アトレティコ・マドリード

第1節のマラガCF戦に2対0で勝利し、新シーズンを最高の形でスタートさせました。シメオネ監督は過密日程を考慮し、コケやパブロ・バリオスに加え、ジョルジュ・ドミンゲスやダニ・マルティネス、アルナウ・オルティス、カルロス・マルティンといったアカデミー出身の若手6名をスタメンに起用する大幅なターンオーバーを敷きました。前半はワントップに入ったルックマンが孤立し機能しませんでしたが、後半にイ・ガンインとアレックス・バエナ、ジュリアーノ・シメオネを同時に投入して一変しました。70分には、ハンツォからのロングフィードを右サイドで受けたイ・ガンインが中央へカットインし、素晴らしい左足のシュートを突き刺して先制に成功。さらに83分には、バエナが自身で獲得したフリーキックを直接右上の隅に沈めるゴラッソで2点目を決め、試合を決定づけました。(via ElDesmarque)

個別評価でも大きな収穫があり、守護神のオブラクは外国人ゴールキーパーとして史上初のラ・リーガ400試合出場を達成し、見事なダブルセーブでクリーンシートを飾りました。また、守備陣ではハンツォが先制点のアシストやヘディングでのクロスバー直撃シュートなど攻守に渡って傑出したパフォーマンスを見せ、ル・ノルマンも空中戦デュエルで全勝するなど高い安定感を示しました。さらに、16歳のジョルジュ・ドミンゲスが右サイドバックで先発し、クラブ史上最年少でのリーグデビュー記録を塗り替える歴史的な一日となっています。(via AS)

ピッチ外では、開幕戦に先立ち、今夏にワールドカップを制したスペイン代表メンバーのマルク・プビル、マルコス・ジョレンテ、アレックス・グリマルド、アレックス・バエナを祝う壮大なセレモニーが実施され、元アトレティコのダビド・ビジャがワールドカップのトロフィーを持って入場しピッチを華やかに彩りました。移籍市場では、バルセロナへの移籍希望が報じられていたジュリアン・アルバレスについて、会長のセレソが『バルサには最初からジュリアンは売らないと伝えていた。彼は素晴らしい人物であり、2試合でファンの信頼を取り戻すだろう』と語り、移籍の可能性を否定しました。補強ではチェルシーのニコラス・ジャクソンの獲得に強い関心を示しているほか、マッテオ・ルッジェーリのアストン・ヴィラへの移籍を正式に発表しています。(via MARCA)

マラガCF

8年ぶりとなる待望の1部リーグ復帰を果たしたマラガCFは、アトレティコ・マドリードのホームに乗り込み、約1500人の熱狂的なサポーターが大挙して押し寄せる中で熱い戦いを見せました。試合には0対2で敗れたものの、前半はチーム全体の組織的な高い位置からの守備と体を張ったカバーリングでアトレティコの攻撃をほぼ完璧に封じ込め、手強い印象を残しています。守護神のアルフォンソ・エレーロが決定的な場面を何度も阻止する驚異的なセーブを披露し、ディフェンス陣のプーガやガリレア、ラフィタらもエリア内で集中した素晴らしいクリアとインターセプトを連発してアトレティコを苦しめました。(via SPORT)

選手個別では、中盤の要であるダニ・ロレンソが技術的なセンスを発揮し守備のサポートに奔走しましたが、激しい消耗により後半80分に足を攣らせて交代を余儀なくされました。一方、移籍市場での動きも加速しており、フリーエージェントのディフェンダーであるパブロ・マルティネスと2年の契約で合意に達しました。さらに、セビージャとの契約を満了してフリーとなっている34歳のベテラン、ネマニャ・グデリに対して1年契約を提示して交渉を続けていることが明らかになっています。ディフェンダーのダニ・サンチェスについては、ポルトガルのファマリカンやエストリル、オランダのエクセルシオール、さらに複数のセグンダ・ディビジョンのクラブからの関心がある中で、現在、契約解除に向けた手続きを急ピッチで進めています。(via ElDesmarque)

