カンファレンスリーグ本戦出場へ王手!10人の死闘を制したパルチザン戦での劇的勝利
ヘタフェCFはホームスタジアムであるコリセウムにパルチザン・ベオグラードを迎え、カンファレンスリーグ本戦の出場枠を懸けたプレーオフ第1戦に臨み、3-1での劇的な勝利を収めて大きなアドバンテージを手にしました。
試合は前半9分、エースのエネス・ウナルが素晴らしいボレーシュートを決めて最高の滑り出しを見せました。ヘタフェは序盤からゲームを完全に支配し、相手を圧倒していたものの、前半終了間際の43分に一瞬の守備の乱れからパルチザンのデムバ・セックに同点ゴールを許してしまいます。
さらに後半に入ると、67分にセンターバックのアブカルが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、残り時間を10人で戦うという極めて苦しい窮地に立たされました。しかし、ホセ・ボルダラス監督率いるチームはここから驚異的な粘り強さを見せ、数術的な不利を感じさせないアグレッシブなプレースタイルを維持。終盤の87分に劇的な勝ち越しゴールを奪うと、90分にはダメ押しの3点目を追加しました。来週にベオグラードで行われる第2戦に向けて、非常に貴重な2点リードを確保することに成功しました。(via ElDesmarque)
伝説のファンタジスタを彷彿とさせる一撃!サトリアーノが見せた魔法のヒールアシスト
コリセウムを埋め尽くしたサポーターを最も熱狂させたのが、87分に生まれた勝ち越しゴールの場面でした。
エネス・ウナルがバイタルエリア付近で起点となり、粘り強くつないだボールが、今夏加入したウルグアイ人フォワードのマルティン・サトリアーノへと渡りました。サトリアーノは相手ディフェンダーを背負いながら、誰もがトラップしてキープするか、あるいは安全なパスを選択すると思った瞬間、誰もが予想しない極上のワンタッチヒールパスを繰り出しました。
このノールックでの美しいヒールパスは、パルチザンの守備陣を完全に無力化。エリア内へ走り込んできた下部組織出身のアンドレス・ガルシアの足元に完璧に収まり、劇的な勝ち越しゴールを呼び込みました。この芸術的なアシストは、かつてレアル・マドリードなどで活躍した伝説のスペイン代表ミッドフィールダー、グティがデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦でカリム・ベンゼマに見せた伝説的なヒールアシストを彷彿とさせるものであり、スタジアムに語り継がれる特別な瞬間となりました。(via ElDesmarque)
新天地で最高のスタートを飾ったヨハン・モヒカ!1ゴール1アシストの大暴れ
今夏の移籍市場で加入したヨハン・モヒカが、左サイドで手の付けられないほどの圧倒的な輝きを放ち、ヘタフェでの公式戦デビューを最高の形で飾りました。
モヒカは試合開始直後の9分、左サイドを縦に鋭く突破すると、中央のエネス・ウナルへ向けてピンポイントの完璧なクロスを供給して先制点をアシストしました。彼の活躍はこれだけに留まらず、3-1と勝利を決定づけた90分の場面では、エリア外から左足を一閃。相手ゴールキーパーの手が届かないゴール隅へと突き刺さる、強烈なグラウンダーのミドルシュートを叩き込みました。
この1ゴール1アシストという完璧なスタッツは、モヒカが今シーズンのヘタフェの攻撃を牽引する極めて重要なピースであることを証明しています。ボルダラス監督も、念願だった彼の獲得とデビュー戦での大活躍について、次のように語って喜びを表現しました。
『モヒカは何シーズンも前からよく知っている選手であり、スペインでの経験も豊富です。ずっと私たちのチームに迎え入れたいと願っていましたが、様々な理由からこれまで実現しませんでした。今シーズン、マジョルカの不運な降格もあり、また彼自身も私と一緒に仕事をしたい、ヘタフェに来たいという強い情熱を持ってくれていたため、ようやく獲得が実現しました。彼のような選手を確保することはチームにとって不可欠な必要性でした。素晴らしいデビュー戦となり、彼自身にとっても良い形で試合が進み、チームも勝利できたことを本当に嬉しく思います。彼はチームを大きく助けてくれる素晴らしいプロフェッショナルであり、素晴らしい人格者です。彼の獲得は間違いなく大正解でした』(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)
エースの帰還を告げるエネス・ウナルの先制ボレー!ポスト直撃の惜しいシーンも
