アトレティコ・マドリード
右サイドバックを務めていたナウエル・モリーナが移籍金約1700万ユーロの4年契約でローマへ完全移籍することが合意に達しました。4年前にアトレティコが支払った2000万ユーロを下回る額ですが、クラブにとっては給与上限の緩和に繋がります。モリーナは今夏7人目の退団選手となり、これまでにチアゴ・アルマダ、フリオ・ディアス、アントワヌ・グリーズマン、ラングレ(ベンフィカへレンタル)、モルドヴァン(アイュプスポルへレンタル)、ニコ・ゴンサレス(ユベントス復帰)が去っています。指揮官のディエゴ・シメオネはマルコス・ジョレンテのバックアップ兼競争相手としてアレックス・バエナやハビ・ボニャールを想定していますが、市場でさらなるサイドバックを物色する可能性もあります。
チームはソウルでマンチェスター・シティと親善試合を行い、1-3で敗北しました。その中で16歳のカンテラーノDFホルヘ・ドミンゲスが42分にコケのコーナーキックからヒュルマンドのパスを受けて先制ゴールを記録しました。ドミンゲスはデビュー戦での得点に興奮を隠せず、次のようにコメントしています。『はい、これは私の初めてのゴールであり、この瞬間を絶対に忘れません。モルテン(ヒュルマンド)がシュートすると思ったが、良い位置にいなかった。ボールが届かないかもしれない、自分のところに来るかもしれないと思った。実際に届いて、シュートしてゴールが決まった。お祝いの時は友達のことを考えた。先輩たちはポジショニングやプレー、チームの助け方についてアドバイスをくれる。彼らの言うことを聞いて、できるだけ改善したい。一歩一歩、アトレティの信頼とともに進みたい。もしチャンスをもらえるなら、全力を尽くす。素晴らしい機会だ。この瞬間を長い間待っていた。アトレティコ以外のチームでプレーしたことはない。誇りだし、常にクラブに感謝している』。シメオネ監督も『彼をトップチームに残すか、あるいはユースチームに戻すかはまだ決めていない。彼は重要な選手で、我々を助けてくれる存在だと理解している。ご存じの通り、私にとって選手に年齢は関係ない。実力を証明できるかどうかだ。このまま成長すれば重要な存在になる。急がせず、守り、ケアしていく必要がある』と若き才能を称賛しました。
また、今夏加入した韓国代表イ・ガンインが64分から出場し、鋭いフリーキックなどで観衆を沸かせました。イ・ガンインは『ここでお披露目できるのは非常に特別だ。韓国のファンは私をとても愛してくれており、私も人々を愛している。とても幸せだ。敗北は嬉しくないが、これは始まりに過ぎない。次のマルセイユ戦やリーグ戦に向けて最善の準備をして勝利を収めたい。チームメイトとともに非常にエネルギッシュで幸せに感じた。このクラブ、アトレティコのすべての人、チームメイトのために120%を捧げる。どこのポジションでも構わない。プレーする場所でチームを助け、120%を出す。それだけを考えている』と意気込みを語りました。シメオネは彼の起用について『少ない出場時間だったが、徐々に彼とチームに必要なリズムを取り戻していくだろう。身体的な部分も含めて適応の時間が必要だ。右サイド、インサイドハーフ、左サイド、トップ下など、特徴に合わせて異なるシステムに適応できる選手。チームに最も利益をもたらす場所に配置したい』と言及しています。
シメオネはワールドカップ後に主力選手たちの合流が遅れている現状を危惧しており、『10名の国際的選手がワールドカップの決勝や準決勝に出場した。本当に心配している。競い合うまであと9日しかないのに、グループでの練習もチームとしての試合もできていない。確かに困難に直面するだろうし、今からそれを予測していく必要がある』と厳しい表情を見せました。