セビージャFC

セビージャFCの移籍市場は最終盤を迎えて大忙しとなっており、ジョージア代表の27歳ミッドフィールダー、ジョージ・コチョラシュヴィリの完全移籍に関して、所属元のスポルティングCPと400万ユーロ固定に加えて150万ユーロのボーナスを加えた条件で合意に至りました。コチョラシュヴィリ自身はセビージャへの移籍に前向きな姿勢を示しており、週明けにもメディカルチェックを通過して4年(5年目のオプション付き)または5年の長期契約を結ぶ予定です。しかし、中盤の他の動きとしては、サウジアラビアから届いている巨額のオファーをルシアン・アグメが断固として拒否しており、彼の売却が進まない限りはコチョラシュヴィリ以外の追加補強資金を確保できない厳しい局面に立たされています。(via ElDesmarque)

この他にも複数の放出と獲得の交渉が錯綜しており、構想外となっているディフェンダーのアドリア・ペロサに対しては、アルメリアを率いるガルシア・ピミエンタ監督が獲得を熱望しているほか、マジョルカも200万ユーロの買い取りオプション付きでのレンタルを求めています。ディフェンダーのマルカンにはブラジルのクラブからオファーがあり、売却に前向きである一方、バレンシアからは若手のアンドレス・カストリンの獲得に関して、セビージャ側が将来の売却時に一部権利を保持する条件を含めて600万ユーロ前後のオファーが提示され、交渉が行われています。さらに、チェルシーのトシン・アダラビオヨのレンタル獲得を巡り、給与の折半を提案してアストン・ヴィラやベンフィカなどと競合しているほか、フォワードのジョージ・イレンキヘナに対してもレンタルを申し出ていますが、アル・イテハドは完全移籍を譲らない構えです。(via Estadio Deportivo)

リアル・ベティス

リアル・ベティスは開幕戦(実際には延期され、第2節が初戦)のリアル・ソシエダ戦に向けて最高の準備を整えており、新戦力であるディエゴ・コンデ、フラン・ガルシア、ファクンド・ベルナルの3名の登録手続きがラ・リーガに無事承認されました。さらに、怪我から回復したベジェリンとアブデがチームのグループ練習に完全に復帰したことは指揮官にとって大きな後押しとなっています。怪我の療養中のアイトール・ルイバル、ディエゴ・コンデ、ロ・チェルソらは金曜日の初戦を欠場する見込みです。移籍市場では、オランダのAZアルクマールからアイルランド代表フォワードのトロイ・パロット(24歳)の完全移籍に関して、移籍金1600万ユーロ固定に加えて400万ユーロの変動分(または1500万ユーロ固定に500万ユーロ変動)という条件で大筋合意しました。(via ElDesmarque)

パロットはウェストハムからのより条件の良い経済的オファーを拒絶し、ベティスでのチャンピオンズリーグ出場を優先させた形です。トッテナム時代に同僚だったロ・チェルソが強く推薦したことが今回の獲得を大きく後押ししました。さらに、レアル・マドリードを退団してフリーとなっているダニ・セバージョスの復帰に関しても交渉が進んでおり、本人はインスタグラムで緑色の文字を使って『道のりは険しいが、価値はある』と投稿。お金ではなく心で動くという楽曲の一部を紹介し、ベティス愛をアピールしています。若手のパブ・ガルシアにはハル・シティから500万ユーロのオファーがあり売却に近づいている一方、契約延長を拒否しているブアレーに対しては、合意しなければ今シーズンをスタンドで過ごすことになる厳しい処分を科す方針です。チミ・アビラはアルゼンチンのインデペンディエンテへの完全移籍が完了しました。(via Estadio Deportivo)