ヘタフェの青いユニフォームを着ると別人のように牙を剥くエース、エネス・ウナルが、ヨーロッパの舞台でその圧倒的な実力をいかんなく発揮しました。
ウナルは開始9分、ヨハン・モヒカの素晴らしい左サイドからのクロスに対し、完璧なポジショニングとタイミングで走り込み、豪快なボレーシュートを決めてチームに貴重な先制点をもたらしました。
さらに後半には、エリア外から放った強烈なシュートがゴールポストを直撃し、あわや追加点という惜しい場面もありました。それでもウナルは2点目の勝ち越しゴールの場面でも起点となるプレーを見せるなど、前線での確固たる存在感を示し、開幕のアラベス戦での敗戦で自信を失いかけていたチームに大きな活力と自信を注入しました。次節のリーグ戦でも、彼の得点力に大きな期待がかかります。(via ElDesmarque / MARCA)
2試合連続の退場劇にボルダラス監督が激怒!選手たちへ向けた自己責任の要求
ヘタフェは前節のデポルティーボ・アラベス戦でのキコ・フェメニアの退場に続き、今回のパルチザン戦でもアブカルが退場処分を受けるという、2試合連続でのレッドカードに悩まされています。ホセ・ボルダラス監督は、この規律の乱れに対して非常に厳しい姿勢を示し、記者会見で次のように選手たちに警告しました。
『退場処分はシーズンを通じて起こり得ることですが、開幕からの2試合連続で発生したことはあまりに目立ち、大きな課題です。特に今回のパルチザン戦における最後の退場は、十分に避けることができたものでした。キコの退場については審判の判定が少々厳しすぎた部分もありますが、それもすでに過去の歴史です。ピッチ上でチームを10人にしてしまうことには細心の注意を払わなければなりません。あまりにも大きなハンデを背負うことになるからです。ラ・リーガの戦いにおいて、11人のままであればアラベス戦(ビトリアでの試合)がどのような結末を迎えていたかは分かりません。ピッチに立つ選手たちは、自分自身の行動に責任を持たなければならないのです』
また、パルチザン戦で2枚目の警告を受けて退場となったディフェンダーのアブカルに対しても、次のように語り、厳しい自己責任を求めました。
『アブカル自身が、自分のプレーが良くなかったことを誰よりも自覚しています。すでに1枚目のイエローカードを受けていたのですから、それ以上のリスクを冒すようなプレーは絶対に避けるべきでした。しかし彼はリスクを冒してしまい、結果として退場処分となりました。彼自身が自分の犯した過ちを最も痛感しています』(via Estadio Deportivo)
マリオ・マルティンの負傷状況と次節レーシング戦への起用の不透明さ
パルチザン戦を負傷により欠場した若手ミッドフィールダーのマリオ・マルティンですが、その負傷からの回復状況が注目されています。彼の不在はボルダラス監督にとって戦術的に大きな痛手となっていました。
次節の日曜日に行われるレーシング・サンタンデール戦に向け、ボルダラス監督は彼の状況について次のようにコメントし、起用を慎重に見極める方針を明かしました。
『明日までに彼を試合に帯同させ、起用することができるかどうか、最終的な状況を見極めるつもりです。ただ、それは決して簡単なことではありません。それでも彼自身は、明日の試合に向けてコンディションを整え、ピッチに立ちたいという非常に強い意欲を持っています』
もしマリオ・マルティンの回復が間に合わない場合、ヨーロッパの舞台で素晴らしいデビューを果たしたフランチョ・セラーノが再び中盤に入り、ラ・リーガでの1部デビューを飾る可能性が高まっています。(via Estadio Deportivo / MARCA)
移籍市場の最終盤に向けた補強計画!去りゆくルイス・ミャへの惜別と必要なバランス
移籍市場が残り10日と閉幕に近づく中、ヘタフェのフロント陣はチームの選手層を厚くし、戦力のバランスを整えるための補強を急ピッチで進めています。ボルダラス監督は今後の移籍市場の動向について次のように語り、フロントへの要望を口にしました。
『まだ市場は開いており、最後の瞬間に何が起こるかは誰にも分かりません。それは極めて明白な事実です。クラブ側もその状況を十分に理解しており、私たちは現在、選手層が薄くなっているポジションや、チーム全体のバランスを整えるために必要なポジションへの補強を必要としています』
また、チームを去った実力者ルイス・ミャについても次のように言及し、過去への執着を断ち切って現有戦力に集中する姿勢を明確にしました。