さらに、アトレティコが保有する22歳のDFダニ・マルティネスがシティ戦で90分間フル出場を果たし、そのパフォーマンスによってオサスナ、ジローナ、アラベスから強い関心を集めています。オサスナはすでに獲得オファーの提示を検討しています。一方で、バルセロナが熱望するジュリアン・アルバレスについて、ヒル・マリンCEOは『1億ユーロでも1億5000万でも、あるいは2億ユーロでも絶対に売却は受け入れない』と無限のノーを突きつけています。ジュリアンは月曜日にアトレティコの練習に復帰し、シメオネ監督らと対談してバルサ移籍を直訴する構えですが、シメオネは『アントワヌ・グリーズマンの時と同じ。ピッチ上でクオリティとリーダーシップを証明するしかない』と、残留を前提とした姿勢を示しています。 (via Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo)
レアル・ソシエダ
ワールドカップでスペイン代表の優勝に貢献したミケル・オヤルサバルとマルティン・スビメンディが、サン・セバスティアン市から表彰されました。エイバル出身ながら長年同市に暮らすオヤルサバルは、市民からの大歓声に包まれながら次のように語りました。『まだ自分たちが成し遂げたことの意味を十分に理解していないと思うが、これ以上ないほど幸せだ。15歳でここに来て、素晴らしく温かく迎え入れられたので、自分が愛するレアル・ソシエダの人々と一緒に祝いたい。月曜日にはもうトレーニングに戻る。早くチームを助けたい』。
スビメンディ(27歳)を巡っては、アーセナルがブルーノ・ギマランイスを獲得したことで去就が不透明になっており、チェルシーも獲得を狙っています。クラブは少なくとも9000万ユーロの移籍金を要求する見込みです。AIによるシミュレーションでは、レアル・マドリードがロドリ獲得を逃した際、戦術的理解力やゲームの流れを読む力の観点から、最も理想的な代役としてスビメンディの名前が弾き出されました。
その他の動きとして、24歳のハビ・ロペスがフェイエノールトへレンタル移籍する方向で調整が進められています。また、ネオムに所属する21歳のフランス人DFネイサン・ゼゼがソシエダの新たなセンターバック候補としてリストアップされています。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
レアル・ベティス
ベティスはラ・カルトゥハで行われたボーンマスとの親善試合に臨み、2-2で引き分けました。この一戦では今夏新加入のクチョ・エルナンデスが移籍後初ゴールを記録し、復活をアピールしました。エルナンデスは『ゴールから始められることは信頼につながる。身体的には最初のプレシーズンマッチだが、リーグ開幕まで2週間あれば十分。良い感覚が得られた』と語っています。
しかし、試合の前半終了間際に不穏な空気が流れました。プレシーズン中に偽9番として起用され3ゴールを挙げていたネルソン・デオサが執拗なファウルを受けたことに激昂し、相手選手にボールをぶつけたことでピッチ上で激しい小競り合いが勃発しました。この騒ぎに過剰に反応したブラジル人MFアントニーが相手選手を強く突き飛ばし、一発退場(レッドカード)となりました。アントニーは激怒し、テーピングを引きちぎりながらピッチを後にし、チームは気温30度を超える酷暑の中で後半を10人で戦う羽目になりました。マヌエル・ペレグリーニ監督は彼に失望しており、カルトゥハのスタンドからはため息が漏れていました。
ベンチ入りしたものの出場機会のなかったナタンは、試合終盤にウォーミングアップを命じられた際、コーチ陣に対して不満げなジェスチャーを見せており、マーク・バルトラが彼をなだめる場面がありました。ナタンの去就も不透明となっています。一方で、ベティス復帰が熱望されているダニ・セバジョスは自身のSNSに、娘たちがベティスのロゴ入りウェアを着用した写真を投稿し『世界にさらに2人のベティスファンが誕生した』とラブコールを送っています。しかし、ジオバニ・ロ・チェルソが残留を希望し、デオサの売却も進まないことから、セバジョス獲得のための登録枠を空ける作業は停滞しています。ファンは『彼が本物のベティスファンなら、来季はここでプレーしているはずだ』と期待を寄せています。