リアル・ソシエダ

開幕戦が延期されていたリアル・ソシエダは、金曜日にベティスとの実質的な今シーズン初戦を敵地ラ・カルトゥーハで迎えます。チームに大きなサプライズをもたらしたのは、8月に私的な事由で手術を受けたポルトガル人フォワードのゴンサロ・ゲデスが、水曜日の午前中の練習に電撃合流したことです。ピッチに現れたゲデスはチームメイトから非常に温かい歓迎の通路で迎えられました。ゲデスはプレシーズンを一切消化していないため、金曜日のベティス戦のメンバーに帯同するかはマタラッツォ監督の慎重な判断を要しますが、翌週のレアル・マドリード戦でのデビューに照準を合わせて調整を進める見込みです。また、ウェストハムのMFエドソン・アルバレスの完全移籍交渉がほぼまとまっているほか、チェルシーの20歳DFママドゥ・サールの期限付き移籍に関してもチェルシー側と前向きな交渉がスタートしています。(via Mundo Deportivo)

ビジャレアルCF

ビジャレアルCFのカンテラであるビジャレアルBは、新シーズンの開幕を控えてタラゴナと対戦し、安定した組織力とポゼッションサッカーで2対0の快勝を収めました。44分にエネコ・オルティスが先制ゴールを決め、72分にはセサール・ボナフェが追加点を奪うなど、素晴らしい調整ぶりを見せています。また、将来有望な若手ディフェンダーのダニ・ブデスカ(20歳)が、クラブとの間で2031年までの超長期契約を更新したことが発表されました。ブデスカは昨シーズン、ビジャレアルBでフィールドプレーヤー最長となる2954分に出場し、過去にチャンピオンズリーグのレバークーゼン戦でトップチームデビューも経験した右サイドバックの至宝です。さらなるステップアップを促すため、今シーズンはリーガ・ハイパーモーションのコルドバCFへ1年間の期限付きで移籍することが正式に決定しました。(via SPORT)

バレンシアCF

バレンシアCFは、懸案事項であった右サイドバックの補強を完了させました。オリンピアコスへ2ヶ月前に完全移籍したばかりのパブロ・マッフェオを、1年間の期限付き移籍(買い取りオプション付き)で獲得することに合意しました。マッフェオはギリシャでの私生活や適応に苦しんでおり、自身の娘がバレンシアに住んでいるため、マドリードを経由してすぐに空港へ到着し、契約手続きを進める形となりました。また、イプシッチ・タウンとの間でオランダ人ゴールキーパーのケイン・ファン・オーフェレン(23歳、1.99m)の期限付き移籍が合意に達しています。(via MARCA)

しかし、イプシッチ側の他のゴールキーパーに負傷が発生した影響で、オーフェレンのバレンシア合流が週末以降に遅れる事態となっています。この遅れにより、当初予定されていたバレンシアの若手ゴールキーパー、ビセント・アプリのナスティックへのレンタル放出手続きも一時的に保留となるなど、調整が行われています。バレンシアの補強チームは、セビージャの若手ディフェンダーであるアンドレス・カストリンに対しても獲得の打診を行っているほか、ジローナのアルナウ・マルティネスへの興味も失っていません。(via SPORT)

セルタ・デ・ヴィゴ

バライードスのピッチに発生した深刻な真菌の繁殖により、第1節のオサスナ戦が8月27日に延期されたセルタ・デ・ヴィゴは、土曜日にメスタージャで行われるバレンシア戦が実質的な今シーズンの幕開けとなります。チームにとっては大きな朗報があり、負傷を配慮されていたハビ・ガランとパブロ・デュランの両名が、水曜日までにグループ全体のトレーニングに完全に合流し、バレンシア戦への招集が可能な状態となりました。一方で、マティアス・ベシーノは移籍交渉の真っ只中にあるため、木曜日に関節鏡手術を受けることが決定しており、事実上の退団プロセスに入っています。(via SPORT)

