歴史的金字塔!守護神デビッド・ソリア選手がラ・リーガ歴代最多タイの192試合連続先発を達成、さらに劇的なPKセーブでチームを絶体絶命の危機から救う
ヘタフェの守護神デビッド・ソリア選手が、ラ・リーガの歴史にその名を永遠に刻む不滅の大記録を打ち立てました。ラシン・サンタンデールとのホーム開幕戦において、ソリア選手はリーグ戦通算「192試合連続先発出場」という驚異的なマイルストーンを達成。かつてレアル・ソシエダで活躍した伝説的な名選手、アルベルト・ララニャガ氏が保持していたラ・リーガ歴代最多連続先発記録に完全横並びで並ぶ偉大な金字塔を打ち立てました。
この驚異的な鉄人ぶりは、2021年8月のバレンシアCFとのシーズン開幕戦から一歩も譲ることなく、実におよそ5年以上にわたり一度の欠場もなく第一選択肢として君臨し続けてきた結果です。彼の最後のリーグ戦での先発落ちは、2020/21シーズンの最終節まで遡ります。さらに、この試合への出場により、ソリア選手はヘタフェでの公式戦通算304試合出場に到達。昨シーズンにダミアン氏(295試合)を追い抜き、クラブ歴代出場試合数で単独4位に位置しています。目の前には、アンヘリン氏の319試合、ジェネ氏の327試合、そして歴代最多を誇るカバジェロ氏の335試合が迫っており、今シーズンの継続性次第ではクラブ史上最も多く試合に出場した選手となる可能性が極めて高まっています。
この歴史的な記念日に、ソリア選手は文字通りチームを救う絶対的な守護神となりました。後半75分、サゾノフ選手がエリア内で相手を倒したとされる不可解な判定によりラシンにペナルティキックが与えられ、絶体絶命のピンチを迎えました。キッカーを務めたアンドレス・マルティン選手の放った鋭いシュートに対し、ソリア選手は完璧な読みから横っ飛びの驚異的な大セーブを披露し、ゴールを死守。このビッグセーブがスタジアムの雰囲気を一瞬で変え、その後の劇的な決勝ゴールへと繋がりました。ボルダラス監督も試合後、彼を絶賛し、次のように称えています。
『デビッドは極めて素晴らしいプロフェッショナルであり、信じられないほどのクオリティを持ったゴールキーパーだ。ここ数シーズン、彼はまさに圧倒的なレベルに達している』。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
1,000日ぶりの歓喜!エースのエネス・ウナル選手が右ふくらはぎの痛みに耐え忍びながら決勝ゴール、公式戦2試合連続となる電撃復活弾をマーク
エースストライカーであるエネス・ウナル選手が、サポーターの心を震わせる感動的かつ衝撃的な完全復活を遂げました。後半81分、エリア右サイドからの素早いグラウンダーのクロスに対し、ファーサイドへ完璧なタイミングで走り込んだウナル選手が右足で冷静に押し込み、チームを勝利に導く値千金の先制弾を突き刺しました。
ウナル選手にとって、ヘタフェのユニフォームを着てラ・リーガでゴールを決めたのは、実に1,000日以上ぶりの出来事であり、長いケガのトンネルを抜けた彼にとって、この瞬間はまさに完全復活を証明する最高の一撃となりました。わずか3日前のカンファレンスリーグ、パルチザン・ベオグラード戦(3-1の勝利)でも素晴らしいゴールを決めており、これで公式戦2試合連続ゴールをマークしたことになります。
さらに驚くべきことに、ウナル選手はこの一戦を、右ふくらはぎに強い痛みに耐え忍びながら戦い抜いていたことが明かされました。ケガの再発のリスクを顧みず、チームの戦力不足を補うためにピッチに立ち続け、最後のホイッスルが鳴る瞬間まで手堅く戦い抜いたその圧倒的なファイティングスピリットに対し、ボルダラス監督も深い感謝と最大の賛辞を贈っています。
『エネスはふくらはぎに大きな問題を抱えながら非常に長い時間プレーしていたが、まさに勇敢な戦士のように最後まで耐え抜いてくれた。彼のこの姿勢こそが、チーム全員の魂を奮い立たせるのだ』。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
