激闘のコリセウム!疲れ切った選手たちが魂の死守、レーシングを1-0で破り今季初勝利

ヘタフェは日曜日、ホームのコリセウムに昇格組のレーシング・サンタンデールを迎え、ラ・リーガ第2節に臨みました。開幕のアウェイでのアラベス戦に0-3で敗れていたチームにとって、地元サポーターの前での今季最初のホームゲームは何としても勝ち点3が必要な一戦でした。

チームは木曜日に行われたカンファレンスリーグ予選のパルチザン戦(3-1勝利)での凄まじい肉体的消耗を抱えており、疲労は限界に達していました。試合は序盤から激しい主導権争いとなり、お互いに手の内を知り尽くしたスタイルがぶつかり合います。ヘタフェは低い位置で堅固な守備ブロック(ブロックバホ)を形成し、レーシングの縦への推進力を巧みに封じ込めました。

後半に入ると疲労から足が止まり、相手に押し込まれる極めて苦しい時間帯が続きましたが、77分の絶体絶命のピンチを乗り越えたそのわずか4分後、コリセウムに奇跡的な apoteosis (狂喜乱舞)が訪れました。数少ないチャンスを完璧にものにしたヘタフェが1-0で勝利を収め、今シーズン最初の勝ち点3を力強く掴み取りました。(via SPORT / AS / Estadio Deportivo)

偉大な守護神ダビド・ソリアが歴史的快挙!192試合連続先バと執念のPKストップで勝利を呼び込む

この日、ヘタフェのゴールマウスを守るダビド・ソリアは、スペイン・フットボールの歴史にその名を永遠に刻む偉大な金字塔を打ち立てました。彼はこのレーシング戦での先発出場により、ラ・リーガにおける「192試合連続先発出場」を達成。これはかつてレアル・ソシエダの伝説的な選手アルベルト・ゴリス・ララニャガが保持していたラ・リーガ歴代最多連続先発記録に並ぶ、驚異的な歴史的快挙です。

2020-21シーズンの最終節を最後に、ソリアは5年間一瞬たりとも先発の座を他人に譲ることなく、ヘタフェの守護神であり続けました。さらに、この試合でクラブ公式戦通算304試合出場に達し、歴代4位の出場記録を更新しています。

この記念すべき夜、ソリアは自らの力でチームに勝利をもたらしました。後半77分、ペナルティエリア内での競り合いからサゾノフが相手のサリナスを倒したとして、非常に厳しい形でPKを献上。キッカーのアンドレス・マルティンが放った鋭いシュートに対し、ソリアは完璧な読みと爆発的な瞬発力で見事に左へとダイブし、片手一本でシュートを弾き出す奇跡的なセーブを披露しました。

試合後、歴史に名を刻んだ守護神は次のように自身のプレーとチームの現状について語りました。

『私たちは誰もが、このラ・リーガこそが1年を通してチームを食わせてくれる(食費を稼ぎ、生存を支えてくれる)最も重要なリーグなのだと深く理解しています。ペナルティキックの場面については、事前にキッカーの癖をしっかりと頭に入れて準備をしていました。最後の瞬間に自分の下した決断が、今日は完璧に正しい結果を導いてくれて本当に嬉しいです。この連続先発の記録は、これまでピッチの内外で積み重ねてきた日々の constancia (一貫した努力と継続性)に対する素晴らしいプレゼントだと感じています。もちろん、チームの選手層が非常に薄く、補強がまだ足りていないことは誰の目にも明らかです。クラブのフロントもそれを十分に理解しているはずですし、私たちはこれから3つのコンペティションを戦い抜く可能性があるのですから、移籍市場が閉まる最後の瞬間まで、チームを強化するためにクラブが最大級の努力( esfuerzos )を尽くしてくれると確信しています』(via Estadio Deportivo / MARCA)

1,000日ぶりの歓喜!エースのエネス・ウナルがふくらはぎの痛みを抱えながら決勝の弾丸シュート

守護神ソリアが執念のPKセーブでスタジアムの熱狂を最高潮に引き上げたわずか4分後の81分、コリセウムの観客はさらなる劇的なドラマを目撃することになりました。

中盤の底で抜群のキープ力を見せたラモン・テラッツから、右サイドを猛烈な勢いで駆け上がったアンドレス・ガルシアへ完璧なパスが供給されます。ガルシアがエリア内に侵入してグラウンダーの鋭い高速クロスを折り返すと、ファーサイドに潜り込んでいたエースのトルコ代表FWエネス・ウナルが、これに鋭く反応して右足でゴールへと突き刺しました。

このゴールは、大怪我からの長い復活の途上にあったウナルにとって、ヘタフェのユニフォームを着用して記録した実に「1,000日以上ぶり」となる待望のリーグ戦ゴールとなりました。

ウナルは木曜日のパルチザン戦での見事なゴールに続き、これで公式戦2試合連続ゴールをマーク。彼はこの試合中、ふくらはぎに非常に強い痛みとトラブルを抱えながらプレーしていましたが、交代枠の少なさとチームの台所事情を考慮し、ピッチの上で限界まで戦い抜いていました。