セルタのディレクター、マルコ・ガルセスはベシーノの放出が決まり次第、バレンシアからアンドレ・アルメイダを移籍金約300万ユーロ(追加ボーナスや将来の売却権利をバレンシアに一部付与する形)で獲得する契約をすでに内定させており、獲得に向けて非常に楽観的な見通しを持っています。また、プレシーズンでチーム最多の6ゴールを記録した23歳の若手アタッカー、フーゴ・ゴンザレスのトップチーム昇格を正式に完了しました。ゴンザレスは『バレンシアは常に心の中にある特別な場所だが、もしピッチでゴールを決めることができても、古巣への敬意を示してセレブレーションは行わないつもりだ』と冷静に語り、大一番に向けて静かに闘志を燃やしています。(via ElDesmarque)

RCDエスパニョール

エスパニョールは、ロシアのゼニトからスロベニア代表ディフェンダーのヴァンヤ・ドルクシッチ(26歳)を買い取りオプション付きの1年レンタルで獲得することに成功し、華やかなお披露目会見を行いました。会見に同席したモンチ・ディレクターは『ヴァンヤは我々が求めていた理想のプロファイルに100%合致する選手だ。両センターバックだけでなく、右サイドバックもこなせる高い戦術理解力を備えている』と評価。選手本人も『モンチから電話をもらった瞬間に、エスパニョールへの移籍という決断は非常に簡単なものになった。世界最高峰のラ・リーガに挑戦でき、土曜日のレアル・マドリード戦に出場する肉体的、精神的な準備は完全に整っている』と自信に満ちた言葉を残しました。(via Mundo Deportivo)

一方で、補強を最優先している右ウィングの獲得に関しては大きな壁に直面しています。ビジャレアルのイリアス・アコマシュへのアプローチはクラブの完全な放出拒否に遭い、バイエルン・ミュンヘンのブライアン・サラゴサ獲得に関しては給与の高さが財政上の致命的な障害となっています。さらにジローナで確執が生じているツィガンコフに対しても調査を行いましたが、ジローナ側が1000万ユーロの完全移籍を頑なに求めているため、エスパニョールの予算では獲得が不可能な情勢です。インテルの若手イリ・カマテとの交渉も暗礁に乗り上げるなど、市場最終盤におけるアタッカー確保に困難が見られます。(via ElDesmarque)

ジローナFC

ジローナFCは、カンテラの大切な宝である17歳の若手ディフェンダー、ホームズ・ジュニアとの契約を2029年まで延長することに成功しました。ホームズ・ジュニアは昨シーズンのレガネス戦で、17歳8日というクラブ史上4番目の若さでラ・リーガデビューを果たし、抜群のポテンシャルと冷静なビルドアップ性能を示した新星です。しかし、クラブの明るい話題の裏では深刻なトラブルが発生しています。ウクライナ代表ウィングのヴィクトル・ツィガンコフが、レガネス戦の直前に『プレーしたくない』と出場を頑なに拒否し、スタンドから観戦する行為に出ました。(via SPORT)

クイク・アルバレス監督は試合後の会見で、ツィガンコフが肉体的に完全にプレー可能な状態であったことを明言した上で、本人の強い意志によるボイコットであったと説明。これを受けてクラブ側は即座に公式声明を発表し、彼の行為はプロとしての倫理基準や契約上の義務に著しく違反するものであるとして、厳格な規律処分(ディシプリナリー・ファイル)の手続きを開始したことを通知しました。ツィガンコフは以前から他クラブへの移籍を画策しており、この対立は決定的なものとなっています。(via ElDesmarque)

エルチェCF

デポルティーボ・ラ・コルーニャとの開幕戦で1対1のドローを演じたエルチェCFにおいて、中盤で抜群の輝きを放ったマーク・アグアド(26歳)が、現地メディアやファンから最大の賛辞を受けています。新監督のアンセルミが志向するアグレッシブなプレッシング戦術の中で、アグアドは中盤の底で11km以上の驚異的な走行距離を記録し、相手の攻撃の芽を摘む重要なリカバリーを6回成功させるなど素晴らしい活躍を見せました。また、ビルドアップの局面でも正確無比なパスを配給し続け、パス成功率は92%(65回中60回成功)という非常に高いクオリティを維持しました。(via SPORT)

