本日のプレシーズン最終戦でシャビ・アロンソ率いるチェルシーと激突

レアル・ソシエダのプレシーズンはいよいよクライマックスを迎えます。これまでの数週間に及ぶ戦術練習、激しいフィジカル調整、そしてテストマッチを経て、チームは新シーズンのリーグ開幕前にして最も過酷な試練に挑むことになります。その舞台となるのは、ロンドンの聖地スタンフォード・ブリッジ。本日8月15日の15時より、イングランドのメガクラブであるチェルシーFCとの最終親善試合がキックオフされます。

この一戦は、単なるプレシーズンのテストマッチを超えた大きな意味を持っています。何よりも注目を集めるのが、今夏チェルシーの新監督に就任したシャビ・アロンソ監督との感動的な再会です。トロサ出身のアロンソ監督は、レアル・ソシエダの下部組織で育ち、選手として世界の頂点に立っただけでなく、指導者としての第一歩もソシエダのBチームであるサンセで踏み出し、チームを2部リーグへと昇格させた歴史を持っています。ソシエダの哲学とズビエタの育成を誰よりも知り尽くしたレジェンドとの対決は、特別な感情に満ちたものになるでしょう。

ペレグリーノ・マタラッツォ監督率いるチームにとって、この世界最高峰のタレントを擁するチェルシーとの大一番は、新シーズンのリーグ開幕に向けた最終的なディテールを詰め、チームの自動連動性を確認するためのこの上ないチャンピオンズリーグ・レベルの舞台となります。この真剣勝負を通じて、新シーズンに向けたチームの真の実力と野心を測ることになります。 (via Mundo Deportivo)

ナイフ・アゲルドの獲得破談の裏事情とマタラッツォ監督との不和の噂

レアル・ソシエダの移籍市場に激震が走りました。かつて2024/2025シーズンにレンタル移籍で在籍し、今夏の完全移籍での復帰に向けてオリンピック・マルセイユとソシエダの間ですべての合意が完了していたモロッコ代表DFナイフ・アゲルドの獲得が、正式発表直前の土壇場で完全に破談となりました。アゲルドはすでにメディカルチェックを通過するためにサン・セバスティアンに戻り、テストを受けていたにもかかわらず、交渉は180度の急反転を見せました。

この衝撃的な破談の原因を巡っては、現在ヨーロッパのメディアの間で情報が交錯しています。フランス側の報道によると、アゲルドはメディカルチェックを問題なく通過したものの、移籍の最終調整段階でマタラッツォ監督と直接面談(対談)を行った際、監督の戦術方針や約束に納得がいかず、自ら移籍を拒絶したとされています。さらに、彼が以前ソシエダに在籍していた際、前半戦は素晴らしいパフォーマンスを披露したものの、後半戦は軽微な怪我などを理由に重要性の低い試合を欠場し、重要な試合だけに出場していたのではないかという更衣室からの疑念や不満が存在しており、その微妙な関係性への懸念も影を落としていたと囁かされています。

一方、スペイン側の情報筋やイタリアの移籍専門記者らは、単純にアゲルドがメディカルチェックにおいて身体的・フィジカル的なテストをパスすることができず、クラブ側が獲得を見送らざるを得なかったことが原因であると主張しています。いずれにせよ、すでに昨夏のマルセイユ移籍時に2300万ユーロが動いたディフェンダーの復帰計画は完全に崩壊し、フロントは早急な計画変更を余儀なくされています。 (via ElDesmarque)

エリック・ブレトスSDが緊急査定するクレイチとゼゼの代替センターバック補強案

ナイフ・アゲルドの獲得が土壇場で破談となったことを受け、スポーツディレクターのエリック・ブレトスは、最終ラインの深刻な人員不足を解消するための緊急代替プランを始動させています。現在、チームのセンターバック陣はアリツ・エルストンドが契約満了に伴って退団し、ドゥイェ・チャレタ=ツァルがオリンピック・リヨンへのレンタルから復帰したものの、枚数が大幅に不足しています。アラベスから復帰したジョン・パチェコに加え、もう1名の一線級のセンターバックの確保は不可欠です。ブレトスSDは、以前からリストアップしていた2名のディフェンダーに対する交渉を再開しました。

1人目の最有力候補は、現在ウルヴァーハンプトン(ウルブズ)に所属する27歳のチェコ代表DFラディスラフ・クレイチです。クレイチは24/25シーズンにジローナFCでプレーし、ラ・リーガでの豊富な経験を持っています。ウルブズが2部へ降格したことに伴い、クレイチは1部トップリーグへの移籍を強く望んでおり、ウルブズは獲得時にジローナへ支払った3000万ユーロの一部を回収すべく、2000万ユーロ前後の移籍金を要求しています。27歳という年齢ながら、チェコ代表を20年ぶりのワールドカップへと導いた卓越したリーダーシップとキャプテンシーは、若いジョン・マルティンの成長を促す上でも完璧な相棒となります。

