サム・ロドリゲス獲得へ 第5の補強は若き左サイドバック
セグンダ・ディビシオンへの復帰となる2026-2027シーズンに向けて、レアル・オビエドは着々と戦力補強を進めている。フリアン・カレロ監督が率いるチームの第5の補強として、アルコルコンから19歳の左サイドバック、サム・ロドリゲスの獲得がほぼ確実となった。
アルコルコンとの契約は2027年まで残っていたものの、フリーでの流出を避けたいアルコルコン側が金銭的な条件での放出を受け入れ、両クラブ間の合意は事実上結ばれている。
マドリード出身で2004年12月8日生まれのサム・ロドリゲスは、フエンラブラダ・プロメサスで育ち、アルコルコンに加入。プリメーラ・フェデラシオン(3部)という厳しいカテゴリーでありながら、2シーズン連続でスタメンとして継続的にプレーし、確かな実績を残してきた。トップチーム1年目となった2024-2025シーズンにはリーグ戦25試合とコパ・デル・レイ1試合に出場し、アトレティコ・マドリードBやビジャレアルからも熱い視線を集める存在へと成長した。
直近のシーズンではさらに飛躍を遂げ、公式戦35試合に出場。2559分間のプレーで1ゴール3アシストを記録し、チーム内でもトップクラスの出場時間を誇った。アルコルコンでの通算成績は55試合出場、4216分間プレー、1ゴールとなっている。
ピッチ上での彼は、まさに現代的な左サイドバックそのものである。純粋な守備専業でもなく、ウイングをコンバートした選手でもない。攻守のバランスに優れ、高身長を活かしたデュエルの強さを持ちながら、左利き特有のピッチの幅を使った攻撃参加も得意とする。さらに、試合を通してサイドを上下動し続けるフィジカルと無尽蔵のスタミナを備えている。
スポーツ部門の責任者であるダビド・フェルナンデスが今夏に掲げている補強方針は、成長の余地があり、将来的な価値向上が見込め、なおかつ初日からチームに貢献できる若手選手の獲得である。サム・ロドリゲスはこのプロファイルに完璧に合致しており、2年前にレクレアティーボ・ウェルバからラヒムを獲得した際と同じ成功の方程式を踏襲している。オビエドに到着後は、経験豊富なラヒムと左サイドバックのレギュラーポジションを争うことになり、若さを武器としたハイレベルな競争が期待されている。
(via SPORT)
降格組の呪縛 1年でのプリメーラ復帰を阻むセグンダの壁
わずか1年でプリメーラ・ディビシオンから陥落したレアル・オビエドは、セグンダ・ディビシオンという過酷な戦場に再び足を踏み入れることになる。マジョルカ、ジローナと共にトップリーグの楽園から追放されたオビエドにとって、全42試合に及ぶ長丁場のリーグ戦は、決して軍事パレードのような簡単なものではなく、終わりの見えない砂漠を横断するような過酷な試練となる。
プリメーラから降格したクラブには「降格支援金」という経済的なアドバンテージが与えられる。オビエドの場合、トップリーグ滞在が1シーズンのみだったため他クラブほど多額ではないものの、資金面での優位性を持つことは間違いない。しかし、その優位性は同時にセグンダにおける優勝候補筆頭という重圧を背負うことを意味する。これは、セグンダB時代以降のオビエドが経験したことのない次元のプレッシャーとなる。
近年、セグンダはプリメーラ復帰を目指す名門クラブにとってまさに地雷原と化している。降格組が即座に昇格を果たすという神話はすでに崩れ去っており、過去10年間のデータを見ても、1年でプリメーラに復帰できたのはわずか3チームに1チームの割合にすぎない。
直近のシーズンを見てもその現実は明らかである。レガネス、バジャドリード、ラス・パルマスの降格組3チームはすべて、1年でのトップリーグ復帰という目標を果たせなかった。ラス・パルマスはレギュラーシーズンを5位で終え、プレーオフに望みを繋いだものの、最終的にプリメーラへ昇格したマラガに敗れ去った。レガネスは16位、バジャドリードは17位と深刻な不振に陥り、過去10年の降格組としては最悪の成績を記録している。アルメリアも昇格プレーオフ決勝で敗れており、エリートへの帰還がいかに困難であるかを証明している。
最短でのプリメーラ復帰を果たした直近の例は、2023-2024シーズンのエスパニョールとバジャドリードまで遡る。エスパニョールはレギュラーシーズンを4位で終えた後、プレーオフでスポルティング、そしてルイス・カリオン監督率いるオビエドに対して逆転劇を演じて昇格を掴み取った。バジャドリードは2位で自動昇格を決めている。
過去10年間で1年での昇格に成功した10クラブの顔ぶれは以下の通りである。
2023-2024シーズン: エスパニョール、バジャドリード
2022-2023シーズン: グラナダ、アラベス
2021-2022シーズン: バジャドリード
2020-2021シーズン: エスパニョール、マジョルカ
2019-2020シーズン: ウエスカ
2016-2017シーズン: レバンテ、ヘタフェ
注目すべき重要なデータとして、これら10クラブのうち7クラブがプレーオフという予測不可能な戦いを回避し、自動昇格枠で直接プリメーラへの切符を手にしていることが挙げられる。さらに、そのうちの4クラブはセグンダでの優勝を飾っている。オビエドが1年での復帰を果たすためには、プレーオフという茨の道を避け、リーグ戦を通じて圧倒的な力で自動昇格を勝ち取る強さが求められている。
(via SPORT)
(via MARCA)
【本日の総括】
左サイドバックの有望株であるサム・ロドリゲスの獲得が秒読みとなり、チームの若返りと競争力の強化が進んでいます。しかし、プリメーラからの降格組として迎える新シーズンは、データが示す通り1年での復帰が非常に困難な道のりとなります。圧倒的な重圧の中、セグンダという過酷な砂漠をいかに自動昇格というオアシスに向かって真っ直ぐ進めるかが、今季のレアル・オビエドの最大の課題となるでしょう。