なお、35歳のセドリック・バカンブはブラジルのインターナショナル・ポルト・アレグレとの間で月給約10万ユーロの条件で移籍交渉の最終段階に入っており、チミ・アビラもボカ・ジュニオルスへの移籍に近づいています。また、獲得を打診したノッティンガム・フォレストのアルノー・カリムエンドについては、クラブが3500万ユーロの買い取り義務付きレンタルを求めたため、ベティスは交渉のテーブルから退きました。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
バレンシアCF
バレンシアは最後のメスターヤでの開催となるトロフェオ・ナランハでニューカッスルと対戦し、1-2で逆転負けを喫しました。新加入のフィリップ・ウグリニッチが開始4分に豪快なミドルシュートを決めてバレンシアでの36試合目で初ゴールを記録しましたが、その後決定機を逃しました。34分、キャプテンのホセ・ルイス・ガヤがエランガに対して激しい後ろからのタックルを行い、一発退場となりました。エランガは担架で運ばれ、ガヤは一部の観客からブーイングを受けながらピッチを後にしました。
この試合では、カンテラーノの佐藤良介(Ryonosuke Sato)が先発出場し、攻撃の中心として機能しました。佐藤良介はのびのびとプレーし、その卓越したテクニックと縦への推進力を披露。前半は素晴らしいゲームメイクでチャンスを量産し、後半は本職ではない右カリーレロ(ウイングバック)を務め、60分に交代するまで非常に高いパフォーマンスを見せました。
怪我から復帰したムクタル・ディアカビも60分から出場し、『リハビリは一歩一歩進んでいる。忍耐が必要だ。足がよく動くようになってエネルギーを感じる。今季はメスターヤ最後の年。サポーターにはもっとチームやクラブと団結してほしい。団結すれば素晴らしいシーズンになる』とサポーターへ呼びかけました。
試合前、 Carlos Corberán監督が紹介された際には、昨季の不振に対する不満から観客からブーイングが飛び交いました。スタンドにはPeter Lim会長の息子で新会長のKiat Limが初めて観戦に訪れ、サポーターからは伝統的な「Peter vete ya」(ピーター、出て行け)のチャントが響きました。バレンシアは現在、ジローナの右サイドバック、アルナウ・マルティネス獲得に向けて5000万ユーロ(※正しくはジローナ側の評価額800万ユーロに対し、500万ユーロでの交渉)を準備し、リーズのラルジー・ラマザニ獲得や、アンドレ・アルメイダのスワンジー移籍に向けて動いています。 (via ElDesmarque / MARCA)
セビージャFC
セビージャはフォワードの主軸だったアコル・アダムスを1700万ユーロでヴェネツィアへ売却しました。その代役として、スウェーデンのIKシリウスから22歳のスコットランド人FWロビー・ユア(Robbie Ure)を獲得することが合意に達しました。シリウスで15試合15ゴールを記録しヨーロッパの注目株となっていたユアに対し、セビージャは固定約650万ユーロ+変数250万ユーロ(100万ユーロは達成が容易、150万ユーロは困難な条件)を支払い、総額約900万ユーロ規模の5年契約(2031年まで)を締結しました。ユアは月曜日に到着し、火曜日にメディカルチェックを受け、水曜日からルイス・ガルシア・プラザ監督の練習に加わります。シリウスの技術責任者エデルストロムも『交渉の最終段階にあり、彼は次の試合に出場しない』と公式に認めました。
中盤では、スポルティングCPのジョージア代表MFギオルギ・コチョラシュヴィリ獲得に向けて合意間近となっています。買い取り義務付きレンタルで、金額は約500万ユーロとなる見込みです。一方で、構想外となっているジョアン・ジョルダン(年俸負担込みで年間コスト約700万ユーロ)をポルトガルのクラブへ放出するための交渉が進行中です。セビージャ側は彼の高い給料の一部を補填してでも、中盤の整理を急ぐ意向です。また、2月に内定していたエクアドル人MFパトリック・メルカドが3月に大怪我を負った件について、契約破棄を巡って元のクラブと係争中であり、破棄した場合は300万ユーロのペナルティが発生する可能性があります。
