開幕ヘタフェ戦での3-0大勝と暫定首位浮上
ラ・リーガ開幕戦で、デポルティーボ・アラベスはヘタフェをホームに迎え、見事な3-0の快勝を収めて暫定首位に立ちました。試合の前半は夏特有のスローペースに加え、ファウルが連発する荒れたゲーム展開となりました。前半だけで両チーム合わせて18回のファウル、イエローカード3枚、そしてレッドカード1枚が飛び交う激しさでした。前半42分にヘタフェのキコ・フェメニアがアラベスのレバシュに対して激しい踏みつけを行い、当初は退場を免れそうでしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により一発退場処分が下されました。アラベスは前半から右サイドのアヘン・ペレスが、守備に苦戦する相手のダビンチを何度も突破してチャンスを演出。対するヘタフェは中盤のテラッツの創造性と、前線のサトリアーノの決定力に頼り、サトリアーノが惜しいチャンスをいくつか作りましたが、得点には至りませんでした。後半に入るとヘタフェのボルダラス監督は、ダビンチに代えて期待の新戦力エネス・ウナルを投入する勝負に出ました。しかしアラベスは右サイドの攻撃を緩めず、新しく右サイドの守備に入ったザイド・ロメロのエリアを再び突破口として試合を優位に進め、最終的に3得点を奪う大勝を飾りました。(via Mundo Deportivo)
マリアーノ・ディアスの1ゴール2アシストの大活躍
開幕戦で勝負を決定づけたのは、誰もが予想しなかったヒーロー、元レアル・マドリードのヒスパノ・ドミニカ人FWマリアーノ・ディアスでした。試合の中盤まで膠着状態が続いていましたが、途中出場したマリアーノが1ゴール2アシストを記録して試合を完全に支配しました。後半74分、マリアーノが右サイドから供給した正確なクロスに、攻撃参加していたアルゼンチン人センターバックのニコ・テナグリアが頭で合わせ、見事なヘディングシュートを叩き込んで1-0の先制点をもたらしました。さらにマリアーノは左サイドを果敢にドリブルで仕掛け、ペナルティーエリアの手前でこぼれ球を拾うと、鋭いシュートを放ってゴール隅のクモの巣に突き刺し、2-0とする追加点を自らマークしました。彼の勢いは止まらず、その数分後にはピッチ中央のミケル・ロドリゲスへと素晴らしいラストパスを通し、チームの3点目をアシストして3-0での大勝を締めくくりました。(via Mundo Deportivo)
第2節ラージョ戦におけるスタジアム安全問題と延期申請
8月20日木曜日21時00分に予定されている第2節の敵地ラージョ・バジェカーノ戦が、試合直前に開催不可能になる危機に直面しています。これはラージョのホームスタジアムであるエスタディオ・デ・バジェカスの所有者であるマドリード州政府が、同スタジアムの安全、衛生、および保守管理における重大な不備と法令違反(監査報告書による老朽化の指摘など)を理由に、スタジアムの使用認可の差し止め維持を決定したためです。ラージョ側は必要なすべての書類を提出し、試合の開催に向けて努力してきたとして、一時的な差し止めの解除(暫定措置)を求めていましたが、8月17日夜にマドリード州政府から正式に却下されました。これを受けてラージョは8月19日の未明、ラ・リーガに対して公式に試合の延期を求める申請書を提出しました。自らのホームスタジアムでプレーできないことは、クラブとファンにとって重大な損害になると訴えていますが、8月19日の朝の時点で、ハビエル・テバス会長率いるラ・リーガからの回答はまだありません。もし延期が却下された場合は、ラージョがレガネスと結んだ合意に基づいて、代替会場であるエスタディオ・オンタイム・ブタルケでアラベス戦が開催される予定です。(via Estadio Deportivo)
サポーターの移転ボイコット表明とプレサ会長の2部降格警告
スタジアム問題を巡り、ラージョのフロントとサポーター、そして自治体の間で激しい対立が勃発しています。仮に延期が却下されて代替スタジアムのブタルケでアラベス戦が開催される場合、ラージョ側はシーズンシート保有者(アボナード)向けに、バジェカスの窓口で19日11時00分〜22時00分、20日10時00分〜20時45分に無料で代替チケットを配布し、非保有者向けの購入手続きも19日午前中に発表するとしています。しかし、サポーター団体であるペーニャ連盟やADRVプラットフォームは、ラウル・マルティン・プレサ会長率いるフロントが「あと何試合をバジェカス国外で戦わなければならないのか」という情報を隠蔽していると批判し、ブタルケをはじめバジェカス以外のスタジアムで行われる代替ホームゲームへの一切の入場・遠征ボイコットを表明しました。この未曾有の制度的危機に対し、沈黙を破ったラウル・マルティン・プレサ会長は『もしラージョがバジェカスでプレーできないのであれば、それは我々をセグンダ(2部)に降格させることを意味する』と危機感を顕わにし、行政側の判断に強い反発と警告のメッセージを送っています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
デポルティーボ・アラベスは開幕ヘタフェ戦でマリアーノ・ディアスの大爆発により3-0と最高のスタートを切りましたが、次節のラージョ戦はスタジアムの安全問題により試合の延期申請が出されるなど、ピッチ外の騒動に巻き込まれています。