『誰もが知っている通り、私は彼に対して深い愛情を抱いていますが、彼はもう私たちのチームにはいません。現在ここにいる他の選手たちや、彼自身への敬意を欠くことになるため、今はルイス・ミャについて多くを語るべき時ではありません。今は他の選手たちがここに残っており、私たちはその現実に対応し、適応していかなければならないのです。ミャやマウロ・アラムバリ、フアン・イグレシアスといった実力ある選手たちの代わりを務めるのは決して容易なことではありません。今いるメンバーが最高のパフォーマンスを発揮し、勝ち点を積み上げられるように取り組む必要があります』(via Estadio Deportivo)
スペイン・フットボール界を救うヘタフェの闘志!ラ・リーガのヨーロッパ係数への多大なる貢献
ヘタフェがパルチザンを相手に掴み取ったこの貴重な勝利は、クラブ自身の本戦進出への大きな一歩に留まらず、ラ・リーガ全体にとっても極めて大きな価値を持つものとなりました。
現在、欧州サッカー連盟(UEFA)が算出するヨーロッパ大会係数(コエフィシエント)において、スペインのラ・リーガは予選を戦う代表クラブが少なかったことから暫定51位(0.125ポイント)という異例の低順位に沈んでいました。もしヘタフェがこの予選で敗退するようなことがあれば、ラ・リーガ全体のポイント獲得機会が大きく損なわれ、将来的にチャンピオンズリーグなどの出場枠が追加されるチャンスを失うリスクがありました。
過去にオサスナが予選で敗退して全体のポイントを大きく下げてしまった苦い経験がある中、10人になりながらも勝利を収めてラ・リーガに今シーズン最初の貴重な1ポイント(全代表チーム数8で分割され、0.125ポイントとして反映されるもの)をもたらしたヘタフェの闘志は、スペインフットボール界全体から高く評価されるべき価値ある貢献です。(via Mundo Deportivo)
次節は本拠地でレーシング戦!初勝利を目指すボルダラス・ヘタフェの戦術プレビュー
ラ・リーガ第2節、ヘタフェは本拠地コリセウムで昇格組のレーシング・サンタンデールを迎えます。開幕のアラベス戦を0-3で落としたヘタフェにとって、ホーム開幕戦となるこの試合は何が何でも勝ち点3を掴み取らなければならない重要な一戦です。
対戦相手であるレーシングのホセ・アルベルト監督は、ヘタフェのスタイルを警戒しつつも、次のように語って真っ向からフットボールで挑む姿勢を示しています。
『ヘタフェは、世間がよく貼るレッテルとは異なり、非常に良いサッカーをする優れたチームです。私たちがギリシャ・ローマ式レスリングのような肉弾戦を戦いに行くと考えてしまえば、それは大きな間違いです。私たちはただ純粋にサッカーをしにいきます』
レーシングは開幕のビジャレアル戦で素晴らしいパフォーマンスを披露して引き分けており、コンディションも良好。新加入のイバン・マルティンがデビューする可能性もあり、不気味な存在です。
ヘタフェ側は、ヨーロッパの激闘による疲労が懸念されますが、パルチザン戦での勝利という大きな精神的後押しがあります。戦術的には、パルチザン戦で退場となったアブカルに代わり、サゾノフやボセリがセンターバックのスタメンに入る見込みです。また、開幕戦で退場となったキコ・フェメニアが不在の右サイドバックには、アンドレス・ガルシアが起用される可能性が高まっています。中盤ではマリオ・マルティンのコンディション次第でフランチョ・セラーノがプリメーラ(1部)デビューを果たすと予想され、前線ではエネス・ウナルとマルティン・サトリアーノの強力なコンビが再びゴールを狙います。(via MARCA / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ヘタフェCFは、アラベス戦での苦しい大敗から見事なバウンスバックを見せ、カンファレンスリーグ予選第1戦でパルチザンを3-1で撃破しました。エネス・ウナルの豪快な先制ボレー、サトリアーノが見せた魔法のような極上のヒールアシスト、そして新戦力モヒカの1ゴール1アシストの大活躍など、満員のホームファンを大いに魅了しました。2試合連続での退場劇という規律面の大きな課題や、ルイス・ミャの退団に伴う中盤の戦力不足、マリオ・マルティンの負傷などの不安要素は残るものの、ボルダラス監督の執念のタクトのもと、チームは日曜日のレーシング・サンタンデール戦での今季ラ・リーガ初勝利に向けてコリセウムで一丸となっています。