2人目の選択肢は、サウジアラビアのNEOMに所属する21歳のフランス/コートジボワール人DFナタン・ゼゼです。昨夏にナントから2000万ユーロの巨額資金で引き抜かれたゼゼは、21歳という若さでありながら1.90メートルを超える強靭な体躯を誇り、ソシエダの現在と将来を支える超大物候補として評価されています。しかし、獲得にはサウジ側への2000万ユーロの移籍金に加えて、彼がアラビアで得ている超高額なサラリー(給与)をソシエダの給与体系に落とし込むという、極めて高い経済的ハードルが存在します。ブレトスSDの最終決断が待たれます。 (via ElDesmarque)

左サイドバックのハビ・ロペスがフェイエノールトへ期限付き移籍合意

レアル・ソシエダのフロントは、マタラッツォ監督の要求する戦力整理を急速に進めており、その一環として24歳の左サイドバック、ハビ・ロペスのオランダへの移籍を事実上完了させました。昨シーズン、レンタル先のレアル・オビエドで素晴らしい輝きを放ってレギュラーの座を掴んだロペスは、ソシエダに戻ってプレシーズン中にアメリカ人監督へのアピールを続けていましたが、現在のチームの左サイドバック陣は完全に過密(オーバーブッキング)状態にありました。

進化をじっくり観察していたマタラッツォ監督が最終的に放出に青信号を出したことで、エリック・ブレトスSDは速やかにフェイエノールトとの間で交渉をまとめ上げました。今回の移籍は、1年間の期限付き移籍(レンタル)であり、契約にはフェイエノールト側が将来的に完全移籍で買い取ることができるオプションが組み込まれています。

ハビ・ロペスはソシエダとの契約を2030年6月まで残しており、まもなくメディカルチェックを完了させて契約書に署名するため、ロッテルダムへと旅立つ予定です。この迅速な放出オペレーションの完了により、フロントは夏の移籍市場の閉幕までに最も緊急度の高い守備陣と攻撃陣の強化資金を確保するための大きな余力を得ることになります。 (via ElDesmarque)

サンセはカステリョンとの開幕戦を0-1で落とし黒星スタート

レアル・ソシエダのBチーム(サンセ)は、本拠地ズビエタにCDカステリョンを迎えてラ・リーガ・ハイパームーション(2部)の26/27シーズン開幕戦を戦いましたが、0-1の惜敗を喫し、黒星でのスタートとなりました。

この試合において、ヨン・アンソテギ監督率いるサンセは、極めて困難な戦いを強いられました。というのも、本日ロンドンで行われるファーストチームのチェルシー戦にメンバーを供給するため、サンセの攻撃の絶対的な要であるオチエンを含む主力の若手5名が一斉にファーストチームへ引き抜かれ、大幅に弱体化したスカッドでの戦いを余儀なくされたからです。

試合は開始早々の6分、カステリョンのオウスマン・カマラにエリア内でKitaの一瞬の隙を突かれて先制ゴールを許す苦しい展開となりました。前半は完全にカステリョンのペースで進み、5つのコーナーキックを浴びるなど防戦一方でしたが、GKアイトール・フラガのファインセーブなどで何とか追加点を防ぎました。後半に入るとサンセが徐々にボールを支配してチャンスを作り出し、ゴルカ・カレラが鋭いシュートでネットを揺らしたものの、いずれもオフサイドと判定され、2度にわたってゴールが取り消される不運に見舞われました。後半アディショナルタイムにはカレラが最大の決定機を迎えましたが、相手GKマティスの驚異的なセーブに阻まれ、最後まで1点が遠いまま試合終了のホイッスルを聞くことになりました。 (via SPORT)

【本日の総括】

レアル・ソシエダは、本日ロンドンで控えるシャビ・アロンソ率いるチェルシーとのプレシーズン最終テストマッチに向けて、非常に高い緊張感と興奮の中で準備を進めています。移籍市場では、ナイフ・アゲルドの獲得が直前で破断するという大トラブルに見舞われ、ハビ・ロペスのフェイエノールト移籍も含めて守備陣の再編が急務となる中、エリック・ブレトスSDはクレイチやゼゼといった実力派センターバックの確保に向けて迅速に動いています。サンセが開幕戦で惜しくも敗れた現実を受け止めつつ、チームは万全のコンディションを整え、来たるべきプリメーラの開幕戦に向けて一丸となって歩みを進めています。