カンテラでは、プレシーズンに台頭したニコ・ギジェンが伝統的な「16番」(故アントニオ・プエルタの番号)を受け継ぐことをサポーターからSNS上で熱望されており、本人も前向きな反応を見せています。また、かつてセビージャの史上最高額1500万ユーロで加入しながら、レバンテにレンタルされたのちに契約自動延長条項の18ゴールを目前にしてサボり(警告による累積欠場や、嘘の怪我)、フリーで移籍したアロウナ・コネの古いエピソードも地元で再び語り草となっています。 (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
セルタ・デ・ヴィーゴ
セルタはイタリア遠征を終え、プレシーズンを無敗(2勝3分け、ブラガやナポリと引き分け、サッスオーロに4-1快勝など)で終えるなど非常に良い雰囲気でシーズンを迎えます。クラウディオ・ヒラルデス監督のもと、新戦力としてアレイクス・フェバス、ハビ・ガラン(ともにフリー)、アブドゥライ・ファイェ(レヴァークーゼンから30万ユーロでレンタル)、アルタイ・バインディル(マンチェスター・Uから買い取りオプション400万ユーロ付きでレンタル)の4名を補強しました。さらに、カンテラの星ウーゴ・ゴンサレスがプレシーズン中に4ゴールをマークして大ブレイク。Bチーム(セルタ・フォルトゥナ)を昇格に導いた実力がトップチームでも証明されました。
補強の仕上げとして、ボカ・ジュニオルスの24歳アタッカー、エセキエル・セバジョスの獲得を目指しています。マルコ・ガルセスSDは『彼は我々と監督が注目している選手。1対1で局面を打開できる選手が必要だ。ただ、交渉がどれだけ進んでいるかは言えない』と言及しています。セバジョスは12月31日に契約が切れるため、ボカ側の要求額600万ユーロを値切る交渉を続けています。
また、不要な選手の人員整理としてウーゴ・ソテロ(レバンテへ買い取りオプション300万ユーロでレンタル)、ダミアン・ロペス(カディスへレンタル)、カルロス・ドトール(マラガへレンタル)、ウナイ・ヌニェス(エスパニョールへレンタル)を放出しました。さらに高年俸のカルレス・ペレスをギリシャ、メキシコ、ブラジルのいずれかのクラブへ放出するための交渉を急いでいます。ワールドカップで優勝したボルハ・イグレシアスも合流しましたが、プレシーズンを行っていないため、リーグ開幕戦(16日のオサスナ戦)の出場は遅れる見込みです。 (via SPORT / Estadio Deportivo)
RCDエスパニョール
エスパニョールは、インテル・ミランから22歳のフランス人MFイシアカ・カマテを獲得することで大筋合意に達しました。移籍金は300万ユーロで、インテルが将来の売却益の50%を保有する形となります。カマテは中盤の守備だけでなく、ウイングや右サイドバックもこなせる卓越したフィジカルとポリバレント性を兼ね備えています。さらに、セルタから実力派CBウナイ・ヌニェス(29歳)をレンタルで獲得(レンタル料25万ユーロ、ヨーロッパ出場権獲得で300万ユーロでの買い取り義務が発生)しました。
プレシーズン最終戦のコヴェントリー・シティ戦(1-3敗北)では、新加入のアレックス・カラトラバと、ミランデスでの武者修行から復帰したハビ・エルナンデスが中盤でスタメン起用され、エドゥ・エスポジトを交えた創造的な連携から高いクオリティを示しました。マノロ・ゴンサレス監督の新たな戦術オプションとして、この中盤の jugones(テクニシャンたち)に大きな期待がかかっています。エスパニョールは16日の開幕戦でレバンテをホームに迎えます。 (via MARCA / Mundo Deportivo)
ジローナFC