執念で掴んだ今季初白星!過酷な欧州連戦の疲労に耐えたヘタフェの不屈の闘志と、ラモン・テラッツ選手が放った2度の惜しいバー直撃ボレー
木曜日に開催されたカンファレンスリーグの過酷な遠征からわずか72時間余りという、フィジカルの限界を超えたタフなスケジュールの中で、ヘタフェはラシン・サンタンデールを1-0で下し、見事に開幕戦の敗戦を払拭する今シーズン初白星を手にしました。
試合全体を通じて中盤の要として異彩を放ったのが、今夏加入したラモン・テラッツ選手です。テラッツ選手は驚異的なキック精度で決定機を作り出し、前後半にわたって不運にも2度もゴール枠に阻まれるという、紙一重のプレーを披露しました。前半19分、右サイドから彼が放ったコーナーキックが美しい弧を描いて直接ゴールへと向かい、クロスバーを直撃する惜しいシュート。さらに後半54分にも、自らが放ったコーナーの跳ね返りをエリアの手前で拾い、ダイレクトで見事なボレーを放ちましたが、これもクロスバーを強烈に叩き、スタジアムから大きな悲鳴が上がりました。
しかし、このテラッツ選手の攻撃的な姿勢が、後半81分の決勝ゴールを呼び込むことになりました。テラッツ選手が絶妙なタイミングで右サイドのスペースへパスを送ると、抜群のランニングを見せたアンドレス・ガルシア選手がこれを受け、エリア内へ侵入してグラウンダーの折り返しを供給。そこへ走り込んだエネス・ウナル選手が冷静に合わせてネットを揺らしました。この今夏の新加入選手たちによる完璧なコンビネーションが機能し、ヘタフェらしい泥臭くも華麗な崩しで勝ち点3をもぎ取りました。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
ホセ・ボルダラス監督が鳴らす「スカッド限界」への深刻な警告:二足の草鞋を戦い抜くための緊急補強と会長への感謝
勝ち点3を手にし、満面の笑みでサポーターからの大歓声を浴びたホセ・ボルダラス監督でしたが、試合後のカンファレンスでは現状のチームが抱える「極めて深刻な戦力不足」に対し、非常に強いトーンで警鐘を鳴らすことを忘れませんでした。
監督は、カンファレンスリーグとリーグ戦を並行して戦う過酷な現実を指摘し、次のように切実な危機感を吐露しました。
『非常に嬉しく思っているが、同時に私たちは極めて慎重にならなければならない。このシーズンの開幕を見ての通り、私たちのスカッドの人数が極めて不足していることが実証されており、短期的にはそれが必ず重いツケとなって回ってくるだろう。実質的にほぼすべての試合にフル稼働している選手たちもいるのだから。木曜日にも申し上げたが、私たちに飯を食わせてくれるのは何よりもラ・リーガだ。クラブは必要な戦力を補強し、チームにバランスをもたらすために全力を尽くして動いてくれている』。
また、ベンチメンバーの多くを下部組織(Bチーム)の若い選手たちで埋めざるを得ない窮状についても、彼らの育成を考慮しつつも厳しい現実を明かしました。
『ベンチには下部組織から来た非常に若い選手たちが控えているが、プリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)の試合はどれも過酷であり、緊迫したデリケートな局面で彼らにそのような重すぎる責任を背負わせるわけにはいかない。私たちには外側のサイドでプレーする選手、すなわちウイングが不足しており、中盤のセンターポジションなどにも補強が必要だ。主力たちが疲弊して限界を迎えているにもかかわらず、代わりの選手がいない。シーズンは極めて長い戦いになる』と語り、移籍市場閉幕までのわずか1週間の間に、さらなる実力派の補強を行うようフロントに対して強く求めました。同時に、会長のエンジェル・トーレス氏の凄まじい尽力については、次のように熱い感謝を捧げています。
