メスタージャ)に招集メンバーとして帯同する可能性が急速に高まっています。フリック監督もガヴィの中盤での並外れた強度と精神的影響力を極めて高く評価しており、この早期復帰を大いに歓迎しています。(via SPORT)
新エース「9番」ガブリエウ・ジェズスの代名詞「もしもしお母さん」セレブレーションの涙の物語
レヴァンドフスキから伝統の「9番」を引き継いだガブリエウ・ジェズス。ゴールを決めた際に、耳元で電話をかける仕草をする「Alô Mãe(もしもし、お母さん!)」というお馴染みのセレブレーションには、貧困に直面した幼少期と母親への深い絆が刻まれています。
サンパウロの最貧地区ジャルディン・ペリの過酷な環境で育ったジェズス。彼が生まれてすぐに父親が家族を捨てて蒸発したため、母親が清掃員として必死に働き、彼と兄弟の食事を決して切らさないように育て上げました。母親はジェズスが周囲の悪い環境に流されないか心配し、いつも『今どこにいるの?』と電話をかけて生存を確認していたといいます。ジェズスはかつて『ゴールを決めるたび、母がいつも電話をくれる。ボールがネットを揺らした瞬間、私にはその電話の音が聞こえるんだ。このジェスチャーは、私たちの苦難の歴史、そして私を支えてくれた母や故郷の仲間たち、および私にチャンスをくれたマメデ監督への感謝だ』と語っています。今、この感動的なセレブレーションがカンプ・ノウでお披露目される瞬間をファンは待ち望んでいます。(via SPORT)
退団レヴァンドフスキが初激白「バルサはチャンピオンズリーグ優勝の本命だ」
今夏、4年間のバルサ生活(120ゴール、7つのタイトル獲得)に終止符を打ち、アメリカMLSのシカゴ・ファイアーへと新天地を求めたロベルト・レヴァンドフスキ。移籍後初のインタビューに応じた38歳のストライカーは、古巣への深い愛情と、チャンピオンズリーグへの大いなる期待を寄せました。
レヴァンドフスキは『バルサは常に私の心の中にあり続ける。今シーズンのバルサにとって、チャンピオンズリーグ制覇は単なる夢ではなく、完全に実現可能な目標だ。今のチームには、2〜3年前は非常に若かった選手たちが大きな経験を積んで成熟し、さらに8人ものワールドカップ王者が揃っている。私はバルサを、他の2、3チームと並んで今大会の優勝大本命だと確信している』と熱を込めて語りました。また、自らの退団後にラフィーニャらがゴールを量産していることについても『バルサはどう戦うべきかを熟知している。シーズン終盤に彼らがどれだけのタイトルを獲得しているか、今から楽しみにしている』とエールを送りました。(via MARCA)
カンプ・ノウに過激派襲来の危機:フェイエノールト戦が「高リスク試合」に指定され厳戒警備へ
9月9日にカンプ・ノウで行われるチャンピオンズリーグ第1節のフェイエノールト戦において、バルサの警備対策本部には緊迫した空気が漂っています。アウェイの割り当てチケット2,986枚は即座に完売しましたが、問題はフェイエノールトが擁するヨーロッパでも最悪クラスの狂暴さを持つウルトラス(SCF HooligansやFIIIRなど)の存在です。彼らは1997年にサポーターの死亡事件を引き起こしたほか、2015年にはローマの歴史的建造物を破壊し、直近でも国内リーグで発煙筒による暴動を起こして自軍ファンをアウェイ出入禁止にさせたばかりです。
スペインの「反暴力委員会(Antiviolencia)」は、この試合を「最高レベルの高リスク試合」に指定しました。さらに、その3日前の9月6日に行われるラ・リーガのバレンシア戦も同様に高リスク試合に指定されたため、バルサはわずか4日間のうちに2つの危険な「高リスク試合」を迎えることになります。バルサ側は、フランクフルト戦のようにアウェイサポーターがチケットを再販売などで買い占めてスタジアムを占拠する悲劇を絶対に防ぐため、当日券の対面販売禁止や、アクセス制限の徹底、警察との緊密な連携による厳戒態勢を敷く方針を固めました。(via Mundo Deportivo)