ボルダラス監督も、彼の勇敢な姿勢に対して最大の敬意と感謝を表明しています。

『エネスは本当に長い時間、ふくらはぎに非常に厄介なトラブルを感じながら走っていました。それでも、彼はまるでライオンのように(勇敢な戦士として)ピッチに残り続け、チームのために最後まで耐えてくれたのです。そして、あの劇的な決勝ゴールをもぎ取ってくれました』(via ElDesmarque / MARCA)

激しい肉弾戦を物語る数字!試合を分けたポゼッションとシュートの公式スタッツ

試合終了後に発表された各種の公式スタッツは、両チームがいかにピッチの上で激しく火花を散らし、肉体的な限界まで戦い抜いたかを雄弁に物語っています。

ポゼッション率はヘタフェが43%、アウェイのレーシングが57%を記録。ヘタフェは無理にボールを保持しようとせず、低い位置にコンパクトなブロックを敷いて相手を引き付け、一撃の縦の速さで仕留める戦術を徹底しました。

全体のシュート数では、ヘタフェが12本のシュートを浴びせたのに対し、レーシングは6本に留まりました。特筆すべきは、ヘタフェがこのゲームで放った唯一の「枠内シュート(remate a puerta)」が、81分にエネス・ウナルが叩き込んだあの値千金の決勝ゴールであったという、凄まじいワンチャンスの決定力です。一方、レーシングは3本の枠内シュートを放ったものの、すべて守護神ソリアの神がかったブロックに阻まれました。

コーナーキック数はヘタフェが8本、レーシングが6本。ファウル数はヘタフェが14回、レーシングが17回を数え、イエローカードはヘタフェがサゾノフの1枚、レーシングはサリナス、マンティージャ、マヌ・エルナンドの3枚を受けました。この泥臭くタフな数字の数々こそが、ボルダラスの戦士たちが執念で掴み取った勝利の証明です。(via Mundo Deportivo)

「判定について私は沈黙する」審判協会との論争を背景に口を閉ざしたボルダラス監督の深謀遠慮

75分、ペナルティエリア内での小競り合いの中で、初先発のDFサゾノフが腕を使ってJorge Salinasの顔を叩いたとして与えられたPK。これに対し、現地メディアやファンの間からは「極めて厳しすぎる判定であり、ファウルかどうか非常に怪しいグレーな判断ではないか」と大きな疑問の声が上がっていました。

しかし、試合後の記者会見において、この判定の妥当性について質問されたホセ・ボルダラス監督は、ただ静かに首を振り、論争を避ける賢明な態度を貫きました。

『あのペナルティの判定について、私からコメントすることは何一つありません。なぜなら、ここで私がどのような意見を口にしようとも、翌日のメディアには、ボルダラスがまたしてもあらゆる審判批判や論争の中心にいる、と大きく騒ぎ立てられてしまうからです』

この徹底した沈黙の裏には、先週の開幕アラベス戦(0-3敗戦)の後に彼が主審のManuel Orellana Cid氏を批判した際、スペインフットボール審判員協会(AESAF)から「審判員への敬意を著しく欠いており、公平性を傷つける不当な発言だ」と公に抗議され、大きな騒動に発展した経緯があります。ボルダラス監督は当時、AESAFを「4、5人の友人が集まって作っただけの私的なサークルに過ぎない」と切り捨て、これに対し協会の設立メンバーの一人であるPablo González Fuertes氏が「私たちの4人の友人の正体は、174人ものプロの審判員たちによって構成された強固な sindicato (労働組合)だ」と猛反論する泥沼の応酬がありました。この厄介な論争の真っ只中にあったため、監督は沈黙という盾を用いて、チームを余計な雑音から守ったのです。(via Mundo Deportivo / MARCA)

限界を迎えた選手層と過酷な日程!「リーグが飯の種」と補強を叫ぶ指揮官の危機感

今季初勝利の大きな喜びがスタジアムを包む中でも、ボルダラス監督はチームを覆っている極めて深刻な選手不足に対する危機感を隠そうとはしませんでした。

指揮官は次のように語り、クラブの会長やフロントに対し、移籍市場閉幕までの迅速な選手獲得を強く迫りました。

『私たちにとって、まずチームが生存し、食べていくための「飯の種」となるのは、他ならぬこのラ・リーガの戦いなのです。今日の勝ち点3には本当に満足していますが、私たちの選手層が現状、あまりにもギリギリの少人数で構成されているという現実は極めて冷徹に見つめなければなりません。日曜、木曜、日曜と息つく暇もなく過酷な公式戦が立て続けにやってくる中、このままでは遠からず、選手たちの肉体が限界を迎え、チーム全体に深刻な悪影響を及ぼすのは火を見るより明らかです』

また、この緊迫した試合展開において、90分になるまで一度も交代カードを切らず、終盤になってようやくBoselliやMayoral、Risco、Abqarらを投入した意図について、若い選手たちを守るための親心であったと語りました。