『会長には心から感謝しなければならない。この難しいマーケットの中で、凄まじいハードワークをしてくれている。この移籍市場の最後の1週間で、私たちのチームに素晴らしい幸運が訪れることを心から願っている』。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
ペナルティ判定の物議にボルダラス監督が見せた皮肉たっぷりの沈黙:審判への含みを持たせたコメントと「お騒がせ男」としての自己防衛
後半75分、エリア内でラシンのサリナス選手に対してサゾノフ選手が競り合いの中で腕を顔面に当てたとして、主審のマルチネス・ムヌエラ氏によってPKが宣告されました。このペナルティの判定は、両選手の正当な空中戦のコンタクトの範囲内であり、非常に厳しすぎる過剰なジャッジではないかとスタジアムやメディアの間で大きな議論を巻き起こしました。
近年、メディアや審判委員会との間で幾度となく騒動に巻き込まれ、リーグきっての『お騒がせ指揮官』としてマークされているボルダラス監督は、この議論百出の判定について問われると、非常に含みのある表情を浮かべ、ユーモアを交えながら沈黙を貫く選択をしました。
監督は自身の立場について、次のように皮肉たっぷりにコメントしています。
『実際のところは私にはよく分からない。カードが出たのは見たし、その前に相手のファウルがあったのも事実だ。後からリプレイ映像を見たが、彼はただ空中で腕を動かしただけで、何の悪意や意図もなかったと思う。これらはすべて審判の主観的な評価であり、私からペナルティについてこれ以上意見するつもりはない。皆さん自身で判断してほしい。どうせ私が何かを言えば、またボルダラスが物議を醸したと騒がれるのだから。意見を述べるのは控えるよ。いつも私の発言だけが独り歩きしてしまうのだからね』。自らが矢面に立たされることを巧みに回避しながらも、暗に判定への強い不満を表明しました。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
野戦病院化する台所事情:累積警告によるキコ・フェメニア選手の不在と、ウチェやマリオ・マルティンら攻撃の主力の相次ぐ負傷離脱
ヘタフェは、開幕からわずか2試合目にして、極めて厳しい登録制限と怪我人の続出という、まさに「野戦病院」とも言える過酷な選手繰りを強いられています。
この試合では、開幕戦で一発退場処分を受けた右サイドバックのキコ・フェメニア選手が累積警告により出場停止。さらに、ヨーロッパのパルチザン戦で退場処分となっていたアブデル・アブカル選手を考慮し、ボルダラス監督はディフェンスラインのやり繰りに苦心しました。その結果、新加入のサゾノフ選手を先発に抜擢し、ジェネ選手、ザイド・ロメロ選手とともに3バックを形成させました。
何よりも深刻なのが、中盤から前線にかけての負傷者の多さです。現在、中盤の要として期待されているマリオ・マルティン選手、新戦力のアタッカーであるクリスタントゥス・ウチェ選手、そしてウイングのファンミ選手ら、チームの攻撃を牽引すべき主力たちが相次いで戦線から離脱。控えの層が劇的に薄くなったことで、試合終盤に選手交代を行う余裕すらなく、スタメンの11人がほぼフル稼働で体力を削られる悪循環に陥っています。この窮地を脱するためにも、最終盤の市場での補強が死活問題となっています。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque)
改修工事が続く本拠地コリセウム:アウェイファン閉鎖の異例の余波とマドリード南部を襲った32度の極暑コンディション
ヘタフェのホームスタジアムであるコリセウムは、現在もスタンドの基礎工事やスタジアム周辺の改修作業が大規模に進められており、今節も「未完成」の状態で試合を迎えることとなりました。