移籍市場裏話:逆オファーのあったフォワードとエズ・アブデの移籍失敗がもたらしたバルサへの影響
夏の移籍市場の最終盤、バルサの周辺では興味深い金銭的駆け引きが繰り広げられていました。ニューカッスルで出番を失っていたドイツ人FWニック・ヴォルテマーデがバルサに「逆オファー」を送っていましたが、バルサ側はすでにガブリエウ・ジェズスの獲得を極秘裏に決めていたため、ヴォルテマーデとの交渉を進めることはなく、彼は最終的にユヴェントスへと移籍しました。
また、ベティスは市場最終日にエヴァートンから提示されたモロッコ代表FWエズ・アブデへの4300万ユーロ(3500万固定+800万変数)の巨額オファーを拒否しました。実はバルサはアブデの保有権の20%を維持していたため、もしこの移籍が成立していれば、約860万ユーロの臨時収入を即座に手にできるはずでした。ベティスの頑なな売却拒否により、バルサは大きな「臨時財政ボーナス」を逃す結果となりました。(via Mundo Deportivo)
バルサ・アトレティックのその他ニュース:DFオンスタインの長期離脱とMFロヘル・マルティネスのカタール移籍
バルサBチームの周辺にも、移籍と怪我をめぐる重要なニュースが続いています。ヘンクから加入した18歳の超大型DFユウェンスリー・オンスタイン(身長1.90メートル)が、左足大腿二頭筋を負傷し、全治6〜8週間の長期離脱となることが確定。プレシーズンで素晴らしいフィジカルを見せ、トップチームの遠征帯同も期待されていた新星は、コパ・カタルーニャ決勝だけでなく、今週末のナハラとのリーグ開幕戦も欠場という最悪の船出となりました。
一方、22歳のMFロヘル・マルティネスは、カタール2部のアル・マルキーヤへの移籍交渉が最終局面を迎えています。昨季は右膝外側半月板の断裂という悲劇的な大怪我で長期離脱を強いられ、バルサでの挑戦が不完全燃焼に終わっていたロヘルですが、好条件の契約と完全復活のための出場機会を求め、カタールでの新たなキャリアに合意する見込みです。(via SPORT)
開幕3連勝(得失点差+10)が示す、過去100%優勝の歴史的吉兆データ
ハンジ・フリック監督が率いるバルサは、今シーズンのラ・リーガ開幕3試合でエルチェ(5-0)、アスレティック(2-0)、ラージョ(5-2)を相次いで粉砕し、見事な3連勝を飾りました。この間、チームは12得点2失点、得失点差「+10」という驚異的な攻撃力を誇っています。
過去25年間のクラブ史において、開幕3試合で得失点差+10以上を記録したのは、2018-19シーズンのエルネスト・バルベルデ体制のみ。さらに、開幕3連勝かつ12ゴール以上を挙げたのはクラブの長い歴史上でも「1948-49シーズン」と「2018-19シーズン」のわずか2回だけであり、驚くべきことにその両方のシーズンにおいてバルセロナはリーグ優勝を果たしているという強力な歴史的データが存在します。この圧倒的な攻撃力の再現は、サポーターに3年連続のタイトルへの期待を確信に変えさせています。(via SPORT)
【本日の総括】
移籍市場の閉幕とともに確定したバルサの公式背番号は、伝統の「4番」を継承したファリニャスをはじめ、次代を担う若手の台頭を強く予感させます。カサドの退団やビシウの不慮の負傷といった痛みを伴いつつも、レヴァンドフスキが優勝候補筆頭と太鼓判を押すフリックバルサは、歴史的な100%優勝の吉兆データを背に、新時代の覇権に向けて力強く走り出しています。