そして試合のハイライトとなったのは後半76分、ゴンサロ・ビジャールからの正確なクロスを、空中戦を得意とする相手ディフェンダーより一瞬早く飛び込んで決めたヘディング同点ゴールです。これは、ちょうど26年前の2000年5月7日に、当時サラゴサのDFであった彼の父親シャビ・アグアドが、同じリリアソールで、当時リーグ優勝を争っていたデポルティーボ相手に決めた頭でのゴールと全く同じ形であり、生まれたばかりの息子マークに捧げられたその父親の伝説のゴールを、26年の時を経て本人が全く同じピッチで再現するというエモーショナルな歴史の復刻劇となりました。(via SPORT)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

待望の1部復帰を果たしたデポルティーボは、エルチェ戦でオーバメヤンのゴールとレオ・ロマンのファインセーブにより貴重な勝ち点1を手にしましたが、チームには重い課題がのしかかっています。チームの10番を背負う司令塔のイェレマイ・エルナンデスが、慢性的で非常に厄介な恥骨結合炎(パバルギア)の影響から回復しておらず、エルチェ戦に続いてトレーニングを完全に消化できず、コンディションは深刻です。すでに実戦から3ヶ月以上遠ざかっているイェレマイの不在は、デポルティーボの攻撃クリエイティビティに大きな陰を落としています。(via AS)

さらに追い打ちをかけるように、レアル・マドリードとのテレーザ・エレーラ杯の親善試合で活躍したカンテラの新星ノエ・カリーリョが全治2ヶ月の重傷を負い、中盤の追加補強について「守備的バランスを重視するか、より攻撃的な創造力を求めるか」という議論がクラブ内で紛糾しています。ピッチ外では、デポルティーボのフロントが緊急の抗議声明を発表しました。一部のサポーターグループから、選手に対して政治的な抗議活動への賛同やピッチ上での表明を強要する目的の脅迫や執拗なメッセージ、さらにSNSを介した嫌がらせ行為が多発していることが確認されました。クラブは『このような卑劣な嫌がらせから所属するすべてのプロフェッショナルと彼らのプライベートな安全を断固として守るため、法的措置や司法機関への告発を含めて徹底的に戦う』と強い口調で意思を示しています。(via ElDesmarque)

ヘタフェCF

ラ・リーガの開幕節において、ディフェンダーのキコ・フェメニアがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により一発退場処分となったことに対し、Getafeのボルダラス監督が判定への強い不満を口にしたことで議論を呼んでいます。これに対し、若手の審判を保護するAESAF(スペイン審判組合)が『敗戦の責任を審判の判定に転嫁し、組織の信頼を損なう発言である』とボルダラス監督を厳しく非難する声明を発表しました。しかし、ボルダラス監督は木曜日のカンフェレンスリーグ・プレイオフのパルチザン戦に向けた公式会見の場でこの批判を真っ向から跳ね除けました。(via ElDesmarque)

ボルダラス監督は『AESAFは、4人か5人の友達が勝手に立ち上げた中身のない組織であり、彼らの出すコメントにいちいち真面目に取り合う必要は全くない。それよりも、審判委員会の会長であるフランシスコ・ソト氏が、あの映像ではレッドカードに値する明白な証拠はないと認めた事実のほうが重要だ。我々はカンフェレンスリーグを戦うために血の滲むような努力をしてきており、ヨーロッパの舞台にクラブやサポーターとともに再び立てるチャンスはめったにない特別な瞬間だ』と熱く語り、目の前の一戦に集中する姿勢を貫きました。また、レアル・サラゴサから完全移籍で中盤の補強となるフランチョ・セラーノが合流したことを歓迎する一方、ディフェンダーのファン・ベロカルのカディスへの完全移籍がほぼ決定的となり、交渉が最終合意に近づいていることを明かしました。(via MARCA)