この工事の影響により、最も割を食う形となったのがラシン・サンタンデールのサポーターたちでした。クラブ側は、ビジター用の観客エリア(アウェースタンド)の改修工事が間に合わなかったことを理由に、この試合における「ビジター用専用チケット」の一般販売および割り当てを公式に完全キャンセルしました。そのため、ラシンの熱狂的なアウェーファンが集団でチャントを送るお馴染みの光景は見られず、一部のファンが一般販売エリアに個別に散らばっての観戦を余儀なくされました。
さらに、この日のマドリード南部は最高気温が32度に達する強烈な極暑の天候に見舞われ、観客席もピッチも立っているだけで汗が噴き出す過酷なコンディションとなりました。試合中には前後半ともに「クーリングブレイク(給水タイム)」が設けられ、選手たちは必死に氷水や冷えたボトルで体を冷やし、ボルダラス監督の熱い戦術指示に耳を傾けていました。この灼熱のピッチをタフに戦い抜いたこと自体が、選手たちの不屈のインテンシティを証明しています。(via Mundo Deportivo / MARCA)
敵地ラシン・サンタンデールの去就劇と怒り:レアル・マドリードが熱視線を送る 19 歳の至宝セルヒオ・マルティネスのラストマッチと、交代劇に大激怒したセルヒオ・カナーレス
ヘタフェが1-0の完封勝利を収めたコリセウムのピッチ上では、対戦相手であるラシン・サンタンデールを巡る、移籍市場最終盤の極めて緊迫したドラマが繰り広げられていました。
最大の注目を集めたのは、ラシンの下部組織が生み出した19歳の超新星ミッドフィールダー、セルヒオ・マルティネス選手です。昨シーズンの2部での大ブレイクに続き、今シーズンも高いパフォーマンスを披露している彼に対し、レアル・マドリードが獲得に向けて猛烈なアプローチを行っており、移籍は秒読み段階に達しています。このヘタフェ戦こそが、彼が慣れ親しんだラシンのユニフォームを身にまとって戦う「ラストマッチ」になる可能性が極めて高く、マドリードのスカウト陣も見守る中での過酷な試練となりました。マルティネス選手は先発出場したものの、ヘタフェの強固な守備ブロックとインテンシティの前に思うような華麗なプレーを披露できず、ハーフタイムに新加入の Iván Martín 選手と交代してベンチへと退きました。
さらに、ラシンの攻撃を牽引する大ベテランのセルヒオ・カナーレス選手を巡っても、スタジアムに緊張が走る一幕がありました。カナーレス選手は後半に入ってチームの攻撃のタクトを握り、素晴らしいスルーパスやヒールキックでチャンスを創出していましたが、後半65分、 José Alberto 監督から交代を命じられた瞬間、怒りを露わにしました。カナーレス選手はベンチに戻る際、監督の決定に対して納得がいかない様子で首を横に振り続け、そのあまりの怒りの表情はテレビ中継のカメラにも明確に捉えられ、ピッチ外の不協和音としてサポーターの間で波紋を広げています。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque)
【本日の総括】
過酷な欧州遠征の疲労に耐えながら、本拠地コリセウムでラシンを1-0で下したヘタフェCF。守護神デビッド・ソリア選手による192試合連続先発というラ・リーガの偉大な歴史的タイ記録達成と劇的なPKストップ、そしてエースのエネス・ウナル選手による実に1,000日ぶりのラ・リーガ復活ゴールが、見事に今シーズン初白星を引き寄せました。しかし、累積警告や野戦病院化する怪我人の多さは極めて深刻であり、ベンチメンバーをBチームの若手で埋めざるを得ない窮状に対し、ボルダラス監督は「スカッドの限界」を語り、移籍市場最終週での緊急補強をフロントに切実に求めています。厳しい台所事情の中でも、ソリア選手やウナル選手の不屈のファイティングスピリットが宿る限り、ヘタフェはどのような荒波をも乗り越えて突き進んでいくはずです。