ジローナは歴史的なシーズンに向けて補強を続けており、サウジアラビアのアル・イテハドに所属する21歳のウナイ・エルナンデスの獲得に乗り出しています。ウナイ・エルナンデスはジローナの下部組織で育ち、バルサのラ・マシアを経てアル・イテハドに4500万ユーロ(※正しくはバルサから450万ユーロ)で移籍した経歴を持ちます。ジローナ側は、アル・イテハドが給料の大部分を負担する形での買い取りオプション付きレンタル移籍をオファーしており、交渉が進められています。 (via SPORT)
ヘタフェCF
ヘタフェはトッテナム・ホットスパーと完全非公開の親善試合(35分ハーフ)を行い、1-1で引き分けました。ヘタフェは56分にアルベルト・リスコが先制ゴールを決めましたが、60分に同点に追いつかれました。試合後、トッテナムのオランダ人DFファン・ヘッケはヘタフェのラフなプレースタイルを激しく非難し、『親善試合にしては激しすぎた。普通のリーグ戦なら彼らは2〜3枚のレッドカードをもらっていただろう。それが彼らのやり方なのかもしれないが』と不快感を示しました。
現在、ヘタフェは中盤のウチェ(Uche)が膝の靭帯を断裂する大怪我を負ったため、長期離脱による特別登録枠を使用して新たな補強を狙っています。ターゲットはマジョルカのコロンビア代表DFヨハン・モヒカ(33歳)で、約50万ユーロでの獲得に向けて交渉を開始しました。また、リヨンからオレル・マンガラをレンタルで、トリノからサバ・サゾノフ(24歳)を完全移籍で獲得することに成功しています。 (via Mundo Deportivo)
CAオサスナ
ルイ・ミゲル・ラミス新監督のもと、オサスナはディフェンスラインの補強を最優先事項としています。現在、左サイドバックの専門職はアベル・ブレトネスのみとなっており、アトレティコ・マドリードの22歳DFダニ・マルティネスの獲得を熱望しています。さらに、ビジャレアルのウィリー・カンブワラの動向も追っており、交渉の進展を狙っています。 (via Estadio Deportivo)
ビジャレアルCF
フォワードのアヨセ・ペレスが絶好調で、プレシーズンマッチ7試合で4ゴールを挙げ、チームの得点源となっています。最終テストのガラタサライ戦(1-1)でも貴重なゴールを決め、新監督のイニゴ・ペレスは『チームはまだ適応段階にあるが、アヨセの得点感覚は開幕に向けた強力な武器になる』と太鼓判を押しました。アヨセ自身も『怪我の多かった昨季の不調を乗り越え、ピッチ上でゴールとアシストを積み重ねてチームを助けたい』と語っています。
また、GK陣の再編として、アルナウ・テナスがマジョルカへ、ディエゴ・コンデがベティスへ移籍したことを受け、ライプツィヒから36歳のベテラン守護神ペーテル・グラーチを移籍金200万ユーロ、2年契約で獲得しました。ルイ・ジュニオールとの間で高いレベルの守護神争いが展開されます。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
アスレティック・ビルバオ
アスレティックはプレシーズンにエディン・テルジッチ新監督のもとでマルセイユと対戦し、1-3で敗北しました。ウーゴ・リンコンやカナーレス(ジャウレギザルとコンビ)といった復帰組の若手をスタメンで起用するテストを行いましたが、マルセイユのインテンシティに圧倒されました。34分にオイハン・サンセが同点弾を決めましたが、守備の崩壊により失点を重ねました。テルジッチ監督は英語でインタビューに答え、『非常に難しいが、我々にとって重要な試合だった。前半は良くなく、中盤を上手く閉められずにボールを失った。マルセイユのような好敵手にそれをやると罰せられる』と反省を口にしました。