デポルティーボ・アラベス

開幕節でヘタフェに3対0で完勝し、素晴らしい形でスタートを切って首位に並んだアラベスは、木曜日のレイヨ戦に向けて大きな好材料を得ています。内転筋のトラブルによりプレシーズンから長くチームを離れていた主力フォワードのルーカス・ボジェが怪我から完全に回復し、木曜日の試合での復帰、さらには先発出場のチャンスを得られる見込みとなりました。キケ・サンチェス・フローレス監督は会見で『ボジェや中盤のアントニオ・ブランコといった他クラブから関心を集める選手について、市場が開いている以上は何が起こるか分からないが、彼らがアラベスに残留してシーズンを全うしてくれることが、私とチームにとってベストな解決策であることは間違いない』と残留を強く望むコメントを述べました。(via Estadio Deportivo)

また、獲得プロセスやフィジカル調整の関係からチームへの統合が遅れていたディフェンダーのニコラス・バレンティーニが、非常に精力的な動きでトレーニングに参加しており、メンバー入りして即座に出場できる準備が整いました。しかし、チームの守備の一端を担い、ベルギーのアンデルレヒトへのローン移籍などを経験したDFムサ・ディアラが、サウジアラビアのアル・ワフダへ完全移籍することが正式に決定し、クラブとファンに別れを告げることとなっています。(via MARCA)

レイヨ・バジェカーノ

レイヨ・バジェカーノは、ホームスタジアムであるバジェカスの安全面や老朽化、さらに各種ライセンス規定に違反したとしてマドリード州から使用停止処分を科される深刻な状況に直面しています。この影響により、木曜日のアラベス戦を代替スタジアムであるレガネスのホーム「ブタルケ」で開催する決定を下しました。レイヨはラ・リーガに対してこのアラベス戦の延期を求めていましたが、ラ・リーガ側は「試合の中断や延期を正当化する不可抗力的な事由には当たらない」としてこれを完全に却下しました。(via Mundo Deportivo)

ブタルケでの開催を巡っては運営上の大きな混乱が生じており、アウェイ用チケットの販売システムや配布プロセスの遅れに対し、アラベスの役員会が『ファンが不利益を被る極めて不適切な運営である』とレイヨに激しく抗議しました。さらに抗議の意思表明として、アラベス役員会は木曜日のブタルケのロイヤルボックスへの着席をボイコットすることを決定しました。これに対しレイヨは声明を発表し、『州政府から使用停止処分の解除申請の却下が知らされたのが月曜日の夕方であり、その後すぐにブタルケのスタッフを総動員して個人情報を紐付けた名入りの入場チケットを24時間体制で急ピッチで作成したものの、48時間から72時間の通知義務が求められる保安当局への確認手続きを考慮すると、アウェイ側のチケットを時間内に作成し配布することは物理的に不可能だった』と弁明を行いました。(via MARCA)

この大混乱の最中に、メッツからフリーエージェントとして獲得したジョージア代表の新ウィング、ギオルギ・ツィタイシュヴィリが加入し、トレーニングに合流しました。ツィタイシュヴィリは『スペインのラ・リーガは子供の頃からの憧れ。レイヨは家族のように非常にアットホームなクラブで、早くフィットして勝利を掴みたい』と笑顔を見せ、初陣への意欲を語りました。これと同時に、レイヨはディフェンダーのペップ・チャバリアとノーベル・メンディの2名を他クラブへ売却、放出することを発表しています。(via MARCA)

【本日の総括】

今週のラ・リーガは、W杯優勝の熱狂が冷めやらぬ中で、大幅なターンオーバーを敷いたアトレティコがイ・ガンインとバエナのゴラッソで開幕を制しました。ピッチ外ではスタジアムの使用停止問題を巡ってアラベスとレイヨのフロント間で役員席ボイコット騒動が生じるなど緊迫した展開を見せています。さらに、ソシエダのゲデスの驚異的な回復やコドゥバへの有望株レンタルなど、市場最終盤を迎えて各クラブは新戦力の登録とチームの再編成に向けて動きを見せています。