『なぜもっと早くフレッシュな選手と交代させないのかと思われるかもしれませんが、私たちの現在のベンチには、下部組織( filial )から上がってきたばかりの、非常に若く1部での経験がない選手たちしか残っていないのです。このような非常にデリケートで1点差の張り詰めたプリメーラの公式戦において、若い彼らにこれほどの重すぎる責任をピッチ上でいきなり押し付けるようなことは、決してすべきではありません。私は彼らを大切に育てなければならない。だからこそ、ピッチの選手たちには「どんなに体が重くとも、チームのために最後まで持ちこたえてくれ」と強く頼み、彼らはその期待に見事に応えてくれたのです。トニ・ムニョスをはじめとするクラブのフロント陣、そして素晴らしい会長は現在、移籍市場の最終週に向けて本当に凄まじい大仕事をこなしてくれています。なんとか市場が閉まるまでに、ピッチの外を切り裂くウイングや中盤に、信頼できる新たな実力者を迎えることができるよう心から願っています』(via MARCA / Mundo Deportivo)

負傷欠場のウチェに捧げる魂の白星!チーム全員がロッカールームから送るエール

この試合、プレシーズンから中盤や攻撃の要として圧倒的な存在感を放っていた期待の新星ミッドフィールダー、Christantus Uche(ウチェ)が不運な負傷により、ファンミらと共に招集メンバーから外れることになりました。

自宅で静養を余儀なくされている若い仲間に対し、ボルダラス監督は記者会見の席で、次のように温かいハグとエールを送りました。

『この場を借りて、自宅でテレビを通じて悔しい気持ちで私たちの試合を応援してくれていたであろうウチェに、チーム全員からの熱いハグと愛を送りたいと思います。彼は今、ピッチに立てない痛みに本当に深く苦しんでいることでしょう。ロッカールームの仲間たちは全員、今日のこの過酷な戦いを彼に捧げ、彼の分まで走るためにピッチに入りました。ウチェ、この勝利は君のものだ。君はそれに完全に値する素晴らしい男です』

怪我で離脱した選手をも決して置き去りにしない、チームの強固な結束力の高さがうかがえる感動的な瞬間でした。(via MARCA / Estadio Deportivo)

相手の「超新星」セルヒオ・マルティネスを沈黙!ヘタフェの組織守備に屈した19歳

対戦相手であるレーシング・サンタンデールは、開幕のビジャレアル戦(2-2)で見事なダイレクトボレーを叩き込み、現在レアル・マドリードへの電撃移籍が秒読み段階にあると大きくメディアを賑わせている19歳の超新星、Sergio Martínez(セルヒオ・マルティネス)を先発メンバーに並べてきました。

すべての注目がこの若き才能に集まる中、ヘタフェは伝統のソリッドな守備システムと、中盤のオレル・マンガラやフランチョ・セラーノらのタイトなマークによって、彼に自由を一切与えませんでした。

若き天才はヘタフェの強烈なインテンシティと激しい肉体的なコンタクトの前にほとんどボールを持たせてもらえず、まともなチャンスを作れないまま、前半のみでベンチへと退く結果( Iván Martín と交代)となりました。ヘタフェの築いた守備の牙城は、将来を嘱望される世界的才能にとっても、極めて高く硬い壁として立ちはだかったのです。(via Mundo Deportivo / SPORT)

予選突破へ弾みをつける勝利!ベオグラードでのカンファレンスリーグ決戦に向けたチームの士気

木曜日のホームでのパルチザン戦を3-1で制し、さらに今日の過酷なレーシング戦も1-0の完封勝利で切り抜けたことで、ヘタフェは公式戦2連勝を達成しました。

選手たちは肉体的な疲労を抱えながらも、精神的にはこれ以上ないほどの最高の状態に包まれています。

チームは来週木曜日、カンファレンスリーグの本戦リーグ進出の切符をかけ、ベオグラードでの過酷なアウェイ第2戦(パルチザン戦)に乗り込みます。この完璧な1週間を経て、選手たちは「ヨーロッパの舞台で戦う」という大きな誇りを胸に、セルビアでの決戦に万全のモチベーションで挑みます。(via MARCA / SPORT)

【本日の総括】

ヘタフェCFにとって、ホームのコリセウムで迎えた今シーズン最初のホームゲームは、歴史的守護神ダビド・ソリアの192試合連続先発という不滅の金字塔と、執念のPKセーブ、そしてエースであるエネス・ウナルの1,000日ぶりとなる決勝ゴールが重なる、まさにファンにとって「完璧なドラマ」と呼べる1-0の劇的な勝利となりました。カンファレンスリーグの過酷な疲労を全員のハードワークでカバーし、今季リーグ初勝利をもぎ取ったチームは、負傷したウチェに勝利を捧げ、強固な結束力を証明。ボルダラス監督が警鐘を鳴らす深刻な選手層の薄さは市場最終週のフロントの仕事に委ねられますが、精神的に最高の状態を築いた戦士たちは、木曜日に控えるベオグラードでのカンファレンスリーグ本戦進出を決める「決戦」に向け、これ以上ない弾みをつけて旅立ちます。