去就が注目されている Aymeric Laporteについては、かつて監督を務めたハビエル・クレメンテ(76歳)がバルサへの移籍噂を一蹴し、『ラポルテがバルサに移籍することには断固反対だ。彼は優秀な選手だし、サウジアラビアから復帰してまだ1年しか経っていない。アスレティックが売却するとは思えないし、新シーズン開始直前に主力を売るべきではない』と主張しました。また、GKアギレサバラはレーシング・サンタンデールへの移籍に向けて最終調整に入っています。 (via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo / MARCA)
CEサバデル
サバデルは2部(ラ・リーガ・ハイパーモーション)の復帰シーズンに向け、オロットとのプレシーズン最終戦に3-0で完勝しました。31歳のラ・リーガ最年少監督フェラン・コスタは pretemporadaを2勝3分け1敗で終え、チームの仕上がりに手応えを感じています。この試合ではミゲレテがPKを含む2ゴール1アシストの大活躍を見せ、新加入のロシア人FWニコライ・オボルスキーもデビューを果たしました。17日にはアウェーでスポルティング・ヒホンとのラ・リーガ開幕戦に臨みます。アルメリアからはDFエドガル・ゴンサレスをレンタルで獲得しました。 (via SPORT / AS / MARCA)
スポルティング・ヒホン
ラルカモン新監督は、サバデルとのラ・リーガ開幕戦(17日)に向けて守備陣の再構築に頭を悩ませています。プレシーズンマッチではバジャドリード戦やラシン戦で連続して4失点を喫するなどディフェンスラインの崩壊が目立ち、3バックとクラシックな4バックの両システムを試し、開幕までにベストなシステムを見つけ出す意向です。 (via SPORT)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
デポルティーボは8年ぶりの1部リーグ復帰。17日に開幕戦でエルチェと対戦しますが、12日(水曜日)には歴史的なテレサ・エレーラ杯でレアル・マドリードを本拠地リアソールに迎えます。リアソールでのマドリード戦は9年ぶり、同カップ戦での対戦は13年ぶりとなります。デポルは現在27選手を抱えており、ラ・リーガの登録制限25名に収めるため少なくとも2名の選手(エリック・プエルト、ホセ・アンヘル、チャーリー・パティーニョらが候補)の放出が必要です。エースのイェレマイ・エルナンデスが恥骨結合炎(パブアルヒア)のためプレシーズンを全休しており、開幕戦の出場は危ぶまれています。 (via SPORT / Estadio Deportivo)
マラガCF
1部復帰を果たしたマラガは、登録人数枠の制限(現在26名)をクリアするため、フレン・ロベテ、ダニ・サンチェス、ムサ、パブロ・アリアサらの放出リストを作成し、移籍先を模索しています。コルドバがダニ・サンチェスに、アンドラがロベテに関心を示しており、セウタの会長もアドリアン・ニーニョら若手獲得の意向を公表しています。 (via Estadio Deportivo)
エルチェCF
トゥールーズとのテストマッチに2-0で快勝し、プレシーズンを無敗のまま終了しました。アルゼンチン人MFフェデ・レドンドが新指揮官アンセルミのもとで3バックのセンターバックとして覚醒し、ビルドアップの要となっています。カンテラーノのAli Houaryも素晴らしいアピールを続け、トップチーム昇格を勝ち取りました。一方で、コンゴ人FWディアングがゴール直後に負傷退場し、キャプテンのペドロ・ビガスも怪我でプレシーズン全休となるなど、不安も残されています。 (via SPORT)
カディスCF
カディスは、ラス・パルマスから25歳の左サイドバック、クリスティアン・グティエレスを買い取りオプション付きのレンタルで獲得合意に達しました。しかし、プレシーズン最終戦のラス・パルマス戦(1-3敗北)では、ムサ・ディアキテとホアキン・ゴンサレスのダブルピボットが相手の中盤に圧倒されるなど、戦術面に多くの課題を残しました。 (via SPORT / MARCA)
コルドバCF
イグナシ・ビラルサがブルゴスへ移籍したため、コルドバは早急な左サイドバックの獲得を迫られています。カディスに奪われたグティエレスの代替案として、マラガの左サイドバック、ダニ・サンチェスの獲得交渉を本格化させています。 (via SPORT)
