今夏の補強状況
スペインの各クラブが来季に向けた編成を進める中、ラージョ・バジェカーノの移籍市場での動きは比較的静かなものとなっています。他クラブを見ると、バレンシアなどが新戦力を確保し最大5名の獲得を進めていたり、レアル・マドリードやセビージャなども複数人の補強を完了させています。一方で、現段階におけるラージョ・バジェカーノの新戦力獲得は1名、あるいは多くても2名に留まっています。このスローペースな補強状況は、アラベス、バルセロナ、セルタ、デポルティボ、レバンテ、オサスナといったラ・リーガの他クラブと同様のペースとなっています。
(via ElDesmarque)
ペップ・チャバリアの去就
ラージョの左サイドバックとして活躍する28歳のペップ・チャバリアに対し、国内外から熱視線が注がれていますが、クラブ側は徹底抗戦の構えを見せています。最近ではビジャレアルから600万ユーロのオファーが届いたものの、ラージョはこれを即座に拒否しました。この600万ユーロという金額は、以前ベティスが提示したオファー額と同じものです。
ラウール・マルティン・プレサ会長は、冬の移籍市場でもベティスへの移籍交渉を固く拒んでいました。冬の時点ではチャバリアの市場価値は200万ユーロと評価されていましたが、現在では1000万ユーロにまで急騰しています。ラージョは彼と2030年までの長期契約を結んでおり、放出するためには非常に高額な移籍金が必要となります。情報によると、プレサ会長は契約解除条項の満額支払いを要求しており、その額は2500万ユーロ、一部では5000万ユーロにのぼるとも言われています。
彼を巡っては、引き続きベティスが状況を注視しているほか、海外からも関心が寄せられています。グリマルドの退団に備えるバイエル・レバークーゼンや、プレミアリーグのノッティンガム・フォレスト、ブレントフォードも獲得を狙っています。
また、仮に移籍が成立した場合、古巣であるレアル・サラゴサも恩恵を受けることになります。かつて無名のオロトからサラゴサに加入し、その後ラージョへ移籍したチャバリアですが、サラゴサは当時180万ユーロで彼の権利を売却しました。その後、ボーナス条件の達成によってサラゴサの収益はすでに350万ユーロに達していますが、それに加えて今回の移籍で生じる利益の10%を受け取る権利を保有しています。
昨季のチャバリアはラージョでほぼ全試合に出場し、44試合で3519分プレーしました。1ゴール3アシストという成績を残し、カンファレンスリーグ決勝まであと一歩と迫ったチームの躍進に大きく貢献しています。今夏は彼のキャリアにおいてさらなる飛躍を遂げるための重要な期間となっています。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
本日のラージョ・バジェカーノは、全体の補強が1〜2名と静かな立ち上がりを見せている一方、主力のペップ・チャバリアには国内外から強い関心が寄せられています。クラブは長期契約を盾に高額な解除金を要求しており、彼の去就が今夏の大きな焦点となりそうです。