ブルゴスCF
ブルゴスは、コルドバからバルセロナ・カンテラ出身の26歳左サイドバック、イグナシ・ビラルサ(Ignasi Vilarrasa)を完全移籍で獲得することで合意に達しました。1年契約+オプション1年の契約となります。 (via Mundo Deportivo)
CDエルデンセ
エルデンセは、レガネスから23歳のMFカルロス・ギラオ(Carlos Guirao)を2027年までのレンタルで、ビジャレアルから21歳のFWパウ・カバネス(Pau Cabanes)を2028年までの完全移籍で獲得しました。 (via Mundo Deportivo)
レーシング・サンタンデール
マンチェスター・ユナイテッドが19歳の左サイドバック、ジョルジェ・サリナスの契約解除条項である1600万ユーロを支払う用意を進めており、これに対してバラハ監督は『1600万ユーロを満額支払われない限り、ジョルジェは移籍させない』と強気な姿勢を崩していません。一方で、クラブはエスパニョールからパブロ・ラモン、ユベントスから22歳のDFペドロ・フェリペを獲得しました。さらにバルサが獲得を狙う19歳のMFセルヒオ・マルティネス(Sergio Martínez、契約2029年まで)の交渉を進めています。 (via Mundo Deportivo / SPORT)
【本日の総括】
ワールドカップ優勝の興奮冷めやらぬスペインフットボール界。レアル・マドリードやFCバルセロナが市場を賑わせる一方で、アトレティコのモリーナ退団、セビージャのユア獲得、ベティスのデオサやバレンシアの佐藤良介(Ryonosuke Sato)の台頭など、ラ・リーガ各クラブは開幕直前に向けて戦力整理と調整を急いでいます。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アトレティコのシティ戦で見せた16歳ドミンゲスの起用や、バレンシアで躍動した佐藤良介の適応力など、プレシーズンは戦術的実験の場として機能しています。特にシメオネ監督がイ・ガンインの配置を流動的に捉えている点は興味深く、固定概念に縛られない柔軟なシステム構築が今季の鍵を握るでしょう。一方で、ベティスやビルバオで見られた守備の脆さやインテンシティ不足は、開幕までに修正すべき喫緊の課題です。戦術の浸透には時間が必要ですが、各指揮官がこの短期間でいかに最適解を見出すか、その微調整のプロセスに注目しています。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ワールドカップ後の合流遅れという特異な状況下で、各クラブのフロントは難しい舵取りを迫られています。アトレティコのヒル・マリンCEOがジュリアン・アルバレスの売却を断固拒否した姿勢は、クラブの野心とファンへのメッセージとして非常に重い意味を持ちます。一方で、バレンシアのメスターヤで響いた会長へのブーイングは、クラブとサポーターの断絶が深刻であることを示唆しています。ピッチ上の結果だけでなく、こうしたクラブ内部の温度感や、サポーターとの信頼関係の再構築が、今シーズンの行方を左右する重要な変数となるはずです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
開幕を目前に控え、各クラブは登録枠の整理とサラリーキャップの遵守に追われています。アトレティコのモリーナ放出やマラガの余剰人員整理は、まさにその苦しい台所事情を反映したものです。一方で、セビージャがアダムス売却益を即座にロビー・ユア獲得へ充てた動きは、編成の整合性を重視する賢明な判断と言えます。噂が先行するスビメンディやサリナスの去就についても、違約金や買い取り義務の有無といった契約条件を冷静に見極める必要があります。感情的な移籍報道に惑わされず、各クラブの財政的現実と編成方針を照らし合わせることが重要です。